サブスクリプション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 09:47 UTC 版)
サブスクライブ
サブスクライブ(英語: subscribe)は、日本においては一般的に「定期購買する」「配信を受ける」「会員登録する」などとして用いられ[43]、基本的に意味はサブスクリプションと同じである[44][45]。
語源である英語「subscribe」は、「予約・定期購読する」の他、契約書等に「署名・サインする」、また「同意」「承認」「寄付」などの意味を持つ[44]。サブスクリプション(subscription)が名詞、サブスクライブ(subscribe)が動詞形であり、「購読」に当てはめるなら、サブスクリプションが「定期購読」、動詞形サブスクライブが「定期購読する」となる[43]。
- サブスクライブの用例
- YouTube - サブスクライブ=チャンネル登録のこと[43]。
- steam - サブスクライブ=MOD(ゲームの改造データ)を追加すること[43]。
- twitch - サブスクライブ=ゲームライブ配信者等に、スポンサー課金すること[43]。
- サブスクライバー
- 語源である英語「subscribe」に、人を表す「er」を付して、サブスクライバー(subscriber)と呼ぶ[44]。文字どおり「サブスクライブする人」となるが、雑誌などの「購読者」などと訳される[44]。主にビジネス用語において、メールマガジン、ブログ、ニュースレターの購読者を指して用いられる[46]。
- アンサブスクライブ
- 語源である英語「subscribe」に、否定の「un」を付して、アンサブスクライブ(unsubscribe)と呼ぶ。YouTubeやメールマガジン、ニュースレターなどを「購読中止」「登録キャンセル」をすること[43][44]。
- サブスクのライブではない
- 上述したとおり、サブスクライブはサブスクリプションの動詞形であり、単語そのものが「定期購読する」などの意味を持つ。よってサブスク(定額制)のライブ(中継)ではない。LINE LIVEが「サブスクLIVE」なるサービスを提供したが、これは定額でライブハウスから中継されるライブ配信を楽しめる、同社のサービス名称である[38]。
- 語源:subscribe
- LINE:subsclive
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