立花一家とは? わかりやすく解説

立花一家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 12:41 UTC 版)

あたしンちの登場人物」の記事における「立花一家」の解説

立花みかん(あたし) 声 - 折笠富美子 立花家長女でこの作品主人公高校2年生原作初期高校1年生)。初登場1巻アニメ初登場第1話一人称は「あたし」。身長155cm。クラス2年C組映画第1作では2年B組となっていた)。モデル作者本人学校名草井高校21巻より)で、制服のない私服学校実際に存在する都立井草高等学校モデルになっているあたしンち公式ファンブックより)。 みかんという名前は父が命名した2巻特別編より)。ユズヒコからは「姉ちゃん」または「姉貴」と呼ばれている(幼少期のユズヒコから「お姉ちゃん」と呼ばれていた)。 やや地味・平凡。あつかましくふてぶてしく雑把舞い上がりやすい性格母親似夢見がち余所家庭によく憧れる。人付き合い不器用。しみちゃんや仲間たち大笑いしていてもみかんはあまり笑わない指摘されることがあり、一人浮いている事も少なくない基本的に素直で親切だが、だらしなくいつも墓穴掘り自爆しがち。褒められる恥ずかしさのあまり、全力褒め否定して話題変えたりする。ボーっとしている事が多く授業中でも先生指摘されてはクラスメイト笑いの的になっている。母ほどではないが、支離滅裂な持論屁理屈を言う事も度々で、特に母とはしょっちゅう舌戦繰り広げている。 夏休み予定立てるが、計画的に進めないダイエットも同じ)。やや肥満体(体脂肪率25.1%)。 ヘアスタイルはいつもお団子シニヨンヘア中学時代ツインテールにしていた。原作121417・20巻で眼鏡掛けているが、それ以前原作アニメ眼鏡・コンタクトレンズ使用している描写はない。容姿自信持っていないが、しみちゃんやゆかりんには「かわいい」春山には「キレイな顔してるよね」と言われておりレベル決し低くない。「親から『かわいい』って言われたらもっと美人になっていたはず」としみちゃんに話したことがあるが、「実際にそう言われ育ったら『ものすご勘違い女』だったかもしれないと言われふて腐れた。 好きな食べ物生クリーム料理自体は苦手。嫌いな物はガトーショコラクラスメート岩木片思い中。このことは、原作13巻初め親友のしみちゃんにだけ打ち明けた。 ユズヒコに甘く自分に冷たい母とは何かと衝突絶えないが、母を突き飛ばして死なせてしまう夢を見た際と劇場版第1作入れ替わった瞬間意識失った母を見て号泣しており、母の事は大切に思っている。大口叩いた母が失敗をしたときなどは冷たい目で「○○(母が大口叩いたこと)はどうしたの?」や「○○ですか…」と静かに嘲るのが定番となっている(強運自慢したにもかかわらずラスト一個のものを取られたりはっきりと注意して失敗した時など)。 時間ルーズ遅刻常習犯小柄な身長のため小学生中学生間違われることが多い事を気にしている。学校では自由服のため私服登校する授業中物思いにふけることが多いため、しみちゃんによくノート借りている(本人によるとノートを取るのが苦手)。勉強集中できないこと多く成績芳しくない高校ではテディベア研究会ベア研)に所属し、よくベア自作している。手芸腕前はなかなかのもので、クリスマス手製フェルトトートバッグ作り理央プレゼントし大好評だったことがあった。将来の夢プロになること。 幼少期自我芽生えるのが若干遅くボーッとした子供であった小学校避難訓練をしていた際も全然気付かず、皆が校庭避難した後も誰もいない教室一人ノートイタズラ書きをしていたり、運動会徒競走フライングしたり、挙句の果てには外で平気で用を足していたり、匂いつきの消しゴム食べたこともあった。その他にも、飼っていた金魚水槽ポテチオレンジジュース入れたり、ユズヒコのアイス盗み食いするなどの奇怪な行動見られる(ユズヒコはそれ以来みかんの前では食べ物を隠す癖がついた)。 原作初期と現在では設定いくつか異なっており、部屋現在の父母部屋入れ替わっており、また高校1年生であった中学時代友人夜桜を見に行って飲酒したことがある。翌々日になってから母にバレ激怒されたが、どのような経緯でそれを知ったのかは母が「墓場まで持って行く」と宣言したために明かされていない。 母 声 - 渡辺久美子 通称お母さん」。下の名前不明初登場1巻アニメ初登場第1話年齢43歳位。モデル作者の母専業主婦大分県出身。兄と弟がいる。身長は約165cm。 娘のみかんに対してはやや厳しく息子のユズヒコに対して若干甘い。特に初期は、見栄っ張り調子に乗りやすく、かなり短気で口うるさい。明朗快活ヒステリックだが、実態かなりの内弁慶極めて自己中心的かついい加減な言動目立ち支離滅裂な持論屁理屈をしばしば展開し迫力がある為、相手(主にみかんやユズヒコ)を圧倒し押し切った言い負かすこともあったが、その後三角さんや袴田家坂田などの個性的なキャラクター登場したり、作品が進むにつれて温和な性格になっていった。「情熱赤いバラ」を筆頭によく歌う。 初期の頃はかなり老けており、ツリ目で唇が非常に厚かったアニメでは原作ほど見た目変化はなかった)。家族値段家庭食事に対しては味よりも安さのほうが先行してしまうため、常に質素であり、家庭のことになると家族そっちのけでうるさくなる。また、子供たち微妙な心理理解できなかったり、挙句の果てには「反抗期だから」という身勝手な解釈済ませてしまう等、母親として問題のある言動が目立つ。 押し強く好き勝手にやりたい放題やっているように見えて、実は世間体を気にするタイプで、他人に迷惑をかけたり礼儀作法軽んじるのを嫌がり失敗する自己嫌悪陥る半魚人のような顔にたらこ唇母親譲りだが、みかんやユズヒコには遺伝しなかった。かなりの肥満体脂肪率51%で、父からはその脂肪を「ラクダコブ」である程だと思われた)。掃除機をかけながら足で雑巾をかけるなど、何事も効率よく行わなければ気が済まないが、「ながら」すぎておろそかになってしまうこともある。 父とはお見合い結婚だが、夫婦仲良く休日には二人でかけたり旅行に出ることもある。しかし、父は母と結婚した理由を、「人助け」としている。また、家族内での優先順位も常に父が一番である。 好物煎餅バナナプリン五家宝カンパン食パンの耳伊達巻若い頃野良犬数匹に追いかけられた過去があり、が苦手。大の苦手で、濡れると元気を無くしの音を聞く硬直する趣味として書道教室通ったり、友人水島と共にスイミングスクールにも通う。 本や人の言葉影響されやすいが、その意味をなぜかいつも間違った意味で捉えてしまい、大暴走して家族ごと巻き込まれることがある(「いつにない父」など)。 1円たりとも無駄にすることを嫌い、身の回り生活必需品は常に一番安い物を買う。しかし、自分お気に入りトイレットペーパーに関して数百円高くてもそれを買う。給料日前になると晩御飯内容日を追うごとに酷くなり、おかずが目玉焼きだけやしらすだけの一品メニューになったり、果ては缶詰一人一個ずつだけ出すだけの状態になる事もある(それが家族にはいつも不評であるがうえに大迷惑)。中でもちくわをよく出すために、アニメではみかんに「(決し嫌味ではなく我が家おふくろの味はちくわだね」と言われ、さらに家族同意したためショック受けたことがある翌日御馳走になった)。なお、母が主婦ありながら贅沢出来るのは、父の給料を母が管理しているため。 一部例外除いて料理が非常に下手であり、味も良くない料理本信じ自己流アレンジしたり、味噌汁気分によって味付け変える気分次第で味を変えるのは母親譲り)。これが特に家族にとって大迷惑であり不評買っているが、母は全く理解していない。味音痴故に、そんな料理でも自分では美味しいと思っているため、家族から味に対してクレーム起きて理解できないでいる。また、調味料足りなくなったり味が決まらなかったりすると本来とは違う料理(特にカレー)にしてしまう癖がある。ゴミの日が近いと調味料使い切って味を濃くしてしまう癖もある。ただし、立花家オリジナル料理自分行動世間からズレていることも薄々理解している。 物を古い呼び方で呼ぶ(スニーカーズックベストチョッキベルトバンドなど)他、今では使われなくなった言葉使ったりする(バタンキュー冗談はよしこさんなど)。母独自の呼び方をする物もある(辛子、わさび、唐辛子タバスコ全て辛子と呼ぶ、イヤホンヘッドホンと呼ぶ)。 また、裁縫才能はあるらしく、みかんが作っているテディベア短時間完成させてしまうほどである。 新しい物に疎いものの携帯パソコンを使うこともあり、16巻では水島誘いTwitter始め21巻からスマートフォン使い始めた。 中学時代あだ名は「ばんばん」。しかし母はこのあだ名嫌っていた(ただし劇場版第1作では、中学同窓会周囲からこのあだ名呼ばれていた時は特に嫌がってはいなかった)。 立花ユズヒコ(弟) 声 - 阪口大助いのくちゆか0歳時)、伊瀬茉莉也幼少期第2期のみ) 立花家長男でみかんの弟。中学2年生原作初期中学1年生)。初登場1巻アニメ初登場第1話身長は約155cm。細い目とくせ毛特徴モデル作者の弟。一人称は「オレ」だが、たまに「ボクと言う場合もある。 愛称は、姉のみかんからは「ユズ」・「ユー」、母からは主に「ユーちゃん」と呼ぶがたまに「ズーボ」「ぬずっぽ(この二つ特定のエピソード限定のみ)」と呼ばれる(ズーボは「ユズは全く食いしん坊だ」の略)、父からは「ユズヒコ」・「ユズ」、友人からは「ユズピ」。川島山下からは(ユズゆずみそ→みそ→美空ひばりで)「ヒバリちゃん」と内緒呼ばれたこともあった。 部活動野球部入っており、ポジションセカンド。だが弱小部であり、活動が週2回しかない。作中では一度だけ、ユズヒコ・藤野3年生先輩の3人で廊下上履き投げ合い腕力鍛え練習遊びに近い)をしている(21巻より)。 シャイナイーブ繊細な性格のため、母やみかんの無神経さに傷ついたり、父にかつがれたりする苦労人貧乏くじをひいてしまう面がある。母には少々過保護にされ気味であるが、立花家では一番常識があり頭も切れるしっかり者。よく姉のみかんにも面と向かって間違い問題点指摘する場面もある。常に人目を気にするタイプだが、アニメ版では留守番任された際、異様にテンション上がり一人盛り上がる姿を見せたことがある一方でみかん程ではないが単純な一面もあり、石田のかなり理論染みた説明などに簡単に騙されてしまうことも。このせいで藤野石田、ナスオによくイジられる。 クラス女子比較モテているが本人自覚しておらず、川島想い寄せていることにも全く気付いていない。度がすぎて、一度だけ落書き発端で、ショック受けた川島泣かせてしまったことがある(のちにユズヒコのほうから謝罪し和解)。川島山下で「ユズヒコファンクラブ」を結成した河合もユズヒコに思いを寄せており、石田明確にではないが少しながらユズヒコを意識している描写見受けられる好きな異性アイドル丸野丸美原作では「◎◎◎子」)で隠れファン丸野丸美その時表紙雑誌「ヤンジャガ」を購入しようとしたこともあるが、藤野に見つかってしまった。読売ジャイアンツファンである(本作読売新聞連載であるため)。趣味音楽鑑賞読書好きなジャンルライトノベル)。自分の部屋にこもり、ヘッドフォンをして音楽聴いていることが多い。好きな食べ物サッポロ一番みそラーメンバナナしるこ。また、大のマヨラーでもある。倹約家の母がいつも一番安い品し買って来ないため、小遣いを貯めて好きなメーカーの品を買おうとしている。食パンは耳を残して中身だけ食べる(姉のみかんと逆)。母の料理一工夫加えたり、おかずがつまらなかったらツナ缶をおかずにすることがあり、母(当初はみかんからも)に「贅沢」とその行動をよく思われていない小さい頃、親戚の家で飼っているが頭や腕に止まられ、「気を付けないフンをする」と言われ以来が苦手になった。 指をポキポキ鳴らす癖があり、みかんに「本にケンカ売っているのか」と思われた。父同様、くしゃみをするときは妙な奇声のような声を上げて出す癖がある。アニメでは稀に声が裏返って甲高い声になるシーンがある。 アニメでは眼鏡の度が合わなくなった訴えたことがあったが、日常的に眼鏡掛けている描写はない。 「しかし」と「ウォップ」(ウォップ言葉自体に意味がなく適当に出しただけ)という言葉2度ほど流行らせことがある赤ん坊の頃から、何かと気難しく些細なこと泣き喚いての手焼いていた。意外に乳離れにはかなり時間かかったらしく、少なくとも2歳時にはまだ乳離できていなかった。 父 声 - 緒方賢一瀧本富士子少年時代第1期のみ) 通称お父さん」。下の名前不明年齢40代後半くらい。初登場1巻アニメ初登場第1話モデル作者の父。 サラリーマン大分県出身身長は約165cm。姉と妹がいる。 丸い眼鏡特徴基本寝るとき以外は眼鏡外さない外した時の目は小さく、みかんの目に似ているヘビースモーカーで酒とタバコはやめられなかったが、原作後半アニメ第1期後期第2期ではタバコを吸うシーン減っている。一度だけ母に禁煙指示され吸わない日が続いた事があったが、いつの間に復活していた(吸わなかった理由は『なんとなく吸う気がしなかったから』との事)。趣味パチンコで、仕事中にも行くことがあるというが、大抵は負ける。アニメ初期は顔が今よりも少しふっくらし大きめの顔だった。 普段低い声口癖は「はっは」「知らん」。一人称は「わし」だが稀にオレ」とも。酔っ払うと、自分にとっては不要な物を全てゴミ袋へと放り込む捨て魔」に豹変するくしゃみが「へやあっ!」「ばえっくしゅん!」「ばえっ!」と凄まじく大き騒音レベルだったが、鼻こよりを使って練習などその後努力により「ひゃっふーん」程度改善された(本人は「くしゃみ好きなように出来んのか」とあまり乗り気ではなかった)。 トイレドア開けたまま用を足し便器流したで手を洗う、入浴後に全裸リビング入ってくるなど、家ではマイペースかつ人目気にしない大胆な行動が多い。非常に面倒くさがりである上に他人の靴を片方間違えて履いて帰るなど、大雑把いい加減な性格。みかんや母もその行為迷惑することがよくある信号機ボタン何度も押したり、早めにひっくり返したお好み焼き無理やり押し付けて焼くなど、少々せっかちな一面見られる。勘が鋭く危険を事前に回避することができるが、母には理解してもらえない。体内時計がかなり正確で、目覚まし時計より一瞬早く目を覚まし、同じ時間出社帰宅して22前に寝てしまう。 ほとんど無表情無口であり、子供達考え読めないことがしばしば起こるため、母が父の意思察知して仲介役になることで何とか父子意思疎通成立している。アニメでは放送初期で特に寡黙な傾向強かったが、その後普通に会話をするシーン多くなった。 本人曰く母と結婚した理由は「人助け」であり「容姿結婚したんじゃない」との事。しかし、密かに母の奇行見て楽しんでいるなど、人知れず母を愛している。親戚結婚式では母を「戦友」と呼び、「これからもこいつと一緒に歩いていく」と涙ながらに語ったことも。 無口感情をあまり顔に出さない性格厳しく躾けられた世代故に子供達の前で涙を見せた事は一度もない。母の前で号泣したのは、前述した結婚式スピーチと、昔(母がユズヒコを身籠った頃)死に目会えぬまま病死し母親遺影帰省時に初め対面した時だけである。 「男」感じさせる物や「プロ」という言葉弱く、すぐに影響を受けやすいが、些細なミスや母の余計な一言原因投げ出してしまうことが多い。同じ食材でも、高級な物と一般の物との味の違いわからずにいる。ただしいつもより十円高い味噌作った味噌汁をうまいと言うなどわかるものもある。目に見えるものしか信じない性格であり、ゴミ分別必要性や、除菌抗菌加工商品効果ダイオキシン存在共同募金信じておらず、「トイレティッシュを流すと詰まる」・「ちらし寿司酢飯団扇で冷ます」という生活の知恵にも懐疑的だが、大量ニンニク食べることで風邪治るという民間療法パチンコが当たりそうな予感など、自分信じたいものは信じる。母とは対照的に新しい家電に興味持っており、エアコンのことでみかんとユズヒコが対立した際には「新しいのを一台買う」と鶴の一声決めたが、実際中古エアコン二人押し付けて自分新しエアコンいじりたいためであった子供の頃は「九州一の凧揚げ名人タチバナ君」、「九州一の釣り名人タチバナ太公望」と恐れられていたらしい食パン半分に切り、中身のさらに中心部のみを指で穿り出して食べ、後は残す。母からは「1番悪い食べ方だよ!」と怒られた。 好きな食べ物はサーティワンのロッキーロード、お寿司好きなネタカリフォルニアロール好きな飲み物は濃いブレンドコーヒー。ぬるいビールには氷を入れて飲むのが好き。一方で苦手な食べ物メロンであるが、アニメ第1ではメロン食べている描写がある。好きな女優倍賞美津子理由は母によると「口の大きいのが好み」。赤ちゃん好きで、見るとウズウズしてしまうほど大好き。 母の料理不味い分かった瞬間箸をつけないそのことを母は知っている)。アニメでは母の料理不味かったりつまらなかった場合出前取れ!」あるいは「出前取れ出前!」などと言いその通り出前取ってしまう。その他19巻No.12では母の料理不味い自分ラーメン作ってしまう。 仕事サラリーマンだが、原作アニメ共に会社で働く話がなかったり家に仕事持って帰った家族仕事の話をしないので詳しい仕事内容不明。公式ファンブックによると公務員に近い仕事をしているのではないかと書かれているテレビアニメらき☆すた第3話において彼に酷似し酔っ払い出演しており、背景も本作と酷似した物が使われている。

※この「立花一家」の解説は、「あたしンちの登場人物」の解説の一部です。
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