tap
「tap」とは、軽く叩く・蛇口・引き出すということを意味する英語表現である。
「tap」とは・「tap」の意味
「tap」とは、「軽く叩く、コツコツ叩く、リズムを刻む」や「蛇口を取り付ける、穴をあける、注ぐ、流す、取り出す、盗聴する、電気を盗む、利用する、活用する」といった動詞、「軽く打つこと、コツコツという音」や「蛇口、飲み口、栓、タップ(工具)、盗聴器」といった名詞の意味を持つ英単語である。意味からも推察できる通り、主に「叩く」という意味を持つ「tap」と「蛇口」という意味を持つ「tap」は、全く語源の異なる同音異義語である。また、アメリカ英語においては蛇口を「faucet」と呼ぶため、「tap」を「蛇口」と表現するのは主にイギリス英語圏である。また、「~を有効活用する」といった意味においては「tap into」という表現で用いられることが多い。この場合は「tap」は「蛇口、飲み口」という意味であり、イメージとしては「ビール樽のようなものに溜まっているものに対して、蛇口(tap)を取り付けて、中から取り出す(into)」というもので、「~を有効活用する」といった意味を持つと考えられる。
「tap」の語源・由来
「軽く叩く」という意味での「tap」の語源は、「軽く叩く」を意味する古期フランス語「taper」に由来するとされる。また、「蛇口」といった意味での「tap」の語源は、「栓」という意味を持つゲルマン祖語「tappo」に由来するとされる。「tap」を含む英熟語・英語表現
「tap-tap」とは
「tap-tap」とは、主にオノマトペの一種であり、ドアなど固いものを叩いた際に出る音などを、文字で表現したものである。日本語では「コンコン」や「トントン」、「コツコツ」、「パタパタ」と表現されるものが該当する。名詞や動詞として使われることもあり、例えば「The rain tap-tapped.(雨はパタパタと音を立てた)」や「She heard a small tap-tap on the window.(彼女は、窓をトントンと小さくたたく音を聞いた)」などという表現となる。
「tap water」とは
「tap water」とは、「水道水」を意味する英語表現である。日本とは異なり、海外の飲料用の水は基本的にボトルに入った有料のものであるが、こちらは「bottled water」と呼ばれる。飲食店で無料の水が欲しい場合は「tap water(水道水)」と指定する必要がある。なお、「蛇口」を「tap」と呼ぶのは主にイギリス英語であるが、「tap water」は一般的にどこでも用いられる表現である。
「on tap」とは
「on tap」とは、「いつでもすぐに使える、準備されて、飲み口がついて」という意味をもつ英語表現である。ビール樽やビールサーバにタップがついていて、栓を抜けばすぐにビールを注ぐことができる、ということから「すぐに使える、準備されて」という意味がもたらされたと考えられる。
「tap」を含む用語の解説
「TAP(ゲーム)」とは
「TAP(ゲーム)」とは、「ツールアシステッドプレイ(Tool-assisted play)」あるいは「ツールアシステッドパフォーマンス(Tool-assisted performance)」の略称であり、コンピューターゲームの遊び方の一つである。「TA(Tool-assisted)」によるコマンド入力を行い、人の手では実現できないような高速プレイ・高得点・スーパープレイを見せることを意味する。ただし、一般的には「TAS(Tool-assisted Speedrun)」と呼ばれ、「TAP」という表現は限定的に使われている。その他、アーケード版のパズルゲーム「テトリス ジ・アブソリュート ザ・グランドマスター2」に追加要素を加えた「テトリス ジ・アブソリュート ザ・グランドマスター2 プラス」の略称として「TAP」と呼ばれている。
「タップダンス(tap dance)」とは
「タップダンス(tap dance)」とは、ダンスの一種である。タップスと呼ばれる金属板のついた靴を履き、床を叩くように足を動かし、音を鳴らしながら踊る。
「tap」の使い方・例文
「tap」は多義語であるため、様々なシーンで用いられる言葉である。例えば「They happily tap out the beat.(彼らは楽しそうにビートを刻む)」や「The gentleman tapped the floor with his stick irritably.(紳士は苛立たしげにステッキで床を叩いた)」といった「叩く」の意味で用いることがある。また、「She turned on the tap and drank the water.(彼女は蛇口をひねって水を飲んだ)」や「We tapped a source of money.(私たちは資金源を開拓した)」、「I tried to tap him for information.(私は彼から情報を聞き出そうとした)」、「He tapped into my piggy bank!(彼は私の貯金箱に手を出したんだ!)」といった具合に、「蛇口」あるいは蛇口をひねって水を出すように「何かを引き出す、聞き出す、用いようとする」という意味で幅広く使われている。タップ
タップ【tap】
読み方:たっぷ
㋐電源と電気器具との中継に用いるコードで、一方にコンセント、他方にプラグがついたもの。「テーブル—」
タップ【tap】
タップ
タップとは、タッチインターフェースにおける操作のうち、画面を軽く叩くようにして、一瞬だけ画面に触れる操作のことである。
タップの操作は、メニューから項目を選択する、ボタンを押すといった操作に用いられる。マウス操作におけるクリック(左クリック)に相当する操作の多くが、タップにより行われる。
タップを素早く2回繰り返す操作は、「ダブルタップ」と呼ばれる。ダブルタップとの対比で、1度だけタップする通常の操作を「シングルタップ」と呼ぶこともある。画面に触れてからすぐに離すのではなく、ある程度持続的に画面に触れる操作を「ロングタップ」という。画面から指を離す際に、指を画面から垂直に持ち上げるのではなく、水平に滑らせて、画面を蹴るようにする操作を「フリック」という。
タッチインターフェース: | 5点マルチタッチ タップレス ダブルタップ タップ タッチインターフェース ダブルタッチスクリーン ダブルタッチスクリーンPC |
TAP
欧州のDRIVEの後継として、EC(欧州委員会)の運営による情報通信技術の応用に関する研究開発プログラムである。TAP計画のうち、道路交通関連プログラム(T-TAP)がDRIVEⅡの次期プログラムとして承認されている。
参照 DRIVE、PROMETHEUST.a.p.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 13:41 UTC 版)
t.a.p.(タップ、Takarazuka Angel Project)は、1996年に当時の宝塚歌劇団研究科一年生により、結成されたグループ。
- 1 T.a.p.とは
- 2 T.a.p.の概要
TAP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/24 02:31 UTC 版)
TAP
- TAP ポルトガル航空 - リスボンを本拠地とするポルトガルの国営航空会社。
- 取手アートプロジェクトの略称。茨城県取手市のアートプロジェクト。取手市民、取手市、東京芸術大学の三者が共同でおこなっている。
- TAP進学教室 - かつて存在した学習塾。2005年2月に栄光ゼミナールに統合された。
- TAP (アニメ制作会社) - 日本のアニメーション制作会社である東映アニメーションがフィリピンに本拠を置いている制作子会社、東映アニメーションフィリピン(Toei Animation Phils.,、Toei Phils.)の略。
- TAP (芸能プロダクション) - 芸能事務所・映画製作会社。2020年1月に、オフィス北野から社名変更。
- TAP(ティーエーピー) - 映像技術プロダクション。テレビ埼玉関連会社。
- Try Angle Pictures(トライアングルピクチャーズ)の略称 - メッセージ映画製作を主眼とする関西発信の自主映画製作団体。
- テトリス ジ・アブソリュート ザ・グランドマスター2 PLUSの略称。
- Test Anything Protocolの略称。
- タップ (企業) - ホテル・旅館で利用するソフトウェアの開発・販売会社。
- TUN/TAP(TUNnel/Terminal Access Point)
- ツールアシステッドプレイまたはパフォーマンス (tool-assisted play/performance) - コンピュータゲームのエミュレータ等を使ったプレイの一種。
- TAP (tip associating protein) - RNAの核外搬出を媒介するタンパク質NXF1の別名。
- 抗原処理関連トランスポーター (transporter associated with antigen processing) の略称。
- TAP (アルバム) - テヨン (NCT)のミニ・アルバム。
t.a.p.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/12/14 06:59 UTC 版)
t.a.p.(Takarazuka Angel Project)は、1996年に当時の宝塚歌劇団研究科一年生により、結成されたグループ。
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- 1 t.a.p.とは
- 2 t.a.p.の概要
TAP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:35 UTC 版)
赤、青、緑の3つがあるノーツ。それぞれの色に対応するボタンをタイミングよく押す。ボタンは筺体下部に2セット(赤緑青、移動レバー、赤緑青)配置されている。
※この「TAP」の解説は、「オンゲキ」の解説の一部です。
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TAP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 16:06 UTC 版)
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「TAP」の例文・使い方・用例・文例
- この細胞は「刺激惹(じゃっ)起(き)性多能性獲得」細胞,またはSTAP細胞と名づけられた。
- そのSTAP細胞はマウス胚(はい)に注入された。
- STAP細胞から発達した細胞がマウスの胎児のさまざまな組織を形成していることがわかった。
- これにより,STAP細胞の多能性が証明された。
- STAP細胞は,京都大学の山中伸(しん)弥(や)教授が開発した人工多能性幹細胞(iPS細胞)などの他の万能細胞よりも短期間で簡単に作製することができる。
- 今のところ,STAP細胞の作製は生まれたばかりのマウスの細胞を使用したときのみ成功している。
- もしこの処理を人間の細胞を使っても行うことができれば,STAP細胞は再生医療に新たな道を開くかもしれない。
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