万葉集との関わり
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万葉集には宴席歌を中心に短歌が8首載せられている。8首全てが対人詠であって独詠歌は一首もない。また『万葉集』巻八に、738年10月「右大臣橘卿之旧宅」で大伴家持らが宴飲を行い秋の「黄葉」を読み込んだ歌を作ったとあるなど、諸兄の屋敷ではたびたび宴が催されたが、その時の参加者や諸兄自身の歌が多数万葉集に残っている。天平勝宝3年(751年)大伴家持が諸兄の長寿を寿ぐために作った次の歌が万葉集にあり親密な関係にあったことがわかる「古に君の三代経て仕へけり我が大主は七代申さね」。諸兄自身が歌の批評も行った記録があり、万葉集の編纂についても「おそらく元正上皇の意向を体した橘諸兄の命に依って」大伴家持が編纂したという説がある。
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