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全著書および内容紹介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:11 UTC 版)

パトリック・モディアノ」の記事における「全著書および内容紹介」の解説

La Place de létoile, Gallimard, 1968, 1975---『エトワール広場』---「ロジェ・ニミエ賞」および「フェネオン賞」 「占領下パリ小説背景とし、実在闇商人ゲシュタポの手先を登場人物とし、史実物語取り込んだ小説。ドゥニ・コスナール(Denis Cosnard)によると、「ラファエル・シュレミロヴィッチの足跡を追う」『エトワール広場』には「占領想起し、パリ彷徨し、架空の人物実在人物混ぜる」という後続する小説群の礎石がある。 La Ronde de nuit, Gallimard, 1969, 1976---『夜のロンド』 フランス・ゲシュタポのために働きながら、同時にまた、レジスタンス運動にも関わる主人公葛藤。「モディアノはこの小説過去清算しようとしている」。 Les Boulevards de ceinture, Gallimard, 1972, 1978---『パリ環状通り』---アカデミー・フランセーズ賞 過去から断ち切られ混迷の時代生きる「父」なき世代の屈折した心情…。確固とした支え持たない語り手「私」は、自らの源を求めて過去さかのぼり、夢とも現実ともつかない父を執拗に追い求めるいかがわしい仲間出入りする人生落伍者である「父」を優しく見守りつづけ、共にその人生を歩もう試みる。つかの間やすらぎをもとめ、二人故郷喪失者はパリの夜を中古車乗って徘徊するLa Polka (ポルカ) (戯曲) 1974 ジャック・モークレール(フランス語版監督によるパリ10区のジムナーズ劇場の上演(1974年5月15日)のために執筆した脚本Villa triste (悲しみの館), Gallimard, 1975 --- 書店1960年代のある夏。スイスとの国境に近い湖畔の街に身を隠す18歳ヴィクトール出会う風変わりな人間たち。「書店賞」を受賞1994年パトリス・ルコント監督により『イヴォンヌの香り』として映画化Lacombe Lucien, 1975---ルイ・マル監督ルシアン青春』(映画脚本1944年初夏第二次大戦終焉迎えつつあったフランス南西部の町フィジャック病院清掃作業員として働く17歳ルシアンは、ふとしたことからナチスゲシュタポとかかわるようになり、その手先としてレジスタンス活動家ユダヤ人摘発片棒を担ぐ日々送っていた。だが、ユダヤ人仕立て屋の娘フランスを知るようになったことから、彼の運命変わり始めた。 Livret de famille, Gallimard, 1977, 1981---『家族手帳生きるとは、ひたすらに記憶完成しようとすることだ。― ルネ・シャール作品冒頭引用され言葉ゲシュタポ追い詰められた父、アントウェルペンミュージックホール踊り子だった母、父と母それぞれの怪しげ取り巻きモディアノ自身青年期などを描いた自伝的要素虚構回想交錯する14編。 父になったばかりのパトリックは、娘の出生記録された「家族手帳」を手にする。しかし、彼は自分がどこで生まれたのか、父母何という名前だったのか、知らないのだった残され両親断片的記憶手がかりに、失われた自分出生」を事実想像織り交ぜて物語化する自伝小説注記:「家族手帳」とは、フランスにおいて、結婚の際、あるいは初めの子供が誕生した際に交付される公的文書である。そこには、父母の名、生年月日婚姻歴子供出生場合によっては死亡年月日記される)。 Rue des boutiques obscures, Gallimard, 1978, 1982---『暗いブティック通り』---ゴンクール賞受賞 パリ私立探偵事務所で、〈私〉は、ユットと一緒に働いていた。そこに勤める前の記憶は、ない。〈私〉は、過去思い出取り戻すためにパリの街をさまよううち、せつない事実次々と遭遇する。「2人だけで《南十字星》に残ることもあった。〔中略の上くっきり浮き出し眼下見入っていると、ちょうどクリスマスショー・ウィンドーなどに陳列されるあの玩具箱庭のようなであった」(本書より)。雪景色の中、幸せな日々すごしていた恋人たちは、なぜ、突然の悲劇引き裂かれたのか。 韓国ドラマ冬のソナタ』のシナリオ担当したキム・ウニとユン・ウンギョンが、共通して影響受けたのはモディアノの『暗いブティック通り』であると述べている。また実際に、『暗いブティック通り』と『冬のソナタ』にはストーリー登場人物についていくつかの相似点がある。 Une jeunesse, Gallimard, 1981, 1985---『ある青春兵役あがりのルイ歌手志望オディールは、パリサン・ラザール駅出会い、恋に落ちた。そして十代最後の日々を、ふたりは、夢を追いかけながらも「大人の事情」に転がされていったパリから遠く離れて、いまや山荘幸せ家庭を築くふたりの過去には、はたして何があったのか。「もし子供たちが、自分たちの生誕以前両親知ったら、なんと不思議なことだろう。まだ彼らが人の親にならず、ただ単に彼ら自身であった時の……」(本書より)。 Memory Lane (思い出小道), Hachette, 1981, Seuil, 1983 1980年に『新フランス評論』に発表され小説を翌81年にピエール・ル=タンフランス語版)によるイラスト入りアシェット社から出版De si braves garçons (とても気のいい仲間たち), Gallimard, 1982, 1987 パリ近郊寄宿学校生徒たち様々な境遇育ち、みんな何らかの形で親に見捨てられ子供たちモディアノ自身思われる語り手20年後の回想と現在が交錯する。 Poupée blonde (金髪人形) (戯曲), P.O.L., 1983 戯曲作品だが、第一作の『ポルカ』のように実際に上演されるためではなく、「想像劇場」のために書かれ作品。ピエール・ル=タンによるイラスト入りテーマは「失われた青春への郷愁時の流れに消え去るもの、死の影」。 Quartier perdu, Gallimard, 1984, 1988---『迷子たちの街』 パリ彼にとってはじめての街ではなかった。ほぼ二十年ぶりの再訪である。正確には、帰国と言ってよかった語り手アンブローズ・ギーズの本名はジャン・デケール。彼はほぼ20年ぶりにパリ戻った20歳のとき、ある事件巻き込まれフランス国籍を捨て異国逃れなければならない羽目陥った仕事かこつけてではあれ、彼はずっと避けてきた忌まわしい過去と、ようやく向き合うことにしたのであるホテルもらった一枚名刺と、10年前編集者を介して届けられ手紙が、過去たぐりよせる出発点となる。「読者語り手過去自身過去として共有せざるをえなくなり時間記憶の海船酔い似た気分を味わう。そして、その奇妙な酔い醒めないうちに、物語の外に放り出される」(堀江敏幸による書評)。 Dimanches d’août, Gallimard, 1986, 1989---『八月日曜日マルヌ河畔暮らしていた語り手シルヴィアがなぜ、ニース身を隠しているのか。二人人生をつなぐダイヤモンド南十字星」はどのように手に入れたのか。人気俳優エーモスはなぜ死んだのか。ニール夫妻とは誰か二人はなぜ、荒廃した館からシルヴィア語り手、そして「南十字星」を見張っているのか。シルヴィアはヴィルクールの妻なのか。ヴィルクールはなぜ、ニースに来たのか。交錯するこれらの謎から、ある愛の物語綴られる。 Une aventure de Choura (シューラ冒険) (絵本), Gallimard, 1986 自由を愛する白いラブラドール主人公にした子供向け絵本。絵はモディアノの妻ドミニック・ゼルフュス。 Une fiancée pour Choura, Gallimard, 1986---『シューラ婚約』(絵本) 「女流作家秘書、白シューラは、お供でかけたスキー場で、南の島大統領秘書黒犬フロール婚約」(日本児童図書出版協会)。絵はモディアノの妻ドミニック・ゼルフュス。 Remise de peine, Seuil, 1987, 1996---『嫌なことは後まわし少年時代「ぼく」一時期だけ預けられパリ郊外の家。そこを出入りしている何人かの奇妙な大人たちは、みんなとても親切にしてくれた。小さな弟と城館探検したり、秘密の水車小屋行ったり、豆自動車乗ったり。でもある日、そんな毎日が突然終わり迎える。 Vestiaire de l’enfance (少年時代更衣室), Gallimard, 1989, 1991ジブラルタルまたはアルヘシーラステトゥアン側に住む血迷った視聴者仮定して」、ジャマイカ大農場主になったルイ17世冒険」というラジオ番組台本書いている主人公。『パリ環状通り』と同様に、「失踪記憶喪失による謎」が、「探究果てしなさ」というテーマや「空虚空白沈黙」というイメージつながっている。「カフェ撞球室の間の鉄製仕切り近く座っている彼女を見たとき、一瞬、その顔立ち識別することができなかった。射し込む光が強すぎて、闇に包まれていたからだ。〔中略〕やがて、その顔が闇から浮かび上がった」という冒頭一節はしばしばこの小説テーマ象徴するものとして引用されるCatherine Certitude, Gallimard, 1988---『カトリーヌパパ』(児童書) 「ニューヨークでバレエ教室を開くカトリーヌはあるの日、少女時代のことをふと思い出す。パリ10区倉庫の上階でパパ暮らし眼鏡を外すと柔らかな世界に浸れたあの頃パパ営んでいた仕事移民としてのアイデンティティ若かりしパパママとの出会いそして……。父娘とりまいていたその時ならではの人間模様は、少し哀しくて温かく子ども心染み込んでいた。そんな様々な人生断片が、年月経てくっきりとよみがえる」。イラスト雑誌『パリ・マッチ』や『ニューヨーカー』などにもイラスト風刺画掲載しているジャン=ジャック・サンペVoyage de noces (新婚旅行), Gallimard, 1990 --- ルレ旅行者読者賞 ミラノホテル自殺したフランス人女性アングリッド。かつて彼女に渡され新聞切り抜きは彼女自身に関する尋ね人三行広告。彼女は何を伝えたかったのか。主人公パリ戻ってアングリッドと夫リゴーの謎を探る。『1941年パリ尋ね人』と密接に関連するテーマ。 Fleurs de ruine, Seuil, 1991, 1995---『廃墟に咲く花』 「1933年4月24日若い夫婦自殺した。その理由はいまも謎のまま──。11月その日曜の晩、ぼくはラベ・ド・レペ通りにいた。──ふとよみがえる、ある事件記憶若い夫婦心中謎めいた二組の男女パリの街をさまよいながら、いつしか「ぼく」事件足跡たどっていた」。 Un cirque passe, Gallimard, 1992, 1994---『サーカスが通る』 1963年パリ18歳リュシアン体験した6日間出来事警察事情聴取受けたときに出会った女性ジゼル。彼女を取り巻奇妙な人間たちラテン語の「円、輪」に由来するサーカス」という言葉は「放浪遍歴、生の循環中心定まらない同心円」という作品のテーマ喚起する。 Chien de printemps (最悪の春), Seuil, 1993, 1995 著名な写真家フランシス・ジャンセンはロバート・キャパ友人という設定ある日ジャンセンは突然、何もかも捨ててメキシコ旅立つ残され写真から語り手見つけた1枚ネガ。「彼は1964年6月フランス去った。私はこの文章1992年4月書いている。眠っていた記憶1992年初春蘇ったのだ」(本書より)。 Du plus loin de l’oubli (忘却遠く離れて), 1996 1960年代語り手青年出会った女性ジャクリーヌパリロンドン舞台描かれる恋愛。「私は夢を見ていた。危険が迫ればすぐに消えてしまうような夢だった。〔中略〕もし私がこの場を離れたら、すべてが無に帰すだろう。残るのはブリキスーツケースと、他人に何の意味もない名前や場所を書き留めた紙片だけ」(本書より)。 Dora Bruder, Gallimard, 1997---『1941年パリ尋ね人収容所移送され死んだ実在ユダヤ人親子亡命生活を跡づけた作品。「尋ね人。名前ドラ・ブリュデール、女子十五歳目の色マロングレー、うりざね顔…」。1941年12月31日占領下パリ新聞載った尋ね人広告」。これを偶然発見した時から、作家モディアノ10年にわたる少女ドラ行方探す旅がはじまった歴史忘却抗し、名もなきユダヤ人少女かすかな足跡追い求めて……。本書セルジュ・クラルスフェルトの『強制収容所移送者記録名簿 (Mémorial de la déportation des Juifs de France: フランスから強制移送されユダヤ人記録名簿)』に衝撃受けたことによって生まれた、ほぼノンフィクション小説であり、クラルスフェルトからドラと彼女の家に関する情報入手している。モディアノは『リベラシオン』紙で「文学生み出す主要な原動力はしばし記憶なのだ。だから書かねばならなかった唯一の本はセルジュ・クラルスフェルト書いたようなこの種の『記録名簿』であるように私には思えた。私はセルジュ・クラルスフェルト示してくれた規範従おうとした。何日何日もこの『記録名簿』をひもときながら、私は一人ひとりの人生に関するなにか補足的な事実住所、どんな些細な情報でもよいから見つけよう試みた」と語っている。 Des inconnues (無名女たち), Gallimard, 1999 索漠とした人生にある時突然生じ断絶リヨンタイピストだった女性モデル応募した断られパリ出て得体の知れない男性愛人になる。アヌシー寄宿学校から逃げ出した少女が、ある裕福な家庭ベビーシッターをするが、複雑な家庭の事情巻き込まれるパリ14区に住む服飾店の女性店員は「自分探し」から、神秘哲学傾倒していく。3人の「無名女たち」の人生3つのエピソード語られるLa Petite Bijou, Gallimard, 2001---『さびしい宝石』--- シャラント県ジャン・モネ欧州文学賞愛されなかった私。嘘だらけの母親本当人生探しにゆく。果てしない孤独と人の優しさ描いた作品19歳テレーズは、ある日地下鉄シャトレ駅で「くたびれた黄色オーバーコート」を着た母親とそっくりの女性見かける戦時中テレーズ友人のもとに置き去りにしてモロッコ渡った母親。だが、彼女はモロッコ死んだはずだ。伯爵夫人名乗っていた母親偽りの人生テレーズベビーシッターをする女の子同じように親に見捨てられている。この女の子境遇に、テレーズは自らの喪失恐怖人生重ね合わせる。 ジェローム・ガルサン(フランス語版)は、『ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール(フランス語版)』に掲載され書評で、『ボヴァリー夫人』を書いたギュスターヴ・フローベールが「ボヴァリー夫人は私だ」と叫んだことに倣って、「『さびしい宝石』(=テレーズ) はモディアノボヴァリー夫人だ」と締めくくっている。 Accident Nocturne (夜の事故), Gallimard, 2003 パリ1区ピラミッド広場で車にぶつけられ怪我をし、車を運転していた女性とともに取り調べ受けた後、病院運ばれた。手当てを受ける間に、消毒の臭いで、過去同じようなことがあったことを思い出す。ジュイアン=ジョザの寄宿学校預けられていた時のこと。あの時ベッド脇にいた女性は……。「モディアノ小説何らかの事件があったことを匂わせるが、最後まで解決を見ることはない。神秘に近づけば近づくほどブレーキがかかり、最後にエンストする」。 Un Pedigree (血統書), Gallimard, 2005 自伝小説パトリック・モディアノは、「なぜ、今あらため事実個人的なこと書こうとしたのか」という問いに対して、「40年も経つと、こうしたことがすべて別の人間人生、すなわち、本書書いたように『私のものではない人生』になる。だから、暴露的であるとか、慎みがないというふうには感じないこの間のことでいまだに心に深く刻まれているのは、弟の死である。これ以外は、秘密というほどのものではない」と答えている。 Dans le café de la jeunesse perdue, Gallimard, 2007---『失われた時のカフェで』 「いまもまだ僕には聞こえことがある。夜、道で、僕の名前を呼ぶ声が。ハスキーな声だ。シラブルを少し引っぱった発音で僕にはすぐ判るルキの声だ。振り返る、でもそこにはだれもいない。夜だけじゃない。ひと気の引いたこんな夏の午後……でももうよく僕らには判らない、一体どの年の夏に自分がいるのか。もう一度以前おなじに全ては始まる。おなじ日々、おなじ夜。おなじ場所、おなじ出会い。《永遠くりかえし》」(本書より)。 L’Horizon, Gallimard, 2010---『地平線青春時代の思い出断片から浮かびあがる亡霊のようなシルエット。かつての恋人足跡求めてパリの街を彷徨するひとりの男。かすかな記憶の糸が、40年の時を経て恋人生まれたベルリンへと誘う。 パトリック・モディアノ小説では常にある出来事発生する。『地平線』は新たな過去探求である。 L’herbe des nuits (夜の), Gallimard, 2012 2012年語り手50年前出会った女子学生ダニー足跡をたどる。モンパルナス地区国際大学都市パリ大学文学部パリ植物園…。モロッコ警察いざこざがあった彼女はその活動についても本名すらも彼には語らなかった。モディアノは、「60年代初めにパリ一部地区アルジェリア戦争不穏な空気漂っていた」とし、また、「(語り手心の中様々な場所や時代人物交錯するのは)パリという街が巨大な羊皮紙のようなものだからだ。30年もすれば通りは姿を変え消えてしまう地区もあるが、パリという街に刻まれたものは決し消えることがない」と語っている。 Pour que tu ne te perdes pas dans le quartier, Gallimard, 2014---『あなたがこの辺りで迷わないように』 突然、見知らぬ男から電話があって、主人公が失くしたアドレス帳預かっていると言う。「失うことは、欠如感や不在感により記憶喚起する愛する人を失う場合はもちろんだが、鉛の兵隊お守り一通の手紙やアドレス帳……、昔、身近にあった何でもないでも、失うことで『時』に亀裂が走る」とモディアノは語る。 両親愛情恵まれることのなかった少年時代苦悩満ちた青年時代。そして、小説家となった現在の謎めいた交錯のうちに立ち現われる孤独な生の歩み記憶迷路……、書くこと迷路……。 Souvenirs dormants (眠っている記憶), Gallimard, 2017 モディアノ自身同様に1945年ブローニュ=ビヤンクール生まれた語り手は、過去出会い記憶再構築ようとするパリとその郊外通りをめぐる記憶の糸が交錯し結ばれてはまた解けていく。モディアノ過去小説人物再登場する ---「確かに、彼らはこれまでの小説描かれた人物だが、一篇小説継続的に書いていると言うこともできる。これらの人物の一部については別の小説詳細に描写しているが、名前が異な場合もあり、これ自体記憶不確かさを表わしている」(モディアノ)。 Nos débuts dans la vie (人生始まり) (戯曲), Gallimard, 2017 1960年代作家志望ジャン女優の卵のドミニックドミニックチェーホフの『かもめ』のニーナの役をもらったばかりだが、チェーホフ演じることを夢見ながら、結局はブールバール劇女優終わったジャン母親妬み対象となる。「ジャンは母に、『またいつか再会することになるだろう。夜のこの時間帯は、いつもパリ通り幽霊が出るからね。僕はもう怖くないよ』と言って別れ告げた」(本書より)。 Discours à l’Académie Suédoise, Gallimard, 2015 ノーベル文学賞受賞記念講演 Paris Tendresse, Hoëbeke, 1990---『やさしいパリ』 「戦争パリロマンス破壊した。しかしどの時代にあっても、前の時代名残り捜し出すことができる。ブラッサイモディアノ時代越えて邂逅する」。

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