ウェーク島の戦いとは - わかりやすく解説 Weblio辞書

ウィキペディア

索引トップ用語の索引ランキングカテゴリー

ウェーク島の戦い

(ウェーキ島の戦いから転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/07/03 13:19 UTC 版)

ウェーク島の戦い（ウェークとうのたたかい、Battle of Wake Island）は第二次世界大戦における日本軍とアメリカ軍の戦い。戦いの後のウェーク島日本軍部隊の状況についても記す。なお当時の表記は「ウエーキ島」であった。

脚注

注釈

^ 「○(十日二二三〇)「ウ」南岸接近セルモ風浪大ニシテ大発ヲ卸セヌノデ上陸ヲ延期シ、天明後、砲撃シ陣地、重油槽ヲ焔上セシム。残存戦闘機5以上。陸上砲撃ヲウケ、「疾風」〇四五二、「如月」〇五三七爆撃ヲ被リ瞬時ニ爆沈。攻略部隊一時離隔、後図ヲ策ス(十一-〇六〇〇)(機密二九五番電)。」
^ 「ヘプバーン委員会」と表記されることもある。別表記として「ヘップバーン」は「ヘボン」もある。英語表記: "Hepburn Board"
^ 航空部隊はウェーク島攻略作戦以外にも従事
^ 「○第四艦隊参謀長ヨリ聯合艦隊ヘウェーキ島攻略ノタメ〔航空母艦〕協力セシメル様電報アリ」
^ 九六式陸上攻撃機を敵の攻撃から守り、格納するために鉄筋コンクリートなどで造ったかまぼこ形または横穴状の施設
^ 1942年1月18日、横浜に到着。カニンガム中佐以下1235人の捕虜が乗船していた。NHKアーカイブス　戦争（戦争証言アーカイブス）　日本ニュース　第85号 3番目に、「ウエーキ島から横浜港へ＜敗残の米俘虜護送＞」がある。1235名の捕虜が1月18日横浜にウェーキ島から到着したことを伝えている。カニンガム中佐の肉声が録音されている。
^ 相当ダム(相当水源地)は、2016（平成28）年4月25日「日本遺産　鎮守府　横浜・呉・佐世保・舞鶴　～日本近代化の躍動を体感できるまち～」に関連する施設（17佐世保鎮守府水道施設群）のひとつとして認定された^[92]。
^ 座乗(ざじょう)：海軍において、指揮官が軍艦などの艦船や飛行機に乗り込んで指揮を執ること。
^ 韓国からの労働者（創氏改名により日本人名に変えていた。）という説もある。アメリカの捕虜の証言の中に韓国からの労働者とダム建設の仕事をしていたことが記されているものがある^[140]
^ Eliot Elisofon; TimeLIFE (1945年). “Wake Island Surrender” [アメリカ人捕虜の墓碑（ウェーク島）]. https://artsandculture.google.com. 2023年5月16日閲覧。

出典

^ 『戦史叢書中部太平洋方面海軍作戦１』171-172頁
^ ^a ^b 『戦史叢書中部太平洋方面海軍作戦１』215-216頁
^ Martin Gilbert, the Second World War (1989) pg 282
^ ^a ^b ^c ^d ^e 戦史叢書80巻57-58頁『太平洋正面作戦部隊』
^ ^a ^b 戦史叢書80巻74-77頁『一赫々たる緒戦/経過概要』
^ ^a ^b 戦史叢書35巻、189-190頁「中部太平洋方面作戦」
^ ^a ^b ^c ^d ^e 戦史叢書80巻94頁『南洋方面の作戦』
^ ^a ^b ^c ^d 海防艦激闘記、252頁「▽ウェーク島強行上陸作戦」
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g 変わりダネ軍艦奮闘記、278-279頁「難しい荒天下での大発泛水」
^ 天明　てんめい　夜明け、明けがたの意味
^ 高松宮日記第3巻、337頁^{[注釈 1]}
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j 戦史叢書80巻133-134頁『ウェークの攻略』
^ ^a ^b ^c 山口多聞 1989, pp. 152–154.
^ 草鹿 1979, p. 82.
^ ^a ^b ^c 石橋、242ページ
^ 『戦史叢書38』135ページ。
^ ウェーク島、グアム、ギルバート諸島、ラバウル、ソロモン諸島。佐藤（1988年）、206ページ
^ 佐藤（1988年）、206ページ
^ 戦史叢書第38巻　中部太平洋方面海軍作戦＜1＞昭和十七年五月まで、130-131ページ
^ ^a ^b ^c 戦史叢書第38巻　中部太平洋方面海軍作戦＜1＞昭和十七年五月まで、033-039ページ-
^ 戦史叢書第38巻　中部太平洋方面海軍作戦＜1＞昭和十七年五月まで、34、131ページ
^ 戦史叢書第38巻　中部太平洋方面海軍作戦＜1＞昭和十七年五月まで、131-132ページ
^ ^a ^b 戦史叢書第38巻　中部太平洋方面海軍作戦＜1＞昭和十七年五月まで、132ページ
^ 戦史叢書第38巻　中部太平洋方面海軍作戦＜1＞昭和十七年五月まで、133ページ
^ ^a ^b ^c 押尾・野原「ウェーク島攻略戦とF4F」52ページ
^ ^a ^b #太平洋の試練(上)221頁
^ サミュエル・エリオット・モリソン著、中野五郎訳『太平洋戦争アメリカ海軍作戦史＜第1巻＞太平洋の旭日（上巻）』改造社、1950年。
^ 戦史叢書第38巻　中部太平洋方面海軍作戦＜1＞昭和十七年五月まで、134ページ
^ 第24航空戦隊の偵察見取り図による。山本、320ページ
^ 戦史叢書第38巻　中部太平洋方面海軍作戦＜1＞昭和十七年五月まで、96-97、139-140、145-146、152ページ
^ ^a ^b ^c 中部・南部太平洋方面攻略作戦（1995年）、66ページ
^ ^a ^b ^c ^d 佐藤（1988年）、207ページ
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f #海軍生活放談478-480頁『海戦時7Ssの作戦行動』
^ ^a ^b #太平洋の試練(上)222-223頁
^ ^a ^b #太平洋の試練(上)224頁
^ ^a ^b 佐藤（1988年）、208ページ
^ 木俣『日本軽巡戦史』141ページ
^ #太平洋の試練(上)225頁
^ ^a ^b #太平洋の試練(上)226頁
^ #太平洋の試練(上)228頁
^ ^a ^b ^c 田村、104ページ
^ ^a ^b ^c ^d ^e #太平洋の試練(上)229-230頁
^ ^a ^b 山本、323ページ
^ 高松宮日記第3巻、340-341頁「○十一日〇四〇〇～一〇〇〇ニ至ル敵機トノ交戦被害(以下略)」
^ ^a ^b ^c ^d ^e 山本、324ページ
^ ^a ^b #太平洋の試練(上)240頁
^ #戦藻録(1968)47頁
^ 高松宮日記第3巻、345頁^{[注釈 4]}
^ #戦藻録(1968)48頁
^ 『戦史叢書38』174ページ
^ 鉄底海峡 1994, p. 34.
^ 佐藤（1988年）、208ページ
^ ^a ^b 山本、325ページ
^ 山本、326ページ
^ 『戦史叢書38』175ページ
^ 草鹿 1979, pp. 83–85ウェーキ島攻略戦に協力
^ 高松宮日記第3巻、367頁「○ウェーキ監視中ノ呂62潜ハ呂66潜ト衝突、66潜ハ瞬時ニシテ沈没(以下略)」
^ #海軍生活放談481-482頁『呂66号潜水艦の沈没』
^ #戦藻録(1968)52頁
^ 戦史叢書第38巻　中部太平洋方面海軍作戦＜1＞昭和十七年五月まで、90、97、139、146、175、177-178、184-185、189-190ページ
^ 中部・南部太平洋方面攻略作戦（1995年）、66、70ページ
^ 中部・南部太平洋方面攻略作戦（1995年）、70ページ
^ ^a ^b ^c 山本、327ページ
^ 高松宮日記第3巻、401-403頁「○第四艦隊長官(七四三=二四-〇六四〇)」
^ 押尾・野原「ウェーク島攻略戦とF4F」53ページ、押尾・野原『日本陸海軍航空英雄列伝』34ページ
^ ^a ^b 山本、328ページ
^ ^a ^b 鉄底海峡 1994, p. 36.
^ 青葉は沈まず 1986, pp. 28–30ウェーキ島攻略へ
^ 「昭和17年11月16日(月)海軍公報(部内限)第4243号 p.6」アジア歴史資料センター Ref.C12070423600 『感状　田中海軍中佐ノ指揮セル　第四艦隊聯合特別陸戰隊　第一、第二及第三中隊　第三十二號哨戒艇　第三十三號哨戒艇　右協力舟艇　昭和十六年十二月二十三日未明敵米國ガ重要據點トシテ厳重ナル防備ヲ施セル「ウエーキ」島攻略作戰ニ從事シ折柄ノ強風怒濤ヲ冒シ熾烈ナル敵ノ防禦砲火ニ會スルヤ機ヲ失セズ決然擱座上陸ヲ敢行シテ激戰奮闘十數刻ノ後遂ニ敵ノ指揮官ヲ捕ヘテ全軍ヲ降伏セシメ克ク同島ヲ攻略シタルハ其ノ武勲顕著ナリト認ム　仍テ茲ニ感状ヲ授與ス　昭和十七年十月十六日　聯合艦隊司令長官山本五十六』
^ ^a ^b 山本、330ページ
^ 佐藤（1988年）、209ページ
^ ^a ^b ^c 山本、329ページ
^ 山本、331ページ
^ #戦藻録(1968)54頁
^ “USMC 315175: Wake Island, December 23, 1941” [決死隊内田部隊長戦死の碑（1941年12月）]. National Museum of the U. S. Navy. navy.mil (1941年12月). 2023年5月27日閲覧。
^ ^a ^b 山本、332ページ
^ ^a ^b ^c 『戦史叢書13』479ページ
^ 高松宮日記第3巻、399頁「○ウェーキ島事後処理ニ関シ(第四艦隊参謀長)七四八=二四-〇九〇〇)」
^ 『戦史叢書38』225ページ
^ 第65警備隊
^ 航空機地図　綴（南東.朝鮮.満州.等）大鳥島飛行場平面図
^ 『戦史叢書38』227ページ
^ ^a ^b ^c ^d 岩崎、172ページ
^ 岩崎、173ページ
^ 岩崎、174ページ
^ 『日本郵船戦時船史上』426ページ
^ ^a ^b ^c 『呉鎮守府戦時日誌』
^ 『戦史叢書38』228ページ
^ 一般財団法人日本ダム協会 (2002年). “相当ダム(長崎県)”. http://damnet.or.jp/. ダム便覧. 日本ダム協会. 2024年7月3日閲覧。
^ 笹本妙子. “福岡第１８分所（佐世保・相当ダム）” (PDF). http://www.powresearch.jp/. POW研究会. 2023年5月21日閲覧。
^ アンソニー・ウェラー編、小西紀嗣訳『ナガサキ昭和20年夏　GHQが封印した幻の潜入ルポ』毎日新聞社、2007年7月30日、135-162頁。ISBN 978-4-620-31822-6。
^ 佐世保市役所 (2023年). “相当水源地” (pdf). https://www.city.sasebo.lg.jp/. 佐世保市役所. 2024年7月3日閲覧。
^ 『戦史叢書38』193ページ
^ 『戦史叢書38』194、203ページ
^ 『戦史叢書38』203ページ
^ 戦史叢書80巻132頁『参考』
^ 『戦史叢書38』377、414ページ、石橋、244ページ、The Official Chronology of the U.S. Navy in World War II
^ ブュエル、177ページ
^ 『戦史叢書38』460ページ
^ ^a ^b 石橋、244ページ
^ ^a ^b 『戦史叢書13』468ページ
^ 『戦史叢書13』470ページ
^ ^a ^b ^c 『戦史叢書13』469ページ
^ 『戦史叢書62』254ページ
^ 『戦史叢書62』330ページ
^ 『戦史叢書62』357ページ
^ 谷光, 471ページ
^ 『戦史叢書62』410～416ページ
^ 『写真・太平洋戦争(第6巻)』148ページ
^ ^a ^b The Official Chronology of the U.S. Navy in World War II
^ 『戦史叢書13』471ページ
^ ^a ^b ^c ^d 『戦史叢書13』472ページ
^ 『戦史叢書13』474ページ
^ 『戦史叢書13』473、480ページ
^ 『戦史叢書13』473ページ、The Official Chronology of the U.S. Navy in World War II
^ ^a ^b ^c ^d ^e 『戦史叢書13』481ページ
^ 栄養はなく、満腹感を味わうだけの代物だった。『戦史叢書13』482ページ
^ 週刊朝日昭和29年7月11日号餓鬼道に落ちた日本軍ウェーキ島一兵士の記録
^ 『戦史叢書13』480ページ、The Official Chronology of the U.S. Navy in World War II
^ ^a ^b ^c ^d 『戦史叢書13』483、484、485ページ
^ ^a ^b ^c 『戦史叢書13』482ページ
^ ^a ^b 木俣『孤島への特攻』190ページ
^ 『戦史叢書13』480ページ、木俣『孤島への特攻』190ページ、The Official Chronology of the U.S. Navy in World War II
^ 『戦史叢書13』481～485ページ
^ 『戦史叢書13』483ページ、木俣『残存帝国艦艇』358ページ、The Official Chronology of the U.S. Navy in World War II
^ 木俣『残存帝国艦艇』358ページ
^ 『戦史叢書13』483ページ
^ ^a ^b 『戦史叢書13』480ページ、The Official Chronology of the U.S. Navy in World War II
^ 『戦史叢書13』480ページ
^ ^a ^b ^c ^d 『戦史叢書13』486ページ
^ 中里久夫『ウェーキ島海軍陸戦隊生還者の証言』静和堂竹内印刷、1970年。doi:10.11501/12398031。
^ 中里久夫『戦後五十年戦犯裁判についての考察　ウェーク島を中心に』中里久夫、1995年。
^ 『戦史叢書13』474、475、476、477ページ
^ Eliot Elisofon; TimeLIFE (1945年9月). “Wake Island Surrender” [ウェーク島の日本兵（1945年9月、降伏直後）]. https://artsandculture.google.com. 2023年6月1日閲覧。
^ 腹 (2011年8月27日). “=575：戦犯裁判・米国管轄・クェゼリン裁判：近現代史・腹備忘録 (jugem.jp)”. http://stomach122.jugem.jp. 2023年5月18日閲覧。
^ ^a ^b 碇、203ページ
^ 田村、105ページ、碇、204ページ
^ 大鳥親文会『太平洋の波永遠に静かなれ』
^ 中日新聞2000年9月2日夕刊11面ウェーク島に従軍　愛知県西枇杷島町の関尾重芳さん　捕虜の米兵も差別なく治療　元軍医の心忘れない
^ Roger Mansell. “Fukuoka #18 Sasebo POW Camp” [福岡俘虜収容所第18分所] (英語). http://www.mansell.com/. 2024年5月27日閲覧。
^ テレビ長崎（KTN） (2024年). “佐世保・相当ダムで慰霊祭　戦時中にアメリカ人捕虜など犠牲に【長崎】”. https://www.fnn.jp/. FNNプライムオンライン. 2024年5月27日閲覧。
^ NBC 長崎放送 (2024年). “ダム建設に従事したアメリカ人捕虜らの追悼式”. https://newsdig.tbs.co.jp/. NBC 長崎放送. 2024年5月27日閲覧。
^ ncc 長崎文化放送 (2024年). “二次世界大戦中のダム建設で命を落とした日本人と米国人捕虜の慰霊祭開催（長崎ニュース）”. https://www.ncctv.co.jp/. ncc 長崎文化放送. 2024年5月31日閲覧。
^ “Wake Island Surrender 1945 ( Gunboards Forums)”. https://www.gunboards.com+(2023年).+2023年5月16日閲覧。