謎解きとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 謎解きの意味・解説 

なぞ‐とき【謎解き】

読み方:なぞとき

謎を解くこと。


謎解き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/12 01:07 UTC 版)

謎解き(なぞとき)は、パズル、推理、クイズ、脱出ゲームなどの形態を含むエンターテイメントの一種。

概要

出題側から提示された問題()にプレイヤーが解答する。解答方法はひらめきを重視し、特別な知識を必要としないことが多い。[1]

ひらめきを重視するエンターテインメントは古来より多数存在するが、ミステリーやパズル・クイズの一分野としての認識に留まっていた。現代の独立した謎解き文化は2000年代から始まり、特にリアル脱出ゲームの登場により人気が高まった。[2]なお「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標であり、一般名詞としては「リアル謎解きゲーム」「体験型謎解きゲーム」などと称される。

漫画やアニメ作品、タレントなどと提携したイベントやキャンペーンも数多く開催されている。特に『名探偵コナン』のリアル脱出ゲームは2013年以来毎年開催されている。また、教育、観光、ビジネスの分野でも応用される。多くの観光地で独自の謎解きイベントが開催されるほか[3]、グループワークなどでチームの連携能力を育む手段としても利用される。[4]

「謎解き能力検定」や「謎解き日本一決定戦X」(MBS)など、競技性の高い謎解きイベントも開催されている[5]

種類

  • ホール型謎解き: 4~6人程度でチームを組んだ参加者が集まり、制限時間内に謎を解く形式の謎解き。配布された用紙の謎を解きながら進めるものが多い。
  • ルーム型謎解き: 物語の設定を再現した部屋に実際に閉じ込められ、物理的な脱出を目指す謎解き。
  • 大会場型謎解き: スタジアムや遊園地などの大規模施設で行われる謎解き。数千人規模で同時参加することもある。
  • オンライン謎解き: インターネットを利用して自宅で楽しめる謎解き。
  • 周遊謎解き: 特定の街や施設を舞台にした謎解きイベント。地域の観光資源としても利用されている。
  • 持ち帰り謎解き: 自宅で楽しめるパッケージ化された謎解き。

用語

  • 小謎(こなぞ、しょうなぞ): 主に画像一枚程度で完結する問題。
  • 大謎(おおなぞ): 複数の問題で構成される謎解き作品において、最後に明らかにする大規模な謎。これまでに解いた謎を応用するなど、どんでん返しを含むものが多い。

海外における謎解き

特に英語圏における謎解きはルーム型の脱出ゲームが主流であり、一般に「Escape room英語版」と称されるジャンルを作っている。2017年から開催されている世界大会「ER CHAMP」(WORLD ESCAPE ROOM CHAMPIONSHIP)では、世界各地から500を超えるチームが参加している。ポーランドで行われた2023年大会では日本から松丸亮吾が率いるチームが出場し優勝した。[6]

主な謎解き関連企業・団体

  • E-Pin企画: 1987年から参加型推理イベント「ミステリーナイト」を開催する。[7]
  • タカラッシュ
  • SCRAP
  • RIDDLER
  • Tumbleweed
  • よだかのレコード
  • XEOXY
  • AnotherVision
  • ファーニャー
  • 謎屋珈琲店

謎解きを題材にしたメディア作品

漫画

映画

テレビ番組

関連項目

外部リンク

出典

  1. ^ 東大謎解き制作集団元代表・松丸亮吾さん 謎解きの魅力広めたい”. 毎日新聞. 2024年6月10日閲覧。
  2. ^ 「リアル脱出ゲーム」はどのようにして生まれ,ヒットしたのか。企画会社SCRAP代表に聞く,ハマるゲームの作り方”. 4gamer.net (2011年12月22日). 2024年6月10日閲覧。
  3. ^ 舞台は街「謎解き」再注目 コロナ「巣ごもり反動」”. 読売新聞オンライン (2024年5月15日). 2024年6月10日閲覧。
  4. ^ USJ、団体客向け謎解きゲーム 社員研修や修学旅行に”. 日本経済新聞 (2024年5月7日). 2024年6月10日閲覧。
  5. ^ オンラインで「謎解き能力検定」 来月開催、申し込み受け付け”. 中経オンライン. 2024年6月10日閲覧。
  6. ^ 松丸亮吾「脱出ゲーム」世界大会で優勝し歓喜「謎解き・脱出ゲームを愛し続けて本当によかった」”. 日刊スポーツ (2023年10月8日). 2024年6月10日閲覧。
  7. ^ 5人の識者が語るARGの進化史と、ポスト真実の時代における“ゲームと物語のあり方””. Real Sound (2020年11月7日). 2024年6月10日閲覧。

謎解き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 07:38 UTC 版)

ラプラスの魔 (コンピュータゲーム)」の記事における「謎解き」の解説

アイテム鑑定図書館での情報集め支援するスキル

※この「謎解き」の解説は、「ラプラスの魔 (コンピュータゲーム)」の解説の一部です。
「謎解き」を含む「ラプラスの魔 (コンピュータゲーム)」の記事については、「ラプラスの魔 (コンピュータゲーム)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「謎解き」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「謎解き」の例文・使い方・用例・文例

  • 謎解き
Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「謎解き」の関連用語

謎解きのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



謎解きのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの謎解き (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのラプラスの魔 (コンピュータゲーム) (改訂履歴)、ウィザードリィIV ワードナの逆襲 (改訂履歴)、落ち (改訂履歴)、カーミラ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS