万葉集東歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 05:28 UTC 版)
全230首(異伝歌のうち一首全体を記すものも含めれば238首)。遠江国、信濃国、駿河国、伊豆国、相模国、武蔵国、上総国、下総国、常陸国、上野国、下野国、陸奥国の12の国による90首と、国の不明な140首から成る。ほとんどは東国で人々に共有されていた歌謡とされているため、基本作者は不明である。今でこそ全て整った形式であるが、元は整っていない形のものもあったと思われている。万葉集東歌の主な特徴として以下の6つが挙げられる。 労働や自然など生活に密着した素材を使用している 一首の前半から後半への意外な形で転換を見せる その結果生まれる笑いの世界。 露骨で抑制が少ない感情の現れ。 恋の苦しさを歌ってさえも健康で明るい 方言や俗語など、独自の特殊な語彙・語法を用いている。
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