八相涅槃図
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 05:06 UTC 版)
「善光寺 (東京都港区)」の記事における「八相涅槃図」の解説
八相涅槃図(絵本着色・縦182cm、横178.5cm)は、中央に涅槃図が描かれ、その周囲三縁(左・右・下)に八相図が描かれている。涅槃図と八相図を合わせて描かれることは少ない。八相図には、仏陀の生涯における重要な八つの出来事(降兜率・入胎・誕生・出家・降魔・成道・初転法輪・涅槃)が描かれている。涅槃図には、沙羅双樹に囲まれた宝台に横臥した仏陀を、取り囲んで悲嘆慟哭する諸菩薩、仏母、十大弟子、羅漢、八部衆、国王、大臣、諸衆、動物が描かれている。涅槃図の仏陀が小さく描かれる作風から、製作年代は江戸末期と推定される。
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