ダイレクトストリーム‐デジタル【direct stream digital】
読み方:だいれくとすとりーむでじたる
ディー‐エス‐ディー【DSD】
DSD [Direct Stream Digital]
Direct Stream Digital
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 20:58 UTC 版)
ダイレクトストリームデジタル(英語: Direct Stream Digital, DSD)とは、スーパーオーディオCD(SACD)で使用されているアナログ音声をデジタル信号化する際の方式についてのソニーとフィリップスによる商標である。CDやDVDで使用されているパルス符号変調 (PCM) ではなくパルス密度変調 (PDM) を用いているのが特徴である(ΔΣ変調)。
- ^ a b “音のなんでもコーナー Q and A | 日本音響学会”. acoustics.jp. 2021年12月2日閲覧。
- ^ 計算量が無限大に発散する点を除けば、理想的な性能のローパスフィルタはsinc関数のインパルス応答を入力信号に畳み込むことで実現できることが知られている。実際のアップサンプリング処理では有限の計算量しか許容できないため、sinc関数を参考にしつつ、トレードオフを考慮して様々な計算量省略のテクニックが用いられている。こうしたローパスフィルタによるアップサンプリング処理でナイキスト周波数以上のエイリアスノイズのみをより強力に除去する方法以外にも、入力信号のフォーマットの記録上限を超えた高域成分を倍音構成などから推測・復元しつつアップサンプリング処理を行う更に高度なアルゴリズムも開発されている。
- ^ CPUではリアルタイム処理が到底不可能な膨大なタップ数のフィルタアルゴリズムをFPGAでそのままハードウェア化した『CHORD DAVE』などが存在する。
- ^ “DAVE”. Chord Electronics Products (2011年11月1日). 2023年5月25日閲覧。
- ^ Foobar2000に向けてDSD変換機能(DSD Processor)を提供する追加コンポーネントが存在する。 多数の処理が直列に並ぶという変換アルゴリズムの構造上、処理並列化が難しく、特定のスレッドに処理が集中するため、高クロックのCPUが必要になる。 CPUでマルチコアをフル活用した場合と比較してシングルスレッドの処理能力には大きな制約があり、CPUによるリアルタイムDSD変換時のサンプル補間フィルタのタップ数は100程度が上限となる。
- ^ “Super Audio CD Decoder” (英語). SourceForge (2023年5月24日). 2023年5月25日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2016年7月11日). “【藤本健のDigital Audio Laboratory】 「アップサンプリング」で音は良くなる? 変わらない? 独自手法を提案する技術者に聞く”. AV Watch. 2023年5月29日閲覧。
- 1 Direct Stream Digitalとは
- 2 Direct Stream Digitalの概要
- 3 DSDの記録方式
- 4 関連項目
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