アメリカ軍のウェーク島占領前後の動きとは? わかりやすく解説

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アメリカ軍のウェーク島占領前後の動き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 01:39 UTC 版)

ウェーク島の戦い」の記事における「アメリカ軍のウェーク島占領前後の動き」の解説

ウェーク島の戦い前後アメリカ海軍動きとしては、ウェーク島への戦闘機輸送帰途にあったエンタープライズ、およびミッドウェー島への戦闘機輸送任じていたレキシントン (USS Lexington, CV-2) がそれぞれハワイ西方洋上ミッドウェー島南東洋上にあり、サラトガ (USS Saratoga, CV-3) がウェーク島への戦闘機輸送第二陣として真珠湾向かっていた。サラトガフランク・J・フレッチャー中将座乗して第14任務部隊編成ウェーク島救援にあたることとなった。 これに呼応しエンタープライズ基幹の第8任務部隊ウィリアム・ハルゼー中将)は遊軍として哨戒支援行いレキシントン基幹第11任務部隊ウィルソン・ブラウン中将)は牽制攻撃のためジャルート環礁目指し12月14日出撃した。第11任務部隊は、日本軍ブタリタリマキン島占領に伴いマキン島奇襲矛先変え、さらに太平洋艦隊司令長官代理ウィリアム・パイ中将命令により第14任務部隊支援に回ることになったパイ中将ウェーク島取り扱い方針について海軍作戦部長ハロルド・スターク大将合衆国艦隊司令長官アーネスト・キング大将伺いを立てたところ、ウェーク島守備隊士気考慮したものの、「兵力の増強より撤退すべきだ」と指示された。こうして、ウェーク島救援動き一気終息向かったウェーク島救援本隊である第14任務部隊はもともと寄せ集め部隊練度も十分でなく、12月23日時点ウェーク島北東約683キロ地点達していたが、占領の報と相前後して引き返していった。 1942年に入ると、アメリカ軍手持ち空母活用し南方作戦牽制狙ってウェーク島マーシャル諸島への奇襲作戦打って出た第11任務部隊ウェーク島へ、第8任務部隊と新配備ヨークタウン (USS Yorktown, CV-5) 基幹の第17任務部隊フレッチャー中将)はサモアへの輸送任務終了後マーシャル諸島それぞれ向かったが、第11任務部隊1月23日出撃した直後随伴給油艦ナチェス (USS Neches, AO–5) が伊72撃沈され、燃料不足懸念されたことと代わりタンカーがいなかったこともあって、第11任務部隊ウェーク島への奇襲作戦中止された。 2月14日マーシャル奇襲から戻ったエンタープライズ引き続きハルゼー中将率いられレイモンド・スプルーアンス少将率い重巡洋艦ノーザンプトン (USS Northampton, CA-26) 、ソルトレイクシティ (USS Salt Lake City, CA-25) 、駆逐艦6隻と組んで第16任務部隊編成し真珠湾からウェーク島空襲向かった2月24日早朝第16任務部隊は、まずノーザンプトンソルトレイクシティ駆逐艦2隻がウェーク島陸上施設に対して艦砲射撃行い次いで艦載機ウェーク島陸上施設に対して爆撃機銃掃射行ったが、いずれも味方捕虜がいると思われ兵舎目標から外された。第16任務部隊3月4日南鳥島奇襲して、何ら反撃を受けることもなく真珠湾帰投した。

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「アメリカ軍のウェーク島占領前後の動き」を含む「ウェーク島の戦い」の記事については、「ウェーク島の戦い」の概要を参照ください。

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