サステナビリティ
【英】sustainability
サステナビリティとは、何かの物事について、現在から将来にわたってそれを持続することが可能である、という概念である。
サステナビリティの定義として現在一般的に用いられている表現は、「将来の世代のニーズを満たす能力を損なうことなく、今日の世代のニーズを満たす」というものである。これは、国際連合の「環境と開発に関する世界委員会」(WCED)から1987年に発行された報告書において言及されている。
サステナビリティは、WCEDにおいては地球環境や資源開発における概念として提唱されたが、近年はビジネスシーンにおいても考慮されることが多い。経営戦略や商品の提供などにおいてサステナビリティを確保することは、企業の社会的責任(CSR)の観点からも近年重要視されつつある。
持続可能性
(サスティナビリティ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 18:43 UTC 版)
持続可能性(じぞくかのうせい、英: sustainability〈サステナビリティ、サステイナビリティ〉)とは、一般的には、システムやプロセスが持続できることをいうが、環境学的には、生物的なシステムがその多様性と生産性を期限なく継続できる能力のことを指し、さらに組織原理としては、持続可能な発展を意味する。すなわち、人間活動、特に文明の利器を用いた活動が、将来にわたって持続できるかどうかを表す概念であり、エコロジー、経済、政治、文化の4つの分野を含むものとされる。経済や社会など人間活動全般に用いられるが、特に環境問題やエネルギー問題について使用される。この概念は「ブルントラント報告」(国連環境と開発に関する世界委員会、1987年)[1]で提起された。以上から転じて、企業の社会的責任(CSR)との関係で、企業がその活動を持続できるかどうかという意味で論じられることもあるが、これは、本来の用法とは異なる[2]。
- ^ Report on the World Commission Environment and Development
- ^ http://www.daiwa-grp.jp/csr/publication/pdf/060807csr.pdf
- ^ “「ミートレス」の破壊力 200兆円食肉市場を脅かす” (日本語). 日本経済新聞 (2019年12月2日). 2021年10月5日閲覧。
- ^ 2014 Florence Declaration on Culture, Creativity and Sustainable Development UNESCO(英語) (PDF)
- 1 持続可能性とは
- 2 持続可能性の概要
- 3 持続可能な開発
- 4 参考文献
- サスティナビリティのページへのリンク