絹本著色釈迦八相図とは? わかりやすく解説

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絹本著色釈迦八相図

主名称: 絹本著色釈迦八相図
指定番号 1292
枝番 00
指定年月日 1953.11.14(昭和28.11.14)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 絵画
ト書
員数 4幅
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

絹本著色釈迦八相図

主名称: 絹本著色釈迦八相図
指定番号 1559
枝番 00
指定年月日 1963.07.01(昭和38.07.01)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 絵画
ト書 (自落飾沐浴
員数 1幅
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

絹本著色釈迦八相図

主名称: 絹本著色釈迦八相図
指定番号 1905
枝番 00
指定年月日 1991.06.21(平成3.06.21)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 絵画
ト書
員数 3幅
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  釈迦生涯は、そのなかの八つ重要なできごと中心として把えられることから、その一生順次描いた絵画作品は、釈迦八相図の呼称古くから呼ばれている。
 本図は、釈迦八相図の一部をなす三幅で、第一幅には王子時代の試芸、遊楽、そして出家を、第二幅には悟り開いた後の四天王の捧鉢、初転法輪祗園精舎起こり等を、第三幅には、頻毘沙羅ビンビサーラ】王の帰依、〓利天【とうりてん】に昇った釈迦が再び地上へ戻る場面等を描いている。
 他の釈迦八相図の作例構成から推測すると、この三幅の他に、托胎、誕生苦行降魔【ごうま】、涅槃場面それぞれ中心とする画幅があったことが考えられるが、そのなかで、すでに重要文化財指定されている根津美術館釈迦八相一幅が、この久遠寺三幅一具のものであるとする見解早くから出されてきた。根津美術館本は、釈迦苦行中心として落飾から尼連禅【ナイランジヤナ】河での沐浴に至る場面描いた一幅で、寸法がこの久遠寺三幅とほぼ等しく、また説話内容構成上、久遠寺第一幅のあとに過不足なく続く。さらに、両者人物建築物描写形態樹木や岩の表現法筆致裏彩色多用する技法などに共通する点が多く、画絹も同じものとみられる保存状態違いはあるが、従来指摘されてきたとおり、両者一具であったものと考えられよう。
 この久遠寺三幅は、基本的にはやまと絵の画風によって、破綻のない構図のなかで、細部にいたるまで正確な筆遣いそれぞれの場面描き出されており、優れた画技をみることができる。岩や樹木などの描法は、鎌倉時代後期のやまと絵の作品みられるのであるが、本図にはなお柔軟な描写がみられ、制作期は十三世後半頃に置かれるであろう
 釈迦八相図は、平安時代から多数制作されていたことが文献史料によってわかるが、現存するものは、八相涅槃図除けば鎌倉時代以降作品数点が知られるに過ぎない本図はこの数少ない釈迦八相図のなかで制作すぐれた一例として重要な作品であり、また保存状態がよく、当初鮮やかな彩色をよく留めている点も貴重である。
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絵画:  絹本著色釈迦八大菩薩像  絹本著色釈迦八相図  絹本著色釈迦八相図  絹本著色釈迦八相図  絹本著色釈迦八相成道図  絹本著色釈迦十六善神像  絹本著色釈迦十六善神像



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