Unicodeの面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/12 14:18 UTC 版)
「面 (文字コード)」の記事における「Unicodeの面」の解説
ISO 10646の符号空間群面区点0-127 0-255 0-255 0-255 ISO/IEC 10646では、面は、UCS-4の符号空間を分割したものである。 UCS-4では、文字は4オクテット(4バイト)で表され、上位から群オクテット、面オクテット、区オクテット、点オクテットと呼ぶ。群オクテットで群を、面オクテットで面を、区オクテットで区を、点オクテットで点を指定し、各点に符号化文字がマッピングされる。符号空間は第0-127の128群に、各群は第0-255の256面に、各面は第0-255の256区に、各区は第0-255の256点に分かれる。つまり、符号空間は32768面からなり、各面は65536点からなる。なお、UCS-4は31ビットからなるので、群オクテットは実際は7ビットしかなく、群の数は256ではなく128となる。 Unicodeの符号空間面区点0-16 0-255 0-255 Unicodeでは、これらのうち、第0群第0-16面のみを使うことができる。これは、UTF-16で表せる符号位置が、000016-10FFFF16に限られるためである (1016 = 16)。そのため、Unicodeの符号空間を分割する最初の単位は、群ではなく面である。 現在のUnicode (Unicode 5.1) で実際に使っているのは、以下の6面である。第1面以降は追加面と呼ばれる。 第0面 (Plane 0): 基本多言語面 (Basic Multilingual Plane; BMP) 第1面 (Plane 1): 追加多言語面 (Supplementary Multilingual Plane; SMP) 第2面 (Plane 2): 追加漢字面 (Supplementary Ideographic Plane; SIP) 第3面 (Plane 3): 第三漢字面 (Tertiary Ideographic Plane; TIP) 第14面 (Plane 14): 追加特殊用途面 (Supplementary Special‐purpose Plane; SSP) 第15-16面 (Plane 15-16): 私用面 第4-13面についてはどういう目的で使用するのかすら決まっておらず、「将来の標準化のために保留されている。」とされている。
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