アドビ‐ジャパンワン【Adobe-Japan1】
読み方:あどびじゃぱんわん
米国アドビシステムズ社が、日本語用デスクトップパブリッシング(DTP)のために開発した符号化文字集合。実生活における漢字の使われ方に即して選定され、細かな字形の違いを反映した異体字も多く収録されている。AJ1。
[補説] 平成5年(1993)に第0次規格Adobe-Japan1-0(8284字)を発表。以降、JIS X 0208・JIS X 0213の漢字追加などの改訂に合わせ、順次文字を追加。平成16年(2004)に第6次規格Adobe-Japan1-6(23058字)が公開された。
エー‐ジェー‐ワン【AJ1】
読み方:えーじぇーわん
《Adobe-Japan1》⇒アドビジャパンワン
Adobe-Japan1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/26 13:47 UTC 版)
Adobe-Japan1(アドビジャパンワン[1][2]、略称: AJ1, A-J1)は、アドビが定めた日本語の文字コレクション(文字集合)で、フォントメーカー各社の製品が準拠するDTP市場のデファクトスタンダードとなっている[3]。2019年時点で八つの追補があり、最新のAdobe-Japan1-7は、2万3060グリフ(字形、文字)を収録する。収録する全ての文字にCID(Character IDentifier, Character ID)と呼ばれる一連の識別番号を振る。
- ^ 『一〇〇年目の書体づくり : 「秀英体平成の大改刻」の記録』大日本印刷、2013年 ISBN 978-4-88752-257-2 138ページ
- ^ 『デジタル大辞泉』「Adobe-Japan1」項 コトバンク『デジタル大辞泉』「Adobe-Japan1」項
- ^ モリサワ フォント用語集「文字セットとAdobe Japan」
- ^ Ken Lunde著、小松章・逆井克己訳『CJKV 日中韓越情報処理』オライリー・ジャパン、2002年 ISBN 9784873111087、293ページ
- ^ モリサワ フォント用語集「文字コレクション」
- ^ OTFパッケージの利用で可能。
- ^ OCFフォントのグリフはCIDを持たないが、グリフの内訳はAdobe-Japan1-0と等価
- ^ jfonts_Topics - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)
- ^ a b ヒラギノのPro(バージョン7.11以降)/ ProNは、Adobe-Japan1-5(Pr5 / Pr5N)に対応する。ヒラギノOpenTypeのFAQ - 千都フォントより。
- ^ Adobe-Japan1-7 文字コレクション 追補 6:Adobe-Japan1-6によると、CID+20958は「NTTのフリーダイアル記号〔ママ〕」とされているが、「グリフを使用する権利を有する、または、その許諾を受けているフォント開発者だけが、それを CID+20958 に割り当てることが可能」であり、それ以外の場合には仮グリフとして全角スペースになっている。
- ^ Adobe-Japan1-7 文字コレクション OpenType/CFF フォント命名規則
- ^ Adobe-Japan1-4 & APGS実践情報
- ^ Adobe-Japan2-0
- ^ The Adobe-Japan1-6 Character Collection 60ページ
- ^ Adobe-GB1
- ^ Adobe-CNS1
- ^ Adobe-KR
Adobe-Japan1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/10 17:45 UTC 版)
「PostScriptフォント」の記事における「Adobe-Japan1」の解説
詳細は「Adobe-Japan1」を参照 日本語フォントのために開発された文字集合である。アドビの集合はJIS X 0208, ISO-2022-JP、Microsoft Windows 3.1 J、JIS X 0213:2004、JIS X 0212-1990、共同通信のU-PRESSなどに由来する文字集合をサポートする。
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