戦闘・戦役とは? わかりやすく解説

戦闘・戦役

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 20:43 UTC 版)

タイタニア」の記事における「戦闘・戦役」の解説

ブラウンワルト星域の会戦 タイタニア一族星間都市連盟離れヴァルダナ帝国についた翌年星暦229年連盟タイタニアの間で行われた会戦タイタニア連盟宣伝工作によって帝国支援得られなかったが、独力で2倍の連盟軍に完勝以後宇宙の歴史タイタニア中心に回っていく。 ケルベロス星域会戦 星暦446年4月エウリヤ市とタイタニアの間で行われた会戦タイタニア艦隊指揮官アリアバート・タイタニア公爵エウリヤ都市艦隊ファン・ヒューリック大佐タイタニア側の戦力は、総数明記されていないが一都市相手にするには過剰なほどの量であり、質においても高い水準にあった。しかしエウリヤ都市艦隊主力兵器とは考えられていなかったワイゲルト砲大量に投入し、艦もろとも使い捨てにする奇策で、小型ガンボート600隻と引き換えタイタニア600隻(戦艦119隻、巡航艦106隻、宇宙空母44隻、フリゲート艦147隻、揚陸艦80隻、輸送艦104隻)を完全破壊した。これにより、タイタニア被害10万人に上った原作では、エウリヤ都市艦隊ワイゲルト砲搭載艦600隻(乗員総数7,200名、うち未帰還者100名以下)以外の艦艇については言及されていない漫画版では、アリアバート艦隊750隻、エウリヤ都市艦隊86隻(戦艦6、巡洋艦30大小武装商船50)とされている。 アニメ版ではワイゲルト砲搭載艦以外の艦艇からなる前衛部隊があり、ワレンコフパジェス指揮されている。アリアバート艦隊との戦闘でほぼ全滅状態になるも、敵を罠へ誘い込むことに成功する最終局面にて、円陣組んでいたエウリヤ艦隊包囲してたがために、アリアバート艦隊ワイゲルト砲まともに受けてしまう。 宇宙強大な勢力誇っていたタイタニアアリアバート・タイタニア)が初め敗北した戦いだが、実は事前にアジュマーンエウリヤ市長との間で密約交わされており、市民納得させるための形だけの戦いになるはずだった。確実に負けるように、「血の気の多い若者暴走」を装って経験の浅い者ばかりで部隊編成したにも関わらず勝ってしまい、ヒューリックエウリヤ追放されるシラクサ星域会戦 星暦446年6月10日テュランジア公国タイタニアの間で行われた会戦前回屈辱晴らすべく、アリアバートが討伐の任に当たったタイタニア艦隊3,600隻(他にワイゲルト砲搭載ガンボート1,000隻強)、指揮官はアリアバート公爵アニメ版では幕僚にボルドレーン中将分艦隊司令にパウルセン少将対するテュランジア艦隊は3,300隻、指揮官コンノート少将参謀ハーフェズ少将テュランジア公国軍事顧問務めていたヴァルダナ帝国軍のサラーム・アムゼカール提督参加序盤、テュランジア艦隊攻勢出てアリアバート艦隊後退するコンノート少将はアリアバートが未だに自信損失していると誤認して後退するアリアバート艦隊釣られて突撃した。しかし、テュランジア艦隊ワイゲルト砲待ち伏せにあい、一撃で全兵力の3割を失う。撤退開始する追撃を受け、最終的に恒星戦闘力の7割を失う。 アニメ版では、アリアバート艦隊半月陣を敷いて防御徹し、方やテュランジア艦隊凸形陣で砲火集中してアリアバート艦隊崩しかかった圧倒的な戦果酔ったコンノート少将は、半ば崩壊しつつあるアリアバート艦隊殲滅すべく突撃しかけた。だが、アリアバートが苦戦を“演じていた”とも気づかず、突然、左右に分離したアリアバート艦隊後方からワイゲルト砲現れ、その直撃をテュランジア艦隊受けて半数近く失ってしまった。斉射された直後ワイズ中佐分艦隊ワイゲルト砲自爆により陣形崩しているアリアバート艦隊向けて突撃旗艦ゴールデン・シープに肉薄するが、一歩及ばず全滅した。テュランジア艦隊追撃を受けなかったものの、結果として敗退してしまった。 リトルビッグホーンの戦い 小説 シラクサ星域会戦のため、周辺地域秩序崩壊し、この地域海賊横行するうになる。 元々、反タイタニア大義名分として掲げ海賊行為行っていた「流星旗」軍は、この地域群がっていた海賊たちを反タイタニアの旗を掲げることで集結させ、5,000隻を超える大連艦隊へと成長させていき、プレーゼ星域タイタニア物資補給センター攻め大量物資略奪することに成功した。 この事態憂慮しタイタニアは、ザーリッシュ・タイタニア司令官とし、ジュスラン・タイタニア補佐とする艦隊派遣する。このタイタニアから派遣され軍隊対し流星連合軍正面決戦挑む。 ザーリッシュ艦隊正面決戦突撃攻撃重点置いた戦力配置をしており、戦争始まった瞬間流星連合軍はザーリッシュ艦隊猛攻を受ける。寄り合い所帯であった流星連合軍はザーリッシュ艦隊猛攻恐怖して逃げ出す船が続出し統率がとれずに瓦解する個々逃げていた海賊たちは、ジュスランのバックアップを受けながら退路待ち伏せていたザーリッシュの分艦隊次々と撃沈され、投降してきた海賊たちは、幹部含めほぼ全員処刑されるアニメ版 アニメ版のこの戦役小説版とは大きく異なる。リトルビッグホーン要塞攻略戦 シラクサ星域会戦結果星域情勢不安定になったのを利用して、ドールマンを長とする宇宙海賊流星旗軍)は3,000隻を超える大規模な集団形成しタイタニア要塞総攻撃開始した。 ザーリッシュの部下猛将評されるランカスター中将指揮を執っていたものの、駐留部隊わずかに300隻。 流星旗軍小集団に分散して要塞攻撃して逃げヒット・アンド・アウェイ戦法波状攻撃繰り返し多大な損害与える。300隻のタイタニア艦隊瞬く間全滅し機能不能にまで要塞攻撃続行結果として要塞大破しランカスター中将戦死した流星旗軍討伐戦 要塞攻略したことで士気上がり流星旗軍は5,000隻にまで増加新たに指揮官として元軍人だったマッケンゼン中将ヘンリック少将、トスカーニ少将加わっている。 対すタイタニアは、ザーリッシュ艦隊とジュスラン艦隊合計1万2,000隻で、総司令官はザーリッシュ、副司令はジュスランである。 当初流星旗軍タイタニア艦隊要塞奪還固執するとばかり思い込んでいたため、要塞背後にして、攻撃抑えるタイタニア軍を別働隊伏兵として攻撃し殲滅する、という策を立てていた。 ところがザーリッシュは要塞奪還せず、まとめて流星旗軍撃滅する気でいたために、要塞を盾にしていた流星旗軍瞬く間被害を受ける別働隊攻撃仕掛けるが、それは敵わずに全滅し同時にマッケンゼンヘンリック、トスカーニの3名は戦死し流星旗軍壊滅したエウリヤ革命アニメ版オリジナルケルベロス星域会戦時にアジュマーン・タイタニアエウリヤ市との間で市民極秘交わされ密約が、突如エウリヤ市で噂として流れるようになり、市長陰謀論として渦巻くようになっていた。 イドリスと軍参謀長ベルティエが裏で手を組み市長軍司令官暗殺しタイタニアエウリヤ討伐口実与えることとなった。 このイドリス成し遂げた功績アジュマーンは非常に大きく評価しており、ジュスランも他の四公爵の誰よりも大きな功績称えている。 リラ・フローレンツ救出アニメ版オリジナルヒューリックあずかり知らぬうちにリラ命を落とした原作とは異なり、反タイタニア分子として、リラ公開処刑されることが宇宙中に公表される。これはイドリス入れ知恵によってアルセスヒューリックおびき出すために張った罠だったが、ヒューリックはそれを承知の上で救出に向かう(原作でもリラを餌にヒューリック誘き出そうとするが未遂に終わる)。 まずヒューリックパジェスに「ヒューリックが相当な戦力をかき集めてアルセス邸を襲撃しようとしている」という偽情報を流させ、さも自分大艦隊を率いているかのようにタイタニア側に認識させた。これにより、ベルティエ率い艦隊ヒューリック迎え撃つべくエーメンタール周辺に展開。ヒューリック艦隊発見したベルティエ進撃開始するが、実際艦隊など無くベルティエ艦隊エーメンタールから引き離すべく正直じいさん号と大量隕石偽装していただけであった。 その隙にヒューリック達は貨物船乗員装ってエーメンタール入り込み現地の反タイタニア勢力である自由エーメンタール軍の協力得てアルセス邸を強襲。完全に油断していたアルセス屋敷への攻撃許してしまい、たちまち攻め込まれてしまう。 ヒューリックアルセス自分がここにはいないと思っていることを利用し警備正面集中している間に潜入。無事リラ再会を果たすも喜びもつかの間、その隙を突いたアルセス追い詰められてしまう。ヒューリック自分と引き換えリラを逃がそうとするが、アルセス選択権など無いと一蹴する。 しかしリラは「希望」であるヒューリックを守るために、アルセスと共に食肉水槽飛び込む。ヒューリックすぐさま水槽飛び込むが、引き上げた時には既にリラ事切れていた。アルセス原作通り顔の半分を喰われるも生き延びるその後屋敷から脱出したヒューリックリラ墓前にて復讐誓ったアルセス・タイタニア暗殺事件 リラ復讐燃えたヒューリック実行した事件ヒューリックは、ウラニボルグへ逃げ込もうするところ攻撃しよう計画するが、アルセスは4隻を別々のルート航行させて惑わせつつ、護衛に来るイドリス艦隊合流しようとした。しかし、アルセス通信イドリス送っていたのをヒューリックらに探知される。 ドクター・リーは、配下の2隻を使ってタイタニア護衛艦を1隻捕獲し、それで近づいてアルセス殺害しようとしている、とイドリスに思わせた。その隙に、「正直じいさん」号は、アルセス武装商船オーロラ)と一騎討ちに出る。「正直じいさん」号ビーム威力が低いため、ヒューリック一点集中砲撃指示しオーロラ反撃する大した抵抗にならず、機関部破壊され撃沈された。 アニメ版では、イドリス部下ベルティエ大佐オーロラ乗り込んでおり、わざと通信波を流して居場所付き止めさせた。どちらにしろ、イドリスアルセス利用してヒューリック共々ベルティエ葬る気でいた。 ヒューリックらは、「正直じいさん」号の他、ドクター・リーの船団14隻が参加しており、これらをヒューリック指揮した小説とは違いオーロラアルセス専用戦艦であり、簡単にやられないとベルティエ断言している。 ヒューリック艦隊は、後方からオーロラ機関部集中砲撃して足止めし、両翼に展開。オーロラ砲撃はなかなか当たらず逆に被害を受け続ける。戦艦だけあって耐久力高かったが、次第戦闘能力奪われるベルティエ機関部徹底攻撃する1隻をヒューリック乗艦判断して回頭するが、それを気に、左右に回り込んでいた部隊砲撃をさらに集中。これが決定的となり、オーロラ大破最後ヒューリックアルセスに自らとどめを刺すべく攻撃停止させ、満身創痍となったオーロラ「正直じいさん」号ビーム命中、艦体を真っ二つ折って爆沈した。 リュテッヒの動乱アニメ版オリジナル一部原作準拠原作より積極的に行動したエストラードは反タイタニア思想掲げるヴァルダナ宮廷貴族達と組んで実際に反乱企てた。 この時点ではイドリスエウリヤにいるため、近衛軍指揮権軍務大臣であるエストラードにあった。彼と彼に協力求めた貴族達はこれを好機とし、障害となるジュスランとザーリッシュをウラニボルグから引き離しアジュマーン藩王の座から引きずり下ろすべく行動開始する。 ジュスランがエーメンタール使者として発った後、ヒューリック発見したと言う偽情報流してザーリッシュを追い出した。しかし実はこの状況はジュスランが宮廷内の反乱分子一掃すべく張った罠であり、ジュスランがエーメンタールに発つという情報自体偽情報であった決起当日宮廷貴族達は反乱を起こす前に全員検挙される一方、バルアミーは父を止めるべく、反乱分子として宮廷貴族達を処断するように訴えるが、アジュマーンへの不満を募らせていたエストラード聞く耳を持たなかった。その後酔いのせいか階段から転落原作異なり、この時点ではエストラード死亡しなかったが、直後に軍が彼を反逆者として逮捕すべく現れるエストラード抵抗しようとバルアミーの持っていた銃を奪おうとしたが、バルアミーに掴みかかった際にその銃が暴発して不慮の死遂げる。しかし彼の死は公式には「反乱分子巻き添え死亡」とされた。ジュスランは自分の策でエストラードの命まで奪ったことを悔やみ、後にバルアミーに謝罪した三度目ヒューリック逮捕救出 アニメ版ではこの事件大きく変更しているためアニメ版別記する。下記のエスタールを参照アルセス暗殺したファン・ヒューリック一行タイタニアから追われる立場となり、辺境宇宙中心都市バルガシュ逃げ込むストレス解消のため、女好きであるヒューリック売春宿で女を抱いているところをタイタニアに見つかり逮捕されアルセス母親であるテリーザ・タイタニアの命を受けヒューリック逮捕にやってきたザーリッシュに引き渡されるヒューリック逮捕知ったドクター・リーは、ヒューリック救出作戦計画する作戦はまず「流星旗」軍の名前でザーリッシュに挑戦状送り宇宙での艦隊決戦ヒューリック奪い返すと思わせておき、実際に警備の隙をついてバルガシュ内で救出するというものだった「正直じいさん」号クルーとドクター・リーの船団、それとシラクサ星域会戦提督としてタイタニア戦い逃亡生活続けていたサラーム・アムゼカールとで新しい「流星旗」軍を旗揚げをする。本来の「流星旗」軍とは縁を切り、別の流星旗」軍として独立する。これはドクター・リーがヒューリック救出成功したとき、ザーリッシュの目を本来の「流星旗」軍の方にむけさせ、その隙に逃亡をはかるためであった。 こうしてヒューリック救出のため、ザーリッシュに「流星旗」軍の名で挑戦状送りつけるが、そのすぐ後に全く関係ない別の組織の手によってヒューリック救出されるヒューリック救出したのは医師のイブン・カシムが率いバルガシュで反タイタニア運動起こっている20名ほどの小さな組織で、たまたまヒューリック拘禁されているホテル専属医師であったカシムヒューリックに毒を飲ませ、その治療中逃亡させることに成功するバルガシュ砂漠タイタニア勢力特務艦戦い ファン・ヒューリックホテルから逃亡したため、ザーリッシュは事前に送られてきた「流星旗」軍の挑戦状をもとに、苛烈な「流星旗」軍狩りヒューリック探し開始する膨大な量の衛星写真調べた結果砂漠怪しげなところがあることがわかり、ザーリッシュは急遽調査のため特務艦派遣する。そこは反タイニア組織アジトであり、そこにヒューリックもいた。特務艦と反タイタニア組織との戦いが始まる。そこに「正直じいさん」号とドクター・リーの船団かけつけ特務艦との戦い勝利する「正直じいさん」号は2発の攻撃を受け航行不能になった特務艦からの報告聞いたザーリッシュは艦隊率いて、反タイタニア組織アジトへと向かう。 アニメ版については#アニメ版「正直じいさん」号一行アルセス暗殺以後)を参照 エスタール(アニメ版オリジナルアニメ版オリジナルで、小説版の「三度目ヒューリック逮捕救出」にあたる部分大幅に変更している。 アルセス暗殺しタイタニアから追われる立場になったものの反タイタニア運動をする気にはなれないでいた「正直じいさん」号一行逃亡生活つづけていた。更にはヒューリック失意ら行方をくらまし惑星エスタールについた頃には資金が底をつき、パン奪い合うような状態になっていた。 そんな中惑星カサビアンカ奮起したヒューリック帰還タイタニア一泡吹かせるべくわざと逮捕され、自らにかけられ賞金獲得して逃走する計画立てる。賞金一部受け取り収容所襲撃しヒューリック連れ出すところまでは順調に進んだが、しかし賞金少なさに不満を抱いたマフディー帰りカジノ稼いでいたところを彼の同僚カイル気付かれタイタニア軍に先手打たれてしまう。作戦失敗しカイルミランダ射殺されたものの、ヒューリックはエスタール政府捕らえられ監獄衛星クロノス収容された。 母の命を受けたザーリッシュがヒューリック引渡し要求するが、正式な書状がないという理由でエスタール政府はこれを拒否両者膠着している間に「正直じいさん」号一行ヒューリック救出実行するファン・ヒューリック救出作戦 「正直じいさん」号一行監獄衛星クロノスよりヒューリック救出すべく起こした事件。 ドクター・リーの作戦では、「生きて出られないなら死んで出るしかない」と、ヒューリック仮死状態にして脱出後に蘇生させる処置執ることになった。 まずクロノス着任予定医者拘束(ドクター・リー曰く了解済み」)し、マフディーがその医者変装してクロノスに向かう。そのタイミングでドクター・リーが衛星システムハッキング監視カメラ無効化している間に、カサビアンカ抵抗勢力生き残りである囚人ベアナックルホークアイ手筈通りヒューリック暴行し医務室搬送させた。そしてマフディーヒューリック仮死状態にし、死亡原因調査すると言う名目で彼を連れ出そうとする。 しかしザーリッシュ艦隊包囲されている状態では移送許可下りず、ドクター・リーは独房解放しベアナックルホークアイによって囚人たち反乱起こされる。その混乱の隙にマフディー脱出を図る。反乱重力操作によってすぐに鎮圧されマフディー危機陥るベアナックルホークアイ救われる一方ヒューリックショック死状態に陥った知らせ受けたザーリッシュはクロノスごと牽引するという手段に出る。ドクター・リーはそれに対し逆にクロノス加速させることで旗艦タイフーン激突させた。その隙にマフディー脱出成功巡洋艦撃墜されながらもミランダ達の元へたどり着いた。 エスタール政府からはファン・ヒューリック死亡の報がもたらされ、ザーリッシュは八つ当たりのような砲撃浴びせて都市破壊するカナック大統領ヒューリック遺体引き取りに来たジュスランにその惨状見せつけて謝罪賠償要求する。しかしジュスランはカナック時間稼ぎをしていると見抜きヒューリック生存確信。その隙を突いて「正直じいさん」号はエスタール脱出を図るが、先手読んだジュスランの艦隊立ち塞がるヒューリック自分乗っている限り撃墜はされない読み停船捕縛の隙を付いて脱出しよう目論んだが、ジュスランは「タイタニアには敵が必要」と考えて「正直じいさん」号見逃した惑星バルガシュ上空戦 惑星バルガシュ起きたザーリッシュ艦隊バルガシュ正規軍(トゥルビル艦隊)の戦い。 ザーリッシュ艦隊220隻、指揮官ザーリッシュ・タイタニア公爵参謀グラニート中佐分艦隊指揮官サラマンカ准将ヴェヒター准将バルガシュ正規軍160隻、指揮官はトゥルビル少将副官イルク少佐。 元々の発端原因はザーリッシュ艦隊バルガシュ政府主権無視し、さらに降下阻止をしようとしたバルガシュ軍の駆逐艦大破させたことによる。 数において勝るザーリッシュはサラマンカ准将上空封鎖させ、ヴェヒター准将にはバルガシュ軍を半包囲するよう時計方向展開するように指示対するトゥルビルには選択肢はなく、後退しつつ迎撃するという危険な行動に出る。だが艦隊動きを完全に掌握しているバルガシュ軍はザーリッシュ艦隊包囲網を何とか避け続ける。業を煮やしたザーリッシュが40隻の僚艦率いて低空からバルガシュ軍を痛撃して上空封鎖しているサラマンカ挟撃狙い驀進するが、ヒューリックらの仕掛けた罠(「正直じいさん」号ビーム砲)の真上通過し「正直じいさん」号最後の攻撃旗艦タイフーン直撃。さらにバルガシュ軍の猛撃タイフーン襲い砂漠への着地余儀なくされる。ザーリッシュは健在であると僚艦告げられタイタニア艦隊主君救おう一斉に降下する。そこへ一気守備から攻勢転じたバルガシュ軍の集中砲撃さらされ大損害を被る。指揮失ったザーリッシュ艦隊烏合の衆変貌最後半数にまで撃ち減らされ潰走する。 アニメ版では、「正直じいさん」号の罠を受けたタイフーンバルガシュ軍は攻撃していない。撃墜後、バルガシュ軍は前衛艦隊反時計回りに展開させてザーリッシュ艦隊を半包囲し十字砲火浴びせて全滅(恐らくであるが)させてしまう。 ザーリッシュ横死事件 バルガシュ砂漠でザーリッシュ艦隊バルガシュ正規軍との戦闘中、砂の中に隠れていたドクター・リーの武装商船一点集中砲火アニメ版では「正直じいさん」号攻撃)を機関部受けたザーリッシュ旗艦タイフーン砂漠不時着するヒューリック逮捕最大目的であったザーリッシュは、船から脱出した後すぐに反タイタニア組織アジトへと攻め込む。だが、ザーリッシュは罠にはまり、ファン・ヒューリック銃殺される。 いんちき戦争(ポニー・ウォー) バルガシュ共和国ヴァルダナ帝国タイタニア)との戦争通称タイタニアはザーリッシュ横死責任問いバルガシュ政府がとても飲めないような要求突き付けるバルガシュ混乱し直接ザーリッシュに手を下したファン・ヒューリックらを引き渡して恭順図ろうとする者もいたが、結局はヒューリックらを自軍編入し戦わせ、また反タイタニア勢力結集を図ることになる。 ザーリッシュの死から約2カ月後の星暦446年12月中旬ヴァルダナ帝国バルガシュ宣戦布告アリアバート・タイタニア2万隻近い艦艇300万人余り将兵率いて出撃する星暦447年1月1日タイタニア艦隊惑星バルガシュ存在する星系外縁部に到達、アリアバートはエルマン伯を最後交渉派遣する1週間アニメ版では4日)の期限過ぎて成果はなく、タイタニア進軍開始する1月10日バルガシュ各地軍事施設軌道上からの攻撃徹底的に破壊したのち陸戦部隊降下させるが、バルガシュ艦隊の姿はなく、バルガシュ政府ファン・ヒューリックらが艦隊乗っ取って逃げたと言い訳する。艦艇部隊が「タイタニア軍の攻撃により地上撃破された」と主張されても真偽確認できないため、逃走した兵力推定するのは困難だったが、概ね艦艇2,500隻弱、将兵84千人余りとされた。宇宙艦隊同士まともな戦闘が行われないことから「いんちき戦争(ポニー・ウォー)」と呼ばれ始める。 バルガシュ海中戦 星暦447年2月バルガシュ深海潜伏していたバルガシュ艦隊およびファン・ヒューリック一党とアリアバート直率の捜索部隊交戦する。まずアリアバートは、海上とさらに衛星軌道上に艦隊配置して逃走ルート絶った序盤バルガシュ艦隊魚雷攻撃を受けるものの単発終わり被害無かった。しかし、直後海流襲い、さらにその流れ乗ってきた爆雷により被害を受ける。(その時、アリアバートが水路局提出させた海底地形データ虚偽があることが判明した急ぎ態勢立て直すために上昇命じるが、それを読んでいたヒューリックは、アリアバート艦隊の上方に向けてさらなる爆雷流しておいた。結果として、アリアバート艦隊爆雷群に突っ込む形となる。それにより、被害増やした上に旗艦ゴールデン・シープも僚艦接触し、アリアバート自身全治3か月に及ぶ負傷負った。この戦いで8千人以上が戦死し、アリアバートは2度に渡る敗北によって辞意表明する3月27日、アリアバートの後任としてジュスランが出陣した直後藩王アジュマーン暗殺未遂事件が起こる。アジュマーン生命取り留めたものの重態となり、しかも「犯人はジュスラン」という未確定情報独り歩きした上に、ウラニボルグに残留したイドリスバルガシュのアリアバートの間で感情的かつ決定的な対立生じタイタニア分裂状態となった。これによりアリアバートとジュスランがバルガシュ政府講和してバルガシュ本拠地したため、「いんちき戦争(ポニー・ウォー)」は決着見ないまま有耶無耶となった

※この「戦闘・戦役」の解説は、「タイタニア」の解説の一部です。
「戦闘・戦役」を含む「タイタニア」の記事については、「タイタニア」の概要を参照ください。

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