ロハス
英語:LOHAS
ロハスとは、ロハスの意味
ロハスとは、健康や環境に配慮した生活を心がけるという意味のことばである。ロハスの語源は英語の Lifestyles Of Health And Sustainability というマーケティング用語の頭文字を取ったものである。アメリカ合衆国の起業家のビジネスコンセプトに由来し、環境汚染や天然資源が枯渇することを憂慮した起業家が環境に配慮したビジネススタイルを構築することを提案した事から一般にも広まっていった。日本においてロハスという言葉は2000年を過ぎてから浸透し始めた。日本においても環境汚染の問題が深刻になり、自身や家族の健康や環境に興味を示す人が増えてきたことがロハススタイルを定着させるきっかけとなった。
可能な限り添加物の少ない食品を選択したり、環境に配慮したりしている製品を好む人のことをロハス系と呼ぶ。ロハスを意識して生活するロハススタイルは、ゆとりのある生活をイメージさせるもので多くの人に受け入れられている。ロハス系の人は多少のお金がかかってもロハス商品を選びたいと考える傾向にある。特に、小さな子供のいる家族世帯から支持を集めており、主婦層をターゲットに、そのニーズに合わせたマーケットが徐々に拡大しつつある。ロハスビジネスは健康と環境だけでなく、地域経済にも良い影響を与えていると考える向きもある。
ロハス【LOHAS】
ロハス【LOHAS】
現在では、日本でもマスコミに取り上げられるなど、米国だけでなく欧州にも広がり、定着している。地球環境を考え、健康を考えたライフスタイルを心がけるという点では、誰しも反対を唱えることはないのだろうが、流行もので終わらせてほしくないし、商業主義に偏るのも困る。一人ひとりがしっかりとした鑑識眼を持ち、何がロハスな生活なのかを考え、その人なりのライフスタイルにすることが重要である。
LOHAS
LOHAS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 04:23 UTC 版)
「グリーンマーケティング」の記事における「LOHAS」の解説
LOHASは「lifestyles of health and sustainability」(健康と持続可能性を重視する生活様式)のの意味で、現在急速に拡大している財やサービスの市場である。それは環境や社会的責任の意識が高く、購買行動にそれが現れているような消費者にアピールしている。米国の調査機関The Natural Marketing Institute(以下、NMIと略)によれば、米国におけるLOHAS関連製品・サービス市場は2,090億ドルで、あらゆる消費者セグメントが購入している、と推定されている.。 NMIによればLOHASに関して次の5つのセグメントが定義されている:LOHAS:環境問題についてアクティブな人たちの集まりであり、自分も地球も健康であることに熱心な層である。彼らはグリーンな製品や社会的責任を有する製品を最もよく購入する消費者であり、早期採用者として他のセグメントに強く影響を与える。 Naturalites:自分の健康が第一でそれが動機となって行動する層である。彼らは(何年も使用可能な)耐久財よりも、LOHASな消耗品を購入する傾向にある。 Drifters:必ずしも悪い意味ではないが、(LOHASの財やサービスが)簡便かつ手頃な商品・サービスである場合に時流に乗る層である。彼らは現時点でグリーンな消費行動に積極的に関与している。 Conventionals:現実主義者であり、状況を改善できると信じられる場合にLOHASを受け入れる層。しかし、主に重視しているのは、自らの財産の増減と、その行動が節約につながるか否かである。 Unconcerned:環境問題や社会問題について無自覚あるいは無関心である層である。その主な理由は、彼らは毎日の生活を送るのに精一杯であり、そうした問題に対して時間も手段も持ち合わせていないためである。
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