八相
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 23:23 UTC 版)
「.hackシリーズの登場人物」の記事における「八相」の解説
『The World』の世界観の元となっているエマ=ウィーラントによるネット叙事詩『黄昏の碑文』に登場する禍々しき波の八つの相に由来する存在。ハロルド=ヒューイックによって『The World』のベースとなった『fragment』の世界観の元となっただけでなく、ゲーム内に碑文因子が組み込まれている。『The World R:1』ではモルガナの化身としてアウラを追い、アウラの“腕輪”を託されたカイトによって全てが撃破されている。その後、2015年に番匠屋淳をはじめとするCC社のProjectG.U.によって碑文因子のサルベージ計画が企画・実行されたが失敗に終わり、極わずかの例外を残して『The World』内に散逸してしまった。なお、第1期ゲーム『.hack』のパロディモードでは、製作者の手先となっている。 『The World R:2』に移行した後も碑文因子は存在しているが、サルベージ計画の失敗により、碑文因子自体がプレイヤーを選ぶようになってしまっている。碑文因子に選ばれたPCは「碑文使い」と呼ばれ、開眼した碑文使いは碑文因子を「憑神」として顕現化できる。憑神は一般プレイヤーには視認する事が出来ず、その大きすぎる力から攻撃を受けたPCは一撃でロストしてしまうほど。碑文使いは憑神をコントローラーで操作するのではなく心で繋がっているらしい。唯一AIDAに対抗できる存在であるが、使い方やAIDAの影響によって、あるいは複数の憑神を同時に顕現化しても憑神が暴走する危険性がある。 小説版『G.U.』では巫器と呼ばれる武器の姿で存在しているが、八相のモルガナ因子自体は不定形であるため平時は巫器の形状を取るが、ゲーム版『G.U.』本編のような憑神の姿を取ることもある。プレイヤーの精神的なショックによって誘因され開眼することは変わらないが、碑文使い同士が巫器を用いて戦うときは記憶が共有されるため、精神や意志の強さをぶつけあう闘争となる。なお、この精神を共有する超空間は「巫器空間(アバターくうかん)」と呼ばれる。
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