大和政権とは?

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やまとせいけん 【大和政権】

大和奈良盆地中心とする畿内首長連合。その起源邪馬台国理解によって変わってくるが、遅くとも世紀には畿内最大政治勢力としての地位確立。五世紀から六世紀にかけてその基本的支配方式として部民制氏姓制創出してその基盤固め地方支配強化。六世紀から七世紀にかけての東アジア世界変貌の中で大化の改新契機として律令国家への変革遂げた。

ヤマト王権

(大和政権 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/06 18:54 UTC 版)

ヤマト王権(ヤマトおうけん)とは、3世紀から始まる古墳時代に「王」「大王」(おおきみ)などと呼称された倭国 (わこく)の王を中心として、いくつかの有力氏族が連合して成立した政治権力、政治組織である。今の奈良盆地を中心とする大和地方の国がまわりの国を従えたことからこう呼ばれる。旧来より一般的に大和朝廷(やまとちょうてい)と呼ばれてきたが、歴史学者の中で「大和」「朝廷」という語彙で時代を表すことは必ずしも適切ではないとの見解が1970年代以降に現れており、その歴史観を反映する用語として「ヤマト王権」の語等が用いられはじめた。


注釈

  1. ^ 一例をあげると、1979年(昭和54年)の高等学校用日本史教科書『詳説日本史』(井上光貞ら著、山川出版社)では、時代名称として「古墳時代」、国土の大半を統一した勢力として「大和朝廷」の語が使用されていた。
  2. ^ 淀川水系では要所要所に前方後円墳や前方後方墳が営まれるのに対し、大和川水系では出現期においては三輪山麓に集中し、4世紀以降大規模な古墳が営まれる葛城地域や河内南部に顕著な古墳がみられないこと。また、4世紀以降、巨大な前方後円墳が数多く営まれるのはいずれも大和川水系であり、淀川水系ではごくわずかであること。
  3. ^ これを研究者によっては小中華主義の萌芽とする見解もあるが、一方で小中華主義とは「中国(大中華)に次する文明国である(小中華)とする思想」と定義している研究者もおり(一例として河宇鳳著『朝鮮王朝時代の世界観と日本認識』)、この場合、ヤマト王権の「中華王朝と異なる別の天下であるという意識」は「小中華」に当たらないこととなる。
  4. ^ 『日本書紀』『古事記』には、5世紀前半に大勢力を誇った葛城氏と吉備氏が、雄略天皇の時代に没落したことを伝えている。
  5. ^ これについて、白石太一郎は、継体天皇を擁立した淀川流域・畿内東辺の諸勢力とヤマト王権をささえてきた大伴、物部などの旧勢力とのあいだに妥協が成立したことを示すものとし、その妥協はオホドと手白香皇女との結婚によって成り立ったと推定し、継体朝の成立は王朝交替を意味しないと説いている。白石 (1999, pp. 167-168)
  6. ^ 『日本書紀』によれば、大伴金村が「任那4県」を百済にあたえたため任那の人びとの反感を買い、倭国と対立していた新羅に乗ずるすきをあたえたという。
  7. ^ 明治節であった11月3日は「文化の日」、昭和天皇誕生日であった4月29日は昭和天皇崩御後「みどりの日」を経て、現在は「昭和の日」として国民の祝日となっている

出典

  1. ^ a b c d e 武光誠『「古代日本」誕生の謎』(2006)p29
  2. ^ 平野邦雄「大和朝廷」平凡社『世界大百科事典』(1988)、関 (1990, pp. 53-54)など
  3. ^ 白石 (2002, pp. 79-84)。(原出典は、直木孝次郎 (1970)
  4. ^ 白石 (2002, pp. 79-84)
  5. ^ a b c d 関 (1990, pp. 53-54)
  6. ^ 鬼頭「大王と有力豪族」『朝日百科 日本の歴史1 原始・古代』(1989)p.250脚注
  7. ^ 朝比奈正幸ほか『新編日本史』(1987)
  8. ^ a b c d 山尾 (1995, p. 11)
  9. ^ a b 山尾 (2005)
  10. ^ 白石 (1999, p. 72)
  11. ^ 武光 (1999)
  12. ^ 平野 (1988)
  13. ^ 鬼頭 (1994)
  14. ^ 白石 (2002, pp. 79-84)
  15. ^ 石野博信『邪馬台国の候補地・纒向遺跡』(2008)など
  16. ^ 和田萃 (1992, pp. 62-96)
  17. ^ a b 白石 (2002, pp. 84-89)
  18. ^ 川西宏幸「畿内政権論」(1988)、都出比呂志「前方後円墳体制論」(1991)など
  19. ^ 都出比呂志 (1991)
  20. ^ a b c 吉村 (1993, pp. 177-210)
  21. ^ 白石 (2002, pp. 79-84)、p.89-94
  22. ^ 井上光貞 (1960)
  23. ^ 和田 (1992, pp. 214-262)
  24. ^ 佐々木健一『関東の後期古墳群』p.27-29
  25. ^ 白石 (1999, pp. 160-161)
  26. ^ 白石 (1999, p. 161)
  27. ^ 武光 (2006)







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