達也・深雪の同級生
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「魔法科高校の劣等生」の記事における「達也・深雪の同級生」の解説
西城 レオンハルト(さいじょう レオンハルト) 声 - 寺島拓篤 1年E組→2年F組→3年F組の男子生徒(二科生)。1年時の達也のクラスメイトで友人。通称レオ。山岳部所属。身長180cm、体重75kg。 父親がハーフで母親がクォーターであるがゆえに顔立ちは白人的で彫りが深い。肉体の力だけで魔法に匹敵する威力の拳を繰り出せるほどの運動能力と耐久性を持ち、硬化魔法を利用した肉弾戦を得意とする。また、逐次展開と呼ばれる技法により継続的に魔法を更新できるため、持久戦にも強い。父方の祖父(故人)は遺伝子操作により肉体の耐久性を強化された調整体魔法師であり、ドイツで開発された「城塞シリーズ(ブルク・フォルゲ)」の数少ない成功例の一人だった。失敗例の多くは精神を病んで狂死しているため、調整体としての体質を受け継いでいることからそれを恐れることもあり、天寿を全うした祖父のように目的もなく自由に彷徨することを半ば意識して行っている。 自宅は草加市にあり、民間厚生施設や仕事斡旋業を営んでいる。曽祖父の代までは古いタイプのヤクザ組織だったが、レオの祖父が婿入りする際に廃業している。また、愛用のプロテクター型CADはこの祖父から譲り受けたものである。 エリカとはいつも憎まれ口を叩き合う間柄で、横浜騒乱前に千葉家の秘剣・薄羽蜻蛉を伝授されて以降、彼女から戦闘においては弟子扱いされる。 将来は機動隊や山岳警備隊などの「体を動かす系」の仕事を志望し、第一高校卒業後は「克災救難大学校」通称「レスキュー大」に進学する。レスキュー隊になるための訓練に忙しいためか一高時代の友人たちと疎遠になり、そのことにエリカからは不満を抱かれている。 千葉 エリカ(ちば エリカ) 声 - 内山夕実 1年E組→2年F組→3年F組の女子生徒(二科生)。1年時の達也のクラスメイトで友人。身長162cm、体重52kg。テニス部に所属しているがほとんど幽霊部員で、紗耶香の頼みで剣道部の手伝いに混ざることもある。スレンダーなスタイルと明るい髪の持ち主で、学年No.2の美少女との呼び声が高い。 ドイツ人の祖父を母方に持つクォーターで、「剣の魔法師」の二つ名を持つ百家本流の一つ「千葉家」の次女。父親が愛人に産ませた娘であり、父親からは冷遇されている。千葉の姓を名乗るようになったのは実母の死後である。身内の前では「育ちの良い」言葉遣いをしているが、本人は自分らしくないと思っている。腹違いの兄が2人、姉が1人いる。次兄の修次を慕っており、先輩である摩利を一方的に毛嫌いしているのは、この次兄の交際相手であるためであり、深雪からはブラコンと指摘されている。長兄である寿和に対しては、幼少期からの力関係や、妹が千葉家に対して屈服することがないようにという寿和の対応から父親の次に敵対心を抱いており、常に挑戦的な態度を見せる。 幹比古は家同士の付き合いがある幼馴染。レオとは入学後に知り合い、憎まれ口を叩き合いながらも互いに信頼を築く。元々トラブルメーカーとして達也と関わる中で起こるトラブルを楽しむ傾向にあったが、箱根テロ事件での寿和の死後は正しい危機感を抱き始める。 日常で私有する武装デバイスは、刻印魔法と呼ばれる技術で製作された伸縮式警棒状のもの。この武装デバイスの製作には同じ百家である「五十里家」の五十里啓が関わっており、エリカと啓は顔馴染みである。また、「大蛇丸」の小型版としてエリカに与えられた「ミヅチ丸」も五十里家が作ったものである。 純粋な剣術の技量は千葉家の中でも上位にあり、門下生である風紀委員長の摩利を上回る。その腕前と彼女自身の魅力により、千葉一門のアイドル的地位を掴み取っている。横浜事変の活躍により国防・治安関係者の幹部層から高く評価されるが、千葉家がエリカを表に出さないため「千葉家の秘密兵器」「千葉の幻剣姫」などと噂されている。千葉家が誇る秘剣・山津波を習得するためだけに長い年月をかけて修行を積んでおり、専用の武装デバイス「大蛇丸」を使いこなせるのは事実上エリカのみである。また、達也の見解によると、エリカの「速さ」は作中随一であるとのこと。 第一高校卒業後は、魔法大学に入学。長期休暇を利用して、日本各地を回っている。 柴田 美月(しばた みづき) 声 - 佐藤聡美 1年E組の女子生徒(二科生)→2年E組(魔工科生)→3年E組(魔工科生)。達也のクラスメイトで友人。美術部所属。身長158cm、体重52kg。 魔法師の家庭の生まれではないが、隔世遺伝で魔法の素質が発現し、二科生ながら達也と同じく魔法工学技師を志望している。母親は翻訳家。外見は癒し系の爆乳美少女であり、同学年よりも上級生に人気が高い。おとなしい性格で、当初はエリカの奔放な振る舞いに振り回されていたが、徐々に付き合い方を習得しつつある。吉田幹比古と互いの存在を意識しあっている。 並外れた霊視力を持ち、その副作用である「霊子放射光過敏症」という症状を緩和するために、眼鏡(オーラ・カット・コーティング・レンズ)を常に装着している。古式魔法師にとって希少な才能とされる「水晶眼」の持ち主。 第一高校卒業後はデザインの専門学校に入学。CGを専攻するコースを選んだ。幹比古との関係も進展しており、吉田家に住み込みとなって吉田家の手伝いを行っている。美月の両親からは「責任さえ取ってもらえれば」と公認状態で、逆に幹比古の父である幸比古が狼狽していた。 吉田 幹比古(よしだ みきひこ) 声 - 田丸篤志 1年E組の男子生徒(二科生)→2年B組(一科生)→3年B組(一科生)。1年時の達也のクラスメイトで友人。風紀委員会(2096年4月〜2096年9月)→風紀委員長(2096年10月〜)。 旧家にして古式魔法の名門・吉田家の次男で、エリカとは幼馴染。右目の目尻にあるホクロがトレードマーク。 「精霊魔法(吉田家では「神祇魔法」と呼ぶ)」と呼ばれる種類の系統外魔法を伝承する家系の直系として生まれ、家伝の魔法の中核を成す「喚起魔法」の腕前は次期当主(長男が次期当主になるが、自分よりふさわしい者がいた場合その者に譲るのが徳とされる家風がある)である兄を凌ぎ、神童と称されるほどだった。しかし入学の1年前に吉田家の伝統として行われる「星降ろしの儀」によって竜神の喚起を水晶眼を用いずに行おうとした結果、竜神によって自分の限界以上の演算を行わされたことにより魔法の感覚を急激に引き上げられ、自分の魔法の速度が遅くなったと錯覚に捕らわれてしまい、著しく魔法力を損なう。以後座学や武術の鍛錬に精を出すようになるが、結局は一科生ではなく二科生として第一高校に入学する。 失った力を取り戻そうと焦る日々を送っていたが、九校戦で達也のアドバイスを受け試合に参加する中でスランプを克服し、『神童』と呼ばれていた時よりもさらに魔法を使いこなせるようになる。 魔法師としての力と自信を取り戻してくれた達也に対しては、深い恩義を感じている。 美月に対しては当初、神霊すら認識しうる「水晶眼」の持ち主として関心を抱いていたが、やがて女性として意識するようになる。 古式魔法師としての腕を磨きながら現代魔法の勉強にも熱心に取り組んでおり、1年次には筆記試験で、達也・深雪に次ぎ、学年3位をマークしている。また身体能力も卓越しており、魔法抜きでも侍郎をいとも容易く組み伏せる等、高い格闘技術を持つ。 第一高校卒業後は、魔法大学に入学。大学生活の傍ら、実家にて古式魔法師としての儀式の訓練も行うようになり、さらに美月が住み込みで幹比古の手伝いを行っており、美月の両親からは半ば公認の仲となっている。 『メイジアン・カンパニー』では、2100年の半ば頃に達也から美月とエリカが比叡山の破戒僧から呪詛されるかもしれないと聞き、比叡山の破戒僧を『都落ち』と呼んで二人を呪詛から守る為に、美月だけでなくエリカにも吉田家に泊まり込んでもらい、午前二時に呪詛を行ってきた『都落ち』の破戒僧に呪詛返しを行って、美月とエリカを守った。 光井 ほのか(みつい ほのか) 声 - 雨宮天 1年A組→2年A組→3年A組の女子生徒(一科生)。深雪のクラスメイトで友人。雫とは幼いころからの親友で、魔法のライバルでもある。SSボード・バイアスロン部所属。身長162cm、体重53kg。生徒会書記(2095年10月〜2096年9月)→生徒会会計(2096年10月〜)。 雫の幼馴染で、彼女と並んで十分に可愛いと評されるルックス。深雪や美月などと比べて一番プロポーションがいいかもしれない、と表現されている。少々気弱で自分に自信がない面もあるが、魔法の実力は実技、理論とも4位で、総合は深雪に次ぐ学年総合2位。「光井」の名の通り、光波振動系(光に干渉する魔法)に特化した適性を持つ、光のエレメンツの血統。複雑な工程を多く含む魔法を難なくこなせる研究者タイプの資質を持つ。他の一科生達と違い、二科生自体を見下すような考え方をせず、達也の全く無駄のない「綺麗な魔法」を入学試験時に目撃して感銘を受けていたため、二科生として評価されたことにショックを受けるも森崎を始めとする他の一科生達の傲慢な態度を見てその考えを悔い、二科生と交流を深めている。基本的には争いを好まない優しく穏やかな性格の持ち主でそそっかしい面もある。エレメンツ血統のため、他者への依存性が高い(本人も自覚しており、直したいと思っている)。入学直後にA組生徒とE組生徒が一悶着を起こした際、彼らを止める為、反射的に魔法を使ってしまい、風紀委員の処罰対象になりかけたところを達也の機転で助けられる。このことで達也への思慕の念を深め、達也たちとしばしばグループで行動するようになる。夏休みに告白するも、恋愛感情を持てない達也は恋人を作ることはできないという理由で振られる結果となる。さらに2097年1月に達也と深雪が四葉家の人間であることを知り、同時に達也と深雪が婚約したと聞かされてショックを受けるが、今後とも達也を巡って深雪と競うことを深雪に告げる。 後述のピクシーは、中のパラサイトがほのかの想念を元に自我を形成したため、半身とも呼べる存在となっている。 第一高校卒業後は魔法大学に入学。学校生活は普通に過ごしているが、雫が父親の代わりに北山家がスポンサーを務める恒星炉プロジェクトの打ち合わせに参加するようになったため、自分も護衛兼お世話係という名目で共に巳焼島に訪れている。 『メイジアン・カンパニー』では、二十歳を迎えた際に正式に北山雫の正式なボディガードとして雇われて、北山家に住み込みで働いている。また、2100年の半ば頃には達也への好意が薄れていることを雫に気付かれており、ほのか本人も自覚している。達也への恋心に決着をつけて前に進みたいと願っており、自分への好意を示し始めた七宝琢磨と酉位真友を容易にあしらうなど、雫からは悪女の資質があると思われている。 北山 雫(きたやま しずく) 声 - 巽悠衣子 1年A組→2年A組→3年A組の女子生徒(一科生)。身長158cm、体重47kg。深雪のクラスメイトで友人。SSボード・バイアスロン部所属。風紀委員会(2096年4月〜)。 魔法実技では深雪に次いで学年2位の実力者。基本的に口数は少なくあまり感情を表に出さない。ほのかと共にクラスメイトの深雪の友人となり、深雪を介してE組の達也らと交流を持つ。実は、日本の大実業家である北山潮を父に持つご令嬢。家族には両親のほか、祖母と小学5年生の弟がいる。ほのかとは親友で、小学校のころからずっと一緒に行動しており、中学時代は唯一のライバルだった。雫の両親もほのかを雫の姉妹のように思っている。達也に恋心を抱くほのかを応援しており、いろいろな協力やお膳立てをしている。また自分自身も達也を信頼しており、彼を北山家の専属エンジニアにならないかと熱心に働きかけている。 Aランク魔法師である母親の遺伝から大出力の振動・加速系魔法を得意分野としており、「共振破壊」「フォノン・メーザー」などの術式を持ち技にしている。一年時の九校戦ではスピード・シューティング新人戦優勝、アイス・ピラーズ・ブレイク新人戦準優勝と好成績を残す。この際に達也からフォノン・メーザーの術式と複数CADの同時操作技術を伝授されており、大会後には同術式がインストールされた小型拳銃型のシルバー・ホーンをセカンドマシンとして購入する。 スピンオフの『魔法科高校の優等生』では、ほのかと共にレギュラー格として登場。ほのかを誘ってバイアスロン部に入部した経緯や、明智英美との交友を得る様子も描かれている。 風紀委員会では幹比古と並ぶ委員長候補だったが、本人が嫌がったために幹比古に譲っている。それでも幹比古が京都の警備に行く際に委員長の代理を任せられるなど、実力と親密度から幹比古の補佐を務めることもある。 A組男子からは「影の風紀委員長」と呼ばれ、2年女子の中で最も注意すべき人物と評されている。 第一高校卒業後は、魔法大学に入学。また、父親の代理で恒星炉プロジェクトの打ち合わせに、ほのかと共に参加している。 森崎 駿(もりさき しゅん) 声 - 大原崇 1年A組→2年A組の男子生徒(一科生)。深雪のクラスメイト。風紀委員会とコンバット・シューティング部に所属。 百家の支流である森崎家は魔法そのものよりも、CADの操作技術の修練によって魔法の発動スピードを高めようとする技術により評価されている。「早撃ち(クイック・ドロウ)」と呼ばれるその技術は、それなりの知名度がある。家業としてボディガードの仕事をしており、森崎もボディガードのサポートを学生時代から経験している。 対人戦闘では一年生の中でも実力は高く、入学直後に教師推薦枠で風紀委員入りしている。自らが一科生、ブルームである立場を誇りに思っていて、逆に二科生である達也たちを見下す姿勢に疑いを持たない。 短編「優等生の課外授業」(文庫5巻収録)では主役として登場。非魔法師の女性である孫美鈴のボディガードを偶然請け負った体験を経て、非魔法師に対して魔法師が特別であるという考えに疑問を持ち、自らの実力不足を受け入れられるようになったものの、経緯が経緯なだけに達也との気まずい関係は継続されている模様。 明智 英美(あけち えいみ) 声 - 西明日香 1年B組→2年B組→3年B組の女子生徒(一科生)。フルネームはアメリア=英美=明智=ゴールディで、愛称は「エイミィ」。狩猟部所属。スピンオフの『魔法科高校の優等生』ではほのかや雫と親しく、準レギュラーのような扱い。ほのかと雫を巻き込んで「少女探偵団」というチームを作ったりと、謎解きを好む一面がある。 この世代の魔法師にしては珍しいクオーターで、ルビーのような光沢の紅い髪が特徴な小柄な少女。通称「砲撃魔法」という、大質量の物体を高速で短時間移動させる移動系統魔法を得意とする。学年末試験では学年総合4位をマークする優等生。底抜けに明るい性格の持ち主。 ゴールディ家は元々古式魔法を伝承する一族でありながら、現代魔法の勃興と共にこれを修めてイングランドにおける現代魔法の権威の一角を占めるようになった家系で、家伝の秘儀として魔弾タスラムと呼ばれる術式を伝えている。この魔法を扱えることがゴールディ本家の一員である証とされ、英美はゴールディ家現当主の伯母にあたる祖母からこの魔法を伝授されている。 魔弾タスラムに絡んだ事件から十三束鋼と親しくなり、その後から仲を深めようと積極的になっている。2年進級時に十三束のいるE組に突撃し、そこで達也の友人たちとも知り合う。2096年度の九校戦では千秋と仲良く話す十三束の姿に不機嫌になっているが、エリカがけしかていることもあり、周囲からは三角関係を半ば好奇の目で見られている。 恐怖を抱くこともあるが、達也に対して信頼を寄せており、ロアガンで複数の標的に魔法を当てる練習が行き詰った際に助けを求め、散弾型に改造した「インビジブル・ブリッド」を授けられ、優勝する。 里美 スバル(さとみ スバル) 声 - 斉藤佑圭 1年D組→2年D組→3年D組の女子生徒(一科生)。一人称は「僕」で、美少年と見紛うばかりの外見の少女。作中の時代では男性的なファッションとされる 伊達眼鏡がトレードマーク。先天性スキル「認識障害」の反動で、普段から中性的に振る舞いどことなく芝居がかった言動をとる。 英美と同じく九校戦出場選手で、それ以降友人となる。 滝川 和実(たきがわ かずみ) 声 - 諏訪彩花 1年C組→2年C組→3年C組の女子生徒。操弾射撃部所属。九校戦の新入生女子代表メンバー。スピードシューティングでは雫、英美に次ぐ三位の成績を収めている。 『魔法科高校の優等生』では達也の不敗記録が最も破られかねない試合で、実力上位である第三高校の十七夜 栞に三位決定戦で勝っている。 春日 菜々美(かすが ななみ) 声 - 久野美咲 2095年の九校戦の選手に選ばれた、一科生の女子生徒。 十三束 鋼(とみつか はがね) 声 - 山下大輝 1年B組の男子生徒(一科生)→2年E組(魔工科生)→3年E組(魔工科生)。2年次からの達也のクラスメイト。部活連執行部所属(2096年4月〜)。マーシャル・マジック・アーツ部所属。 錬金の異名を持つ十三束家は百家の中でも有数の実力を誇り、また国内の魔法師の中でも指折りの資産家とされる一族の出である。 マーシャル・マジック・アーツは魔法を併用した徒手格闘術で、小柄な体躯ながらその実力は校内屈指。風紀委員の沢木碧は部活の先輩でもある。一学期末は実技・理論とも5位の総合4位、学年末試験では総合5位をマークする優等生。しかし、自らの特性から九校戦選手には選ばれない。 生まれつきサイオンを強く引き寄せる体質を持ち、本来なら体から流れ出るはずのサイオンが本体から離れようとしないため、体に密着する範囲でしか魔法式を展開できない。「Range Zero(レンジ・ゼロ)」という二つ名で呼ばれ、遠隔魔法が苦手だという揶揄と共に、ゼロ距離では無類の強さを発揮するという敬意も込められている。高密度のサイオンを身に纏っているため、自分に触れた魔法式を無効化する「接触型術式解体」を使用できる。ただし、通常の魔法師としての欠陥は無視できず、進路としては魔法工学に関心がある。 夏休みにテーマパーク「ワンダーランド」でアルバイトをしている最中、英美の事件に巻き込まれる。その一件から英美と親しくなる。一方、横浜争乱の一件以降、千秋を気にかけている場面も多くなっている。 二年進級時に魔工学科のE組に進学し、達也たちと親しくなる。 平河 千秋(ひらかわ ちあき) 声 - 田辺留依 1年G組の女子生徒(二科生)→2年E組(魔工科生)→3年E組(魔工科生)。 九校戦で技術スタッフとして参加していた平河小春の妹で、2年次からは達也のクラスメイト。一学期定期考査では、魔法工学の試験で達也に次ぐ学年2位の成績を上げている。 高い工学系スキルを持つ達也に対して憧憬のようなものを一方的に抱いていたが、九校戦で姉が担当していた小早川の事故を防げず思い詰めたのは達也の所為と(周に意識を誘導され)決めつける。進級後も同じクラスとなった達也への敵愾心は変わらず、そのことからエリカから不興を買っている。横浜事変の際、避難中に助けてくれた十三束鋼には心を開いている。 五十嵐 鷹輔(いがらし ようすけ) 2年生→3年生の男子生徒。バイアスロン部所属。部活連会頭(2096年10月〜)。 女子バイアスロン部の去年の部長である五十嵐亜実の弟で、やや気弱な性格。生徒会に就任の挨拶に来た時には深雪を前に上がりまくっている。 ほのかと雫からの評価では、実力はあるがここぞという場面で一歩退いてしまい、そのくせ追い詰められると無謀な賭けに出て自滅するなど性格的に勝負弱い面があり、副将・参謀向きでリーダーには向かないといわれている。 相津 郁夫(あいづ いくお) 3年生の男子生徒。2097年度剣術部部長。 几帳面な性格で常識人。得意魔法の偏りから九校戦には選ばれないが、剣術の大会では常に上位の成績を収めている有名選手。 剣術部に頻繁に参加するエリカを通じて、達也ともそれなりに親しい間柄。 斎藤 弥生(さいとう やよい) 3年生の女子生徒。2097年度剣術部副部長兼女子部部長。 風紀委員会の取り締まりとなる悪質な校則違反は犯さないが、自治委員会常連の問題児。エリカとの勝負に拘っている。
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