率先垂範
率先垂範
率先垂範とは、率先垂範の意味
率先垂範(そっせんすいはん)とは、人々の先頭に立って行動し、人の模範となること、を意味する語。自らが人の手本となること、手本を示すこと。人が進んでやりたがらないことを率先して行う、という意味を込めて用いられることもある。率先垂範は、いわゆる「リーダーシップを発揮する」という意味で、理念・座右の銘として言及されることが多い。人の行動力を称える意味で用いられることもある。
率先垂範の語の由来、語源
率先垂範は「率先して垂範する」という意味と解釈できる。「率先」は「人の先に立って(進んで)行動すること」を意味する語。「垂範」は「人の手本となること・模範を示すこと」を意味する語である。「率先」と「垂範」は、それぞれ一般的な漢語であるが、四字熟語としての「率先垂範」の初出は定かでない。なお現代中国において「率先垂範(率先垂范)」は、中国共産党が党大会において提唱したスローガンとして広く知られている。
率先垂範の語の使い方(用法)、例文
率先垂範は、文法上は、名詞もしくは動詞として使える。率先垂範の類語と使い分け方方
率先垂範の類語・類似表現としては、「実践躬行」や「陣頭指揮」あるいは「ファーストペンギン」などが挙げられる。ただし必ずしも意味合いや使い所は一致しない。「実践躬行」は、(人にさせるのではなく)自分自身が実際に行う、という意味の語。人に模範を示すために率先して行動する、という意味合いは特にない。結果として人に模範を示すことには繋がるかもしれないが。
「陣頭指揮」は軍隊・軍陣の先頭に立って指揮を取ること、を意味する語。リーダーが現場の先頭に立つという点は「率先垂範」と共通するが、自身は指揮を執る立場であり(実践は部下が行うことになる)、「率先垂範」の「自分が実践して模範を示す」という意味合いはない。
「ファーストペンギン(the first penguin)」は、ペンギンの群れの中で(魚を捕るために)最初に海に飛び込むペンギンのことであり、転じて「先頭に立って果敢に行動する人、リスクを取って誰もしていない事に挑戦する人」を指す語。起業(スタートアップ)や革新(イノベーション)の文脈で用いられるビジネス用語である。
「率先垂範」の例文・使い方・用例・文例
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