A-ナンバーズ抹殺計画編(完結編)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 23:40 UTC 版)
「TWIN SIGNAL」の記事における「A-ナンバーズ抹殺計画編(完結編)」の解説
「HFRは人間に制御不可能な危険な存在。よって全てを無に帰すべし」Dr.クエーサーの意図はシンクタンク・アトランダムの存在意義そのものを根底から覆す恐るべきものだった。シンクタンク・アトランダムは開発したHFRをDr.クエーサーおよび【A-Q QUANTUM】から守るため、全A-ナンバーズの計画停止・機体およびプログラムの完全封印を決定する。しかしシグナルは何もできないまま封印される事を拒み、信彦も祖父母・両親を含めたシンクタンク・アトランダムの科学者たちを勝手だと非難する。2人はそれぞれに画策し<ORACLE>の協力を得てシンクタンク・アトランダムから脱走。仲間たちとともに全てを解決するためにシンクタンクの追っ手を警戒しながらクアラ・ルンプールへと向かいクエーサー一味と最後の戦いに臨む。【A-Q QUANTUM】の本拠地では、Dr.クエーサー製作のHFRクオータによって、Dr.クエーサーの脳をMIRA製のHFRボディに移植するという計画が行われていた。これを完成に導くべく、MIRAを扱える看護ロボットであるエララが攫われる。シグナルより奪われたSIRIUSもそのボディに組み込まれた(起動エネルギー確保のため)。A-ナンバーズ抹殺計画は、ヒトに似た、だが人ではないHFRとは何か、HFRの存在意義とは?というDr.クエーサーの疑問から始まっており、重い病に侵されたDr.クエーサーは寿命が残り少ないことを悟り、クオータに「A-ナンバーズと闘え」「そして全て破壊せよ」という命令を出していた。クオータはその命令を忠実に実行し、他のQシリーズも使ってA-ナンバーズとの戦闘を繰り返していた。Dr.クエーサーはこの一連の流れを「ゲーム」とも呼んでおり、「どちらが勝っても負けてもいい」としていた。決着がつくまでには時間がかかりそうだが、なんとかしてDr.クエーサーに勝負の結果を見せたいと考えたクオータは、Dr.の寿命が尽きるその前にと、Dr.の脳のHFRへの移植を計画実行した(Dr.クエーサーが直接命令したわけではなく、クオータが「かなり勝手に動いた」状態)。この移植計画はクオータと本人であるDr.クエーサーだけが知っており、他のクオンタムシリーズには知らされていなかった。Dr.クエーサーの部屋に突入したシグナル、コード、パルスはクオータと戦闘の末、HFRボディに移されたDr.クエーサーと対面。ただし、やはり生身の人間の脳とHFRの接続には無理があるようで、本人曰く「そう長くない」状態。Dr.クエーサーは最後の「生死をかけたゲーム」と称して自らのボディのSIRIUSを暴走させる。あたり一帯を破壊するくらいのエネルギーを持ったSIRIUSの暴走を止められるのは、本来のSIRIUSの持ち主である自分だけだと、シグナルは同じ部屋にいるパルスに逃げろと告げ、戦闘形態として合体していたコードも切り離して暴走の制御に向かう。シグナルは大破の末にSIRIUSの制御に成功し、周辺の被害は最小限にとどまった。シグナルはSIRIUSとともに元通り修理され、平和な日常が戻ってきた。
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