一年は組
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学業の成績が悪い(乱太郎、きり丸、しんべヱだけが目標に達成できなかったり、テストの点数が、目の視力の数値と同じくらいに2点未満を取ったりして補習を受ける話もあれば、全員が成績悪く学園長やほかの生徒や先生から見下される話もある)。しかし、度重なる補習やいつも巻き込まれるトラブルのお陰で実戦経験豊富。クラスの強い絆と団結力でピンチを幾度も乗り越えてきた。学業の成績以外では、上級生を打ち負かすこともある。学園長の思い付きで開かれた競技でも優勝したことが個人含め幾度もある。 当初は9人で、後に喜三太、金吾が転入し総勢11人となる。アニメ版初期には吉松、音吉、ごんべえ(仮名)というアニメオリジナル生徒(後述)が存在し、喜三太たちの編入前から総勢12人だった。ただし、花房牧之介が初めて道場破りをした際には吉松、音吉、ごんべえ、三治郎は戦いに参加していたものの名乗りはしなかった。また、大間締堅蔵が忍術学園にて教育実習の試験を受けている際に山田先生は1年は組の生徒の人数を数えていたが、10人数えると「あと一人足りない」と言葉にされている。この回では音吉が存在したため、実際は12人いた。第3シリーズ(第3期)途中に原作通りの11人となる。 学園で起こる厄介事の9割は一年は組と事務員の小松田秀作によるものと学園長の思いつきであると言われている。初期は乱太郎、きり丸、しんべヱ以外はその他大勢という扱いだったが、回を追う事にどんどん他のキャラの個性が強くなっていった。土井半助の「出席を取るぞー!!」の一声を聞くとどこにいてもすぐに全員集合し、テストと聞くとすぐに散り散りに逃げる。的目掛けて手裏剣を打つと味方に向かって飛んでいくが、適当に打つと的に命中するのがお約束。 猪名寺 乱太郎(いなでら らんたろう) 声 - 高山みなみ 演 - 加藤清史郎 本作の主人公。射手座、O型、摂津国出身。保健委員会所属(第24巻第4章のみ用具委員)。苗字は第12巻の質問コーナーで判明。身長136cm、体重30kg(アニメ設定)。 先祖代々三流忍者の家系に生まれ、一流忍者になるために忍術学園に入学した。父・平之介は現役のヒラ忍者、母は元くの一。髪が薄いため髷が結えずぼさぼさ頭。髪色は赤茶色。酷い乱視のため眼鏡をかけているが、この乱視で敵の分身を見破ったり、重なった似顔絵を判別したりする事ができる。100メートルの距離を10秒で走る学年一の俊足で、急ぎの伝令を任されることが多い。また2メートルの壁を飛び越えるジャンプ力も見せるなど高い身体能力を持っている。「風雲小僧」の異名を持つが、不運な生徒が集まると言われる保健委員会に所属しているため、「不運小僧」とも呼ばれている。絵が得意で似顔絵をよく描く。素直で明るく、人を気遣う優しい心の持ち主だが、それ故によくトラブルに巻き込まれる。 彼と同室のきり丸・しんべヱとは自他共に認める「忍たま3人組」で、しばしば彼らの名前を取って「乱・きり・しん」と呼ばれている。3人組のリーダー兼まとめ役として他の2人の暴走のストッパーとなることが多いが2人に加担することも多い。他二人と比べて強烈な個性や弱点は少ないものの、いざという時の閃きは冴えており、主人公らしい機転を見せる。劇場版第2作では怪我をした保健委員長の善法寺伊作の代理を務めたり、戦を止めたエピソードがあり、劇場版の終盤から最後まで巻いていた頭巾は伊作のものである。保健委員長代理の時の姿は頭巾を忍者の頭巾とは大きく異なるバンダナ風の結び方にしており、忍び装束の袖を腕まくりしている。 アニメ版初期は牛乳、ラジオ体操、巻物が好きというオリジナル設定が存在し、語尾に「〜らん」と付ける口癖があった。また、性格や口調も若干異なり、ドライでフランクかつやや粗野な雰囲気だった。きり丸・しんべヱと共に全裸で路上を走るなど、下品な面もみられた。 好きな言葉は「努力」。人気投票では下級生グループ第2位。 苗字は尼崎市の猪名寺、名前は原作者が乱視であることに由来。一人称は原作では「ぼく」、まれに「わたし」。アニメ版では「わたし」だが、当初は「おれ」とも言っていた。 摂津のきり丸(せっつの きりまる) 声 - 田中真弓 演 - 林遼威 牡羊座、B型、摂津国出身。図書委員会所属(第24巻第4章のみ用具委員)。苗字は無い事が第12巻の質問コーナーで判明。身長140cm、体重34kg(アニメ設定)。 戦で村を焼かれて家と家族を失い天涯孤独になった後、忍術学園に入学。学費と生活費を稼ぐため日夜アルバイトに勤しみ、逞しく生きている。入学金も全て自分の稼いだ小銭で支払った。学園長の突然の思い付きで開かれた競技には、賞があれば積極的に参加。優勝したこともある。自称天才アルバイターで、授業や実習中であっても、何かにつけて金儲けをしようと企む、商業に関する知識もかなり豊富である。 異常なドケチで一度掴んだ物は放さず、捨てられても取りに行く。小銭の落ちる音を聞くと凄まじいスピードとパワーで小銭を拾いに行く。また、数キロ先にある小銭を発見したり音や臭いでその真贋を判別できる、銭の単位がつけば8桁の掛け算も暗算でこなすなどの特技を持ち、原作では自称そろばん三級。「タダ」「安い」「お金」等の言葉に弱く、逆に「損」「くれ」「払う」等の言葉には拒絶反応を示す。 常に一言多いのが欠点で、たびたび余計な事を口走っては鉄拳制裁を喰らう。自分がドケチであることを誇りに思っており、土井から「自分の命と銭、どっちが大事なんだ!?」と聞かれ「銭」と即答して激しく怒らせた。 過去に同じ境遇を体験している土井半助が保護者代わりになっており、長期休暇中は土井宅に居候して引き受けたアルバイトを強引に手伝わせている。また、アニメ版では日銭屋おりんをドケチの師匠として尊敬しているとされている。 名前の由来は気性が錐のように尖っている事から。しかし巻数を重ねるにつれて次第に角が取れ、連載初期に比べると性格は丸くなってきている。一人称は「おれ」、目上の人に対しては「ぼく」。愛称は「きりちゃん」。人気投票では下級生グループ第1位。原作では黒髪だがアニメ版では藍色で、首にはスカーフを巻いている。 福富 しんべヱ(ふくとみ しんべえ) 声 - 一龍斎貞友 演 - 木村風太 → 神月朱理(実写映画版第2作目) 牡牛座、A型、堺出身。用具委員会所属(第24巻第4章のみ図書委員)。苗字は第12巻の質問コーナーで判明。身長125cm、体重67.5kg(アニメ設定)。 おっとりのんびりとしており、人を疑うことを知らない天真爛漫な性格。実家は堺の大貿易商「福富屋」。父と母、5歳の妹カメ子を家族に持つ。アニメ版では10歳にして相思相愛の恋人・おシゲがいる。 機敏さを身につける為、父親の意向で忍術学園に入学した。裕福な家の生まれのため庶民の生活を知らず浮世離れしたところがあり、時にクラスメイトたちから僻まれてしまうこともある。趣味は寝ること、食べること。大食漢で何でも食べるが、ワカメだけは苦手(食堂のおばちゃんのお陰で現在は克服している)。長期休暇の度に食べすぎるせいで体重が増える。 水に潜れない(浮いてしまう)、足が遅い、秘密の話をうっかり喋ってしまうなど弱点も多いが、反面人当たりが良く他人に警戒心を抱かせないタイプでもあり、「順忍」の素質があると評価されたこともある。たいへんな怪力で、ものすごい石頭。鼻炎気味だが犬より優れた嗅覚を持ち、鼻水は時折武器としても使われる。アニメ版では鼻水でいくつか曲芸を披露している。 耳垢が溜まりやすい体質で人の言葉を聞き間違うことが多く、時折土井が耳掃除をして大量の耳垢を出している。髪の毛は水にぬれると鉄より硬い剣山状になってしまうため、リンス(馬の餌である大豆の煮汁で作られた液体)が欠かせない。歯も丈夫で、振り下ろされた刀の刃を噛んで受け止め離さず最後に刃を折ったこともあるほど。分からないことがあると目と目が離れる癖がある。ごくまれにしっかり者になったり頭が冴えたりすることもある(ただし大体は熱がある時である)。アニメ第6期で食堂のおばちゃんの『お残しは許しまへんでぇー』を勘違いして魚の骨や頭・梅干しの種などの硬い部分も食べており、そのことをおばちゃんが笑ったことに憤慨して学園を飛び出したこともあったが迷子になって戻って来ておばちゃんとも和解する。 一人称は「ぼく」。名前の由来は室町時代の御伽草子絵巻福富草子(ふくとみのそうし)。 黒木 庄左ヱ門(くろき しょうざえもん) 声 - 松井摩味(第1期 - 第11期、映画版第1作)→東さおり(第12期 - 、映画版第2作) 演 - 近藤那由汰 天秤座、A型、京都洛北出身。学級委員長委員会所属。苗字は第30巻で判明。忍たま長屋では伊助と同室。 一年は組の学級委員長。実家は炭屋(苗字の「黒木」は上質な木炭の事)。忍者マニアの祖父と赤ん坊の弟・庄二郎がおり、休暇中はよく弟の面倒を見ている。第48巻にて両親が初めて登場した。趣味はお茶。 成績優秀で、一年は組の11人の総合点が100点だったときそのほとんどを占めていたことがある。は組のみんなと同様に成績が悪い扱いのときもある。 常に冷静沈着。「は組の頭脳」と呼ばれ頼りにされている一方、あまりに冷静すぎてクラスメート達から「庄ちゃんあいかわらず冷静ね」とツッコミを入れられるのが定番。しかし他のクラスメイトと大差ないボケっぷりを見せたり感情を顕にすることも少なくない。アニメ版では原作よりも繊細でやや融通のきかない性格に描かれており、学級委員長としての職責に思い悩むシーンがたびたび見られる。なお、アニメ版初期は現在よりフランクな口調だった。 頭の回転が速いため、悪気なく他人のセリフにかぶせて先にその内容を喋ってしまうことがままある。アニメ設定では将来、唐・天竺・南蛮への留学を考えている。夢は「打倒一年い組」だが、い組の方があっているかもしれないと思ったこともある。また、一年い組の学級委員長・彦四郎とは学級委員長仲間であるためか仲が良い。 一人称は「ぼく」もしくは「わたし」。アニメ版初期は「おれ」とも言っていた。人気投票の結果は下級生グループ第5位。 二郭 伊助(にのくるわ いすけ) 声 - 佐藤智恵、鈴木富子(第2期第46話) 演 - 宇佐美魁人 乙女座、AB型、河内国出身。火薬委員会所属。苗字は第31巻で判明。 実家は染物屋。よく気がきく性格で、アニメ版では特に片付け・掃除が得意とされている。また、ミーハーな面がしばしば見られる。同室の庄左ヱ門と仲が良く友達思い。原作第33巻で庄左ヱ門がさらわれた時は人格や人相が変わるほど心配し、救出にあたって大活躍した。また、ホウキタケ城の抜け忍・早すぎた天才の元に助手として単独潜入し調査をするなど、普段は大人しいがいざという時は意外な大胆さを見せることがある。(アニメ第12期では松千代先生をおびき出すため乱太郎と芝居を打ってわざとケンカしたことがある。) 初期は前髪が無かったが、のちに前髪が描かれるようになった。アニメ版では白目が描かれていたこともあった。同じ火薬委員の三郎次からしょっちゅう意地悪されている。アニメ設定における将来の目標は、忍者服の新しい染め方を学ぶこと。アニメ第2期では実技授業で失敗したことにより自信をなくしホームシックに陥ってしまい、それをクラス全員に蔓延させてしまうが、食堂のおばちゃんのおやつによって全員回復した。 一人称は「ぼく」。名前の由来は風魔忍者・二曲輪猪助。 笹山 兵太夫(ささやま へいだゆう) 声 - むたあきこ、江森浩子(第1期代役) 演 - 野間斗晴 乙女座、O型、丹波国出身。作法委員会所属。苗字は第31巻で判明。 実家は武家。からくり作りが大好きで忍者としての勘を磨くため、同室の三治郎と共に部屋のあちこちに様々なからくりを仕掛けている。からくりの腕は六年生の立花仙蔵も認めるほどで、特にアニメ版では学園長の許可を得て忍術学園の地下に大規模なからくり部屋を作っている。訪れた者達は必ずと言っていいほどからくりに嵌まり酷い目に遭う。 性格はやんちゃで皮肉屋、ちょっぴり強情。きり丸同様一言多い。怖いもの知らずで決断力がある。アニメ第24期では三治郎と共に学園近くの荒れ屋敷を改造してからくり屋敷を作り上げたことがある。アニメ版で盤の将来の夢は忍術学園の教師になること。原作では鼻が描かれておらず、丸顔で幼い印象の顔立ちだが、アニメ版は面長で鼻が描かれており黒目がやや大きく、は組の中では背が高い。髪色も原作では黒、アニメ版では茶色。 一人称は「ぼく」。名前の由来は甲賀忍者・望月兵太夫。 夢前 三治郎(ゆめさき さんじろう) 声 - 江森浩子、峰あつ子(第2期代役) 演 - 小林海人 蟹座、A型、播磨国出身。生物委員会所属(元用具委員)。苗字は第31巻で判明。 父は山伏で、休暇中は一緒に修行をしている。優しい性格でいつも笑顔。山伏修行により体が鍛えられており、鋭い観察力と乱太郎に次ぐ足の速さを持っている一方、左門や三之助程では無いものの方向音痴という弱点がある。喜三太同様漢字にも弱い。同室の兵太夫と共にからくりを作るのが趣味。きり丸や兵太夫が一言多い発言をしている際に笑っている事が多いためよく巻き添えで鉄拳をくらい、「何で僕まで」と抗議すると「顔が笑っていた」と返されるのが定番。 アニメ版初期はセリフがあまりなく無表情だったが、近年は常に笑ってばかりの明るい自分は忍者に向いていないのではと悩んだり、自分よりも足の速い乱太郎にライバル意識を抱くなど、自身の特性に関するエピソードが何度か掘り下げて描かれている。 一人称は「ぼく」。苗字の由来は兵庫県の夢前川。 加藤 団蔵(かとう だんぞう) 声 - 江森浩子、嶋村カオル(第4期第6話) 演 - 大島璃生 獅子座、B型、近江国出身。会計委員会所属。苗字は第31巻で判明。虎若と同室。 おおざっぱだが男らしい性格のしっかり者。父の飛蔵は馬借の親方をしており、自身も馬術が得意。実家のある加藤村では「若旦那」と呼ばれている。私服は袴を穿かず袖をまくった馬借スタイル(袴は一応持ち歩いている)。愛馬の名前は「能高速号(アニメ版では「肥満コレステロール2号」)」。家業の関係で馬を連れて登場することが多く、運んでいる荷物に関するトラブルにしばしば巻き込まれる。第14巻で実家の詳細が描かれた。 苦手科目は国語で、字が汚い。アニメ版では庄左ヱ門と並ぶは組のリーダー格として描かれることが多い。アニメ版初期のキャラクターデザインはつり目できり丸と似ている。第1期では第47話だけ現在のような白目のない丸い目に描かれていた。髪の色はアニメ版では桃紫、原作では黒髪。 映画版第1作では主役となっている。 従来の一人称は「ぼく」、アニメ版(第21期)、第44巻以降「おれ」になったが、目上の人に対しては「ぼく」。名前の由来は加藤段蔵。人気投票では下級生グループ第3位。 佐武 虎若(さたけ とらわか) 声 - 小林優子、高乃麗(第2期代役)、江森浩子(第2期第117話・第118話)、志乃宮風子(第3期第82話) 演 - 髙木鈴太朗→大八木凱斗(実写映画2作目) 魚座、A型、紀伊国出身。生物委員会所属(元用具委員)。苗字は第31巻で判明。団蔵と同室。 父の昌義は傭兵集団・佐武鉄砲隊の頭領。火縄銃の名手である山田の指導を受ける為に忍術学園に入学した鉄砲マニア。大好きな火縄銃を持つと顔つきが変わる。重い火縄銃を扱うための筋トレを毎日欠かさない努力家で、約7kgの銃を軽々と持ち上げることが出来る。火器類に詳しいが、基礎的な知識が不足していたり鉄砲を扱う者に必要不可欠な前歯を梅干の種を齧って折ってしまうなど、未熟なところもある。 凄腕狙撃手の照星を実の父が拗ねるほど尊敬しており、照星からは「若大夫」と呼ばれている。アニメ設定では、将来は火縄銃の研究ができる城勤めの忍者を希望している。アニメ版初期のキャラクターデザインは現在よりも色白で頬が赤かった。また、セリフが少なく、性格もはっきりと設定されていなかった。 一人称は「ぼく」。名前の由来は武田信玄に仕える忍者・熊若。第39巻で実家の詳細が描かれた。 山村 喜三太(やまむら きさんた) 声 - 鈴木富子(第1期 - 第11期、映画版第1作)→杉本沙織(第12期 - 第25期第33話、第26期 - 第29期、映画版第2作)→大和田仁美(第25期第38話 - 第25期SP(スペシャル)番組 、第30期 - ) 演 - 福本晟也 水瓶座、O型、相模国出身。用具委員会所属(第24巻第4章のみ保健委員)。苗字は第28巻で判明。第2巻初登場。 実家は武家。父の転勤で近畿地方に移り住むことになり、風魔の学校から忍術学園に転入した。以前の学校で、成績が悪く、貧乏でいじめられた過去があり、何度も転校していた。曾々祖母のリリーは風魔くの一。委員会が同じで、のんびり屋でマイペースな天然ボケという性質が共通するしんべヱとコンビを組んで行動する事が多い。忍たま長屋では金吾と同室で、彼が編入してくるまでは一人で部屋を使用していた。成績は悪いが、乱太郎、きり丸、しんべヱよりは良く、彼らとちがい補習免除されることもあった。 風魔の学校で幻術用のカエルの餌になるナメクジの世話をしたことがきっかけでナメクジが好きになった。ペットのナメクジたちには全てに名前をつけ、1匹ずつ見分けることが出来る。忍犬ならぬ”忍ナメ”としてたびたび使役し、アニメ版では芸を仕込んでいる。漢字は苦手だがナメクジに関する知識は豊富なため、漢字で「蛞蝓」「蚰蜒」の二通りを書くことができる。アニメ版ではナメクジの他にもヌルヌルした生き物が好きで鰌や大型両生類などを飼っていたほか、川で迷子になったうなぎを密かに保護していたこともあった。ミミズを釣りの餌にするのも嫌がる。 映画版第2作では主役となっている。 一人称は「ぼく」。口癖は「はにゃ」。実在の忍者・熊野喜三太と同じ名前だが全くの偶然で、特に由来はない。 転入前から、1年は組に似たような外見の生徒が交ざっていたこともあった。 皆本 金吾(みなもと きんご) 声 - 渡辺久美子、江森浩子(第1期代役) 演 - 津波古太輝 双子座、A型、相模国出身。体育委員会所属。第8巻初登場。一年は組で最初にフルネームが明かされた生徒である。 実家は武家。父・武衛の策略で甘えん坊な性格を直すための修行の旅に出されていた折に乱太郎達と知り合う。その後、武衛の方針により忍術学園に途中入学した。将来の夢は一流の剣豪。剣豪マニアで自身も剣術の成績は良い。 性格は素直で実直。しっかりした言動・思考の持ち主で、忍たまの中では比較的常識があり、突っ込み役に回ることが多い。剣術師範の戸部新左ヱ門を尊敬している。アニメ版ではドクたまのいぶ鬼と仲が良い。また、所属している委員会の委員長・七松小平太を先輩として慕っている。 実家のある鎌倉まで往復30日かかるため、長期休暇中は剣術修行を兼ねて戸部新左ヱ門の家に居候をしている。しかし戸部の動くものを見ると見境なく刀を振り回す悪癖や武芸者の殴り込みなどで家を追い出されることが多く、まともな生活が出来ていない。 アニメ版では鼻の形が三角になっているほか、原作では前髪が金髪、後ろ髪が黒と二色に分かれている髪色が茶色に統一されており、原作とアニメ版で外見にかなり差異のあるキャラクターの一人である。一人称は「ぼく」。名前の由来は源頼家の名字・別名・戒名から。 1年は組加入前から、外見そっくりなキャラクターが交ざっていたこともあった。 吉松(よしまつ) 声 - 不明 乱太郎やきり丸たちと同時に入学した。モブキャラクターに近い存在。たれ目とくせっ毛、色黒が特徴だったが、たれ目から黒目のみに変更された。兵太夫の隣に座っていたが、第3期の途中で姿を消した。金吾が登場してからは登場せずに音吉だけが登場することもある。団蔵たちと行動している時に、ひとりだけ転んだりと目立った行動をすることもあった。 音吉(おときち) 声 - むたあきこ→峰あつ子 乱太郎やきり丸たちと同時に入学した。出っ歯で目を覆うほど長い前髪が特徴だが、「合同授業の段」から出っ歯がなくなり、目を覆っていた髪が短くなり、それまで隠れていた目が見えるようになる。小柄。は組の級友とおなじように「コード!(高度な)」というギャグのセリフがある。金吾が登場してからは、登場せずに吉松が12人目の生徒として、登場することもある。1期第34話は、加入した金吾が登場せず、前髪で目が隠れた出っ歯の音吉が席にいた。 また、乱太郎やきり丸たちと同時に入学した大柄な生徒がいる。『合同授業の段』で、金吾とそっくりな容姿になった。その後に金吾は編入が決まるエピソードがあり、金吾編入とともに姿を消した。 ※吉松、音吉、もうひとりの生徒の3人はアニメオリジナル生徒。
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