乞丐

デジタル大辞泉

かた‐い〔‐ゐ〕【乞^＝丐】

読み方：かたい

１ こじき。ものもらい。

「—どもの、坏(つき)、なべなど据ゑてをるも、いとかなし」〈かげろふ・上〉

２ 人をののしっていう語。物知らず。ばか者。

「この楫取(かぢと)りは、日もえ計らぬ—なりけり」〈土佐〉

３ かつてハンセン病、また、その患者をいった語。かったい。

[補説] 「傍居(かたい)」の意というが、また、「片居」で、不完全な姿ですわっている者の意からとも。

きっ‐かい【^▽乞^×丐】

読み方：きっかい

物乞い。乞食(こじき)。こつがい。

「何故、仙にして、—をして歩くか」〈芥川・仙人〉

こつ‐がい【^▽乞^×丐】

読み方：こつがい

物乞いをすること。また、その人。こじき。乞丐人。

「父母(ぶも)ありしかども皆死にて相知れる人もなし。然(さ)れば寄り付く方なくて、かかる—をばするなり」〈今昔・二・二四〉

かった‐い〔‐ゐ〕【^×癩／乞^＝丐】

読み方：かったい

《「かたい」の促音添加》「かたい（乞丐）」に同じ。

難読語辞典

乞丐

読み方：カタイ（ｋａｔａｉ），　カッタイ（ｋａｔｔａｉ）

こじき

歴史民俗用語辞典

乞丐

読み方：カタイ（ｋａｔａｉ），　カッタイ（ｋａｔｔａｉ），　コツガイ（ｋｏｔｓｕｇａｉ）

食物の恵与を受けて暮すこと。

別名 乞食(こじき)

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

乞丐

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 03:21 UTC 版)

名詞

乞 丐（こつがい、時に「こじき」等に当てる）

1. 物乞いすること、又はその人の漢語表現、乞食（こじき）、かったい。