し きとは? わかりやすく解説

しき

[副助]指示代名詞「これ」「それ」「あれ」に付いて程度を表すが、軽視する気持ちが加わる。たかが…くらい。「これ—の寒さ弱音を吐くな」「あれ—の力では何もできない

[補説] 名詞「しき(式)」が助詞化したといわれ、「式」と表記されることもある。古語では、人称代名詞にも付いて卑下気持ち表し、「我等(われら)しき」などともいった。


しき【史記】

読み方:しき

中国二十四史の一。黄帝から前漢武帝までの二千数百年にわたる通史前漢司馬遷撰。本紀12・表10・書8・世家(せいか)30列伝70の全130巻。紀伝体の祖で、注釈書多数ある。


し‐き【四器】

読み方:しき

古代中国で、聘礼(へいれい)に用いた四つ道具。圭(けい)・璋(しょう)・璧(へき)・琮(そう)。

物の形を正すのに用い四つ道具。規(ぶんまわし)・矩(さしがね)・準(みずもり)・縄(すみなわ)。


し‐き【四季】

読み方:しき

春・夏・秋・冬四つ季節四時。「—折々の花」

季節の末の月。すなわち、陰暦で、3月6月9月・12月季春季夏季秋季冬の称。

[補説] 気象庁天気予報等では、3月5月を春、6月8月を夏、9月11月を秋、12月2月を冬としている。
作品名別項。→四季


しき【四季】

読み方:しき

[一]雑誌昭和8年(1933)堀辰雄創刊第二次は翌昭和9年(1934)から三好達治丸山薫堀辰雄編集月刊昭和19年1944)まで発刊萩原朔太郎室生犀星(むろうさいせい)・中原中也などの叙情詩代表的詩人参加第五次まで断続して刊行された。

[二]原題、(イタリア)Le quattro stagioniビバルディ作曲の、独奏バイオリン弦楽合奏のための12からなる協奏曲集「和声と創意への試み」の中の、春・夏・秋・冬の名のついた第1番から第4番通称作曲年代未詳

[三]原題、(ドイツ)Die Jahreszeitenハイドン作曲オラトリオ1801年ウィーン初演英国詩人トムソン作品に基づく。

[四]滝廉太郎作曲歌曲集明治33年1900発表武島羽衣作詞「花」東くめ作詞の「納涼」、滝廉太郎作詞の「月」、中村秋香作詞「雪」の4曲からなる。第1曲「花」は、春の隅田川情景描写した合唱曲として広く親しまれ平成19年2007)、文化庁日本PTA全国協議会による「日本の歌百選」に選定された。

[五]中村真一郎4部作連作長編小説、およびその第1作昭和50年1975刊行人の一生を四季にたとえ、本作が描く青春時代を春として、続く作品「夏」「秋」「冬」で同じ主人公変化描いた

[六]原題、(イタリア)Le quattro stagioniアルチンボルド絵画「春」「夏」「秋」「冬」の総称さまざまな自然物構成した寄せ絵連作であり、神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世献呈された。


し‐き【四気】

読み方:しき

天地間に生じた消えたりする四時の気。春の温(生)、夏の熱(長)、秋の涼(収)、冬の寒()の各気。


し‐き【城/×城】

読み方:しき

《「し」は石、「き」は城という》

城。とりで。

「—を得爾辛に助け築(つ)かしむ」〈欽明紀〉

周囲岩石めぐらした祭場

「—の神籬(ひもろき)を立てて」〈倭姫命世記


し‐き【士気】

読み方:しき

兵士の、戦い対す意気込みまた、人々団結して物事を行うときの意気込み。「—を鼓舞する」「—が上がる

「士気」に似た言葉

し‐き【始期】

読み方:しき

物事の始まる時期

法律で、法律行為効力発生し、または債務履行請求できるうになる期限。⇔終期


し‐き【子器】


し‐き【子規】

読み方:しき

【一】ホトトギスの別名。

【二】正岡子規(まさおかしき)


しき【式】

読み方:しき

[音]シキ(呉) ショク(漢)

学習漢字3年

一定のやり方作法。きまり。「格式旧式形式・書式・正式・定式複式方式洋式様式略式

型をふんだ行事。「式典儀式挙式葬式上棟式卒業式

記号数字連ねて事物の関係などを表したもの。「数式等式化学式

律令施行に関する細目。「格式(きゃくしき)・延喜式

ひとそろい。「一式

名のり]つね・のり・もち


しき【式】

読み方:しき

ある定まったやり方やかたち。方式形式。型。「—に従う」

一定の作法のっとって行う、あらたまった行事儀式。「—を挙げる

数学その他の科学で、文字や数を演算記号で結びつけ、ある関係や法則表したもの。数式方程式化学式など。「—を立てる」

論理学で、三段論法構成している命題の質や量の違いによって生じ諸種形式論式

平安時代律令および、その追加法令である格(きゃく)の施行細則延喜式など。

式神(しきがみ)」の略。

陰陽師(おんやうじ)を語らひて、—を伏せたりけるなり」〈宇治拾遺・二〉

事情事柄

此の程の—をば身に替へても申し宥(なだ)むべく候」〈太平記一〇

名詞付いて、型・様式方法種類などの意を表す。「日本—のあいさつ」「電動—」


しき【志木】


し‐き【志気】

読み方:しき

物事をなそうとする意気込みこころざし。「—盛んである」


し‐き【指揮/指×麾】

読み方:しき

[名](スル)

全体まとまりをもって動くよう、人の上立って指図をすること。「大会運営の—を執る

合奏合唱などの演奏統率すること。「コーラスを—する」

「指揮」に似た言葉

しき【敷(き)】

読み方:しき

敷くこと。また、そのもの物の下や底などに敷くもの。現在では、多く他の語複合して用いられる。「鍋(なべ)—」「花瓶—」

「その筥(はこ)の—に大納言殿の書かせ給へる」〈栄花本の

船の底板。かわら。

敷金」の略。

敷地」の略。「河川—」

敷布団」の略。

敷居」の略。


し‐き【死期】

読み方:しき

死ぬ時。命が尽きる時。また、命を捨てるべき時。しご。「—が迫る」


しき【磯城】

読み方:しき

奈良県北西部の郡。古く桜井市など近隣一帯の称。→敷島(しきしま)


し‐き【私記】

読み方:しき

個人として記したもの。私的な記録


し‐き【紙器】

読み方:しき

紙皿ボール箱など、紙製容器


し‐き【紫気】

読み方:しき

紫色雲気

相摸灘上の—いよいよ勢猛く上して」〈蘆花自然と人生


しき【職】

読み方:しき

律令官制で、省の下、寮の上位置する役所中宮職大膳(だいぜん)職・京職摂津職など。

中世職務付随する権限をさす。本家職領家職下司職作職守護職地頭職など。

職曹司(しきのぞうし)」の略。

「—へなむ参る。ことづけやある」〈・八三〉


し‐き【至貴】

読み方:しき

この上もなく尊いこと。


しき【色/拭/織/職】

読み方:しき

〈色〉⇒しょく

〈拭〉⇒しょく

〈織〉⇒しょく

〈職〉⇒しょく


しき【色】

読み方:しき

仏語

五蘊(ごうん)の一。五感によって認識される物質肉体存在物。もの。

五境の一。目でとらえられるもの。色や形のあるもの。


しき【識】

読み方:しき

[音]シキ(呉) シ(呉)(漢) [訓]しる しるす

学習漢字5年

[一]シキ

物事区別して知る。見分けるまた、その心の働き能力。「識者識別意識学識鑑識・眼識・見識・常識知識認識良識

知り合い。「旧識相識面識

しるす。しるし。「識語標識

[二]〈シ〉

しるす。しるし。「識語

金属や石に平面より高く刻んだ文字陽文。「款識(かんし)」

名のり]さと・つね・のり


しき【識】

読み方:しき

物事道理を知ること。また、見識があること。「—不識

知り合っていること。見知っていること。面識。「一面の—もない」

書き記すこと。また、その文字など。「著者—」

《(梵)vijñānaの訳》仏語

五蘊(ごうん)の一。心作用統括する心の働き意識

十二因縁の一。前世所業を因として現在の母胎生じ最初一念


しき【×鋪】

読み方:しき

鉱山で、坑道ひと区切りのこと。


しき【×閾】

読み方:しき

「しきみ」に同じ。


しき【頻】

読み方:しき

語素動詞「し(頻)く」の連用形から》名詞動詞連用形の上付いて、それが何度も繰り返される意を表す。「—浪」「—鳴く


しき


しき

【文語】カ行四段活用動詞「しく」の連用形、あるいは連用形名詞化したもの


敷き、如き

読み方:しき

カ行五段活用動詞「敷く」「如く」の連用形である「敷き」「如き」、あるいは連用形名詞化したもの


頻き

読み方:しき

【文語】カ行四段活用動詞頻く」の連用形、あるいは連用形名詞化したもの

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敷、敷金(しき、しききん)

取引証拠金または委託証拠金のことをいいます

しき 【紙器】

ダンポールや板紙厚紙などでできた紙製容器総称抜き加工施したものを指す場合もある。

【士気】(しき)

軍隊初めとする集団(およびそれに属す各個人)が、困難や危険に対して効率的に対処する能力
定義はあまり明確でないが、一般的には以下の要素尺度とする。

当然の事ながら、状況解決が困難であればあるほど士気は落ちる。
特に軍隊はその性質極めて絶望的な状況想定されるため、士気の高低死活問題である。

作業最大限効率化する事と、士気を最大限維持する事はふつう両立しない
士気を維持するためには作業効率多少なりとも落とさなければならないし、士気の維持最優先事項として設定すると、その意志決定はどうしても「不健全」なものになる
汚職サボタージュ机上の空論洗脳理不尽な行動方針暴虐行為などは全て士気が低下しているサインだが、それらの行為全て各々自分自身の、元々あまり高くもない)士気を維持するために行われているとも言える

このため集団責任者長期的目的破綻させず、士気も崩壊しないよう注意深く物事バランスを取る必要がある
そしてこの舵取りは、組織巨大であればあるほど困難になる傾向にある。


敷(しき)

敷紙(しきし)、路盤紙(ろばんし)の意。

コンクリート舗装で、コンクリートの中のセメントペースト路盤浸け込むのを防ぎ硬化コンクリート版の温度膨張収縮さまたげないよう路盤と版との摩擦を減らす目的で、路盤の上に敷く紙である。コンクリート打ち込み締め固め作業中破れることなく吸水性小さいことが必要で、防水加工したクラフト紙のほか塩化ビニルフィルムなども用いられている。


しき 【磯城・志貴】

日本上代に石で築いた祭場神霊奉祀霊域磐境とほぼ同じものだったようだ。→ 磐境

しき

  1. 住所のことをいふ。〔犯罪語〕
  2. 住居やしき省略 前橋
  3. 場所、居所富良野名古屋 不良掏摸仲間
  4. 住居(やしきのやを省略)。三島
  5. 住居。〔掏摸
  6. 住所着地怪我。〔香具師不良

分類 不良掏摸仲間掏摸犯罪語、香具師不良


しき

  1. 賭博現行ノ場所。〔第三類 犯罪行為
  2. 賭博塲。
  3. 賭博開帳する場所。これにも常敷と臨時敷とがある。

分類 ルンペン大阪賭博


しき

  1. ノコトヲ云フ。〔第四類 衣服之部・岡山県

分類 岡山県


シキ

読み方:しき

  1. 乞食ノコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・岡山県

分類 岡山県


読み方:しき

  1. 〔犯〕被害者を伴れ込む場所を云ふ。又は住居のこと。「屋敷」の略。
  2. 住家旅館或は山窩等が蟄居する野小屋の類、詐欺賭博犯が被害者連れ込む料理屋等、又は賭場をも云ふ。「やしき(屋敷)」の略。
  3. 犯人乞丐を云ふ。〔岡山県
  4. ⑴〔取〕売買に応じて納める証拠金。⑵〔犯〕住宅のこと、屋敷の略。
  5. 犯行する前から被害者事情知っていること。又は、住所のこと。あるいは、被害者つれこむ犯行の場所。〔一般犯罪
  6. 犯行の前から被害者事情知っていること。又は住所のこと。或いは被害者つれこむ犯行の場所。「やしき」の略語である。岡山地方では「犯人」のことをいう。
  7. 賭博を行う場所。屋敷の敷で家屋場所の意。〔博〕 ②犯行家屋場所。右(※⑴)に同じ。〔盗〕

分類 博/盗/犯罪取引所犯罪者岡山岡山県、犯、犯罪


読み方:しき

  1. 八。〔呉服商

分類 呉服商


読み方:しき

  1. 一般住家犯人潜伏ノ場処-山窩ノ徒ガ常ニ蟄居セル洞穴掛小屋ナドヲ云フ。〔第五類 一般建物
  2. 犯人無宿浮浪者蟄居場所。〔第七類 雑纂
  3. 〔不〕屋敷の意味で、住居宿所寝床のこと。乞食仲間などでは自分達の常に寝るところとして定めてゐる、軒下床下彼等寝床を「シキ」と呼んでゐる。

分類 不/乞食


読み方:しき

  1. 被害者連れ込む犯行の場所をいふ。〔犯罪語〕
  2. あほりだきをびき或はひも被害者もちむくどり)を誘引する座敷料理屋)を云ふ。〔以上鹿追詐話師)用語〕

分類 犯罪語、詐欺犯/犯罪


敷(しき)


読み方:しき

  1. 敷金の条を見よ

読み方:しき

  1. 犯行に其他の事情を知つているものの所為を言う。三島
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四木

読み方
四木しき

志岐

読み方
志岐しき

市来

読み方
市来しき

読み方
しき

茨木

読み方
茨木しき

読み方
しき

しき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/02 03:09 UTC 版)

うちのざしきわらしが」の記事における「しき」の解説

わらの姉。やはり座敷わらしだが、かなりしっかりしている。本人曰くあの子の力が1座敷わらしとすると 私は53万座敷わらしです」

※この「しき」の解説は、「うちのざしきわらしが」の解説の一部です。
「しき」を含む「うちのざしきわらしが」の記事については、「うちのざしきわらしが」の概要を参照ください。

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