ごまとは? わかりやすく解説

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ゴマ【Goma】


ご‐ま【×胡麻】

読み方:ごま

ゴマ科一年草。高さ約1メートルに軟毛があり、長楕円形。夏、淡紫色帯びた白色鐘状の花をつける。果実円柱状で、中に多数種子をもつ。エジプト原産といわれ、黒ゴマ白ゴマ・金ゴマなどの品種がある。油をとり、また食用にする。うごま。《 実=秋 花=夏》「人遠く—にかけたる野良着かな/蛇笏

胡麻の画像
撮影おくやまひさし
胡麻の画像
撮影おくやまひさし
胡麻の画像
ゴマの実/撮影朝倉秀之
胡麻の画像

ごま【護摩】


ごま 【胡麻】

ゴマ科一年生草本原産アジア南西部ないしエジプトとされるが、中国広く栽培され日本へも伝った食用、とくに食用油として利用されただけでなく、日本人信仰生活と関係があり、荒神など竈神ささげられる神供となり、栽培規制する植物禁忌見られる。胡麻がもつ不思議な力の話は、『アラビアン-ナイト』の「アリ-ババと四十人の盗賊」に、宝の岩穴の扉を開け魔法の呪文が「開けゴマ」として語られていることでも分かる。→ 禁忌

ごま 【護摩】

仏教用語梵語ホーマ(homa)の音写で(呼とも)、焚焼火祭祀法などと漢訳智慧の火で迷いを焼くことを意味し同時に供物焼いた火炎・煙を天上界捧げる味があるインド火神供養したのを採り入れたもの。密教行い護摩壇設け規定護摩木をたき、火中穀物などを投じて供養し息災増益調伏などを祈る。高野山修した護摩の灰だと称してにせ物売って歩く者が出たため、道中盗人を「護摩の灰」というようになった。→ 密教

ごま (胡麻)

Sesamum indicum

Sesamum indicum

Sesamum indicum

アフリカ原産だと考えられています。わが国へは中国経て奈良時代渡来しました。名前は、「胡(いまのベトナム北部)」から渡来した「麻(油にとんだ種)」ということから。種子の色によって黒ゴマ白ゴマ、黄ゴマ、金ゴマ4つ大別されます。高さは80センチほどになり、8月から10月ごろ、淡紅色または白色の花を咲かせます
ゴマ科ゴマ属の一年草で、学名Sesamum indicum。英名は Sesame
ゴマのほかの用語一覧
ケラトテカ:  ワイルドフォックスグローブ
ゴマ:  胡麻
ヒシモドキ:  菱擬き

胡麻(ごま)

胡麻 ゴマ科一年草。夏に白~薄紫色の花がつく。主として食用、および搾油用いられる
ラーメントッピングとして使われる際には、スリゴマか煎りゴマ使われる風味豊富な一方、えぐみも少なからずあるため多用しないほう無難。⇒芝麻醤
※「ラーメン用語辞典」の内容は、2013年時点の情報となっております。

護摩

読み方:ごま

  1. 一般詐欺行為護摩化師ヨリ来ル(昔時弘法大師ノ護摩ノ灰ナド唱ヘ、道中旅人ヲ欺キ、不正ノ収利ヲ図ル者往々コレアリシヨリ云ヒ伝フ)。〔第二類 人物風俗
  2. 一般詐欺行為を云ふ。
  3. 一般詐欺行為のことをいう。
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胡摩

読み方
胡摩ごま

ゴマ

(ごま から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 19:37 UTC 版)

ゴマ(胡麻[3]学名: Sesamum indicum)は、ゴマ科ゴマ属の一年草アフリカ大陸に野生種のゴマ科植物が多く自生しているが、考古学の発掘調査から、紀元前3500年頃のインドが栽培ゴマの発祥地であるとされている[4][5]。主に種子が食材や食用油などの油製品の材料とされ、古代から今日まで世界中で利用される植物である。


  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Sesamum indicum L. ゴマ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年1月10日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Sesamum orientale L. ゴマ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年1月10日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 143.
  4. ^ 安本知子「ゴマ種子中のセサミン・セサモリン含有量の変動要因解析と高含有品種の育成および脂質代謝における機能性評価」『作物研究所報告』第9号、農業技術研究機構作物研究所、2008年3月1日、27-61頁、ISSN 13468480NAID 400160825222014年6月10日閲覧 
  5. ^ Evidence for cultivation of sesame in the ancient world - Springer”. 2014年6月10日閲覧。
  6. ^ Linnaeus, Carolus (1753) (ラテン語). Species Plantarum. Holmia[Stockholm]: Laurentius Salvius. p. 634. https://www.biodiversitylibrary.org/page/358655 
  7. ^ a b c d e f g h i j 田中孝治 1995, p. 85.
  8. ^ a b c 「消費者の部屋通信 平成20年11月発行(ごまやごま油の歴史や利用法)」 農林水産省 2013年10月20日閲覧
  9. ^ a b c 「古来からの健康食!「ごま」の種類・魅力」(2010年11月12日) All About 2013年10月20日閲覧
  10. ^ 「特産農作物の生産実績調査」 農林水産省 2017年4月4日閲覧
  11. ^ 上地義隆 (2009.4). “喜界町における「ごま」生産について”. 特産種苗 No.2: 24–25. 
  12. ^ ごまの故郷マルホン胡麻油・竹本油脂ホームページ(2016年12月8日閲覧)
  13. ^ 大潟直樹 (2009.4). “ゴマの「ごまぞう」の育成について”. 特産種苗 No.2: 26–27. 
  14. ^ 大潟直樹 (2009.10). “「ごまぞう」につづくセサミンが多いゴマ新品種「ごまえもん」と「ごまひめ」”. 特産種苗 No.5: 20–22. 
  15. ^ a b Food and Agriculture Organization of the United Nations (2012年). “Production Crops: sesame seeds”. 2012年3月19日閲覧。
  16. ^ Food and Agriculture Organization of the United Nations (2012年). “Food and Agricultural commodities production: Countries by commodity”. 2012年3月19日閲覧。
  17. ^ a b c d e f g h i 植木もも子 2010, p. 55.
  18. ^ 松藤 寛ら (2011). “ゴマ若葉に含まれるポリフェノール成分のラジカル消去活性”. 日本食品科学工学会誌 58: 88–96. 
  19. ^ 文部科学省 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)
  20. ^ 厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2015年版)
  21. ^ 黒胡麻、白胡麻、金胡麻の違いはなんですか?”. asken.jp. 2016年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月26日閲覧。
  22. ^ 胡麻をする - 語源由来辞典(2017年版)2017年11月7日閲覧


「ゴマ」の続きの解説一覧

ごま

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 10:23 UTC 版)

サラダ油」の記事における「ごま」の解説

通常ごま油呼ばれる食用油はごまを焙煎してから搾油したものである。サラダ油場合原材料焙煎せずに搾油した上で精製しているので、ごま油香味は無い。精製していない非焙煎の油は「太白油」とも呼ばれる

※この「ごま」の解説は、「サラダ油」の解説の一部です。
「ごま」を含む「サラダ油」の記事については、「サラダ油」の概要を参照ください。

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ごま

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 05:42 UTC 版)

同音異義語

ごま


「ごま」の例文・使い方・用例・文例

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