3年D組生徒
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戸田 トシオ* 演 - 松村北斗(現SixTONES) 都立中目黒高校からの転校生。1995年1月31日生まれ。血液型B型。 端整な容姿の持ち主だが、転入初日にテスト問題の入ったUSBメモリの紛失騒ぎで望月たちと一悶着起こし、クラス内では孤立している。夕子たちの「課外授業」に気づいている節があり、夕子に交際を迫り「黒の女教師」達を尾行する といったストーカー行動をみせている。 転校以前にも夕子とは会った事があるらしく、夕子の過去を一部知っているような発言や、「黒の女教師」の目的を探るような行動をしており、自ら志願して堀田を標的にした「課外授業」に参加している。一方で自身と夕子がキスした現場を目撃した江衣花に近づき、気があるかのような素振りも見せている。文化祭ではくじ引きで3年D組が出店するカフェの準備メンバーに選ばれ、打ち上げの際には何事もなかったかのようにクラスの輪に加わっている。 リオと同じマンションに住んでいるが、三者面談には一人で出席し「ウチは他の家とは違う」と語っており、公私共に謎に包まれていた。その後望月が探り出した緊急連絡カードにより、名前が「利生」であることや両親が離婚していることが判明する。 その正体は水野葵の弟である。夕子達が姉を死に追いやったと思いこみ、復讐を遂げるために江衣花を利用し明日香の名前で中傷するメールを江衣花に送信したり、葵の名前で瑞穂の家や学校に誹謗中傷や「課外授業」の内幕ばらしのFAXを送りつけていた。「江衣花を怖がらす黒幕を制裁してほしい」(実際は自作自演)という理由で依頼した「課外授業」で夕子から「人の気持ちを利用したクズ」と呼ばれたが、回し蹴りをかわし、夕子達を糾弾して謹慎 に追い込む。さらに瑞穂を姉の死んだ現場に連れ出して殺そうとしたが、瑞穂から姉の死の真相を聞かされ、今まで心にわだかまっていた復讐心が消える。そして真相を隠した本当の黒幕に制裁を加えるべく、最後の「課外授業」を依頼する。「強くて熱意ある教師を目指している」と卒業式の答辞で述べた。 望月 亮平 演 - 千葉雄大 3年D組の影のリーダー格で、成績優秀。系列を抱える大病院の跡取り息子で進学先を医学部にするよう強制されている。他人に無関心で寡黙、何を考えているか分からず本性を友人にすら悟らせていない。 USBメモリの紛失騒ぎで、トシオの密告により停学処分を受けた。文化祭ではくじ引きで3年D組が出店するカフェの店長に選ばれた。中学時代から江衣花と付き合っていたが、それを2人だけの秘密にしていた。 本来はカッとなりやすく、飯塚に怪我を負わせる原因を作ったが示談金を支払った父親(遠山俊也)からの指示で謝罪できなかった。飯塚にその罪悪感を利用されて金を強請られた上、江衣花をダシに恐喝された挙句、飯塚への暴行動画を流され退学処分を受けるが、飯塚を案じた安田と立花が「課外授業」を依頼した為、停学処分で済んだ。飯塚との確執以後、他人と関係を築く事に怯えていた事を夕子に見透かされており、「本当は本音を口にするのが怖いだけ」だと指摘され、「課外授業」後、飯塚に謝罪の言葉を伝えた。 停学が解けた後、江衣花から別れを告げられた。その後江衣花に近づくトシオを不審に思い、トシオの身辺を調べ始めしつこく付きまとう行為を糾弾する。 下村 明日香 演 - 大野いと 江衣花のグループに所属する女子生徒。惚れっぽく、好意を抱いた相手には一途な危い性格の持ち主。頭は良くなく、成績は芳しくない。可愛らしい容姿で男子からモテるが、大抵すぐに相手を振るため「秒殺の明日香」の異名を持つ。 及川と禁断の恋に落ちるが、及川の策略によって自主退学に追い込まれる。ストーカー扱いと退学処分の取り消しを求め、及川にプレゼントする予定だったネクタイ代と同等の金額5万円と引き換えに夕子たちに「課外授業」を依頼する。「課外授業」後、「教師と交際した自分自身も共犯者」と諭された。 文化祭ではくじ引きで3年D組が出店するカフェの準備メンバーに選ばれ、準備に関わる中で男気のある望月に想いを寄せるが、応援すると言っていた江衣花が彼と交際していたことを知り、裏切られた気持ちから栞達とともに江衣花と距離を置き、江衣花を携帯電話を利用しいじめるようになる。 杉本 順平 演 - 西井幸人(D2) 成績優秀で努力家な一方で、繊細で臆病。将来、外交官になることを目標にしており、上智大学外国語学部英語学科の指定校推薦を志望する。江衣花に3年間片思い中だが、気持ちを伝えることができずにいる。授業ノートは常に2冊持っており、1年の時に優にあげたり、テスト前に安田や立花に貸している。 杏と莉子の策略によって痴漢の濡れ衣を着せられ、慰謝料10万円を脅迫された上に学校に痴漢行為が暴露されるなど、精神的に追い詰められる。杏たちに要求された同額の金銭と引き換えに夕子たちに助けを求めるが、先に優が「課外授業」を依頼していた。(後にお金は全額返却している。) 「課外授業」後、「本当の自分と向き合うべきだ」と諭された。 松本 栞 演 - 土屋太鳳 江衣花のグループに所属する女子生徒。成績優秀で要領がいい。 母子家庭で父親からの養育費の支払いがないため、母親(鈴木ひろみ)が内職をして家計を支えており、塾には通わず通信教育を受講している。「貧乏でかわいそうな子」のレッテルを張られない様に見栄を張り、地味な女の子から今時の流行に乗った女の子へと高校デビューを果たした。 母親にはカラオケ店だと偽ってガールズバーでバイトしていたが、立花や遥に見つかったことで更衣室の盗撮動画をネタに河合に脅迫され、高級秘密サロンに連れ去られてしまう。バイトを再三辞めさせようとしていた立花に救出され、託された50万円を使わずに自身の有り金2000円余りとガールズバーでの収入で購入したスマートフォン を夕子たちに渡して「課外授業」を依頼する(後に50万円は立花に返却した)。 「課外授業」後、立花とともに「金に頼らずに人間関係を築くべきだ」と諭された。私立大学の推薦入試を志望していたが、「課外授業」後、東京大学に志望変更している。 安田 俊介 演 - 山﨑賢人 望月のグループに所属する男子生徒。USBメモリの紛失騒ぎでトシオの密告により停学処分を受けたが、本来は成績優秀でバレーボール部のエース。 家庭内不和及び母親が決めた東大受験やバレーボール部のエースであり続けなければならないという重圧に苦悩する。母親の支配から抜け出したいという思いから、新しいシューズの購入に充てる予定だった2万円を渡し夕子たちに「課外授業」を依頼する。 「課外授業」後はバレーボール部に復帰する。望月が飯塚から恐喝された際、立花とともに夕子たちに「課外授業」を依頼する。 山岸 リオ 演 - 竹富聖花 素直な少女。秀徳女子大学の推薦入学が有望視されている。 しかし、交際していた須藤達也に脱法ハーブを売りさばくための女子高生のネットワークに利用され、捨てられたくない想いから彼の要求に従っていた。クラス内では明るく振舞っているが、実際は孤立していた。「課外授業」によって、悪の道から夕子たちに救出され、「達也の肩書きに惹かれていただけ」と指摘された。その後はクラスの輪にも加われるようになる。 文化祭では、くじ引きで3年D組が出店するカフェの準備メンバーに選ばれた。 佐伯 江衣花 演 - 広瀬アリス 3年D組の中心的な女子グループのリーダー格で、容姿がかなり目立つ存在である。普段はコンタクトレンズを使用しているが、推薦入試当日は面接官に良い印象を与えるために堀田のアドバイスでメガネをかけて臨んだ。性格はおっとりしているが高いプライドを持っている。 トシオが夕子とキスしている現場を目撃してしまい、二人が交際していると誤解する一方、トシオに惹かれていく。一度夕子にトシオとの交際を問い詰めたが、上手くかわされている。中学時代は野球部のマネージャーで、その時から野球部員だった望月と交際していたが、ある理由からその事実をクラスメートに伏せていた。 文化祭では、くじ引きで3年D組が出店するカフェの準備メンバーに選ばれた。しかし、文化祭に乗り込んできた飯塚の言葉により望月との交際が露見する。望月の問題が解決した後、明日香の気持ちを弄んだと誤解されたことから、クラスやグループからも孤立してしまう。 推薦入試に向かう途中、心臓発作で倒れた小川を助けなかったことで足に怪我を負わせてしまい、小川に謝罪したいと堀田に嘆願するが、聞き入れてもらえなかった。試験には合格したが、優に責任をなすりつけて停学させたと誤解されて、さらにクラス内での孤立は深まり不登校となる。孤独を感じていたところにトシオが接近してさらに惹かれていくが、夕子たちの「課外授業」によって、トシオの復讐に利用されていたことを知らされる。 栗原 啓太 演 - 太賀 望月のグループに所属するお調子者の男子生徒。及川と交際する明日香のことを気にかけていたが「課外授業」後、告白する以前に振られる。文化祭では実行委員長を務めた。 野間 薫 演 - 杉咲花 リオの幼なじみで、地味な女子生徒。感受性が強く友達思いの優しい性格だが、クラス内では親しい友達がいない。江衣花が不登校になったときは遥とともに彼女の自宅を訪れ、励ましていた。 リオを守るためにあえて通販で申し込んだ脱法ハーブ を吸って倒れ、停学処分を受けた。この時病院に駆けつけた遥に憧れ、教師を目指している。しかし助けたのは遥ではなく、夕子たちの「課外授業」だったことをリオから聞かされる。 当初は、夕子たちが行う「課外授業」に対して反発していたが、あとにリオをはじめとする他のクラスメイトの意見で改心された。成績優秀で東京大学を志望しているが、すでに推薦入試で他大学に合格している。 三島 恭子 演 - 藤原令子(幼少期:上野楓恋) リオのグループに所属する女子生徒。 母親(西山繭子)の死後、母親の親友であるかなえの個別レッスンを受け、音楽の道に進学するために努力しているが、作曲コンクールではいつも2位どまりで、その将来の選択は正しいのか不安に感じており、夕子からも私立大学文系への進路変更を勧められていた。母親との思い出があるハミングをもとに作曲した「トワイライトゾーン」をプラチナジュニア音楽杯に応募し金賞を受賞したが、ライバルの愛が「トワイライトゾーン」を盗作したと疑い「目の前から消えて」と言ったため、愛が失踪する 原因を作ってしまう。さらに「トワイライトゾーン」を盗作したかなえがその曲を娘のために高校生アジア作曲コンクールに応募し、金賞を受賞したことで、プラチナジュニア音楽杯の受賞辞退を迫られる。1回分のレッスン料と引き換えに夕子たちに「課外授業」を依頼する。 「課外授業」によって盗作の疑惑が晴れ、改めて金賞受賞が確定し、高校卒業後はパリに4年間留学することが決まる。「課外授業」後も夕子には私立大学文系への進路変更を求められるが、彩の後押しもあって、留学する道を選択した。 立花 聡 演 - 上遠野太洸 望月のグループに所属する男子生徒。 USBメモリの紛失騒ぎでトシオの密告により停学処分を受けた。父親はみどり銀行の上層部で裕福な家庭のため、中学時代はパシリに使われており、栞同様高校デビューしていた過去を持つ。 良家出身の為か若干世間知らずな一面もある。栞がガールズバーで働いているところを目撃して以降、何度もバイトを辞めさせようとするが失敗に終わる。夕子から教えられた高級秘密サロンに乗り込んで栞を救出しようとしたが、河合の部下に追われて逃げ場所が無くなったため、自ら囮になって栞を逃がし、夕子に「課外授業」を依頼するよう50万円を栞に託す。その後、河合の部下たちに暴行を受けていたところ、「課外授業」に来た夕子たちに助け出され、栞と同様の忠告を受けた。後に、栞から50万円を返され、栞と惹かれあう様になった。 望月が飯塚から恐喝された際、安田とともに夕子たちに「課外授業」を依頼する。 梅原 優 演 - 中条あやみ 無口で、非常におとなしい女子生徒。リオのグループと行動を共にすることが多いが、特定の親しい友人はいない。内気な性格で思慮深く優しい少女。 杉本が3年D組の生徒たちに痴漢疑惑を追及されたとき、クラスで唯一人杉本の潔白を信じ庇った。1年生の時に病気で欠席した際、授業についていけなかった自身に英語のノートをくれた杉本に感謝し、窮地を救おうと杉本の代わりに夕子たちに10万円を支払い「課外授業」を依頼した。すみれは「(優自身は)自覚していないが本当の良い女」だと称賛している。 服を作る勉強をするために大学進学を望む両親を説得した末、ファッション系の専門学校を志望する。姉とショッピングに出かけた際撮影した写真が雑誌に掲載された事で停学処分 を受け、それに乗じて堀田によって江衣花の罪をなすりつけられた。更に小川の訪問によって停学の真の理由が明らかになり、堀田を問い詰めたが自らの夢を侮辱されてしまい、そのことに腹を立て堀田が小川に渡した示談金と同額の20万円で再び「課外授業」を依頼した。結果、自らへの嫌疑は晴れたが不本意ながらも江衣花を更なる孤立に追いやってしまう。 菊池 希 演 - 藤原薫 サッカー部員。面倒見が良く誰からも好かれている。 飯塚に因縁を付けられ、脅されているときに望月に助けられる。飯塚と同じクラスになってから初めて話した仲だったが、そのことで非常に感謝し、望月がクラス中から糾弾されているときに「彼は悪い人ではない」と庇った。文化祭ではくじ引きで3年D組が出店するカフェの準備メンバーに選ばれ、店名の名付け親にもなった。 坂口 学 演 - 岡山天音 内気な性格。文化祭では、くじ引きで3年D組が出店するカフェの準備メンバーに選ばれた。 高木 瑞希 演 - 坂田梨香子 江衣花のグループに所属するボーイッシュな女子生徒で彼氏がいる。サバサバしており男女問わず人気がある。クラスメートに対する本音を言う事が多く、江衣花と望月の交際が発覚した時には、「(望月との交際を)話してくれたらよかったのに」と江衣花に聞こえるように話した。 河野 弥生 演 - 紗也 外見は派手目な女子生徒。キラキラしたものが好き。文化祭ではくじ引きで3年D組が出店するカフェの準備メンバーに選ばれた。 緑川 風香 演 - 篠原愛実 恭子やリオ、薫、優と仲が良く行動を共にしている。おとなしい性格でクラスの中では口数が少ないが、仲良しグループの恭子らといる時は普通の女子高生で口数も多い。絵を描くことが得意。 副島 総一郎 演 - 永江祐貴 クラス内では比較的どの生徒とも友好的な関係を築く、爽やかなスポーツマン。 三浦 一樹 演 - 服部寛隆 クラス内ではあまり目立たない電車オタク。 黒木 達樹 演 - 鈴木彰人(ばくれつパンダ) 井上と仲が良い。明るい性格でゲーム好き。 井上 廉太郎 演 - 小森真誉 黒木と仲が良い。ゲームが好きで、将来はゲームのプログラマーになるのが夢。 原田 圭吾 演 - 脇卓史 美術部員。おとなしい性格。クラス全員の似顔絵を完成させている。 三橋 拓斗 演 - 快斗 うんちく好きなオタク。 磯村 勇太 演 - 鈴木龍之介 爽やかで心優しい性格。小さい頃からアウトドア好き。 小野 千夏 演 - 小野明日香 仕草や話し方が女の子らしく、可愛いものが好き。 加納 麻理 演 - 村崎真彩 江衣花のグループに所属する女子生徒。派手なグループ内ではやや地味めで、女子力アップに励んでいる。 中谷 真由 演 - 寺山葵 物静かな文学少女で、趣味は創作小説の執筆。 岩崎 結衣 演 - 久野みずき 家事が得意で、幼い弟達の世話をしている家庭的な女子生徒。
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3年D組・生徒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 08:15 UTC 版)
「先生を消す方程式。」の記事における「3年D組・生徒」の解説
帝千学園の中でも成績優秀な生徒が集まるクラス。裕福でハイステータスな親を持つ4C(フォー・シーまたはフォー・セレブ)と呼ばれる4人の生徒たちのうち、刀矢以外の3人が親の権力を笠に着て好き勝手に振る舞っている。 藤原刀矢(ふじわら とうや) 演 - 高橋文哉 (幼少期:宇陽大輝) 4Cの一人。学園一の優等生。教師に反抗的な生徒たちの中で唯一常識的な態度を取り、義澤を追い詰めようとする生徒たちを止めようとする。父親が検察のトップ。 表向きは優等生を演じているが、裏では4Cのリーダーとして残りの3人を仕切っており、義経に屈した力を叱責し顔を平手打ちするなど暴力的かつ激情的な一面を持ち合わせている。頼田からけしかけられ、自分たちにとって不都合な存在である義経を消す=殺すことを提案する。 6歳の頃、自分より両親に可愛がられていると嫉妬して3歳下の妹を波止場から海に突き落とし命を殺めており、保身からそのこと他言しないように父に言われたことを逆手に取り、弱みを握った父を言いなりの状態にしている。 義経から現在の自身の状態を、自分が賢いと思っている人間は権力を与えられたとき、世の中のためでなく自分が一番上になるためにその力を使うが、そのような人間は自分が住む世界から外へ出た時、いつの間にか自分よりも賢い人間と出会いコントロールされていることに気づかない馬鹿だと諭されるが、そのことを認めることが出来ず義経をナイフで刺そうとしたため、刀矢の様子を察知した頼田が「生徒を馬鹿呼ばわりするのは駄目だ」と義経に殴りかかって刀矢から引き離したことで未遂に終わる。 義経に示された方程式は「賢いと思っている人 × 力 = 馬鹿」 義経を裏山に埋めた後、義経がホームルームで注意したことを自分たちの親に謝罪に現れ、同時に子供たちと正直に向き合って欲しいとお願いされていたことを知った弓、薙、力たちが「義経は良い先生だったかもしれない」と思い始めたことから、義経を裏山に埋めたことを警察に自首すると3人に言われたため、その動きを止めるために頼田の横槍もあり、3人のうち一番影響力の強い弓を消す=殺すことを計画し彼女を深夜の学園に呼び出すが、死んだはずの義経が目の前に現れたことから学園内を逃げ回り未遂に終わる。 錯乱状態から正気を取り戻したゾンビ化した義経から他の4Cの生徒ともども夜の帝千学園の教室に呼び出され、4Cの生徒が義経を殺そうと襲い掛かったことを認めさせられた上で、義経から「人生はリセットなどできず、一度犯した罪は消せないので都合の悪いことは消せるとは考えず、6歳の時に妹を殺めてしまった罪に向き合い、賢く見せようとするのではなく全力で一生苦しんで、本当に強く賢い男になれ」と諭される。また、義経は残りの4Cの生徒たちにそんな刀矢が罪に向き合うことを助けてあげて欲しいとお願いし、彼らは刀矢に寄り添ったことで全員仲直りして、過去の罪を反省して改心する。 その際に義経に示された方程式は「犯罪を犯した人生 × 償い = 結局、犯罪者」「人 - 命 = 思い出」 ゾンビ化した義経が人里を避けるため森に行く前に「自分の後悔は一生消える事はない。沢山の愛を知って本当のリーダーになれ」と告げられる。 長井弓(ながい ゆみ) 演 - 久保田紗友 4Cの一人。人気インフルエンサーの女子生徒。どこか達観したところがある。東大理三に合格確実と言われている。母親が有名な女医。 母が自身が思いを寄せていた家庭教師の瀧と肉体関係を持っていたことを知り、傷ついた時に刀矢に慰められたことから彼に恋心を抱いており、刀矢に気にいられるために義経を消すことを決意する。その際、頼田に義経が自殺をしたように偽装するよう入れ知恵をつけられ、能面を被り正体を隠して義経を襲撃し、薙や力と3人で義経の首をロープで吊り上げ首つり自殺をしたように偽装する。しかし仮死状態から命を取り留めた義経が登校し目の前に現れ、自分を捨てて好きな男に気に入られるように振る舞っても、好きな男は振り向いてはくれないその有様は母親と同じく無様であると、暗に刀矢に気に入られるために自分を見失うなと諭される。 義経に示された方程式は「恋(人生-自分)= 無様」 薙や力の3人で義経の首を吊り上げた様子を写真で撮影されており、その事を不問とすることと引き換えに頼田が恋人の静を負傷させた張本人である証拠を掴むようICレコーダーを渡されており、頼田が静を負傷させたと明かした様子を録音し、義経にその証拠を渡している。 ゾンビ化した義経が人里を避けるため森に行く前に「沢山恋をしろ。 無様でいい。沢山恋して傷つけばきっと愛にたどり着く。その時の弓は最高にきれいだ」と告げられる。 大木薙(おおき なぎ) 演 - 森田想 4Cの一人。スクールカーストの上位に位置し、その地位にしがみつこうとしており、自分より下位のD組の女子生徒にマッチングアプリで“パパ活”で金銭を稼がせ、友人関係を続けることと引き換えに稼いだ金を巻き上げていた。父親が人気飲食チェーン「餃子ライフ」の社長であったが、問題を起し会社を追放されたことから社会的ステータスを失う。父の失脚を知った弓から友人関係を解消することをちらつかされ、その弱みを頼田に付け込まれ「義経を消して4Cの役に立てば友人関係を続けられる」と吹き込まれたことから義経を階段から突き落とし重傷を負わせる。しかし重傷を負いつつも学校に現れた義経から「自身を偽ってまで友人関係を続けることなど意味がない」と諭される。更に階段から突き落とした犯人であることを気付かれていながらも「友人がいなくなっても俺が傍にいる」と握手を求められ、その求めに応じ握手し返したことから「仲直り!」と義経から階段への突き落としの件を不問にされる。 義経に示された方程式は「人生 - 友達 = 幸せ」 義経を消すことに失敗してからは頼田に義経の弱みを探るように指示され、義経の恋人、静が昏睡状態で入院していることを突き止める。 ゾンビ化した義経が人里を避けるため森に行く前に「何もなくなった時に残ったものを信じろ。そこにある愛を死ぬほど大切にしろ。そこから また沢山の花が開く」と告げられる。 剣力(つるぎ りき) 演 - 高橋侃 4Cの一人。暴力でほかの生徒を支配しようとする男子生徒。父親が大手ゼネコンの社長で、おじが政治家。 10歳年上の兄がいるが、父・賢治から過度に期待されたプレッシャーに押しつぶされひきこもりとなり、父親から失敗作の烙印を押されてしまい、次に父親から兄の分も期待された自分も失敗作と思われるのではないかというストレスから学園の同級生に暴力をふるっていた。 義経に因縁をつけ土下座をさせたうえ教室の床を舐めさせるが、その様子を義経が録画しており、生徒から教師へのパワハラで訴えれば未成年の力の代理で父親が法廷に出席することになり、義経へのパワハラ動画をネット拡散すれば株主総会を控える父親に迷惑がかかるのではと脅迫され、逆に義経に対する非礼な態度の謝罪を求められ屈服し、義経に謝罪する。 刀矢には自身が起こした事件を検察のトップである刀矢の父にもみ消してもらった貸しがあり、逆らうことが出来ない。 ゾンビ化した義経が人里を避けるため森に行く前に「力で開かない扉は沢山ある。その扉が開くとしたら知恵と… 愛だ」と告げられる。 伊吹命(いぶき めい) 演 - 秋谷郁甫 ひきこもりの男子生徒。父親の死後ひきこもりとなり、黒魔術やネクロマンシーなどのオカルトに傾倒していたが、それは亡くなった父親を生き返らせることが出来ないかと本気で考えていたためであった。恋人の静を昏睡状態から回復できないかと同様にオカルトに傾倒したことがある義経はバカにせず自分のことを理解してくれたことから彼を信用できる教師と考え、義経を慕って再び登校するようになる。 刀矢に呼び出された義経のことを心配し密かに頼田と4Cが待ち受ける裏山に様子を見に行くが、頼田たちが準備していた落とし穴に落ちそうになり義経がそれを助けようとしたため、無防備になった義経が頼田にナイフで刺される原因を作ってしまう。 義経を死なせてしまったことを悔やみ、無駄だとは思いつつも義経が埋められた裏山で義経を生き返らそうとネクロマンシーの秘術を試みたところ、地面に突き刺したナイフに落雷し、仮死状態で土に埋められていた義経を落雷のショックでゾンビとして蘇生させる。 記憶が錯綜し、頼田や4Cの生徒たちに襲い掛かろうとする義経に「そんなことをしても静先生は喜ばない」と訴え、その言葉で義経が静のことを思い出したことで記憶が元通りになり、義経が4Cの生徒たちを襲うのを制止することに成功する。 ゾンビ化した義経が人里を避けるため森に行く前に学園に駆け付け、義経から「弱さを知る者が一番強い」と告げられ、伊吹のおかげでゾンビとしてではあるが蘇り、二度生き返れたことを感謝される。 宮下加奈(みやした かな) 演 - 榊原有那 弓や薙と友だちでいたいがために薙に促されマッチングアプリで“パパ活”で稼いだ金を渡しているが、内心は現状から抜け出したいと思っていたところ、薙の父が会社社長から失脚したことを知り、もう友人関係を続ける必要がないと薙を見限り友人関係を解消すると宣言する。 早川京子(はやかわ きょうこ) 演 - 川瀬莉子 人気インフルエンサーの弓に憧れており、少しでも彼女に近づきたいと思っている。 玉木譲(たまき ゆずる) 演 - 田中亨 暴力でクラスを牛耳る力に逆らえずにいたが、義経によって力が父親からのプレッシャーでストレスを受けていることを知り「かわいそうだね」と憐みの言葉をかけ、力の暴力に屈しなくなる。 安岡文乃(やすおか あやの) 演 - 横島ふうか 弓たちに協力し、女子生徒が倒れていると義経を学校の裏庭に誘導する。 坂野愛佳(さかの あいか) 演 - 山根愛 矢島つぐみ(やじま つぐみ) 演 - 大森つばさ 松永春希(まつなが はるき) 演 - 吉田晴登 宮本工(みやもと こう) 演 - 奥村皐暉 いいだ ゆう 演 - 桜木優衣 あらい しょうや 演 - 庄八(ホイップクリーム) なかい つばさ 演 - 高崎凌
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