武装頭脳軍ボルト
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「超獣戦隊ライブマン」の記事における「武装頭脳軍ボルト」の解説
人類の大部分を下等な存在と考え、世界は優秀な天才が支配すべきだと考える一団。彼らにとって生命は全くの無意味・無価値であり、優れた頭脳のみが意義あるものである。宇宙空間に浮かぶヅノーベースを本拠地とし、地球に頭脳獣やボフラー戦闘機を送り込む。 ビアスの配下としてガッシュのほかに、初期はケンプ・マゼンダ・オブラーの3人だったが、途中よりアシュラ・ギルドス・ブッチーが加わり、千点頭脳を目指して熾烈な争いが行われるようになる。 各キャラクターの身長・体重などの設定はない。 大教授ビアス 天才による世界支配を目的とする、武装頭脳軍ボルトの首領。左手から光線や電流を発生させる針を放つ。 ある有名な大学を首席で卒業後、空白の期間を経てボルトを築いた。その卒業記念の白黒写真はヅノールームに飾られていた。科学アカデミアで最も優秀な学生である月形剣史らをスカウトし、ボルトの幹部として迎え入れた。 彼が作ったガッシュは幹部でも歯が立たない戦闘能力を誇り、科学者としても超一流である。また、世界征服作戦を進める一方で、幹部たちを競わせて最優秀の頭脳「千点頭脳」を求めることにも執着する。 容姿は中年の男性であるが実は相当な高齢であり、数十年前から優秀な若者合計11人を自らの元へ呼び寄せ「千点頭脳」へと育成し、そこから得られる力で若さを保っていた。 その真の目的は12個の千点頭脳を集め、全人類を一度に洗脳するギガブレインウェーブ装置を完成させることにあった。ケンプかマゼンダが千点頭脳に達する可能性があると見込んでおり、オブラーやアシュラのことは彼らを競わせるための当て馬として幹部の座に着けていた。ケンプが千点頭脳を達成したことにより、一時はその目的を達成するかと思われたが、レッドファルコンによって阻止され、少年王ビアスへと若返る。しかしギガブレインウェーブに組み込まれたケンプの頭脳の反逆によって力を失い、本来の姿である老人に戻ってしまい、最後まで従ったガッシュともどもヅノーベースの崩壊と運命を共にした。最終話終盤では老衰で目もまともに見えぬようになり、自らを称える声の幻聴とガッシュの優しい嘘に安堵していた。 ヅノーベースから出ることはなかったため、終盤までライブマンと対峙することはなく、レッドファルコンが大教授ビアスと直接対面するのは48話が最初であり、残りの4人は少年王ビアス、老人状態のビアスとしか対面したことはない。デザインは荻原直樹が担当。ビアスやケンプのデザインはヴィジュアル系バンドをイメージしている。 演じた中田譲治は、『ラビリンス/魔王の迷宮』で魔王ジャレスを演じた際のデヴィッド・ボウイと『魔界転生』で天草四郎時貞を演じた際の沢田研二のイメージを参考にしたと自身のTwitterで回想している。 少年王ビアス 第48話・最終話に登場。12人の千点頭脳により子供の姿に若返ったビアス。さらなる勉強を重ね、より進化した大教授ビアスに再びなることが目的で、大人の記憶を持ったまま若返り、さらなる天才になるかと思われたが、実際は物理的な肉体と脳の若返りで幼児退行をしたようである。 月形 剣史(つきがた けんじ) / ドクター・ケンプ 科学アカデミアで最も優秀な首位で成績を収めた学生にして、勇介の友人。1965年生まれ。 人類のさらなる発展に貢献することを夢見ていたが、異常なほどプライドとエリート意識が高く、元来自身の能力に自惚れやすい悪癖の持ち主で、次第に他人までも見下すようになり、ルイや豪とともにビアスの誘いに応じボルトに参加した。だがボルトに入った後も人類を発展させる夢は捨てておらず、ビアスの元で真の天才として地球を支配することで実現しようとしていた。 ライブマンとの戦いの中でもそういった傲慢な性格を露わにすることが多く、自分より能力が劣る人間を人間だとも思っていなかったが、自分の頭脳獣が敗退したり、作戦が失敗した時には「だっ、黙れ!」と狼狽するように、エリート特有の挫折した時の自身の誇りが砕かれるショックや、心の弱さを突かれた時の脆さもよく見られた。 ビアスから与えられた宿題を幹部の中で最も早く完成させたことを評価されることもあれば、度重なる失敗を叱責され、幹部内での評点を最下位にされるなどビアスからの評価の変動は激しいが、それは彼の競争心を煽るためのビアスの目論見だった。 自分の肉体を強化改造しており、戦闘の際には美獣ケンプに、後にパワーアップし恐獣ケンプに変身する。たびたび訪れる改心の機会も最終的には拒否し、最期には自らの頭脳を捧げるほどビアスに心酔しきっている。しかしギガブレインウェーブの一部となった後に、めぐみがビアスにかけた言葉がきっかけでついに「子供のころに戻ってやり直したい」との思いに目覚めてビアスに反逆し、彼を破滅に導いた。 武器は背中に持つブーメランのスプリットカッターと新合金ギガゾメタル製の剣。βZO(ベータズィーオー)マイナス型という100万人に1人といわれる特殊な血液型の持ち主であることが語られている。デザインは荻原直樹が担当。 美獣ケンプ 強さと美しさを兼ね備えたと自称するケンプの戦闘形態。体色は青で獣人のような姿をしている。ウィンクで放つショック波ビューティフルアイ・虹色の破壊光線ビューティフルレインボーが武器。 恐獣ケンプ 第37話より登場。ケンプが自らの体を恐獣変身計画によって強化した姿。美しさを捨てて強さのみを追求したケンプの新たな戦闘形態で、性格も凶暴化しより怪物然とした姿をしている。 武器は触手のケンプテンタクルと高熱火炎をまとって突撃するケンプデーモンフレア。ケンプテンタクルは人間の姿でも使用可能であり、ライブマンを罠にかける際に使用した。 千点頭脳となって自分の脳をビアスに捧げた後は頭脳獣・恐獣ヅノーと化した。デザインは荻原直樹が担当。デザイン画では左肩の角が大きすぎるため短く修正されたが、造型は修正前の大きさで作られた。 恐獣ヅノー 第48話に登場。千点頭脳となって自分の脳をビアスに捧げたケンプの肉体が変貌した頭脳獣。ケンプテンタクル同様の紫色に光る触手や口からの破壊光線を武器とする。 巨大化の際はビアスの指輪から放たれる光線を用いた。巨大化してライブマンを追い詰めるもスーパーライブロボに倒された。頭脳を取り出され頭脳獣と化したにもかかわらず、身体の方にもケンプの意識が残っていたようで、言葉も普通に発していた。デザインは荻原直樹が担当。 仙田 ルイ(せんだ ルイ) / ドクター・マゼンダ めぐみの友人でルームメイトだった女性。1965年生まれ。 剣史同様に人間であったころからプライドが高い上、自分より能力の劣る者たちを見下す傲慢な性格だったが、ボルトへの加入を決意してからは「愚かな人間のことなど考える必要は無い」と星博士の前で平然と言いきり、ボルトの一員になってからは自分以外の生命に対しては無関心、能力の劣る者たちを殺すことに何の躊躇もしないばかりか、歓喜の笑いを浮かべるなど、冷酷残忍に変貌していった。その一方、学生時代に自作した香水を今でも愛用していたり、自らを改造する際に「優しさと愛する心の遺伝子」を抽出・保管するなど、人間であったころの証を捨てきれない部分がある。 科学アカデミアでの成績は2位で、剣史と常にトップ争いをしていたため、ケンプをライバル視している。入学したてのころ、勇介からラブレターを受け取ったが、「学問の研鑽に恋愛は邪魔であり、トップで合格した自分とビリから2番目の勇介では釣り合うわけがない」と勇介を平然と罵り、彼の目の前でラブレターを捨てたことがある。 永遠の命と美しさを求めて身体を機械化しており、身体中に銃火器を組み込む自己改造を行いサイボーグと化している。人間の姿に変身する能力がある。 科学アカデミアに在籍していたころから香りの強い香水を好み、マゼンダとなってからも「マゼンダNo.5」などのオリジナルの香水を愛用し、第9話ではラブトワレで男性を誘惑させるなど、兵器として使うこともある。 武器は近接格闘武器のグラムロッド、右人差し指を改造した銃器フィンガーガン、右肘を折り曲げて出現させる銃器エルボーガン、掌から出現し指先のケーブルを接続する銃器パームガンなど。ケンプとは逆にビアスの成果に疑念を持ちつつも自らの研究を進め、後に身体のサイボーグ化を進めてマシン・マゼンダに強化改造し、最終的にはロボ・マゼンダになった。名前の由来は色の一種であるマゼンタから。 デザインは荻原直樹が担当。衣装は血塗られたウエディングドレスがコンセプト。 マシン・マゼンダ 第38話でサイボーグ化をさらに進め、全身の90%(頭部以外)を機械化した姿。 体の各所に、右手の五指が全てピストルになっている5連装の銃器ファイブフィンガーガン・右腕から射出する銛付きの鎖バトルチェーン・パームガンの強化版パームバズーカ・両肘から放つエルボーガンダブルヘッド・右膝に装備されているミサイルニーミサイル・背中に装備した大型ミサイルトッパーミサイルなど、改造前よりも殺傷能力の高い武器を多数搭載している。 しかし、同話で強力な火力の前に脅える(芝居をした)勇介を獲物として追い詰めたものの、勇介の計略に引っかかり、武器を無駄遣いしたところをつけ込まれて敗退してしまった。 ロボ・マゼンダ 第47話で頭部はおろか頭脳までも機械化し、その名の通りロボットと化した姿。だがその行為が12人目の千点頭脳としてマゼンダの脳を自分のものにしようと目論んでいたビアスの怒りを買ってしまい(そもそも脳を機械化したのもそういうビアスの真意を知ったためだった)、ビアスによって致命傷を負わされる。そして自らを看取った豪に対し人間に戻れた彼を羨み、自らの過ちを悔いながら豪に別れを告げる際、崖から足を滑らせて爆発四散するという最期を迎えた。その際、豪は「神様はマゼンダをお許しにはならなかったのですね…」と涙した。 尾村 豪(おむら ごう) / ドクター・オブラー 科学アカデミアの学生で、丈の親友だった。 かつては泳げないにもかかわらず溺れた犬を助ける心優しい青年だったが、貧弱な肉体にコンプレックスを持つようになり、応用したウイルス進化論による肉体強化を研究。その後ボルトに入り、研究を完成させ獣人のような姿になる。ケンプすら脱帽させた優れたバイオテクノロジーとその圧倒的なパワーでライブマンを苦しめる。 他の2人とは違い生まれついての天才ではなく、どちらかと言えば秀才であり、ケンプたちのようにビアスに選ばれたわけではなく、2人と同じ試験の出題を懇願しボルトに入ったという経緯を持つ。子供のころから母親の俊子に勉強を強要されており、「みんなと遊びたい」という気持ちを心の奥底に持っていた。分身とも言うべきベンキョウヅノーがそんな行動をとったことによって、彼の心底が明らかになった。 作戦の失敗と獣人化ウイルスの効力が薄れたことによってビアスから見捨てられ、汚名返上のためライブマンに最後の決戦を挑んだ際にケンプたちの罠にかかり頭脳獣オブラーヅノーの素材にされてしまうが、息子に道を誤らせていたことに気付き、それを悔いた俊子の説得と涙で重圧から解放され、「人間に戻りたい」という自身の願いによって元の人間の姿に戻る。しかし肉体も精神も消耗していたこともあり記憶を失った。そして母と共に勇介たちの前から去った。 それからしばらくして偶然から丈と再会。トウメイヅノーに襲われた際にある程度記憶を取り戻し、ボルトに入った罪を悔い改める意味で教会に通っていた。 そして完全に記憶が蘇り、その中にかつてボルトに入ったばかりのころに目の当たりにしたビアスの最大の秘密が含まれていたためにボルトに狙われながらも独自に調査を開始。その過程で過去にビアスに脳を取られた人間たちの存在を知り、マゼンダを説得したものの(既に全身を機械化していたこともあり)聞き入れられなかった。その後、アシュラとマゼンダの最期を見届けることとなる。獣人オブラー 第3話より登場。頭脳獣ウイルスヅノーの力を用いた人体実験によって自分で開発した獣人化ウイルスによる自己改造で、獣人化していく過程の中で人間と一線を画す容姿と能力を手に入れたドクター・オブラー。オブラーヅノーと異なり、胸の装甲にエンボスがある。 武器は火炎放射器にもなる巨大な斧。デザインは新貝田鉄也郎、装飾類は荻原直樹が担当。デザインでは、顔の下にある大きな口からスーツアクターの岡本美登の顔が覗くという想定であったが、造型では口のディテールが簡略化されている。 毒島 嵐(ぶすじま あらし) / ドクター・アシュラ 第11話から登場する、北国の生まれで暗黒街のトップになることを目指す暴力集団・ニューマフィアのボス。 学力に関して強いコンプレックスを持ち、単純な一桁の足し算も指を使ったとしても出来ない男だったが、頭脳獣を従えるほどのパワーと野性味にビアスが目を付けて直々に教育。生体改造し、智勇を併せ持って作られた天才にした。この際、ビアスは元々嵐には才能があったと語っていたが、後に生まれついてのケンプやマゼンダと競わせ千点頭脳に近づけるためのいわゆる当て馬として「作られた天才」だったことが明らかになる。 武器はブーメランのカットアッシャーと、頭に付けた輪からの光線。サイバー分身で自分の肉体からアシュラ組3人衆シュラーという分身を生み出し、彼らとのコンビネーションで攻撃する。 アシュラになっても優秀な科学アカデミアへの妬みや暗黒街のことを忘れておらず、テストヅノーやジンマーと共に強盗を働いたりした。 攻撃的な性格ではあるが、第18話では優しさと愛する心の遺伝子を自ら破壊し悲しむマゼンダに対し、丈から贈られたペンダントを届けている。 最後にはビアスに切り捨てられる形となり、頭脳獣ハッカーヅノーの力を使い一発逆転を狙ってあちこちのコンピュータをハックしまくった際に、ヅノーベースのメインコンピュータにアクセスしてビアスの目的を覗いてしまったため、ビアスに命を狙われる。その時は命は助かったものの元の毒島嵐に戻ってしまい、ビアスの手による知力も失われた。そして再会した豪に「俺たち妙な人生だったな・・・」とビアスに利用されていたことの後悔とも取れる別れを告げた後、バトルヅノーに苦戦するライブマンを救うと同時にボルトに落とし前をつけるべく、ダイナマイトを身体に巻いてバトルヅノーに特攻し、壮絶な自爆を遂げた。デザインは新貝田鉄也郎が担当。初登場時の衣装は漫画『北斗の拳』をイメージしている。演じる岡本美登は、東映プロデューサーの鈴木武幸から髪の毛を剃ることを要望され、剃るのは可能だが童顔に見えると応えたところ、長髪のキャラクターになったと証言している。 シュラー3人衆 第14話より登場。アシュラが最新の分身システム・サイバー分身で生み出した分身で、赤・青・紫のたてがみを生やした3体の戦士。 両腕に付いたカッターからの光線と、巧みな連携プレーを武器とする。 独立した知能を持たず、セリフは「シュラー」の掛け声とアシュラの言葉の語尾をオウム返しに言うのみ。 最終作戦でレッドファルコンに追い詰められたアシュラをかばい、ファルコンブレイクを受けて全滅した。 ギルド星人ギルドス 第19話より登場。大教授ビアスの名を聞き、弟子入りするためにやって来たギルド星の天才。クールな性格で不滅の生命力を持つ。ブッチーと行動をともにすることが多い。友情については「宇宙人には理解できない感情」とブッチーと共に語っていたが、自分とブッチーの中間成績が下位だった時は「俺たちは活躍の機会が少なかっただけ」と励まし合い、彼の死にブッチーが嘆くなど強い信頼関係を築いていた。当初はヘルメットや十字架剣を装備。 ビアスを尊敬していたが、やがて「所詮は地球人」とビアスを見下すようになり、遂には第43話で自分の優秀さを示すために自らの不滅の生命エネルギーで倒されても何度でも蘇る頭脳獣ギルードヅノーを開発しライブマンを倒そうと目論むが、その過程で本人も想像だにしなかった正体を露呈してしまう。 その正体はブッチーともどもビアスが弟子たちの競争心を煽るべく作り上げたロボットであり、本人たちもその事実は知らなかった。最後には何度もギルードヅノーを蘇らせているうちにオーバーロードを起こしてメカの正体を露呈し、自身に何が起きたのかもわからないまま爆発し最期を遂げた。デザインは荻原直樹が担当。正体がロボットであるという設定は後付であり、デザイン段階では考慮されていない。 チブチ星人ブッチー 第22話より登場。ビアスの名を聞き、弟子入りするためにギターラヅノーを引き連れやって来たチブチ星の天才。語尾にはよく「だす」が付く。同じ宇宙人であるギルドスと行動を共にすることが多い。得意技は目玉を飛ばして攻撃する目ん玉リボルバー。 陽気な性格で、歌と踊りが大好き。光GENJIの『パラダイス銀河』の替え歌を披露、EDではローラースケートの腕前も見せている。戦闘時はローラースケートとグローブを装備しライブマンと戦う。 彼にもギルドス同様の思いがけない秘密が隠されていた。最後にはギルドスの死がきっかけで自らの秘密-ケンプらの競争相手としてだけ作り出された存在ということを知って自暴自棄に陥り、自分が作った頭脳獣ボーソーヅノーを率いて無差別破壊を始める。そしてその心中の悲しみを察しためぐみの優しい言葉に心を開くが、その直後ビアスに自爆スイッチを作動させられ、めぐみに手を振りながら別れを告げ、爆発した。デザインは荻原直樹が担当。 ガードノイド・ガッシュ 第2話より登場。大教授ビアスがボディーガードとして製作したアンドロイド。ガッシュガンを武器とし、ビアスの身辺警護を使命とする。第47話から第49話では長剣も用いた。ビアスへの忠誠心は不動であり、他の幹部たちが次々と脱落あるいは離反する中でもビアスを最後まで守り続け、最終話では崩壊するヅノーベースの中でビアスを看取った。崩落するヅノーベースの中、機材の爆発を「地球征服をお祝いする花火」と曲解し死に行くビアスを安心させ、「ビバ!ビアス!」と称えながら運命を共にした。 目から放射するカオスファントムエネルギーで頭脳獣を誕生させ、所持している大型エネルギー砲・ギガファントムで頭脳獣を再生・巨大化させる。また、ケンプたちですら遠く及ばぬほど非常に高い戦闘力や巨大ダンプカーを押し返すほどのパワーを誇り、単独でライブマンや他のボルトの幹部と互角以上に渡り合う。 その右目はビデオアイともなっており、ヅノーベースの爆発によって頭だけになって飛ばされ、ボルトの記録をライブマンに見せた後、地割れに呑み込まれた。デザインは新貝田鉄也郎が担当。 頭脳獣 第2話より登場。ボルトの幹部たちがそれぞれの作戦コンセプトに基づいて設計し、人工的に作られた頭脳核にカオスファントムエネルギーを照射し、カオスが作られる状況にある原子などと融合することによって新しい生命が創造・扶養される生体兵器。通常は一度撃破されても、ガッシュのギガファントムにより再生・巨大化する。 一部には最初から巨大な姿で出現したものや、ビアスの指輪など、ギガファントム以外の手段で巨大化したものもいる。 ジンマー ボルトの戦闘用ロボット兵。移動の時は両手を広げた状態で移動する。武器は鞭にもなるスティック。頭部はスピーカーを装着できる他、ビームによる攻撃も可能。白い仮面の下には不気味な機械が蠢く。初期では頭や手が切断されてもその切断部位が活動を続けて標的を攻撃する力を持ち、まだ戦いに慣れていなかったライブマンを苦戦させた。デザインはいちごはうすが担当。 ダミーマン 第4話より登場。ジンマーが人間に擬態した姿。マゼンダの作戦で人間社会に潜伏して行動する。攻撃を受けるなどの強い衝撃を受けると擬態が解け、外見がジンマーに戻ってしまう。
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