たちばな‐の‐もろえ【橘諸兄】
橘諸兄
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橘 諸兄(たちばな の もろえ)は、奈良時代の皇族・公卿。初名は葛城王(葛木王)[2]で、臣籍降下して橘宿禰のち橘朝臣姓となる。敏達天皇の後裔で、大宰帥・美努王の子。母は橘三千代で、光明子(光明皇后)は異父妹にあたる。官位は正一位・左大臣。井手左大臣または西院大臣と号する。初代橘氏長者。
- ^ 天平勝宝7年から9年までは「歳」。天平宝字へ改元した際に「年」へ復す。
- ^ 読みは「かつらぎのおおきみ」
- ^ この時葛城王を含む3名のみが二階級昇進しており、長屋王の変の処置について大きな功績があったものとみられる。橘諸兄 p23-24
- ^ 亀田隆之は、「律令貴族の改名に関する覚書」(関西学院大学『人文論究』42巻4号(1993年))の中で、「諸兄」の名は聖武天皇における親族秩序の中で自分が諸兄(天皇にとっては妻の同母兄)にあたる存在であることを主張する意味合いがあったとしている。
- ^ 木本[2017: 3]
- ^ 『続日本紀』天平12年8月29日
- ^ 『続日本紀』天平宝字元年7月4日条
- ^ 森田悌「越中守時代の大伴家持」『金沢大学教育学部教育学科教育研究』25号、1989年
- ^ 橘諸兄 p219
- ^ 木本[2013: 143]
- ^ 木本[2013: 146]
- ^ 『続日本紀』天平宝字2年2月20日条
- ^ 木本[2013: 145]
- ^ 『万葉集』巻20-4446~4448
- ^ 『万葉集』巻20-4449~4451
- ^ 『万葉集』巻20-4454
- ^ 『続日本紀』天平宝字元年6月28日条
- ^ 北山茂夫『大伴家持』平凡社、1971年
- ^ 木本[2013: 147]
- ^ 当時の有力皇族だった舎人親王もこの時に亡くなった
- ^ 橘諸兄 p52-54
- ^ ウェイン・フェリスによる推定 日本歴史第3巻 p53
- ^ 橘諸兄 p55
- ^ a b 聖武天皇と仏都平城京 p133
- ^ 日本歴史第3巻 p54
- ^ a b 橘諸兄 p71
- ^ 橘諸兄 p202
- ^ 橘諸兄 p39
- ^ 橘諸兄 p63-68
- ^ 日本歴史第3巻p54
- ^ 例えば天平16年に聖武が難波宮から紫香楽に行幸中に、諸兄が難波宮で「難波宮への遷都の勅」を宣読した。
- ^ 橘諸兄 p190-192
- ^ 日本歴史第3巻p58
- ^ 橘諸兄 p198-202
- ^ 橘諸兄 p198
- ^ 橘諸兄 p204
- ^ a b 萬葉集ハンドブック p249
- ^ 葛城王が11歳の時に美努王が筑紫太宰率に任じられて九州に赴任したときに三千代親子は藤原京に留まりその後不比等と結婚したと思われる。橘諸兄 p6-7
- ^ 橘諸兄 p15-16
- ^ 橘諸兄 p7
- ^ 橘諸兄 p45-51
- ^ 礼記によれば「諸兄」は君主の同世代の年長親族をさす。 「県犬養橘美千代」義江明子 吉川弘文館 2009年 p98
- ^ 橘諸兄 p194-195
- ^ 橘諸兄 p220-225
- ^ 橘諸兄 p223-227
- ^ セミナー万葉の歌人と作品第十一巻 神野志隆光、坂本信幸編集 和泉書院発行 2005年 p195 ここに諸兄の作歌8首が掲載されている
- ^ 天平びとの華と祈り-謎の神雄寺- 京都府埋蔵文化財調査研究センター編 2010年 柳原出版 p308
- ^ 橘諸兄 p196-197
- ^ 萬葉集ハンドブック p6
- ^ 古代寺院造営の考古学-南山城における仏教の受容と展開- 中島正 同成社 2017年 p127,p153
- ^ a b 角川日本地名大辞典 26 京都府下巻 昭和57年 p645-646
- ^ 古代寺院造営の考古学 p42
橘諸兄(たちばな もろえ)
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「ツギハギ漂流作家」の記事における「橘諸兄(たちばな もろえ)」の解説
吉備真備の担当編集者。元は大手の出版社で多くのベストセラーを生み出していたが、フジワラ・ノ・フヒトとの旅を境に漂流作家に厳しくなり、そのために会社を追われた。その後は数々の出版社を経てソガノ出版社に採用される。その厳しさにより、ことごとく新人作家を潰していたが、真備の力を認めて担当となった。
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