几帳面な性格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 03:28 UTC 版)
大山をよく知る人たちは、口をそろえたように、大山は「几帳面」で「時間励行の人」であったと回顧している。また「メモ魔」でもあった。 コザ市長時代は、一般職員より1時間前に登庁し、1時間遅くまで残業した後に退庁し、少なくとも2期8年間は無遅刻、無早退、無欠勤であった。沖縄人は時間にルーズな面があり、その悪習は当時の市職員の間にも蔓延していた。しかし大山が「時間励行」を率先垂範したことによって、市職員もあったこの悪習が徐々にではあるが自ら改めるようになった。 また几帳面な性格は、アメリカ軍やアメリカ民政府との交渉にも生かされた。大山はアメリカ人との交渉についてメモを丁寧に取り、「米人はメモに弱いし、メモをとると慎重に責任ある回答をする」と述べている。また、「米国のよくいう人道主義、米国はキリスト教国であるのでそのバイブル、その他、米国人の口にする思想信条の名文句を私は勉強し、メモを丹念に記した。そして米軍側との折衝の折、彼らから学びとった名文句で彼らを賞賛するとともに彼らを攻撃する材料にもした」とも回顧している。
※この「几帳面な性格」の解説は、「大山朝常」の解説の一部です。
「几帳面な性格」を含む「大山朝常」の記事については、「大山朝常」の概要を参照ください。
「几帳面な性格」の例文・使い方・用例・文例
- 几帳面な性格のページへのリンク