信仰の山・聖なる山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 15:52 UTC 版)
自然の聖地を推進することになった背景に、ユネスコと文化遺産の諮問機関である国際記念物遺跡会議(ICOMOS)が2001年9月に日本で開催した「信仰の山の文化的景観に関する専門家会議」において、山を信仰の対象とする景観・環境の顕彰が提言されたことによる。これにより自然遺産として登録されていたニュージーランドのトンガリロ国立公園が、マオリの聖地であることを理由に文化遺産としての要素を追加し、複合遺産となった。 日本においては信仰の山・聖なる山は、富士山-信仰の対象と芸術の源泉として世界遺産に登録された富士山を筆頭に、紀伊山地の霊場と参詣道の高野山や熊野三山、平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―の金鶏山、そして長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の安満岳などが上げられる。 文化的景観の代表格マオリの聖地トンガリロ バヌアツのロイ・マタの墓地 レバノンのカディーシャ渓谷と神の杉の森 霊峰富士山 沖縄の斎場御嶽は磐座
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