信仰の場所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/02 03:31 UTC 版)
フェーローニアの神殿はソラクテ山のふもとにあった。Lucus Feroniaeまたは「フォーローニアの森」(フィアーノ・ロマーノ)ではかつて毎年フェーローニアの祭りが開催され、その祭りには見本市のような性質もあった。 もう1つの重要な場所はアンクスル(Anxur、ラティウム南部のテッラチーナにある)で、セルウィウスによればここに puer Juppiter(少年ユーピテル)と Juno virgo(処女ユーノー)が祭られていたが、セルウィウスは後者をフェーローニアだとしている。また、奴隷から解放された人々はテッラチーナのこの神殿に赴き、自由を象徴する pileus という帽子を被せてもらったという。 カンプス・マルティウスにあったフェーローニアの神殿は、現在はトッレ・アルジェンティーナ広場にあり、クリウス・デンタトゥスがサビニ人に勝利したことを記念して建てたと言われている。クリウス・デンタトゥスは他にも水路やローマ水道を建設し、この神殿の側にも噴水を建設した。アクイレイアやテッラチーナのフェーローニアの祭祀場の近くには泉があり、その祭礼に泉を使っていた。
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