発散とは? わかりやすく解説

はっ‐さん【発散】

読み方:はっさん

[名](スル)

内部たまったものが外部散らばって出ること。また、外部散らばり出ること。「ストレスを—させる」

一点から出た光が広がって進むこと。

数学で、無限数列無限級数関数の値が、極限有限値に近づかず、正あるいは負の無限大となるか、振動するかになること。⇔収束


発散

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 13:40 UTC 版)

発散(はっさん、: Divergence




「発散」の続きの解説一覧

発散

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/02 20:00 UTC 版)

円柱座標変換」の記事における「発散」の解説

X を、x -y -z 空間定義されベクトル場とするとき、発散 div円柱座標系表示として以下の等式成立する。 ( div ⁡ X ) ( Φ ( r , θ , ζ ) ) = 1 r ( ∂ ( r ⋅ X r ) ∂ r ) ( r , θ , ζ ) + 1 r ( ∂ X θ ∂ θ ) ( r , θ , ζ ) + ( ∂ X z ∂ z ) ( r , θ , ζ ) {\displaystyle (\operatorname {div} X)(\Phi (r,\theta ,\zeta ))={\frac {1}{r}}\left({\frac {\partial (r\cdot {{X}_{r}})}{\partial r}}\right)(r,\theta ,\zeta )+{\frac {1}{r}}\left({\frac {\partial {{X}_{\theta }}}{\partial \theta }}\right)(r,\theta ,\zeta )+\left({\frac {\partial {{X}_{z}}}{\partial z}}\right)(r,\theta ,\zeta )}

※この「発散」の解説は、「円柱座標変換」の解説の一部です。
「発散」を含む「円柱座標変換」の記事については、「円柱座標変換」の概要を参照ください。


発散(divergence)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 14:14 UTC 版)

共変微分」の記事における「発散(divergence)」の解説

反変ベクトルの発散 一つ反変ベクトル vkxj 方向共変微分j v k {\displaystyle \nabla _{j}v^{k}} は1階共変1階反変混合テンソルであるが、これから作ったスカラー ∑ a ∇ a v a = ∑ a ∂ v ax a + ∑ a { a a i } v i {\displaystyle \sum _{a}\nabla _{a}v^{a}=\sum _{a}{\frac {\partial v^{a}}{\partial x^{a}}}+\sum _{a}\left\{{{a} \atop {ai}}\right\}v^{i}} を、反変ベクトル vk の発散(divergence)と呼ぶ。

※この「発散(divergence)」の解説は、「共変微分」の解説の一部です。
「発散(divergence)」を含む「共変微分」の記事については、「共変微分」の概要を参照ください。


発散

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 04:22 UTC 版)

ナブラ」の記事における「発散」の解説

ベクトル場 v ( x , y , z ) = v x x ^ + v y y ^ + v z z ^ {\displaystyle {\boldsymbol {v}}(x,y,z)=v_{x}{\hat {\boldsymbol {x}}}+v_{y}{\hat {\boldsymbol {y}}}+v_{z}{\hat {\boldsymbol {z}}}} の発散(en:divergence)は div ⁡ v = ∂ v x ∂ x + ∂ v y ∂ y + ∂ v z ∂ z = ∇ ⋅ v {\displaystyle \operatorname {div} {\boldsymbol {v}}={\frac {\partial v_{x}}{\partial x}}+{\frac {\partial v_{y}}{\partial y}}+{\frac {\partial v_{z}}{\partial z}}=\nabla \cdot {\boldsymbol {v}}} で表されるスカラー場である。発散はベクトル場の指す方向にそれがどれくらい増加するかを大まかに測るのであるが、より精確には場がその点から発散するか、あるいはその点に向かって収束するかの傾向測るのである。 ∇記法の威力はやはり積の規則 ∇ ⋅ ( f v ) = f ( ∇ ⋅ v ) + v ⋅ ( ∇ f ) {\displaystyle \nabla \cdot (f{\boldsymbol {v}})=f(\nabla \cdot {\boldsymbol {v}})+{\boldsymbol {v}}\cdot (\nabla f)} によって示される。しかし可換でないベクトル積に対しては少し直観から外れて ∇ ⋅ ( u × v ) = v ⋅ ( ∇ × u ) − u ⋅ ( ∇ × v ) {\displaystyle \nabla \cdot ({\boldsymbol {u}}\times {\boldsymbol {v}})={\boldsymbol {v}}\cdot (\nabla \times {\boldsymbol {u}})-{\boldsymbol {u}}\cdot (\nabla \times {\boldsymbol {v}})} とせねばならない

※この「発散」の解説は、「ナブラ」の解説の一部です。
「発散」を含む「ナブラ」の記事については、「ナブラ」の概要を参照ください。


発散

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 05:09 UTC 版)

ガウスの法則」の記事における「発散」の解説

閉曲面Sにおいて、ガウスの法則( ∮ S Dd S = Q {\displaystyle \oint _{S}{\boldsymbol {D}}\cdot \mathrm {d} {\boldsymbol {S}}=Q} )において、体積Vの微小変化による電束ガウスの法則面積分)の変化率をdivD で表す。 d i v D = lim Δ V → 0 1 Δ V ∮ Δ S Dd S {\displaystyle \mathrm {div} {\boldsymbol {D}}=\lim _{\Delta V\to 0}{\frac {1}{\Delta V}}\oint _{\Delta S}{\boldsymbol {D}}\cdot \mathrm {d} {\boldsymbol {S}}} ここでΔSはΔVの表面である。 また d i v D = ρ {\displaystyle \mathrm {div} {\boldsymbol {D}}=\rho } ρ : 電荷密度 となる。 ここで記号div」はダイバージェンス (divergence) と読み、 発散を表す。

※この「発散」の解説は、「ガウスの法則」の解説の一部です。
「発散」を含む「ガウスの法則」の記事については、「ガウスの法則」の概要を参照ください。


発散

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 16:53 UTC 版)

ビオ・サバールの法則」の記事における「発散」の解説

ビオ・サバールの法則両辺の発散を取る。 div ⁡ H = 1 4 π ∫ V div ⁡ ( j × r r 3 ) d 3 r ′ {\displaystyle \operatorname {div} {\boldsymbol {H}}={\frac {1}{4\pi }}\int _{V}\operatorname {div} \left({\boldsymbol {j}}\times {\frac {\boldsymbol {r}}{r^{3}}}\right)\mathrm {d} ^{3}{\boldsymbol {r}}'} ここで、ベクトル解析恒等式より div ⁡ ( j × r r 3 ) = − j ⋅ rotr r 3 {\displaystyle \operatorname {div} \left({\boldsymbol {j}}\times {\frac {\boldsymbol {r}}{r^{3}}}\right)=-{\boldsymbol {j}}\cdot \operatorname {rot} {\frac {\boldsymbol {r}}{r^{3}}}} また、 r r 3 = − grad ⁡ 1 r {\displaystyle {\frac {\boldsymbol {r}}{r^{3}}}=-\operatorname {grad} {\frac {1}{r}}} なので、これを代入すると、 div ⁡ H = 1 4 π ∫ V jrot ⁡ ( grad ⁡ 1 r ) d 3 r ′ = 0 {\displaystyle \operatorname {div} {\boldsymbol {H}}={\frac {1}{4\pi }}\int _{V}{\boldsymbol {j}}\cdot \operatorname {rot} \left(\operatorname {grad} {\frac {1}{r}}\right)\mathrm {d} ^{3}{\boldsymbol {r}}'=0} を得る。これは、磁場に対するガウスの法則より導かれる結果等しい。

※この「発散」の解説は、「ビオ・サバールの法則」の解説の一部です。
「発散」を含む「ビオ・サバールの法則」の記事については、「ビオ・サバールの法則」の概要を参照ください。


発散

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 02:08 UTC 版)

空力弾性」の記事における「発散」の解説

発散は、正のフィードバックループ揚力をさらに増加させる方向空気力学的負荷の下で揚力面がたわむときに発生する増加した揚力構造をさらに偏向させ、最終的に構造を発散点に持っていく。 発散は、翼のたわみを支配する微分方程式単純な特性として理解できる。 たとえば、飛行機の翼を等方性 オイラーベルヌーイビームとしてモデル化すると、非結合ねじれ運動方程式次のうになるG J d 2 θ d y 2 = − M ′ , {\displaystyle GJ{\frac {d^{2}\theta }{dy^{2}}}=-M',} ここで、yはスパン方向寸法、θはビーム弾性ねじれ、 GJビームねじり剛性、Lはビーム長、M 'は単位長さあたりの空力モーメントである。 単純な揚力強制理論の下で、空気力学的モーメント次の形式となる。 M ′ = C U 2 ( θ + α 0 ) , {\displaystyle M'=CU^{2}(\theta +\alpha _{0}),} Cは係数であり、Uは、自由流流体速度であり、α0初期迎え角である。 これにより、次の形式常微分方程式生成されるd 2 θ d y 2 + λ 2 θ = − λ 2 α 0 , {\displaystyle {\frac {d^{2}\theta }{dy^{2}}}+\lambda ^{2}\theta =-\lambda ^{2}\alpha _{0},} ここで λ 2 = C U 2 G J . {\displaystyle \lambda ^{2}=C{\frac {U^{2}}{GJ}}.} 固定されていない(つまり、片持ちの翼)の境界条件次のとおりです。 θ | y = 0 = d θ d y | y = L = 0 , {\displaystyle \theta |_{y=0}=\left.{\frac {d\theta }{dy}}\right|_{y=L}=0,} これから以下の解が求まる。 θ = α 0 [ tan ⁡ ( λ L ) sin ⁡ ( λ y ) + cos ⁡ ( λ y ) − 1 ] . {\displaystyle \theta =\alpha _{0}[\tan(\lambda L)\sin(\lambda y)+\cos(\lambda y)-1].} 見てわかるように、λL = π/2 + nπのとき、任意の整数nで 、tan(λL)は無限大となる。n=0は、ねじれ発散点に対応する特定の構造パラメーター場合、これは自由流速度Uの単一の値に対応する。これがねじれ発散速度である。翼の風洞試験実装される可能性のあるいくつかの特別な境界条件(たとえば、空気力学的中心前方配置されたねじり拘束)では、発散現象を完全に排除できる。

※この「発散」の解説は、「空力弾性」の解説の一部です。
「発散」を含む「空力弾性」の記事については、「空力弾性」の概要を参照ください。


発散

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/31 09:19 UTC 版)

体積形式」の記事における「発散」の解説

M 上体積形式 ω が与えられると、ベクトル場 X の発散を、一意スカラーに値を持つ函数として表すことができ、div X記し、 ( div ⁡ X ) ω = L X ω = d ( X ⌟ ω ) {\displaystyle (\operatorname {div} X)\omega =L_{X}\omega =d(X\;\lrcorner \;\omega )} を満たす。ここに、LX は X に沿ったリー微分を表す。X がコンパクトな台を持つベクトル場で、M が境界をもつ多様体(manifold with boundary)であればストークスの定理は、発散定理一般化して、 ∫ M ( div ⁡ X ) ω = ∫ ∂ M X ⌟ ω {\displaystyle \int _{M}(\operatorname {div} X)\omega =\int _{\partial M}X\;\lrcorner \;\omega } となる。 ソレノイドベクトル場(英語版)(solenoidal vector field)は、div X = 0 であるベクトル場である。体積形式がソレノイドベクトル場のベクトルフロー(英語版)(vector flow)の下に保存されるということはリー微分の定義から従う。まさに、ソレノイドベクトル場は、体積保存フローである。この事実は、たとえば、流体力学ではよく知られていて、速度場の発散は流体圧縮度を測る。このことは、流体フロー沿って体積保存されることを拡張した表現である。

※この「発散」の解説は、「体積形式」の解説の一部です。
「発散」を含む「体積形式」の記事については、「体積形式」の概要を参照ください。


発散

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 15:09 UTC 版)

クラウジウス–デュエムの不等式」の記事における「発散」の解説

量 D := ρ   ( T   η ˙ − e ˙ ) + σ : ∇ v − q ⋅ ∇ T T ≥ 0 {\displaystyle {\mathcal {D}}:=\rho ~(T~{\dot {\eta }}-{\dot {e}})+{\boldsymbol {\sigma }}:{\boldsymbol {\nabla }}\mathbf {v} -{\cfrac {\mathbf {q} \cdot {\boldsymbol {\nabla }}T}{T}}\geq 0} は、単位体積当たりの内部エントロピー生成速度絶対温度の積として定義される発散量(散逸)である。ゆえにクラウジウス–デュエムの不等式散逸不等式とも言われる実際材料では、散逸は常にゼロよりも大きい。

※この「発散」の解説は、「クラウジウス–デュエムの不等式」の解説の一部です。
「発散」を含む「クラウジウス–デュエムの不等式」の記事については、「クラウジウス–デュエムの不等式」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「発散」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

発散

出典:『Wiktionary』 (2021/10/15 13:24 UTC 版)

名詞

はっさん

  1. 内部たまったものがへ散ること。たまったものを外へ散らすこと。
  2. 光が一点から広がること。
  3. 数列級数などが有限の値に収束しないこと。

動詞

活用

サ行変格活用
発散-する

「発散」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



発散と同じ種類の言葉


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「発散」に関係したコラム

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「発散」の関連用語

発散のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



発散のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの発散 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの円柱座標変換 (改訂履歴)、共変微分 (改訂履歴)、ナブラ (改訂履歴)、ガウスの法則 (改訂履歴)、ビオ・サバールの法則 (改訂履歴)、空力弾性 (改訂履歴)、体積形式 (改訂履歴)、クラウジウス–デュエムの不等式 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの発散 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS