古事記
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注釈本
- 『本居宣長 古事記伝』
- 筑摩書房 「本居宣長全集」第9〜12巻
- 『古事記新講』 (次田潤)明治書院
- 『古事記全註釈』 三省堂1〜7 (倉野憲司)
- 『古事記注釈』平凡社1〜4、新版ちくま学芸文庫1〜8 (西郷信綱)
- 『古事記注解』 笠間書院2・4のみ (山口佳紀・神野志隆光)
朗読
- 新潮CD 完全原文朗読版『古事記』(2006年、新潮社 ISBN 9784108301788) - 全3巻9枚組(朗読:8枚、談話解説:1枚)、朗読:中村吉右衛門、談話解説:河合隼雄
脚注
参考文献
- 著書
- 山田孝雄述『古事記序文講義』志波彦神社 ; 鹽竃神社、1935年。
- 小西甚一『日本文学史』講談社〈講談社学術文庫1090〉、1993年9月。ISBN 978-4061590908。
- 角川書店 編『古事記』角川ソフィア文庫〈ビギナーズ・クラシックス〉、2002年8月。ISBN 978-4043574100。
- 西郷信綱『日本古代文学史』岩波書店〈岩波現代文庫 G152〉、2005年12月。ISBN 978-4006001520。 - 1996年8月の「同時代ライブラリー 277」の版は、ISBN 978-4002602776
- 斎藤英喜『古事記:不思議な1300年史』新人物往来社、2012年。ISBN 9784404041869。 NCID BB09238341。
- ドナルド・キーン 著、土屋政雄 訳『日本文学史――古代・中世篇一』中央公論新社〈中公文庫〉、2013年1月。ISBN 978-4122057524。
- 笹川尚紀『日本書紀成立史攷』塙書房、2016年3月。ISBN 978-4-8273-1281-2。
- 折口信夫『日本文学の発生序説』角川書店〈角川ソフィア文庫 J119-7 20409〉、2017年6月。ISBN 978-4044002961。
- 関根淳『六国史以前:日本書紀への道のり』吉川弘文館〈歴史文化ライブラリー502〉、2020年。ISBN 9784642059022。
- 論文
- 鈴木祥造「古事記偽書説の歴史とその意義について」『歴史研究』第5巻、大阪教育大学歴史学研究室、1967年11月、1-23頁、ISSN 0386-9245、NAID 120001060337、2023年4月26日閲覧。
- 青木周平「古事記の諸本」『古代説話 記紀編』、桜楓社、1988年、ISBN 4273022451。
- 高橋憲子「チェンバレンによる『古事記』の訓みと英訳:その敬語意識を中心として」『早稲田大学大学院教育学研究科紀要 別冊』第21-2号、早稲田大学大学院教育学研究科、2013年、175-186頁、ISSN 1340-2218、NAID 120005430735。
- 三成清香「ラフカディオ・ハーンの『古事記』世界―B・H・チェンバレン著Kojiki の舞台、出雲を手がかりとして」『宇都宮大学国際学部研究論集』第36号、2013年、89-101頁、NAID 110009625319。
関連文献
- 津田左右吉『古事記及日本書紀の研究』岩波書店、1924年。
- 山田孝雄『古事記概説』中央公論社、1940年。
- 山田孝雄『古事記講話』有本書店、1944年。
- 西郷信綱『古事記の世界』岩波書店〈岩波新書〉、1967年。ISBN 4004140234。
- 荻原浅男『古事記の世界』秋田書店、1972年。
- 川副武胤『古事記の世界』教育社〈教育社歴史新書〉、1978年。
- 神野志隆光『古事記の世界観』吉川弘文館、1986年。ISBN 4642072543。
- 石ノ森章太郎『マンガ日本の古典1 古事記』中央公論社、1994年。ISBN 978-4124032796。
- 戸谷高明『古事記の表現論的研究』新典社〈新典社研究叢書127〉、2000年。ISBN 4787941275。
- 山田永『古事記スサノヲの研究』新典社〈新典社研究叢書137〉、2001年。ISBN 4787941372。
- 松本直樹『古事記神話論』新典社〈新典社研究叢書154〉、2003年。ISBN 4787941542。
- 志水義夫『古事記の仕組み:王権神話の文芸』新典社〈新典社新書37〉、2009年。ISBN 9784787961372。
- 浅野良一『古事記を解読する:新しい文脈の発見』笠間書院、2010年。ISBN 9784305705228。
- 松本弘毅『古事記と歴史叙述』新典社〈新典社研究叢書217〉、2011年。ISBN 9784787942173。
- 鈴木啓之『古事記の文章とその享受』新典社〈新典社研究叢書221〉、2011年。ISBN 9784787942210。
- 山崎かおり『『古事記』大后伝承の研究』新典社〈新典社研究叢書249〉、2013年。ISBN 9784787942494。
- 松井嘉和『世界の『古事記』と神国日本』神社新報社〈神社新報ブックス22〉、2021年。ISBN 9784908128295。
- 飯泉健司『古事記全講義:意図と文学』武蔵野書院、2022年。ISBN 9784838610013。
- 金井清一『古事記編纂の論』花鳥社、2022年。ISBN 9784909832603。
- 関根淳『日本古代史書研究』八木書店、2022年。ISBN 9784840622516。
- Mo and Po in Old Japanese
- Miyake, Marc Hideo (2003年9月25日). Old Japanese: a phonetic reconstruction. London; New York: Routledge. doi:10.4324/9780203510728. ISBN 978-0415305754
- Vovin, Alexander (2020) [2005]. A Descriptive and Comparative Grammar of Western Old Japanese. Brill. ISBN 978-90-04-42211-7
- 犬飼隆『上代文字言語の研究』笠間書院、2015年(原著1992年)、121–156頁。ISBN 978-4305703064。
関連人物
注釈
- ^ 「高天原(たかまがはら)」は、『古事記』のほかでは、神道において唱される「祝詞」でも多用される。
- ^ 『古事記』『日本書紀』『万葉集』に祭神の記載がある神社は、伊勢神宮、住吉神社、出雲大社、大神神社などに限られている。10世紀に編まれた『延喜式神名帳』においても、一部は社名や鎮座地などから主祭神を類推できるが、多くは地名社のみで祭神は不明である。詳細は祭神を参照。
- ^ 本来、仮名遣とは現代仮名遣いの「お」と「を」のように同音のものを異なる文字で書き分けることであるが、上代の文献に見られる万葉仮名の特殊な使い分けの場合は音韻の違いを表しているので特殊仮名遣と呼んでいる。通説によれば、上代日本語は、キヒミ・ケヘメ・コソトノモヨロの13音節とこれらの濁音節がそれぞれ甲乙の二類に書き分けられている。ただし、「モ」の書き分けは記紀のみにみられるものである。
- ^ もともと『古事記』を所蔵していたのは真福寺(岐阜県羽島市)であったが、徳川家康の命により、真福寺の一院である「宝生院」が名古屋城下に移転させられた際に、写本も同時に移転となった。これが現在の大須観音である。詳細は当該項目を参照。
- ^ 1997年、ハワイ大学のジョン・ベントリーが修士論文 で日本書紀β群においてもモ甲乙とホ甲乙が区別されていることを指摘し(Mo and Po in Old Japanese (2005))、マーク・ヒデオ・ミヤケもこれを支持(Old Japanese: a phonetic reconstruction (2003, p. 258)。近年ではアレクサンダー・ボビンもこれを認めている(A Descriptive and Comparative Grammar of Western Old Japanese (2005))。国内でも2005年に犬飼隆がこれを支持する研究成果を成書で発表した(上代文字言語の研究, p. 121–156)。
- ^ 畿内の大族の氏姓を記録した『新撰姓氏録』に稗田氏についての記録はない。
- ^ 太字引用者
- ^ 注記:白文。荒山慶一入力。
- ^ 白文、『訂正古訓古事記』が底本で誤り多し、(FireFoxを推奨). 岡島昭浩入力。
出典
- ^ a b c 「解説」(古事記・角川 2002, pp. 275–284)
- ^ a b 「一 古事記」(キーン古代1 2013, pp. 58–106)
- ^ 山口佳紀・神野志隆光校訂・訳 『日本の古典をよむ(1) 古事記』 小学館、2007年(平成19年)、3頁。ISBN 978-4-09-362171-7。
- ^ “奈良・田原本町の歴史知って 「古事記と太安万侶」出版”. 産経ニュース (2014年11月12日). 2021年2月6日閲覧。
- ^ “日本の神話(1):大和王権が語る“歴史の起源””. nippon.com (2019年6月25日). 2021年2月7日閲覧。
- ^ “『日本書紀の誕生: 編纂と受容の歴史』(八木書店) - 編集:遠藤 慶太,河内 春人,関根 淳,細井 浩志 - 河内 春人による本文抜粋”. ALL REVIEWS (2020年11月18日). 2021年1月3日閲覧。
- ^ 斎藤英喜 2012, pp. 16–23.
- ^ 「第一章 神話と叙事詩の時代 四 日本紀、祝詞、風土記」(西郷信綱 2005, pp. 47–58)
- ^ 「第一章 古代 三 万葉の世紀」(小西甚一 1993, pp. 32–44)
- ^ 「序 日本文学のジャンル」(キーン古代1 2013, pp. 11–12)
- ^ 「第一章 古代 二 古代国家の成立とその文藝」(小西甚一 1993, pp. 26–32)
- ^ 関根淳 2020, pp. 14–16.
- ^ 笹川尚紀「帝紀・旧辞成立論序説」『史林』第83巻3号、2000年(笹川尚紀 2016)
- ^ 山田孝雄 1935, p. 18.
- ^ 関根淳 2020, pp. 187.
- ^ a b 関根淳 2020, pp. 189–190.
- ^ a b 関根淳 2020, p. 191.
- ^ 関根淳 2020, pp. 194–195.
- ^ 青木周平 1988, pp. 14–19.
- ^ 斎藤英喜 2012, pp. 36–44現代において、『先代旧事本紀』は平安時代初期の成立とみる説が有力
- ^ 斎藤英喜 2012, pp. 58–77.
- ^ 斎藤英喜 2012, pp. 87–91.
- ^ 斎藤英喜 2012, pp. 94–106.
- ^ 斎藤英喜 2012, pp. 107–108.
- ^ 鈴木祥造 1967.
- ^ 宝賀寿男「稗田阿禮の実在性と古事記序文」『古樹紀之房間』、2015年。
- ^ 荊木美行「"日本書紀"とはなにか」『日本書紀の成立と史料性』燃焼社、2022年、67-68・73頁。(原論文:『古典と歴史』第10号、2021年)
- ^ 高橋憲子 2013.
- ^ 三成清香 2013.
- ^ 【古代天皇誌】仁賢天皇 後継の兄は石上広高宮で即位産経WEST(2013年7月2日)2019年10月22日閲覧
- ^ 万葉神事語辞典「しきしま 磯城島 Shikishima」國學院大學デジタルミュージアム(2019年10月22日閲覧)
- ^ 校訂古事記(本居豊頼, 井上頼国, 上田万年校訂 : 荒山慶一入力)
- ^ 古事記本文(日本文学等テキストファイル/岡島昭浩入力所収)
- ^ 『現代語訳 古事記』:旧字新仮名 - 青空文庫
- ^ 梵舜筆『古事記』上巻
- ^ 梵舜筆『古事記』中巻
- ^ 梵舜筆『古事記』下巻
- ^ 本居宣長訓『古訓古事記』3巻
- ^ 荷田春満訓点『古事記』上巻
- ^ 荷田春満訓点『古事記』中巻
- ^ 荷田春満訓点『古事記』下巻
- ^ 『古事記』巻上
- ^ 『古事記』巻中
- ^ 『古事記』巻下
- ^ 幸田成友校訂『古事記』
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