白金ジム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 23:17 UTC 版)
W.I.P.の主力ジム。創設者は矢崎英一郎で、錦糸町道場を去った後に設立。
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白金ジム
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松井 珠理奈 / ハリウッドJURINA 演 - 松井珠理奈 W.I.P.のスター選手。通称は「銀の雨」で、愛称はハリJ。11歳でプロレスを始めて15歳で最年少王者になった過去を持ち、その後エメラルドHARUKAと「パワーストーンズ」というタッグを組むが、矢崎の戦略によりパートナーを道頓堀白間に代えられた。パートナー交代については快く思っていなかったが、持ち前のプロ意識からか道場では気持ちを切り替えている。外見は派手だが右膝の怪我(半月板損傷)を周りには隠したりと内面はオールドスクール。 第1回錦糸町道場マッチの日には錦糸町道場にひそかに姿を見せており、宮脇の試合を見届けた。その後、膝の治療のために長期欠場しベルトも返上した。復帰戦となるOVER THE TOPに再起を賭けたものの、イケメン百花を相手に1回戦敗退。 その後、WWZ(世界最大の海外のプロレス団体)から移籍のオファーを持ちかけられるが、「これを済ましてから行け」との矢崎の言葉でCLIFF HANGERに出場。第1ラウンド参戦時点で残っていたクイウチ松村、ブラックベリー向井地、キューティーレナッチ、サックス古畑の4人相手に戦い、アイスブレイクでキューティーレナッチを倒す。第2ラウンドでは、向井地を腕ひしぎ逆十字固めでタップアウトさせた他、雪崩式アイスブレイクで松村、レインメーカー(第22話以降では「ブローイングJURINA」の名で使用)で須田を倒し、本戦復帰を果たすが、スポーツ紙にWWZへの移籍が大々的に報道されてしまい、他レスラーやファンからは移籍を受諾したものと誤解を受けることになる。移籍否定の記者会見を行っても疑惑は晴れず矢崎の「リングで証明して見せろ」との言葉によりMAX中井戦の前にWWZの王者であるデビー・コングと移籍をかけた(負けたら移籍)時間無制限一本勝負を行う事になる。キャリアも体格も勝る相手に大苦戦するも持ち応え、アリキックや水面蹴りを左足に連続で決めた後、テキサスクローバーホールドを決め、勝利。WIPの残留が決定し、他レスラーやファンからの信頼も取り戻した。また、敗者復活戦勝利後の試合が中井の試合放棄で不戦勝となったため準決勝出場が確定。 準決勝では因縁のライバル・ユンボ島田と対戦。互いの全てを出し合う激しい攻防の末、ヘブンズJURINA(不知火)からのブローイングJURINA(レインメーカー)を決め勝利を掴む。 決勝では チェリー宮脇と対戦。矢崎からは「咲良を覚醒させる前に倒せ」と言われていたが、あえて目覚めさせて、奮起させる。そして、長時間の激しい攻防の末、ブローイングJURINAを決め、優勝した。 使う技は多彩だが、中でもスピアーを多用する傾向がある。必殺技はフライングJURINA。OVER THE TOPからは新技・アイスブレイクもフィニッシュやそれへの繋ぎとして多用するようになる。演じる松井によると、松井と同じ愛知県出身のオカダ・カズチカのイメージで役作りをしている。第12話・第22話ではオカダの「レインメーカーポーズ」を決め(オカダ本人公認)、第19話以降ではオカダの必殺技でもある「レインメーカー」をフィニッシュホールドの一つとして使用するようになった。 兒玉 遥 / エメラルドHARUKA 演 - 兒玉遥 ハリウッドJURINAと「パワーストーンズ」を組んでいたレスラー。常に博多弁で話し、普段は地味で真面目でおとなしく眼鏡を着用している。繊細で傷つきやすい性格で、リングネームもここに由来する。珠理奈が右足に怪我をした際、それに気付き劣勢の試合の中でも交代をしなかったことがあった。しかし後に矢崎の戦略によりメキシコへ修行に出ることになり、タッグも解消となった。それ以降は物語に登場していない(OVER THE TOPにも唯一不参加)。 得意技は複合関節技であるジャベ(劇中ではソル・ナシエンテを使用している)。 島田 晴香 / ユンボ島田 演 - 島田晴香 クイウチ松村とタッグチーム「工事現場同盟」を組むヒールレスラー。金髪のモヒカン頭で顔にはペインティング(ドラマのプロモーション画像と本編では左右が逆。これは松村も同じ)を施している。右腕にアームカバーというコスチュームの場合もある。且ては不良少女だったが矢崎から「その情熱、プロレスにぶつけてみないか?(この言葉は後に自身がボイス山田をスカウトする時にも使われた)」とスカウトされ入門、更生した。ユンボとしてはJURINAを敵視する一方、好敵手として尊敬もしており、OVER THE TOP1回戦で敗れたJURINAを気遣う言葉をかけたりCLIFF HANGERでの勝敗を気にしたりもしている他、デビー・コング戦でJURINAが苦戦するのを見てリングサイドに駆け寄り檄を飛ばしたりもした。W.I.P.のために高校を4年留年している。表紙に「夢に向って!! 工事現場同盟 アイディアノート」と書かれたノートを持ち歩く。 錦糸町道場マッチに松村と共に乱入するつもりだったが、山田が上手く道案内出来なかったため失敗に終わった。 WIP最強クイーン決定トーナメントOVER THE TOPの第1回戦で同門対決となるクイウチ松村戦の直前、松村に彼氏がいることを知り激怒し、記者たちには試合前にこの試合で工事現場同盟を解散する(表向きの理由は「方向性の違い」)と告げていたが、激戦を制した後に解散撤回を宣言する。 OVER THE TOP第2回戦ではパッパラー木﨑と戦い、ハードコアマッチで凶器が認められ、拝みギロチンドロップfromラダーを決め勝利する。 OVER THE TOP第3回戦ではイケメン百花と対戦。自身の攻撃をことごとく先読みする百花に苦戦し、顔面への攻撃(ボマイェや踏みつけ)を連発されたことで両目が腫れ、視界を失う。しかし勘で動いてアングル・スラムを決めたことでイケメン百花の読みを狂わせ、混乱させる。体力がほとんどない中フライング百花を自爆させ、山田からJURINAが敗者復活戦で勝利した報告を聞くと笑顔を見せ、そのまま押さえ込んで勝利した。その後、初めての敗北を喫した百花に対して「プロレスはこっからが面白い」という言葉をかけた。 OVER THE TOP準決勝では因縁のライバル・ハリウッドJURINA(デビュー戦から0勝9敗を喫している)と対戦。反則技であるイス攻撃で額を割り、持てる全ての技を出して激戦を繰り広げフライングJURINAも返してみせるが、ブローイングJURINAにより惜しくも勝利を逃した。 得意技はジャイアントスイング、パワーボムといったパワー技であり多数の力技を使う。のど輪落とし、ラリアットも多用するほか、松村戦ではジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスホールド、第三回錦糸町道場マッチでは拝みギロチンドロップ(ダイビング・ギロチン・ドロップ)を決め技とした。松村とのコンビ技としては劇中では合体ブレーンバスター、蟹挟とクイウチチョップ(チョップ・ドロップ)の連携を見せた他、番宣CMとOPでは合体式パワーボムを放っている。 松村 香織 / クイウチ松村 演 - 松村香織 ユンボ島田と「工事現場同盟」を組むヒールレスラー。島田と同様、顔にペインティングを施しており左腕にアームカバーというコスチュームの場合もある。島田と同様にW.I.P.のために高校を4年留年しているため、キャッチフレーズは「留年の神、留年レスラー」と呼ばれている。 自称・恋愛体質。OVER THE TOP1回戦前に、島田と山田にカズとのキス現場を目撃されてしまい工事現場同盟解散を告げられるが、のちに和解。 CLIFF HANGERに出場し、第1ラウンドでは自身を裏切ったボイス山田に対して「10年早いんだよ!」という言葉を投げかけた。第1ラウンドで勝ち残るが、第2ラウンドはハリウッドJURINAの雪崩式アイスブレイクに敗れる。 クイウチチョップを得意技とし、拝み渡り式、モンゴリアンチョップなどを初めとした様々なバリエーションが存在するが、劇中ではいずれの場合でも「クイウチチョップ」と実況される。このほかクイウチドライバー(形としてはブル中野が使用した垂直落下式のリバース・スープレックス、ブルズ・ポセイドン)、クリップラー・クロスフェイス(クリス・ベノワと同型)を使用する技巧派でもある。 山田 野絵 / ボイス山田 演 - 山田野絵 「工事現場同盟」の末っ子(劇中描写ではなぜか後から加入した向井地よりも立場が下)で、ユンボ島田の愛弟子で試合の際は必ずセコンドにつく。鹿児島県出身。ざる中華で食い逃げをした時にユンボ島田に捕まりスカウトされ、入門。リングネームも島田に命名された。目の周りに赤いアイメイクを施している。錦糸町道場の初試合のメンバーの一人として試合に参加し、声にならない奇声(極端な高音。演じる山田がそのまま発声している)をあげながら試合をした。自身のテーマソングを流すラジカセを担ぎながら入場する。自分の試合が終わっても島田と松村の奇襲に協力するが、場所と行き方などの説明が上手く出来ず、未遂に終わらせてしまった。なお、試合以外でも奇声で喋り何を言っているか理解できるのは工事現場同盟メンバーと矢崎のみ。 WIP最強クイーン決定トーナメントOVER THE TOPの第1回戦でロングスピーチ横山と対戦。長々とスピーチをする横山のマイクを奪って強制的に試合を開始させるが、人妻スーパーキックを受けて試合開始から3秒で失神KOされてしまう。 CLIFF HANGERに出場。第1ラウンドでは松村を裏切ってオーバー・ザ・トップロープを試みるが失敗する。その後、向井地の指示でこけしをしてキューティレナッチにダメージを与えるが、2回目をしようとした時に向井地に場外へと落とされ、敗北。 得意技はこけし(島田に伝授された技。ただし場外では通常のヘッドバット)で、技のために常に水泳キャップを持参している。モデルは、こけしの使い手である本間朋晃。 向井地 美音 / ブラックベリー向井地 演 - 向井地美音 咲良の親友。咲良と同じ東錦糸町高校に在学している。咲良につきあう形で戸惑いながらも道場に入ることになるも自分の運動神経のなさに自信を失い、「プロレスをやめる」といって咲良の前から姿を消してしまったこともあるが、高校の屋上で互いに気持ちをぶつけ合うことで和解した。錦糸町道場ではストロベリー向井地のリングネームでコスチュームモチーフは「お菓子」であった(ただし、このコスチュームが使用されたのは回想シーンのみ)。デビュー戦は6人タッグで白金ジムのMAX中井、バトンかとみな、ボイス山田組と対戦(パートナーはキューティーレナッチ、サックス古畑)。リング下に潜ってバトンかとみなを油断させた。善戦はしたもののMAX中井にラ・マヒストラルで丸め込まれ敗北した。 その後は咲良とともにフルーツペアとして人気を博していたが、第3回錦糸町道場マッチで工事現場同盟と戦った際に「スター選手を輝かせるのはヒール」とヒールレスラーに憧れを抱き、理由を告げずに再び錦糸町道場を去って工事現場同盟に弟子入りを志願する。矢崎によって正式に白金ジム入りを認められ、新たにブラックベリー向井地と名づけられた。 WIP最強クイーン決定トーナメントOVER THE TOP一回戦でチェリー宮脇と戦うが、ジャンピンサクラを受け敗北した。 試合後、咲良に対し今までの事情を話した上で錦糸町道場とは完全に決別したわけではなく、ヒール(悪役)として頂点を極めたら錦糸町道場には戻ると宣言した。また、錦糸町道場同士の試合であるチェリー宮脇対ロングスピーチ横山戦は試合中継を全て見ていた。 CLIFF HANGERに出場。第1ラウンドでは山田にこけしを指示するが、2回目の際に山田を裏切ってリングの下に突き落とした。第2ラウンドでは得意の地獄突きやクイウチ松村との協力技でJURINAを苦しめ善戦するものの、腕ひしぎ逆十字固めを受けタップアウトで敗北した。 白金ジムに入門してからも咲良のことは気にかけており、咲良の準決勝の試合を練習を放棄して食い入るように見ていたり、決勝前の錦糸町道場や近所の住人からの咲良への寄せ書きにも参加していたり(ただし、メッセージは「地獄に堕ちやがれ!!」)、決勝の試合も観戦していた。 そして、決勝後に咲良と再会した際には咲良から勧められたキャベツではなく、紫キャベツを食べていることを明かした。 得意技は地獄突き(ヒールターン後。それ以前は“逃げ回り奇襲すること”)。ヒール転向後のモデルレスラーはアブドーラ・ザ・ブッチャーで、運動神経が鈍い設定から手数が少なくほぼ地獄突きだけで試合を構成するブッチャーがモデルに選ばれた。第16話ではブッチャーの空手ポーズを披露している。 錦糸町道場の壁に描かれている練習生のイメージカラーはピンク。レッドと二人で背中合わせをしながら基礎練習に励んでいる姿となっている。 演じる向井地の話によると、白金ジムへの移籍およびヒールターンは番組の放送開始後に知らされ二重に驚いたとのこと。 白間 美瑠 / 道頓堀白間 演 - 白間美瑠 W.I.P.の次世代エース候補のひとり。人呼んでアイドルプロレスの申し子。胸の谷間を強調したコスチュームを着用している。常に関西弁で話し、事あるごとに「なんでやねん!」と言う。ある日を境にエメラルドHARUKAに取って代わり、ハリウッドJURINAと「パワーストーンズ」を組むことになった。しかし、この急な抜擢および後述の性格にはバード高柳など不満や不信感を持っているレスラーも多く、島田からは「美人でキャーキャー言われるだけのレスラー」と罵られる。パートナー交代決定後、ハリウッドJURINAにタッグ解消をエメラルドHARUKAに早く告げるよう要求したり、記者会見でパートナー交代が正式に発表された際には初めて知ったかのように演技したりと、美貌とは裏腹に人を蹴落としてでものし上がりたがる腹黒い性格であることが徐々に明らかになりはじめる。ハリウッドJURINAの欠場中は白金ジムのトップレスラーとなっており、JURINAへは上から目線で見下す態度を取るようになる。 WIP最強クイーン決定トーナメントOVER THE TOPの第1回戦でキューティーレナッチと対戦し、道頓堀フットスタンプを決め勝利する。その後マイクアピールで1回戦負けを喫したJURINAを散々にこき下ろし、「私の時代やわ!」と宣言した。 WIP最強クイーン決定トーナメントOVER THE TOPの第2回戦直前に首を痛め、チェリー宮脇戦ではドクター3人を伴いコルセットを着用し試合を行う。しかし、それはテレビで見ていた百花から「嘘くせぇ」と貶された通り、咲良の得意技であるエルボー攻撃を封じるためのフェイクであった。だが、首への負担が大きく怪我していたら使えないはずの大技であるフィッシャーマンズ・スープレックスを使ったため嘘がバレてしまい、咲良の猛攻を受け最後はジャンピンサクラにより敗北。試合終了後には、会場裏で嘘泣きの練習をしていたが、咲良から「その強さは本物」と言われたことで初めて本当の涙を流した。 自身が劣勢に陥ると「なんでやねん!」とツッコミし、ドラゴン・スクリューなどの返し技で逆転するのが定番ムーブ。D-STF(道頓堀STF)が得意技。このほかにアッパー掌底、道頓堀フットスタンプ、ヒップアタックなど多彩な技を持つ技巧派でもある。 演じる白間の話によると、現役当時のキューティー鈴木をイメージしている。当初は錦糸町道場所属の予定だった。 須田 亜香里 / オクトパス須田 演 - 須田亜香里 得意技は卍固め(オクトパスホールド。グランド式などのバリエーションもある)やオクトパス式DDT、オクトパス式鎌固めなどのストレッチ技。他にも必殺技としてシャイニング・ウィザードを多用する。入場時のガウンはタコをモチーフにしており脚部分のスリットが多い。とどめを刺すときのチューチューポーズは中高生にも人気で、技が決まった後は須田がチューチューフェイスをしながら客席も「チューチュー」という。体が柔らかく、マトリックスも使用する。錦糸町道場の初試合のメンバーの一人として試合に参加。パッパラー木﨑のデビュー戦の相手を務め、シャイニング・ウィザードで完勝した後はこの戦いを「プロと小学生の戦い」と蔑んだ。 錦糸町道場マッチのころまでは硬派なキャラであったためグッズ人気がなかったが、態度を軟化させ、他の選手のファンに対しても神対応を見せることで多くのファンを獲得する(宮脇からも「オクトパスってあんなキャラだっけ」と言われていた)。 WIP最強クイーン決定トーナメントOVER THE TOPの第1回戦で再びパッパラー木﨑と対戦。パニックに陥る木﨑を圧倒するが、口をガムテープで塞がれたことで形勢が逆転し、マトリックスの動きを読まれての腹へのストンピングで大ダメージを受けた後続けざまに出されたノーフューチャーキックを受けて敗北。その後、自分を応援してくれたファンに謝罪した。 CLIFF HANGERに出場。第1ラウンドでは8人の中で最後にリングに上がり、シャイニング・ウィザードで古畑を倒す。第2ラウンドでは前半は主に松村と戦い、ロッカーの中に閉じ込められる。その後、残っていたJURINAと戦い二大必殺技のフライングJURINAとアイスブレイクを両方防ぐなど善戦するが、レインメーカーを決められ敗北。 長らくベビーとして活動してきたが、『WIP CLIMAX』では白金ジムおよびハリウッドJURINAへの不満からヒールターンを果たし、ヒールレスラーとして出場する。 高柳 明音 / バード高柳 演 - 高柳明音 ストリートファイトスタイルで戦うレスラー。かなりストイックな性格。蹴り技が得意で、PK(劇中では「ペナルティーバード」の名称で使用)が必殺技。また、コーナーを背にした相手に助走をつけて自分もサードロープに登りつつ蹴りを放つ「バードキック(劇中ではヒクイドリの蹴りを参考にしたとされている)」という得意技も持つ。決め技を決める際には「コイツ今から潰します」と言う。「瞬殺の女王」の異名を持ち、サックス古畑戦では試合開始前に首に提げているストップウォッチ(1分設定)をコーナーに掛け、勝利までのカウントダウンをした。元はいじめられっ子で、飼っていたインコが唯一の友達だったという過去がある。現在でもいじめられてこそいないが友達はセキセイインコの「ふうちゃん」(過去と同じ個体かは不明)のみである。錦糸町道場の初試合のメンバーの一人として試合に参加、メインイベントでロングスピーチ横山と対戦。開始のゴング前に奇襲攻撃を仕掛け、狂犬のように大ダメージを与えるが、スリーカウントの決着を望まず完膚無きまでに痛めつけて完全決着で決める戦法で横山を苦しめた。最後はスリーパーホールドで横山を気絶させ、TKO勝ち。 プロレスをなめている(と本人が考えた)者は誰であろうとも許さない信条を持っているベテランであるが、扱いに不満を持ち進退を迷う。私生活では高校を1年留年。家族(実家を出ている)とはあまりうまくいっていない様子。親から矢崎に「これ以上留年はさせられない」と連絡があり、「OVER THE TOPで優勝できなかったら学校もWIPも卒業する」と宣言してトーナメントに臨む。 WIP最強クイーン決定トーナメントOVER THE TOPの第1回戦でサックス古畑と対戦し、予想外の粘りや新技ファイナル・カットに苦しめられるが、最後はペナルティーバードを決め勝利。 第2回戦ではロングスピーチ横山と対戦。戦いの途中で矢崎に「たかがプロレス」と言われたことを思い出して力を抜き、本来の力を発揮する。錦糸町道場マッチの時と同様にスリーパーホールドで横山を絞め付け優位にたつが、横山が吹っ切れたことで形勢が逆転、逆にスリーパーホールドで絞められタップアウトし、敗北した。その後、ファンに引退を発表してリング上に髪飾りの羽(デビュー時に与えられた物)を置き、ファンと横山に礼をしてリングを去り、WIPを引退した。 第2回戦の試合前に、練習に集中するため、ふうちゃんを矢崎に預けていたが、試合終了後には矢崎から教え込まれた言葉をふうちゃんが発したことで涙を流した。 なお、後日談として、現実でも、演じた高柳本人のTwitterにてふうちゃんを演じたセキセイインコのとうふを新たに迎え入れたことが判明している。また、ストーリー上一人だけクランクアップが早かったためOVER THE TOP決勝シーン撮影時に自費で上京、帽子とマスクで顔を隠してカメラマンとして出演している。 ファイトスタイルのモデルは、ペナルティーバードの元ネタ・PKの使い手である柴田勝頼。 『WIP CLIMAX』では引退と復帰を7回繰り返していたことが明らかとなり、この試合で復帰する。 木下 百花 / イケメン百花 演 - 木下百花 白金ジムメンバーを遠目から見守る謎の人物。無口で、テレビ番組の取材に対しても自分に直接関係しないことは一切喋らない。これまで将棋やビリヤード、ダーツ、ピンポンなどあらゆるジャンルにおいてトップを勝ち取り、欲しいタイトルを手中におさめており、超人類と煽られる。公式戦にはほとんど参加しなかったが、WIP最強クイーン決定トーナメントOVER THE TOP第1回戦でハリウッドJURINAと対戦。実は、「じゃあ再生するよ」と言ったあとに自分が受けた相手の技をそのままコピーして相手に同じ技で攻撃する能力を持っており、試合中一方的に攻められるがフィニッシュのフライングJURINAを膝で迎撃。その後、そっくりそのまま同じ技を返し続け、掟破りのフライング百花からの得意技であるボマイェ2連発で勝利した。試合後には車で帰る際に矢崎に「計算狂いました?」と問い掛け、矢崎が「まさか」と返すと、百花は「なら良かった」と言って帰っていった。 WIP最強クイーン決定トーナメントOVER THE TOP第2回戦では、コマネチ湯本と対戦するがコピー技は使用せず技をかわし続けることで湯本を消耗させると、JURINAが使用していたアイスブレイクからのボマイェ2連発を決め勝利する。 第3回戦ではユンボ島田と対戦し、ボマイェや反則であるロープを使用した顔面踏みつけで島田の視界を奪うと共に島田の先手や体力をことごとく読み圧倒する。しかし、島田が自身の想定外の行動をしたことにより混乱し、冷静さを失う。その後、体力がほとんど無い島田に対してフライング百花を決めようとするがかわされ自爆し、そのまま押さえ込まれ敗北を喫した。 ファイトスタイルは上記コピー技を使用するほか立ち技格闘技に長け、男性格闘家と練習する回想も織りこまれた。劇中未登場だが週プレスポーツの取材では少林拳における「炎の鍋」の荒行を見せている。ファイトスタイルのモデルは、中国拳法や忍術にも造詣の深い中邑真輔。コスチュームは黒猫をイメージし、尻尾がついている。 湯本 亜美 / コマネチ湯本 演 - 湯本亜美 劇中オリジナル技「ローリングコマネチ(バク転が1回追加されるロンダートエルボー)」などの空中殺法を得意技とする軽業戦士で、他にも多彩な技を使う技巧派レスラー。キャッチコピーは「空飛ぶ妖精コマネチ湯本」。勝利の際は「ゴールドメダルポーズ」を決める。神宮寺アナいわく白金の空飛ぶ妖精。錦糸町道場の初試合のメンバーの一人として試合に参加し、チェリー宮脇と対戦。途中で苦しめられ、ムーンサルトプレス(劇中名称はコマネチハネムーン。劇中解説によると「ここぞという時に使う必殺技」)からの片エビ固めで宮脇から勝利するもあまり喜べるものではなかった。番宣CMではハンドスプリングスタナーやローリングコマネチを披露している。 WIP最強クイーン決定トーナメントOVER THE TOPの第1回戦で同じアクロバット技を使う選手であるバトンかとみなと対戦。技と技のぶつかり合いを制し、コマネチハネムーンを決め勝利する。 WIP最強クイーン決定トーナメントOVER THE TOPの第2回戦ではイケメン百花と対戦。コピーされる前に倒そうと試みるが、技をかわし続けられたことで体力を消耗してしまい、ボマイェの2連発を食らって敗北した。 中井 りか / MAX中井 演 - 中井りか 第1話時点では白金ジムの練習生だった。錦糸町道場の初試合のメンバーの一人として試合に参加しこれが中井にとってもデビュー戦(リングネームはデビュー戦発表の際に付けられた。矢崎によると「『可能性がMAX』という意味」)となる。デビュー戦ではほぼ何もしなかったが、最後に向井地をラ・マヒストラルで丸め込み、デビュー戦初勝利を得た。OVER THE TOPではスーパーシード枠(準決勝から出場)と矢崎から優遇されている。CLIFF HANGERでJURINAが勝ち上がったため、JURINAと戦うことになったが試合前にJURINAとデビー・コングの特別試合が組まれたことで自分の不戦勝を確信する。しかしJURINAがデビーに勝利したため、それに驚き試合放棄して会場から逃亡し逆に不戦敗となった。決勝戦の観戦のため戻ってくるが、かなり気まずそうな態度をしていた。 『WIP CLIMAX』では、錦糸町道場に移籍しての試合となる。 加藤 美南 / バトンかとみな 演 - 加藤美南 第1話時点では中井と同様、白金ジムの練習生だった。柔軟な体や身軽さを活かした技(劇中では619を披露)を得意とする。錦糸町道場の初試合のメンバーの一人として試合に参加し、バトントワリングの動きで入場し試合でロープワークからの側転、側宙を見せるがそのせいで対戦相手を見失ってしまった。番宣CMおよびOPでは、コーナーに振られてからの突進攻撃を側宙で避け、キックで反撃するムーブを見せている。 WIP最強クイーン決定トーナメントOVER THE TOPの第1回戦でコマネチ湯本と対戦し、コマネチハネムーンを決められ敗北する。 CLIFF HANGER第1ラウンドではアクロバットをしながら入場するがそれが仇となり、開始早々試合に参加していた4人のレスラーたちに場外へと出され、脱落する。 矢崎 英一郎(やざき えいいちろう) 演 - 渡辺いっけい 白金ジムの創設者。かつては洋平の弟子であったが、プロレス観の違いから師匠を裏切り横山以外の練習生を引き抜いてジムを新設する。咲良にプロレスの世界に入るよう仕組んだ人物で、洋平の死後に錦糸町道場を買収しようとするがジムを訪れた咲良を挑発(後に咲良からスター性を感じたことを口にしている)し、咲良をプロレスの世界へと誘う。強さを追い求めるプロレスは時代に合わないと、美しさを求める華やかなアイドルプロレスを追求する白金ジムを設立する。その手腕はスポーツドキュメント番組『アスリートGet You』において「プロレス・コンダクター」(指揮者のように手を動かすポーズを取ることもある)の異名で紹介された。プロレスはショービジネスと捉えており、選手のグラビア撮影および選手へのマスコミインタビューなどには積極的に応じている。ただし興味を持ったものをスマートフォンで執拗に連写するなど選手の心情をやや軽く見ている節もある。ただし、撮った写真を見ないことが多いことを、アリゲートに指摘されている。 モデルのひとりは秋元康で、ある台本の第一稿では秋元が会議中に喋った言葉がそのまま使われていた。
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