きたやま

デジタル大辞泉

きた‐やま【北山】

読み方：きたやま

１ 北方の山。

２ 京都市市街の北側にある山々。船岡山・衣笠(きぬがさ)山・岩倉山など。また、その一帯の称。

３ 《「北」を「来た」の意に掛けた洒落から》

㋐恋慕の情が起こること。ほれること。→来る

「伊兵衛どのがちょこちょこ来るは、おきたどのに—ゆゑぢゃ」〈伎・稽古筆七いろは〉

㋑衣服などがいたんできたこと。また、食物が腐ってきたこと。

「ちりめんの小袖、よほど—と見え」〈洒・大通契語〉

㋒（多く、「腹がきたやま」の形で）腹がへってきたこと。

「ときに腹が—だ」〈滑・膝栗毛・初〉

隠語大辞典

きたやま

1. 北山。接吻をいふ。関西の方言。「赤」第六号に「関西では古くから接吻を北山と云つてゐる。その語源は口寄せの巫女が京の北山から出たからであるさうな」とあり。

分類 関西の方言

北山

読み方：きたやま

1. 空服（※ママ）ノコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・兵庫県〕
2. 食物が腐敗しかけたる事や、亦空腹になりかかりたるに言ふ。
3. 腹がすいて来たといふことに用ふ。「おなかがすいてきた」の「きた」に「やま」をつけたのである。〔犯罪語〕
4. 腹がすいて来たといふことに用ふ。「おなかがすいてきた」の「きた」に「やま」をつけたのである。
5. 空腹。
6. 空腹を感じることをいふ。
7. 空腹の意。
8. 空腹。北山は寒い、空腹になると寒いところから事物連想。〔俗〕

分類 ルンペン／大阪、俗語、俗／一般、兵庫県、犯罪語

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來山

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來山	きたやま

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