A-ナンバーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 23:40 UTC 版)
「TWIN SIGNAL」の記事における「A-ナンバーズ」の解説
デザインの多くはアシスタントの白石琴似によるもの。 【A-S SIGNAL】シグナル 製作者=音井信之助 最新の戦闘型HFRであり、最新(末弟)の音井ブランド。MIRAやSIRIUSといった最新技術が導入され、その性能は未知数。ただし初回起動時の事故で、特定の音声によって身長数十cmの幼児に変形するバグが発生。 本編の主人公。青年シグナルとちびシグナルに別れる。 【TWIN SIGNAL】ではロボットはある程度の飲食能力を持つのが常識なのか定かではないが、少なくとも【A-S SIGNAL】シグナルはチョコレートや紅茶や酒など摂取した食物を吸収できる。シグナル(青年シグナル) 声 - 結城比呂 シグナルの通常体でA-ナンバーズとして登録されている形態であり、人格プログラム。格闘好きで結構短絡的(=裏表の無いバカ正直)である。信彦の「兄」であるため、基本的に子供には優しい。また、女性が相手だと(たとえロボットでも)攻撃することを躊躇う、オバケが怖い(泣いて逃げ出すほど嫌う)など、ロボットらしくない思考も持っている。 「オバケ嫌い」は、トッカリタウン編の当初はギャグの一環と思われていたが、オラクル編で「まだ未完成プログラムの時点で外の電脳空間(オープン・スペース)に出てしまって、コンピューターウイルスに追いかけられたことがある」ことに起因するのではと推測された。 ちびシグナル 声 - 大谷育江 通称「ちび」。信彦のくしゃみで出現するシグナルの幼児化形態。 信彦からもらったチョコがとても気に入り、大好きになる。こちらのシグナルもエララのことが好き。 チョコレートを食べ過ぎると吸収処理能力を超えてバグを起こし、目つきとガラが悪くなる。 当初は3歳児(精神年齢だが公式設定)らしく無邪気な性格をしてきたが、SIRIUSを奪われたことを契機にシグナルよりも大人な態度に加え、酔っ払い状態(コピちび)と同じ目つきに腹黒っぽいのを見せてきた。 当初はバグと思われていたが、実はSIRIUSとMIRAが組み合わさる事で出現した、現時点における身体構成素材の最安定状態の顕現である。 シグナルは「プログラム」であり、ちびは「体素材」である。そのため「シグナルが経験したこと」は「体が経験した事」と同じであるためちびも同様のことを記憶している。しかし「ちびが経験した事」は「プログラム(シグナル)が経験した事」ではないため、シグナルはちびの記憶を持つことができない。 初期の頃はこのバグについて音井教授よりバグの『原因』たるプログラムとその解決方法の存在が発見されていたが、このプログラムバグについてはその後の詳しい詳細は無い(詳しくはバグちび参照)。 【A-A ATRANDOM】アトランダム 声 - 小杉十郎太製作者=初期アトランダム技術者による合同製作(精神及びボディVer 1.0)・Dr.クエーサー(ボディVer 2.0) シンクタンク・アトランダムが初めて製作したロボット。凄まじいパワーを持ちつつも著しいバランスの欠陥により暴走を繰り返し、音井信之介によって封印される。後に封印を解き、MIRA製のボディに換装。この為正確には<【A-A ATRANDOM】(Ver 2.0)>となる。 自らを封印した科学者への復讐心をDr.クエーサーに利用され、【AE1-β EUROPA】ユーロパと共に彼の計画に利用される。Dr.クエーサーに与えられたロボット洗脳プログラムで【A-K KARMA】カルマを洗脳。海上都市リュケイオンを乗っ取り、【A-S SIGNAL】シグナルのMIRAを奪ってボディ換装。しかしそのMIRAが記憶していた変身コード(信彦のくしゃみ)に反応して機能不全を呼ぶ事を知るや否や信彦の抹殺まで画策した。 最終的にクエーサーに「トカゲの尻尾切り」をされて爆破されるところをユーロパに助けられる。その後MIRA製ボディとアトランダムのプログラムのバランスの完全両立が確認され、Dr.カシオペアの下でユーロパと共に暮らす事になる。 作中で描かれなかったが、電脳空間に入る機能を有している。しかし初期のプログラムのため、その能力は後発のA-ナンバーズには及ばない。 【A-B BUNDLE】バンドル 製作者=Dr.クエーサー A-Cの補助を前提として製作されたが、身体制御プログラムが安定せず廃棄処分に。 しかしプログラム消去に失敗。その残骸がパートナーである【A-C CODE】コードに惹かれ移動。その足跡がハッカーたちの道標となってしまったため、自らのいるカシオペア博士の空間を守るために、コード自身の手によって無に帰される。 【A-C CODE】コード 声 - 緒方恵美製作者=Dr.カシオペア A-Bのサポートロボットとなる予定だったが、計画が頓挫したために先に製作されていた人格プログラムのみで電脳空間に存在していた。後に【A-S SIGNAL】シグナルのサポートロボットとして鳥型のMIRA製ボディを得る。なおこれは本人がそう希望した為で、元々は人間型の予定だった。 A-ナンバーズ中、最も実稼働時間が長く経験深いが同時に頑固で気難しい性格。さらに強烈なシスコン気質であるため、妹たちに手を出さんとする不届き者には容赦が無い。 電脳空間上では、最強の日本刀型攻撃プログラム「細雪(ささめゆき)」を所持。「細雪」の製作者は正信で、後にコード自身の手によって数度バージョンアップされている。細雪に触れたプログラムは跡形もなく霧散する。カシオペア・ラボ内に侵入しようとしたコンピュータウイルスを細雪で駆除した際に、うっかりその後ろにあった音井信之助のラボの障壁も切ってしまって、空いた穴からたまたま製作中のプログラムであったシグナルが脱走するという事態を発生させた張本人でもある。 Dr.カシオペアがプログラムを制作したため、同じくDr.カシオペアがプログラムを制作した【A-E EMOTION】エモーション及びそれを基に創られた【AE1-α ELARA】エララ、【AE1-β EUROPA】ユーロパの兄にあたり、Dr.カシオペアに引き取られたみのるのことも妹と見ている。 【A-D DISTANCE】ディスタンス 非HFR。一応の完成を見たものの、自立運動ができず、計画凍結。 【A-E EMOTION-ELEMENTAL-ELECTRO-ELECTRA】エモーション=エレメンタル=エレクトロ=エレクトラ 声 - 久川綾製作者=Dr.カシオペア(以降A-Eタイプは全て同一) 豊かな感情を持ったアトランダム初の女性型人格プログラム。名前のうち「エモーション」がプロジェクト名で「エレメンタル=エレクトロ」が製造理念で「エレクトラ」が固体名。非常に長い名前で書面と名乗り以外で呼ぶ者はほとんどいない。愛称は「エル」で、兄からは「エレクトラ」、その他からは「エモーション」と呼ばれる。 トラブルで開発前の未完成プログラムであったシグナルと出会い、一時期、彼の世話を焼いていた事があった(迷子になっていたのを帰したり、ウイルスに襲われかけているのを助けたり)。そのため「シグナルの育ての母」を自認しており、シグナル自身も自覚は無いがその意識がある。その頃はまだシグナルに「シグナル」の名は無かったため、彼女はシグナルのことをプロジェクトネームである<A-S>(エース)で呼んでいて、それは現在でも続いている。 一度覚えた事はかなり引きずる性格で、正信の事を幼い頃から変わらず「ちゃん」付けで呼んだりする。 エララ、ユーロパの姉でコードの最初の妹。コードと共に幼少期のみのると過ごした為彼女を妹と見ている。 【AE-1α ELARA】エララ 声 - 白鳥由里 看護専門ロボット。ユーロパと同等の性能を持ち、異なる環境への適応実験をする為に創られたHFR。A-ナンバーズ随一の器用さを持つ。 本編のヒロイン。シグナルの想い人。普段はトッカリタウンの廃遊園地「どりぃむらんど」で引き取られた先の義父と共に暮らす。元々はDr.カシオペアの知り合いでもあった義母の世話のためにトッカリタウンに来ていた。義母の死後、心の荒んだ義父を一人にできずに「どりぃむらんど」で暮らしていた。 リュケイオン編で音井信之介がリュケイオンに同行しなかったため、シグナルの整備を担当。この時のバージョンアップでMIRAの調整能力が付け加えられた。実質MIRAをきちんと正確に扱えるロボットは彼女一人である。 コード、エモーションの妹でユーロパの姉にあたるが、創られた際、すでにみのるは独立していたため、みのると姉妹という感覚は持たされていない。 デザインには白石琴似は関わっておらず、作者の大清水の独力による。 【AE-1β EUROPA】ユーロパ 声 - 山崎和佳奈 エララと同等の性能を持つ。2体ともエモーションを基に創られた。元々は同等の性能を持ったロボットが異なる環境で暮らした場合の変化を見るために作られたロボットだった。 Dr.クエーサーの下に預けられた際に「捨てられた」記憶を植えつけられ、姉であるエララを逆恨みする事になり、自らボディを改造アトランダムに手を貸した。後に誤解である事が判明して和解する。 ロボット工学の知識を持ち、その手の作業において助手的機能を果たせるようになった。その絡みでMIRAも扱えるがエララほどの扱いはできない。 リュケイオンでの騒動後、アトランダムと共に生みの親であるDr.カシオペアの元で暮らす。カシオペア家の近所では「新婚の娘さんがお婿さんと一緒に母の元へ帰ってきた」という噂が立っており、実質、彼女とアトランダムの生活はそれに近いもののようである。 コード、エモーション、エララの妹だが、エララと同じくみのると姉妹という感覚はない。 【A-F FLAT】フラット 身体と人格のバランスの両立を目指した。A-Hの完成によって計画凍結。 【A-G GEAR】ギア 製作者=自主制作(ボディ) 限界を超えた性能に機体が耐え切れず自己崩壊した。 実際はネットワーク上から某国にて開発された特殊素材MOIRAを強奪し、自らの機体を生成。そのままの状態だと爆破する可能性がある事を危惧した幼き日の正信によってMOIRAを引き剥がすプログラムを流され、無理やり崩壊させられた。 電脳空間ではどこからか手に入れた攻撃プログラム「ラクリモーサ」を所持していた。 【A-H HARMONY】ハーモニー 声 - 坂本千夏製作者=音井信之介(メイン)・Dr.ハンプティ以下数名 30cmまで小型化した身長と反重力システムにより完成した、世界初のHFR。別称「はの0号」(後述)。 30年以上も稼動しているロボットのため経験豊富で、正信とは腐れ縁に近いものがある。性別はなく、外見は妖精のようである。一人称は「ボク」。 雑誌のキャラクター人気投票では男女両方に票が入っている。実際には男性型でも女性型でもない無性別型HFRであるため、男女別のある投票にエントリーされるのは適当ではない、という声もある[要出典]。 電子頭脳はシンクタンク・アトランダム本部にあり(後述の警官ロボットともこの頭脳を共有している)、宇宙空間にある衛星を介してエネルギーを送られている。 【A-I INDEX】インデックス シンクタンク・アトランダムでの大規模事故などにより未完成。 【A-J JOINT】ジョイント 同上。 【A-K KARMA】カルマ 声 - :井上和彦製作者=現在のアトランダム技術者による合同製作 海上都市リュケイオンの市長として製作されたHFR。戦闘型ではないが非常に高スペック。 異例の長期プロジェクトであり、その製作には細心の注意が払われた。その最初期の通称は「アーク」。電脳空間ではリュケイオンと自身を守るため、敵意を持って近づく者を全て焼き尽くす強烈な防護壁を持ち「攻撃的守護者(オフェンシブ・ガーディアン)」とも呼ばれる。 一時期、音井家にて生活に関わる各種の作動テストが行われ、正信とは現在もなお兄弟のような関係にある(カルマが兄、正信が弟)。音井家に引き取られた時、音井教授はシンクタンクの爆発事故で妻を失い、ほとんど何も手につかない状態であったため、家事全般をカルマが引き受けざるを得ず、家事が非常に得意になり、料理はプロ級。他の特技としてDr.ハンプティに敏捷性テストの一環として教わったダーツなど。 外見上のモデルはとある美人女優。製作時に音井信之介が写真を参考に(知人からのリクエストを隣の男優と間違えて)デザインした事から。 リュケイオン編の騒動から、海上都市計画は延期され、A-Kプロジェクトは路線変更となる。以降のプロジェクトは「A-ナンバーズ統括」であり、情報管理局(ひいてはその局長である音井正信)の元でA-ナンバーズのリーダーとしてその様々な能力を振るう。 本来の製造目的であるリュケイオン統括は元々【A-A ATRANDOM】アトランダムが受け持つ予定であった為、その能力を継承した自分自身を「アトランダムの弟(のようなもの)」とは認識している。 外部デバイスを特殊言語で操作する「マシン・ボイス」を搭載。当初左目はスキャナー・アイだったがプロジェクトの路線変更により右目と同じものに換装されている。 【A-L LAVENDER】ラヴェンダー 製作者=音井信之助 女性型HFR。女性高官専用のSPロボットとして公に活躍。戦闘型ではないが、仕事柄高い戦闘能力を有する。 音井信之介が初めて独力で創り上げたHFRであり、後に音井ブランドと呼ばれることとなるシリーズの長姉。物を掴むとすぐに捻り潰してしまい、また戦闘の際に周囲を破壊してでも相手を倒そうとするため「暁の破壊者」「戦うポーカーフェイス」などの異名を持つ。浮世離れした一面を見せることもある。また、むさ苦しい男の人間SPに守られるよりいいということで、女性要人達から人気がある。仁王立ちの似合う女性ロボット。 設定年齢は24歳で、「弟」であるオラトリオより年下である。これはA-Aナンバーズの中での兄弟姉妹は制作順に設定されている為である。 護衛対象の要人と共にニュースに出る事も多いため、世間での知名度はA-ナンバーズ中で1、2を争う。 作者の当初の設定では「優しいお姉さん」だったらしく、単行本3巻カバー下表紙のイラストでは写真の中で珍しく微笑んでいるものがある。 【A-M-1 MESSAGE】メッセージ 製作者=Dr.ハンプティ ロボットのボディとジェンダーの関係を研究するために製作されたHFR。 はじめはボディ・プログラムとも女性型として製作されたが、後にボディのみ男性型に変更された。そのためパット見オカマと見紛うような振舞いをする。 普段は製作者の子供の子守をしているらしい。情報に特化したタイプである事だが、登場そのものが少ないため詳細は不明。 【A-N Ni-hao】ニイハオ(你好) 製作者=Dr.マリア 俊敏な機動を誇るHFR。後のロボットへの身体制御技術に功績を残す。 普段は帽子の中に髪の毛を収納しているためわからないが、女性型ロボット。女性型と知らなかったシグナルは彼女に挑まされた。 クイックとの戦闘で破壊され、ボディフレームが総入れ替えになるほどの重傷を追う。最終回で復帰。 【A-O ORATORIO】オラトリオ 声 - 松本保典製作者=音井信之助 表向きは情報処理専門のHFRであり、他の機体とは比べ物にならないほどの演算能力を持つ。 その実体は、情報管理ネット<神託(ORACLE)>を守る最高の守護プログラム<聖譚曲(ORATORIO)>であり、空間統御プログラムORACLE(オラクル)のスペアプログラムである。アトランダムナンバーでありながらその存在はオラクルと連結している為、他ナンバーと違い独立した存在となっている。 普段は軽薄な性格を見せているが、常に自分以外の誰か(コンピューターを扱える人間)は敵になる「かも」しれないという理念を持ち、オラクルに害をなすものに対しては容赦をしない。電脳空間上のハッカーにはオラトリオの姿が認識できない特別な存在「生まれながらの影(シャドウ・インスティンクティ)」であり、これを正確に認識する事が出来るのは、オラクルのみである(非公式で【A-Q QUANTUM-QUARTER】クオンタム=クォータも該当)なお、これら事実は最重要極秘事項であり存在しない事実として扱われる類のものである。 音井ブランド長兄でラヴェンダーの弟にあたる。戦闘型ではないが、その機能・役割ゆえの情報量から最強を誇り、シグナルやパルスを片手間にあしらえる実力を持つ。ただし、戦闘を目的として制作されていないため、戦闘型に比べると排熱効率が悪く、全力で戦うと短期間で機能低下を招く。常に着込んでいるコートは、これら情報処理能力の高さによってボディ本体だけの排熱能力だけでは追いつかない為に追加された追加装備である。その他、杖型の情報中継器を持つ。 性格は明るく軽薄で、よく女性を口説いている。姉であり、格闘モーションの師でもあるラヴェンダーには弱い。 また、ロボットプロレスのチャンピオンを「秒殺」したという経歴を持ち、A-ナンバーズ(特に音井ブランド)の出場禁止の原因になった。 【A-P PULSE】パルス 声 - 子安武人製作者=音井親子による合同製作 シンクタンク・アトランダム初の戦闘型HFR。全身を炭素素材で組み上げている。 音井ブランド次兄。【A-L LAVENDER】による護衛ケースよりも高度かつ強力な格闘戦闘状態と、それに伴う自衛を想定して製作されたガードロボット。後に音井正信によってバージョンアップされたため、正式な名称は<【A-P PULSE】(Ver. 2.0)>となる。 Ver. 1では前髪を左右両側に垂らした青年で、19歳の正信がモデル。この頃にクリスと出会い、彼女がロボット工学者の道を歩むきっかけを作る。 Ver. 2では顔はほぼそのままで髪型はオールバック。音井正信によって開発された小型レーザー(両眼)および高周波ブレード(両腕)を装備。戦闘能力が大幅に向上させられる。両眼のレーザーの影響なのか、ロボットでありながら非常に近眼。コンタクトレンズを常用している。 後に梅ぼし博士(梅小路星麿)によって誘拐され、その際に「シグナル破壊」のプログラムをインストールされてしまう。しかし、シグナルとの戦いの果てに自らの力でこれを取り込み無力化。その代わり、プログラムにさまざまなバグが発生し、シグナルに対して破壊とはいかないまでも明らかな対抗意識が芽生えてしまう(これがパッチ差分となりえるかどうかは、ファンによって見方が異なるため保留する)。 【A-Q QUANTUM】クオンタム 製作者=Dr.クエーサー 頭脳集団アトランダム総帥直結の特殊プロジェクト。一切の情報が非公開。 その実はDr.クエーサーによるA-ナンバーズ(より穿った見方をすれば音井ブランド)完全破壊のための封滅プロジェクト。自らの創造した音井ブランドのコピーHFRによる、オリジナルの破壊をプロジェクトの主軸としている。共に元となった音井ブランドの性格の一部を忠実に再現しており、それらが彼らの行動理念と結びついている。【A-Q QUANTUM-QUARTER】クオンタム=クォーター 声 - 家中宏 【A-O ORATORIO】オラトリオのコピーロボット。オラトリオの持つ守護者としての性質を深く反映しており、守るべき存在たるDr.クエーサーへ誰よりも従い、クエーサーの望みを完遂するために動く。【A-Q】プロジェクトの事実上の実行者で、さまざまな計画を立案し騒動を引き起こした。ある意味でシグナルたちの究極の敵の一人。 ボディのスペックはオリジナルのオラトリオと、電脳空間での機能はカルマと酷似している。 【A-Q QUANTUM-QUEEN】クオンタム=クィーン 声 - 本井えみ 【A-P PULSE】パルス(Ver 1)のコピーロボット。戦闘型であり、なおかつ女性型のHFR。実質、A-ナンバーズで初の女性戦闘型HFRとも言える。パルスの持つ戦闘型としての誇りを持っているが、戦うことのみに喜びを見出す戦闘狂。パルスと違い、その戦いの是非はどうでもよく、とにかく自らの欲望のままに戦い、破壊する。 ボディのスペックはラヴェンダーと同程度であるが、実戦ではラヴェンダー相手に苦戦している。 反面可愛いものは大好き。 【A-Q QUANTUM-QUIET】クオンタム=クワイエット 【A-L LAVENDER】ラヴェンダーのコピーロボット。ただし、男性型。一種、忍者のような風貌で常に口元を隠している。ラヴェンダーの持つSPとしての防衛的性質と、コード・エモーションらDr.カシオペア製ナンバー特有の繊細さを併せ持つ。 後述するクイックの教育担当者で、兄弟中では一番穏便な性格をしている。プログラムそのものはDr.カシオペアに監修されたため、他の【A-Q QUANTUM】クオンタムたちと違い、音井ブランドを含めた他者に対する敵意を持っておらず、できれば戦闘や戦い、相手の破壊を回避したいと考えている。 ボディのスペックはオリジナルのラヴェンダーを上回っている。なお、【A-A ATRANDOM】アトランダムの新たなるボディは彼の設計図を基に一部ヴァージョンアップされて制作された。 上記した様々な事柄が重なった結果、彼自身は【A-Q QUANTUM】クオンタム達の一員であるのだが、(プログラム的に)【A-C CODE】コードや【A-E EMOTION】エモーションらDr.カシオペア製兄妹の兄弟であり、(ボディ的に)アトランダムの兄、そしてクイックの真の製作者である。自らを鬼子=取替えっ子と表現する事から、この事が彼自身の苦悩と葛藤となっている。 【A-R RAIDEN】雷電(ライデン) 声 - 大塚明夫製作者=Dr.コンスタンス=サイン=金 人命救助を目的とした、限りなく人型に近い非HFR。短時間なら飛行することができる。表情変化の無いマスクをしており、頭部があるという事なのだが、そちらは非公開扱いとなっている。 パワーはあるが器用ではないため、エララやユーロパのような医療の仕事には携われない。 【A-S SIGNAL】シグナル 冒頭参照。
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