全落・水落シリーズ
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「とんねるずのみなさんのおかげでしたのコーナー一覧」の記事における「全落・水落シリーズ」の解説
2010年6月24日より放送開始。ゴルフ場のグリーンに見立てた落とし穴に何も知らないターゲットであるとんねるず以外のタレント達を落とし、その美しさやリアクションを競うドッキリコーナー。解説及びスコアの判定は石橋扮する「世界のAO木さん」、リポーター及び仕掛け人役は木梨、実況は実際のゴルフ中継も担当する塩原恒夫(当時フジテレビアナウンサー)が全大会で務めた(全落の実況を担当するため、F1の実況を断って参加したこともある)。また、矢作は落下後にリポーターに回り、一部ターゲットも落下後仕掛け人として参加する。また、水落プロでは、たまたまロケ地のゴルフ場でレッスン中だった本物の青木功が急遽解説に加わり「青木とAO木のダブル解説」が実現した。 落下後美しさやリアクションに応じ、AO木がゴルフのスコアに則った成績を発表する。最高ランクはホールインワンであり、次点はアルバトロス(以降はイーグル・バーディー・パーと続く)。不甲斐ない場合はボギー・ダブルボギー、ひどい場合にはトリプルボギーやダブルパー(4オーバー)、またはOBとされ、余りにも酷かった場合は放送上でダイジェスト扱いになったり(第6回の大地が該当)、失格を言い渡されたりする(第13回のワッキーが該当)。ただし、AO木がホールインワン判定を下した事は1度もない(後述の第12回のゴルゴ松本が唯一のホールインワンであるが、エンディング後のエキシビションのため、塩原アナの実況内でのコールのみであり、正式な記録ではない)。このような方式で行い、個人戦の場合は全出場選手の終了時でスコアの一番良い選手、団体戦の場合はスコア合計の少ないほうが優勝となる。優勝した選手(団体戦の場合は最優秀選手)には優勝カップと優勝ジャケット(全落時は緑/水落時は青)が贈られる。万が一、トップが複数いた場合にはプレーオフの同点決勝は実施せずにAO木の判断によって優勝者(最優秀選手)を決める。また、落とし穴に気づいてしまった場合や落下しなかった場合、落下時のリアクションが面白く無い場合は「打ち直し」として気付いた状態で再度落ちてもらう。 また、最多出場の小木は、なかなか穴に落ちないなどの失態を繰り返すため、第9回を除いて常にボギー以下と冷遇される事が定番となっており、また同コーナーにおける「オチ枠」となっていた。第10回まで連続出場していたが、本人曰く「今後は海外メジャーにしか出場しない」として、第12回ではリポーターに回ったが、以降は国内大会でも再び参戦させられている。 第4回大会後、石川県で一般人による落とし穴の死亡事故が発生したため開催されなかったが、第5回大会から第10回大会までは「水落(すいらく)○○」として落とし穴の中に水を張ったり、湖やプールに落とすように変更された。第11回大会からは再び「全落」形式に戻されている。 2018年3月での番組終了に合わせて、同年3月15日放送分をもって、2010年から約8年続いてきた当コーナーが最終回を迎えた。なお、この回の放送ではこれまでのコーナーの歴代常連出演者が再び出演して行われた。 主なホール(落とし穴) 着いてすぐ落ちホール 落とし穴のすぐ横に移動車が到着し、外に出ようと一歩踏み出した瞬間に落下する。毎回一人目か二人目に仕掛けられており、矢作兼はもはや常連である。 椅子落ちホール 椅子に座った瞬間脚が壊れ、そのまま後ろに控える落とし穴に落下する。しかし、第3回では小木が椅子に座っても壊れなかったことで打ち直しになっており、それ以降同様のケースを「小木くん」と呼ぶようになった。丘の下に池がある所で丘の上に壁を設置し、その前に置かれた椅子に座ると椅子が壊れて壁を突き破り、ジャンプ台を滑り落ちて、池に浮かべられた旗の立ったカップを模したセットに飛び込むという形のこともあり、第12回でエンディングを撮った後に仕掛け人として来ていたゴルゴ松本に木梨がダメ出しをするという体でこのホールを仕掛けたら、ゴルゴが頭からカップに飛び込んだため、出演者、スタッフ全員が驚いていた(判定はホールインワンに相当するのだが、エキシビションのため、塩原アナの実況で伝えられたのみで、正式な記録ではない)。 ベンチコースター落ちホール 最高速度は20km/hだが体感速度はその3倍の60km/hと言われる25mのレールホール。一見すると普通のベンチまたは椅子だが、ターゲットがそこに座るや否や急発進し湖に突き落とす大掛りな装置となっている。木梨曰く、製作費は総額900万円とのこと。 突き落とし系 仕掛け人(もしくはセット)が直接ターゲットを突き落とす系統のもの。木梨が大工の棟梁に扮し、角材(に似せて作った発泡スチロール)をぶつけて落下させたり、越中詩郎がヒップアタックで直接カップインさせるなどがある。セット形式では大工の棟梁人形が回転して丸太をぶつける、イブラヒモビッチ人形が回転してボレーシュートよろしくぶつかるといったアレンジが加わることもある。高橋みなみとMAXに行われた、製作費が総額600万円とされる「水中神社鐘突き落ちホール」もあり、こちらは鐘突きの要領でターゲットを水中に落下させるものとなっている。 連続落ち系 一度落とし穴に落下し、安心したところにもう1回落とし穴に落ちる「ダブル落ちホール」を始め、さらに3回落ちる「トリプル落ち」、「クアトラプル落ち(4回落下)」などもある。特に竹山は4連続で落ちた後寒さと恐怖で錯乱し、さらに落とし穴に自ら2度落下。錦野をも超える「6連続落ち」を達成した。第10回では岡村隆史が新記録となる「7連続落ち」を達成したが、世界のAO木さんから「リアクションが素人だ」と酷評され、ダブルパーの判定となった。 大玉落ち系 ターゲットの死角から大玉が迫り、ターゲットに衝突し落とすというもの。指原莉乃にはセンターポジションを担当したAKB48「恋するフォーチュンクッキー」に乗せて踊るが、途中で鉄球(大きなビニールボール)が指原を直撃して落とし穴に落ちる「恋チュン鉄球落ちホール」が行われている。第10回では小木に対して「小木休大玉落ち」が行われたが、この際は2度の打ち直しの末大玉(発泡スチロール製)が割れてしまい、またしても小木が大失態をさらす羽目となり、ダブルパーの判定が下された。 過去の大会 回数大会名放送日開催場所優勝者第1回 全落オープン 2010年6月24日 東京ドイツ村 マイコーりょう 第2回 全落プロ 2010年8月12日 箱根園 日村勇紀 第3回 全落ハワイアンオープン 2011年1月6日 アメリカ合衆国ハワイ・クワロアランチ 錦野旦 第4回 全落女子オープン 2011年3月31日 沖縄・カヌチャリゾート IKKO 番外編 全落スペインオープン 2011年3月31日 - なし 番外編 全厄オープン 2011年10月27日 - なし 第5回 水落オープン 2013年6月27日 東京ドイツ村 錦野旦(2度目) 第6回 水落マスターズ 2013年9月26日 箱根園 指原莉乃 第7回 水落プロ 2014年3月27日 沖縄・カヌチャリゾート 指原莉乃(2度目) 第8回 水落軽井沢オープン 2014年7月3日 長野・軽井沢タリアセン カンニング竹山 第9回 水落ハワイアンオープン 2014年12月25日 アメリカ合衆国ハワイ・クワロアランチ カンニング竹山(2度目) 第10回 水落ライダーカップ 2015年7月2日 東京ドイツ村 めちゃイケチーム (鈴木紗理奈) 第11回 全落九十九里クラシック 2016年5月26日・6月2日 九十九里浜 ダレノガレ明美 第12回 全落オーガスタ 2016年6月23日 東京ドイツ村 IKKO(2度目) 第13回 全落芦ノ湖クラシック 2017年1月5日 箱根園 髙嶋政宏 第14回 全落ハイサイクラシック 2017年3月23日 シェラトン沖縄 カンニング竹山(3度目) 第15回 全落ファイナルオープン 2018年3月15日 東京ドイツ村 IKKO(3度目)
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