Super Audio CDとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > Super Audio CDの意味・解説 

エス‐エー‐シー‐ディー【SACD】

読み方:えすえーしーでぃー

《super audio CD》高品質音声記録目的として開発され光ディスク規格の一。120dBのダイナミックレンジと100kHz以上の周波数特性をもつ。


スーパーオーディオ‐シーディー【スーパーオーディオCD】

読み方:すーぱーおーでぃおしーでぃー

《super audio CD》⇒エス‐エー‐シー‐ディーSACD


SACD

フルスペル:Super Audio CD
読み方スーパーオーディオシーディー
別名:スーパーオーディオCD

SACDとは、オーディオ用の光ディスク規格のひとつで、ソニーPhilipsによって共同開発された、高音質特徴とする記録メディアのことである。

録音・再生方式には、DSDDirect Stream Digital)と呼ばれる音声信号密度差によって記録するエンコーディング技術採用されており、従来音楽CDCD-DA)などで採用されているPCMPulse Code Modulation)に比べても、きめの細かい音が再現できるとされるDSD記録されデータは、通常のCDプレーヤーでは再生できず、専用の対応プレーヤーを必要とする。

SACDでは、記録層複層構造とすることで大容量化が可能となっており、マルチチャンネルや、グラフィックスなどの追加データ収めることができる。単層構造であるシングルレイヤーディスクとニ層構造をなすデュアルレイヤーディスク、または、SACD規格の層と従来CD-DA規格の層とでニ層構造となるハイブリッドディスク3種類の規格存在するとりわけ中でもハイブリッドディスクにおいては、半透過層と完全反射層のうち完全反射層において音楽CDCD-DA)との互換性持ったデータ記録されることになるが、SACDに対応していない再生機器では(半透過層を無視して)完全反射層のデータのみが読み取られることになるので、CD-DAの上互換性保たれる広く普及した既存再生機器再生可能である)。ただしその際再生される音質は特にCD-DA変わらない。シングルレイヤーディスクとデュアルレイヤーディスクについては、CD-DAとの互換性はない。

また、SACDに記録されデータには、「インビジブルウォーターマーク」と呼ばれる電子透かし技術利用した不正コピー防止技術施されている。

CD-DA後継目される規格としては、SACDの他にも、DVD-Video規格音楽記録用途特化されDVD-Audio呼ばれる規格がある。DVD-Audioでは、データ記録方式従来式のPCM方式採用されており、SACDとの互換性はない。


参照リンク
SUPER AUDIO CD - (公式サイト
テクノワールド - スーパー オーディオ CD - (PDF形式
音楽のほかの用語一覧
技術・規格:  ノイズリダクション  PCM  PCM音源  SACD  SAPI  SDMI  S/N比

Super Audio CD

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/14 04:57 UTC 版)

スーパーオーディオCD(スーパーオーディオシーディー、Super Audio CD)は、1999年に実用化されたオーディオ光ディスク規格である。略称はSACDSA-CD1999年3月にソニー(初代法人、現・ソニーグループ)とフィリップスにより規格化され[1]、再生機器とコンテンツは1999年5月21日から市販された[2]




「Super Audio CD」の続きの解説一覧

「Super Audio CD」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Super Audio CD」の関連用語

Super Audio CDのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Super Audio CDのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【SACD】の記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのSuper Audio CD (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS