しき【四季】
読み方:しき
詩雑誌。昭和8年(1933)堀辰雄が創刊。第二次は翌昭和9年(1934)から三好達治・丸山薫・堀辰雄編集の月刊で昭和19年(1944)まで発刊。萩原朔太郎・室生犀星(むろうさいせい)・中原中也などの叙情詩の代表的詩人が参加。第五次まで断続して刊行された。
《原題、(イタリア)Le quattro stagioni》ビバルディ作曲の、独奏バイオリンと弦楽合奏のための12曲からなる協奏曲集「和声と創意への試み」の中の、春・夏・秋・冬の名のついた第1番から第4番の通称。作曲年代未詳。
《原題、(ドイツ)Die Jahreszeiten》ハイドン作曲のオラトリオ。1801年ウィーンで初演。英国の詩人トムソンの作品に基づく。
滝廉太郎作曲の歌曲集。明治33年(1900)発表。武島羽衣作詞の「花」、東くめ作詞の「納涼」、滝廉太郎作詞の「月」、中村秋香作詞の「雪」の4曲からなる。第1曲「花」は、春の隅田川の情景を描写した合唱曲として広く親しまれ、平成19年(2007)、文化庁と日本PTA全国協議会による「日本の歌百選」に選定された。
中村真一郎の4部作の連作長編小説、およびその第1作。昭和50年(1975)刊行。人の一生を四季にたとえ、本作が描く青春時代を春として、続く作品「夏」「秋」「冬」で同じ主人公の変化を描いた。
《原題、(イタリア)Le quattro stagioni》アルチンボルドの絵画「春」「夏」「秋」「冬」の総称。さまざまな自然物で構成した寄せ絵の連作であり、神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世に献呈された。
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