信仰の大要とは? わかりやすく解説

信仰の大要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 04:28 UTC 版)

セブンスデー・アドベンチスト教会」の記事における「信仰の大要」の解説

セブンスデー・アドベンチスト教会は信仰の大要として28の項目を宣言している。 セブンスデー・アドベンチスト聖書唯一の信条として受け入れ一定の基本的な信仰大要聖書教えとして堅持している。ここに公にされている「信仰の大要」は、教会理解し表現した聖書教えである。この声明の改訂は、教会聖霊導きによって、聖書真理対するより豊かな理解と、神の聖なる言葉対するより適切な表現とに達したとき、世界総会本会議によってなされ得るものである神の言葉 旧新約聖書書かれ神の言葉神の霊感によって与えられ言葉である。霊感受けた著者が、聖霊動かされるままに語り、また書いた。この言葉通して、神は救い必要な知識人間与えられた。聖書は、最高の啓示権威ある啓示神のみ心の誤りのない啓示である。聖書品性標準示し人間経験吟味し明確に教理啓示する聖書歴史における神のみわざについて信頼できる記録である。(詩編119:105箴言30:5・6イザヤ8:20ヨハネ17:17、Ⅰテサロニケ2:13テモテ3:16・17ヘブライ4:12ペトロ1:20・21) 三位一体 父と子聖霊の、永遠に共存する3つの位格から成るひとりの神がおられる。神は朽ちることなく全知全能で、すべてのものを超え、常に変わることなく存在される。神は人間理解超える無限のお方であるにもかかわらずご自身啓示されることによって、人間知られるお方である。愛であられる神は、すべての造られたものの礼拝尊崇奉仕永遠に受けるにふさわしいお方である。(創世記1:26申命記6:4イザヤ6:8、マタイ28:19ヨハネ3:16コリント1:212213:13エフェソ4:4~6、Ⅰペトロ1:2) 父なる神 父なる神すべてのものの創造者であって、すべて造られたものの源であるとともに、それらを保ち支配されるお方である。父なる神正しく聖なる方、あわれみ恵み富み、怒ること遅く変わらない愛と真実に満ちあふれているお方である。み子と聖霊見られる性質と力も、父なる神のものである。(創世記1:1、申命記4:35詩編110:1、4、ヨハネ3:1614:9、Ⅰコリント15:28、Ⅰテモテ1:17、Ⅰヨハネ4:8、黙示録4:11) 子なる神 子なる神人間の肉の姿を取ってイエス・キリストなられた万物はみ子を通して創造された。また、み子を通して神のご性質明らかにされ、人間救い全うされ、世界裁かれる。永遠からまことの神であられたみ子は、救い主イエスとしてまことの人間なられた。み子は聖霊によってみごもられ、処女マリアよりお生まれになった。み子は人間として生き試みにあわれたが、神の義と愛を完全にあらわされた。奇跡によってみ子は神の力あらわしご自身神の約束救い主であることを証明された。み子はわれわれの罪のために、われわれの身代わりとなって苦しみを受け、自ら十字架にかかり、死者の中から復活し、われわれのために天の聖所奉仕するために天に昇られた。み子はご自分の民を最終的に救い出しすべてのものを回復するために、栄光のうちに再び来臨される。(イザヤ53:4~6、ダニエル9:2527ルカ1:35ヨハネ1:1~2、14、5:2210:3014:1~3、9、13ローマ6:23、Ⅰコリント15:3、4コリント3:18、5:1719フィリピ2:5~11コロサイ1:1519ヘブライ2:9~18、8:1、2) 聖霊なる神 聖霊なる神は創造受肉贖いのみわざにおいて、父なる神子なる神とともに働かれた。聖霊は、父なる神子なる神同様に1つ位格あられる聖霊聖書記者たちに霊感与えられた。聖霊キリスト生涯を力で満たされた。聖霊人間引き寄せ、その罪を指摘される。そして、それに応答する者を生まれ変わらせ、神のかたちへと変えられる聖霊父と子からつかわされて常に神の子とともにあり、教会に霊の賜物与えキリストをあかしするように教会を力づけ、聖書に従って教会あらゆる真理へと導かれる。(創世記1:1、2サムエル記下23:2、詩編51:11イザヤ61:1、ルカ1:35、4v18、ヨハネ14:16182615:2616:7~13使徒言行録1:8、5:3、10:38ローマ5:5、Ⅰコリント12:7~11コリント3:18ペトロ1:21) 創造 神は、創造のみわざに関する確かで歴史的な記録聖書中に啓示された。主は宇宙創造し現在の6日の間に「天地万物」を造り、第7日に休まれた。こうして神は、文字どおり6日間成し終えた創造のみわざに絶えず心を向ける記念として、安息日制定された。その6日間とは、われわれが現在、安息日とともに1週間と呼ぶものと同じ期間である。最初の男と女は、創造の冠として神のかたち造られた。彼らには世界治め主権与えられ世界保護する責任課せられた。世界完成したとき、それは神の栄光あらわしていて、「極めて良かった」。(創世記1章2章3章11章出エジプト記20:8~11詩編19:2~7、33:6、9、104イザヤ45:1218使徒言行録17:24コロサイ1:16、へブライ1:2、11:3、黙示録10:6、14:7) 人間本性 人間は、個性備え思考し行動する力と自由を持つ神のかたち造られた。人間自由な存在として造られたが、肉体精神と魂の分けることのできない統一であって、いのちと呼吸とその他すべてを神に依存している。アダムとエバが神に従わなかったとき、彼らは神に頼ることを拒み、高い地位から転落してしまった。彼らのうちにある神のかたちは傷つけられ、彼らは死ぬべきものとなった子孫たちはこの堕落した性質その結果受け継いだ。彼らは弱さと悪への傾向持って生まれる。しかし神は、キリストにおいて世をご自分和解させ、聖霊によって悔い改めた者のうちに造りのみかたちを回復させられる人間は神の栄光のために造られ、神と人を愛し、その周囲のものを管理するように召されている。(創世記1:2628、2:7、153章詩編8:5~9、51:7、1258:4、エレミヤ17:9、使徒言行録17:2428ローマ5:1217コリント5:19、20エフェソ2: 3、Ⅰテサロニケ5:23、Ⅰヨハネ3:4、4:7、81120) 大いなる戦い すべての人間キリストサタン大いなる戦い巻き込まれている。それは神の品性律法および宇宙対す主権をめぐる戦いである。この戦いは天において、選択の自由与えられ造られ存在が、自らを高くすることによって神の敵サタンとなり、一部天使たち反逆へと誘い出したときに始まったサタンアダムとエバに罪を犯させ、世界反逆精神もたらしたこの人間の罪は、人間のうちにある神のかたちをゆがめ、造られ世界の秩序乱した。そしてついには創世記1章から11章歴史的記録中に記されているように、地球規模洪水起こり荒廃状態を生じさせることになった世界は、造られたものすべてが注目する宇宙的戦い舞台となった。この戦い通して、神は愛であることが究極的に擁護されるキリストはこの戦い中にあるご自分の民のために、聖霊忠実な天使つかわし救いの道を歩む彼らを導き守り支えられる。(創世記3章、6~8章ヨブ1:6~12イザヤ14:1214エゼキエル28:1218ローマ1:1932、3:4、5:1221、8:1922、Ⅰコリント4:9、ヘブライ1:14、Ⅰペトロ5:8、ペトロ3:6、黙示録12:4~9) キリスト生涯と死と復活 神は、神のみ心に完全に従ったキリスト生涯とその苦難、死、復活通して人間の罪を贖う唯一の方法提供された。それは、信仰によって贖い受け入れる者が永遠のいのちを受け、すべての造られたものが創造主の無限の聖なる愛をよりよく理解するうになるためである。この完全な贖いは、神の律法が義であり、神の品性恵み深いことを擁護する。神の義と恵みは、われわれを罪に定めとともに、われわれに赦しもたらすからである。キリストの死は身代わりの死であって、われわれに贖い和解変革もたらす見える形でのキリストの復活は、悪の力に対する神の勝利を宣言し贖い受け入れた者には、罪と死に対す究極的な勝利を確信させる復活は、イエス・キリストが主であることを示す。天と地にあるすべての者は、そのみ前にひれ伏す。(創世記3:15詩編22:2、イザヤ53章、ヨハネ3:1614:30ローマ1:4、3:25、4:25、8:3、4、Ⅰコリント15:3、42022コリント5:14151921フィリピ2:6~11コロサイ2:15、Ⅰペトロ2:2122、Ⅰヨハネ2:2、4:10) 救い体験 神は限りない愛とあわれみをもって、罪を知らないキリストをわれわれのために罪とされた。それは、われわれがキリストにあって神の義とされるためである。われわれは聖霊導かれて自らの必要を悟り、自らの罪深さ認めイエス対す信仰働かせるイエス救い主であり、主であるとともに、われわれの代理にして模範である。この救い信仰は、神の恵み賜物であって神の言葉の力を通して来る。キリスト通して、われわれは義とされ、神の息子、娘とされ、罪の支配から救われる聖霊によって、われわれは生まれ変わり清められる聖霊はわれわれの心を新たにし、神の律法を心に書きつけるこのようにして、われわれには聖なる生活をする力が与えられる。われわれは神のうちにあって神の性質にあずかる者となり、現在も将来裁きの時も救われることを確信している。(創世記3:15イザヤ45:2253章、エレミヤ31:3134エゼキエル33:1136:2527ハバクク2:4、マルコ9:2324ヨハネ3:3~8、1616:8、ローマ3:2126、5:6~10、8:1~4、141710:1712:2、コリント5:1721ガラテヤ1:4、3:131426、4:4~7、エフェソ2:4~10コロサイ1:1314テトス3:3~7、ヘブライ8:7~12、Ⅰペトロ1:23、2:2122ペトロ1:3、4黙示録13:8) キリストにある成長 キリスト十字架上の死によって悪の力に勝利された。地上での宣教働きにおいて悪霊追い出し制圧されお方は、悪の力を打ち破り、悪のたどる究極運命どのようなのであるかを明示なさったのであるイエスご自身勝利することによって、われわれにも同じ勝利を与えてくださる。もしわれわれがイエスの愛による平安喜び確信満たされて、主とともに歩むならば、われわれを何とかして降参させ、支配しよう必死に戦い挑んでくる悪の勢力にも打ち勝つことができるのである。そして、聖霊がわれわれのうちに住み、力を与えてくださる。われわれの救い主なるイエス絶え献身しイエス信頼し続けるとき、われわれは過去行為重荷から解放される。もはやわれわれは暗黒中にいるのでも、悪の勢力恐怖古き自分無知やむなしさに捕らわれて生きているでもないイエス・キリストのうちにある、この新しい自由を与えられたわれわれは、イエス品性似た者となるべく、成長していくことが求められている。日ごと祈りによるイエスとの交わり神のみ言葉を霊の糧として霊性を養うこと、神のみ言葉とみ心の深き瞑想賛美の歌をささげること、忠実な礼拝出席、また教会諸活動奉仕伝道働きへの積極的な参加――このようなことを通して、われわれはキリストにある成長階段昇ることができる。われわれはまた、人々肉体的精神的社会的情緒的霊的必要に思いやりをもって応えることで、キリスト模範に従うようにも召されている。われわれが周りの人々への愛の奉仕に、また主の救いのあかしに献身するとき、主は聖霊通して絶えずわれわれとともに臨在くださりすべての時間すべてのなすわざを霊的な経験へと変えてくださるのである。(歴代誌29:11詩編1:1、223:4、77:1213マタイ20:252825:3146ルカ10:1720ヨハネ20:21ローマ8:38、39コリント3:17、18ガラテヤ5:2225エフェソ5:19、20、6:1218フィリピ3:7~14コロサイ1:1314、2:6、1415、Ⅰテサロニケ5:161823ヘブライ10:25ヤコブ1:27ペトロ2:9、3:18、Ⅰヨハネ4:4) 教会 教会イエス・キリスト主として、また救い主として信じ告白する者たちの共同体である。旧約時代神の民同じように、われわれは世から召し出されている。われわれはともに礼拝し交わり神の言葉教え主の晩餐記念し人類仕え世界的な福音宣教参与する教会権威の源は、聖書啓示されている受肉された神の言葉キリストにある。教会は神によって神の子どもとされ、新し契約基づいて生きる者たちで構成される神の家族である。教会キリストのからだであってキリストご自身をかしらとする信仰共同体である。教会キリスト花嫁である。キリスト教会清めるため、教会身代わりとなっていのちをささげられた。勝利のうちに再臨されるとき、キリスト教会を、栄光教会、各時代にわたる忠実な信徒キリストの血によって買い取られた者、しみもしわもない者、責められるべきところのない聖なる者とされる。(創世記12:1~3、出エジプト記19:3~7、マタイ16:132018:1828:19、20使徒言行録2:3842、7:38、Ⅰコリント1:2、エフェソ1:2223、2:1922、3:8~11、5:2327コロサイ1:17、18、Ⅰペトロ2:9) 残りの民とその使命 普遍的な教会は、キリスト真に信じすべてのから成る。しかし、背教はびこる終わりの時代には、神の戒め守りイエスの信仰を持ち続け残りの民が召し出される。この残りの民は、裁きの時が来たことを告げキリストによる救いを宣べ伝えキリストの再臨切迫していることを知らせる。この働きは、ヨハネの黙示録14章記されている3天使によって象徴されている。そしてそれは、天における裁きのわざと並行してなされ、地上悔い改め改革働きもたらす。すべて信じる者は、この世界的なあかしの働き個人的に加わるように召されている。(ダニエル7:9~14イザヤ1:9、1111エレミヤ23:3、ミカ2:12コリント5:10、Ⅰペトロ1:1619、4:17ペトロ3:1014ユダ3、14黙示録121714:6~1218:1~4) キリストのからだにおける一致 教会は、あらゆる種族言葉の違う民、民族国民の中から召し出され多く肢体を持つ1つのからだである。われわれはキリストにあって新しく造られたものであるそれゆえ人種教育国籍区別や、階級貧富の差や性の違いは、われわれの間に不和生じさせるものであってならないすべての者はキリストにあって平等である。そのキリスト1つのみ霊によって、われわれを主との交わり仲間との交わりに結び入れられた。それゆえ、われわれは偏見分派心をいだかずに、互いに仕え合うべきである。聖書におけるイエス・キリスト啓示通して、われわれは同じ信仰希望あずかり、同じ宣教働き加わってすべての人々福音を宣べ伝える。この一致の源は、われわれをその子としてくださった三位一体の神1つなるご性質にある。(詩編133:1、マタイ28:19、20ヨハネ17:2023使徒言行録17:2627ローマ12:4、5、Ⅰコリント12:1214コリント5:1617ガラテヤ3:2729エフェソ2:13164:3~6、1116コロサイ3:1015) バプテスマ バプテスマによって、われわれはイエス・キリストの死と復活信じ信仰言いあらわし、罪に死に新しいいのちに生きる決意表明するこのようにしてわれわれは、キリストが主であり、救い主であることを認め神の民となり、教会によってその会員として受け入れられるバプテスマは、キリスト1つとなり、罪が赦され、聖霊受けたしるしである。バプテスマ沈め形式により、イエスへの信仰と罪の悔い改め条件ほどこされるバプテスマは、聖書研究を受け、聖書教え受け入れた者にほどこされる。(マタイ28:19、20使徒言行録2:3816:303322:16ローマ6:1~6、ガラテヤ3:27コロサイ2:1213) 聖餐式 聖餐式は、主であり、救い主あられるイエス・キリスト信じ信仰表明として、イエスのからだと血の象徴にあずかることである。この交わり中にキリスト臨在され、ご自分の民と会い、彼らを力づけられる。この礼典においてわれわれは、主が再び来られるときに至るまで、喜びをもって主の死を告げ知らせる聖餐式にあずかるため、自己吟味し、罪の悔い改め告白をしなければならない。主はまた洗足式定められた。それは新たな清め象徴しキリスト示され謙虚さをもって喜んで互いに仕え合う気持ちあらわし、愛にあってわれわれの心を1つにするものである聖餐式信仰表明するすべてのクリスチャン開かれている。(マタイ26:1730ヨハネ6:486313:1~17、Ⅰコリント10:161711:2330黙示録3:20) 霊の賜物奉仕 神はどの時代にも、神の教会会員すべてに霊の賜物与えておられる。それは教会人類共通の利益のために、愛の奉仕において用いられるべきものである聖霊教会員それぞれに、み旨のままに賜物分け与えられる。聖霊によるこの霊の賜物は、教会が神から託され役割を果たすために必要なあらゆる能力働きもたらす聖書によれば、これらの賜物には、信仰、いやし、預言宣教教え行政調停同情自己犠牲奉仕援助慈善、民の励ましなどがある。教会員のある者は神に召され、霊による能力与えられて、牧会伝道教育といった、教会によって承認され働き奉仕する。これらの働きは、教会員整えて奉仕に向かわせ、教会強めて霊的成熟へと導き、神への信頼と神を知る知識一致育成するために特に必要とされる働きである。教会員がこれらの賜物働かせて、神から与えられるさまざまな恵み忠実に管理するとき、教会偽りの教理破壊的な影響から守られ、神にあって成長続け、愛と信仰において堅固なものとなる。(使徒言行録6:1~7、ローマ12:4~8、Ⅰコリント12:7~112728エフェソ4:8、1116、Ⅰテモテ3:113、Ⅰペトロ4:1011) 預言賜物 聖書は、預言聖霊賜物1つであるとあかししている。この賜物残り教会見分けるしるしであって、われわれは、それがエレン・G・ホワイト奉仕あらわれていたと信じる。彼女の著書預言権威をもって語り教会慰め導き教え、その過ち正す。彼女の著書また、聖書すべての教え経験審査する基準であることをも明らかにしている。(民数記12:6、歴代誌20:20アモス3:7、ヨエル3:1、2、使徒言行録2:1421テモテ3:1617ヘブライ1:1~3、黙示録12:1719:1022:8、9) 神の律法 神の律法大原則十戒具体化されキリスト生涯に明らかとなっている。十戒人間行動と関係に対す神の愛とみ旨と目的あらわしており、あらゆる時代すべての人が守るべきものである。これらの戒めは神とその民との契約基礎であり、神の裁き基準である。聖霊働き通して十戒は罪を指摘し救い主の必要を感じさせる救い行いによるのではなく、全く恵みによるのであって戒めへの服従救いの実である。この服従クリスチャン品性発達させ、幸福感もたらす。それは主に対する愛と隣人への関心あらわれである。信仰従順はわれわれの生活を変えるキリストの力を示しクリスチャンのあかしを力強いものとする。(出エジプト記20:117申命記28:1~14詩編19:8~1540:8、9マタイ5:172022:3640ヨハネ14:1515:7~10ローマ8:3、4エフェソ2:8~10ヘブライ8:8~10、Ⅰヨハネ2:3、5:3、黙示録12:1714:12) 安息日 恵み深い創造主は、6日にわたる創造のわざを終えて7日目に休まれ、創造記念としてすべての人のために安息日制定された。神の不変律法第4条は、この第7日安息日休息礼拝奉仕の日として守るように求めている。それは、安息日の主であるイエス教え実践されたことと調和する安息日は神と人との喜びあふれた交わりの日である。安息日キリストにおける贖い象徴であるとともに、われわれにおける聖化忠誠のしるしであり、神の国における永遠の世界先取りでもある。安息日は神と民との間における永遠契約変わらぬしるしである。この聖なる時間夕べから夕べまで、すなわち日没から日没まで喜びあふれて守ることは、神の創造贖いのみわざを祝うことである。(創世記2:1~3、出エジプト記20:8~1131:1317レビ記23:32申命記5:1215イザヤ56:5、658:1314エゼキエル20:1220マタイ12:1~12マルコ1:32ルカ4:16ヘブライ4:111) 管理者としての務め われわれは、時間機会才能資産、地の恩恵資源を神から委ねられた神の管理者である。われわれはそれらを正しく用いるように、神に対して責任負っている。われわれは、一切所有権が神にあることを認めて、神と隣人に対して忠実に仕えとともに福音宣教神の教会維持発展のために什一や諸献金ささげる管理者務めは神から与えられ特権であって、それは愛を育成し利己心貪欲克服する管理者は、自分忠実に働いた結果として人々もたらされる祝福を喜ぶ。(創世記1:2628、2:15歴代誌29:14ハガイ1:3~11マラキ3:8~12マタイ23:23ローマ15:2627、Ⅰコリント9:9~14コリント8:1~15、9:7) クリスチャン行動 われわれは、私生活および社会生活あらゆる面において、聖書原則調和して考え感じ行動する敬虔な民であるよう召されている。われわれは、キリスト見られる純粋さと健康と喜びを生活の中に造り出すような事柄だけに関係する。それは、聖霊がわれわれのうちに主の品性を再創造してくださるためである。このことは、われわれが参加する娯楽や楽しみが、クリスチャンにふさわしい好み美しさの最高の標準合致してなければならないことを意味する文化的な違い留意しながらも、われわれの服装は単純で、清潔で、よく似合うものであるべきである。そこにあらわれ真の美しさは、外面飾りによるのではなく柔和しとやかな霊という朽ちることのない飾りよる。それはまた、からだを賢明に大切にすべきであることを意味する。からだは聖霊の宮だからである。十分な運動をし、十分な休息を取るとともに、できる限りもっとも健康的な食物を摂り、聖書示されている汚れた食物絶つべきである。アルコール飲料タバコ、また薬物麻薬無責任な使用はからだに有害であるので、これらをも避けるべきである。むしろ、思いとからだをキリスト訓練へと導くような事柄携わるべきである。キリストは、われわれが健康で喜びにあふれ、誠実に生きること願っておられる。(創世記7:2、出エジプト記2015レビ記11:1~47詩編106:3、ローマ121、2、Ⅰコリント6:19、201031コリント6:14~7:1、10:5、エフェソ5:1~21フィリピ2:4、4:8、Ⅰテモテ2:9、10テトス2:1112、Ⅰペトロ3:1~4、Ⅰヨハネ2:6、ヨハネ2) 結婚と家庭 結婚エデンにおいて神によって制定され、愛の交わりにおける男女生涯にわたる結合として、イエスによって認められた。クリスチャンにとって結婚契約は、伴侶対すると同時に神に対するものであって信仰同じくする男女の間だけでなされるべきである。この関係を支えるものは、相互の愛と名誉と尊敬責任である。そしてそれは、キリスト教会の間にある愛に満ちた清い関係、また親密永続する関係の反映であるべきである離婚についてイエスは、不品行以外の理由離婚し、他の者と再婚することは姦淫罪を犯すことであると教えられた。ある家族理想達していないかもしれないが、結婚通してキリストにあって完全に委ね合った男女は、聖霊指導教会交わり通して愛の一致達することができる。神は家庭祝福し家族互いに助け合って成熟した完全な家庭目指していくように願っておられる家族親密さが増すことは、福音最後使命特徴1つである。両親は、子どもたちが主を愛し、主に従うように彼らを育てなければならない両親自分たちの行為言葉通して彼らに、キリスト愛情深く優しく思いやり満ちた案内者であり、そのからだの一員、つまり独身者既婚者も含む神の家族の一員に彼らがなることを望んでおられる教えなければならない。(創世記2:1825出エジプト記20:12申命記6:5~9、箴言22:6マラキ3:2324マタイ5:313219:3~9、12マルコ10:1112ヨハネ2:1~11、Ⅰコリント7:7、1011コリント6:14エフェソ5:2133、6:1~4) 天の聖所におけるキリスト奉仕 天には、人間ではなく、神が備えられ真の幕屋なる聖所がある。その中でキリストは、十字架上でただ一度だけささげられ贖罪犠牲恩恵が、信じる者たちに与えられるように奉仕しおられるキリスト昇天してわれわれの大祭司となり、仲保の働き開始された。その働き地上聖所における大祭司働きによって象徴されていた。そして、2300日の預言期間が終了した1844年に、贖罪働き第二の、そして最後段階入られた。その働き地上至聖所における大祭司働きによって象徴されていた。それは、すべての罪を最終的に処理する働き一部となる調査審判働きであって古代イスラエルにおける「贖罪の日」の聖所清め予表されていた。この予型としての奉仕では、聖所動物犠牲の血で清められたが、天の聖所は完全な犠牲であるイエスの血によって清められる調査審判は、死者のうち誰がキリストにあって眠っているのか、すなわち誰がキリストにあって最初の復活にあずかるにふさわしいかを天の住民明らかにする。それはまた、生きている者のうち誰がキリストにあって神の戒め守りイエスの信仰を持ち続けているか、すなわち誰がキリストにあって永遠のみ国へたずさえ入れられる用意ができているかをも明らかにする。この裁きイエス信じる者を救うことで神の義を擁護する。それは、神に忠実であり続けた者がみ国を受けることを宣言するキリストのこの働きが終わるとき、人間与えられている再臨前の恩恵期間終了する。(レビ記16章民数記14:34エゼキエル4:6、ダニエル7:9~27、8:1314、9:2427ヘブライ1:3、2:1617、8:1~5、9:112810:1922黙示録8:3~5、11:1914:6、71220:1222:1112) キリストの再臨 キリストの再臨祝福満ちた教会望みであり、福音壮大な頂点である。救い主は、文字どおり、からだを持って世界中人々目に見える姿で来臨される。キリスト来臨されるとき、死んでいる義人はよみがえらされ、生きている義人とともに化され、天に上げられる。しかし、不義なる者たちは死ぬ。預言がほぼ完全に成就してきたことは、現在の世界の状況あいまってキリスト来臨が近いことを示している。この出来事がいつ起こるかは、明らかにされていないそれゆえ、われわれは常に用意をしているように勧められている。(マタイ24章マルコ13章ルカ21章ヨハネ14:1~3、使徒言行録1:9~11、Ⅰコリント15:5154、Ⅰテサロニケ4:1318、5:1~6、テサロニケ1:7~10、2:8、テモテ3:1~5、テトス2:13ヘブライ9:28黙示録1:7、14:142019:1121) 死と復活 罪の支払報酬は死である。 しかし、神はただひと不死であり、贖われた者に永遠のいのちお与えになる。 その日まで、すべての人にとって死は無意識の状態である。 われわれのいのちであるキリスト来られるとき、よみがえらされた義人生きている義人とは栄化され引き上げられて主に会う。 第2の復活不義なる者たちの復活であって1000年ののちに起こる。(ヨブ19:2527詩編146:3、4、コヘレト9:5、610ダニエル12:2、13イザヤ25:8、ヨハネ5:282911:1114ローマ6:23、Ⅰコリント15:5154コロサイ3:4、Ⅰテサロニケ4:1317、Ⅰテモテ6:1516黙示録20:110) 千年期と罪の終わり 千年期とは、第一復活第二復活の間にはさまれた、1000年にわたるキリスト聖徒たちの天における支配のことである。 この間死んだ悪人裁かれ、地は生きている住人もなく、サタンとその使いたちに占領されて全く荒廃するこの期間の終わりに、キリスト聖徒伴い聖なる都とともに天から地に降りて来られるそののち死んでいる不義なる者たちがよみがえらされ、サタンとその使いたちとともに聖なる都包囲する。 しかし、神から出る火は彼らを焼き尽くし、地を清める。こうして、宇宙永遠に罪と罪人から解放される。(エレミヤ4:2326エゼキエル28:1819マラキ3:19、Ⅰコリント6:2、3黙示録20章21:1~5) 新し地 神は贖われた者たちのために、永遠のすまいと、永遠のいのちと愛と喜び与えてくれる完全な環境と、神のみ前での学びを、義の支配する新しい地に用意してくださる。 そこには神ご自身が民とともに住まわれ苦しみや死は過ぎ去っている。大いなる戦い終わり、罪はもはや存在しない。 いのちあるものもそうでないものもすべては、神が愛であると告げる。 神はとこしえに統べ治められるアーメン。(イザヤ35章、65:1725マタイ5:5ペトロ3:13黙示録11:1521:1~7、22:1~5)

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