各曲解説
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天国へようこそ For The Disc(Where's Heaven For The Disc)配信限定シングルのアルバムバージョン。歌詞はオリジナルとは異なる日本語詞で、BPM・アレンジ・曲構成等も変更されている。 この曲ではドラムではなく木製の箱を打楽器として使用している。刄田が箱を左足で蹴ってツー・バスを右足で踏んで演奏し、椎名と伊澤が木の板を相撲の四股のように踏んで音を出している。 絶対値対相対値(Relative vs. Absolute)6月13日より着うた・着うたフルが先行配信された。 伊澤が書いてきた曲に自分に寄せてきた曲だと感じた椎名が手を加えて完成した曲で、ギターソロのために空けておいた小節に歌を加えるなどしている。 歌詞は椎名が初期の作品である「丸ノ内サディスティック」や「積木遊び」のように手癖やでたらめな瞬発力で書き上げた。 新しい文明開化(Brand New Civilization)東京メトロCMソング。5月20日より着うた、6月1日より着うたフルが先行配信された。 本作のリード曲であり、ミュージック・ビデオが制作され、本アルバムのTVCMにも使用された。 一旦は「ポップスとして違う気がする」として伊澤が引っ込めようとしていた曲を椎名が引き取り、楽器へのアプローチはそのまま残してボーカルの面から変えて完成させた曲。 電気のない都市(City Without Electricity)6月13日より着うた・着うたフルが先行配信された。 タイトルは「でんきのないまち」と読む。 いつも通りに手を振って別れた家族や友人にもう会えないかもしれないと考えるなど、椎名がそれまでになかったほど強く死を意識した曲。曲自体は東日本大震災前からあったが、椎名が曲のイメージをつかめず手つかずだった。しかし震災後の計画停電が行われた日、さいたま新都心付近の灯りがすべて消えてしまった光景を見たときにイントロのピアノが聴こえてきて、これは逃さず形にしなければと思って歌詞を書き上げて完成させた。 海底に巣くう男(Regardez Moi)アルバム収録の7、8年前に書かれていた曲で、椎名が気に入って以前からやりたいと言っていた。 禁じられた遊び(Jeux Interdits)6月13日より着うた・着うたフルが先行配信された。 「新しい文明開化」同様、レコーディング当日まで伊澤が悩んでいた曲に、歌入れ中だった椎名が歌詞と同時に大サビのメロディラインを作って完成させた曲。 のちに椎名が自身のソロライブでも幾度か披露した。 ドーパミント! BPM103(Dopa-Mint! BPM103)配信限定シングル「ドーパミント!」のアルバムバージョン。 歌詞中の「BPM119」と「BPM238」が、それぞれ「BPM103」と「BPM206」に変更されている。 伊澤のデモからキャバレー的な明るいエロティシズムを連想した椎名が手こずりながら歌詞を書いた曲。 恐るべき大人達(Les Adultes Terribles)初めて椎名が亀田の作品に参加した曲。AOR的なアレンジは亀田の作った形のままで、椎名が歌メロを変えたり元のAメロをギターリフに変更したりして完成させた。 21世紀宇宙の子(Child Of The 21st Century Universe)6月13日より着うた・着うたフルが先行配信された。 ストックのなかから、マスタリング直前に急遽収録が決まった楽曲。 本来は震災後のチャリティ曲として想定されていたが椎名がどうしても歌詞を書くことができずに外されていた。 亀田が持ち込んだデモに伊澤がBメロを補完して完成した曲。当初は亀田のみの作曲で、亀田が引っ込めようとしていたものを伊澤が引き取り、Bメロとリフを加えて完成させた。それにともない、仮タイトルも亀田の付けた「16 -シックスティーン-」から「16 -ブレンド-」へと伊澤が変更した。 かつては男と女 (Un Homme Et Une Femme)本作のための書き下ろし曲。 空が鳴っている(Reverberation)7枚目の両A面シングル1曲目。 江崎グリコ「ウォータリングキスミント」CMソング。 風に肖って行け(Go With The Wind) 女の子は誰でも(Fly Me To Heaven)7枚目の両A面シングル2曲目。 資生堂「マキアージュ」CMソング。 本作収録曲では唯一服部隆之による編曲で、メンバー以外の演奏者も参加している。 天国へようこそ For The Tube(Where's Heaven For The Tube)ボーナス・トラックとして収録された配信限定シングル。表記は変更されているがオリジナルバージョンが収録されている。 テレビ朝日系ドラマ『熱海の捜査官』主題歌。
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各曲解説
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「加爾基 精液 栗ノ花」の記事における「各曲解説」の解説
壱、宗教(伍分捌秒) 椎名が一人の日本人として感じた宗教のイメージを表現した曲。本人の演奏する琴の音色から始まり、Aメロからサビ付近のバンドによるハードな演奏、サビはオーケストラの演奏になっている。なお、バンドパートは椎名、オーケストラパートは森俊之が編曲している。 この曲は2000年に行った全国ツアー「下剋上エクスタシー」のリハーサル中にできた。当時のサポートメンバー皆川真人所有のシンセサイザーに内蔵されていたストリングスの音色がきれいだったことから作られた。歌詞中の「振り向くべからず」と「色彩」は「カラーズ」、「覚悟を極めろ」と「芳醇」は「メロウ」という言葉遊びがコーラスで繋がっている。 本作収録曲では唯一椎名によって歌われたことが無いが、「椎名林檎 (生)林檎博'08 〜10周年記念祭〜」にてインストとして披露された。 貳、ドツペルゲンガー(參分肆拾陸秒) プログラミングが多用されている曲で、過去に発表された曲をサンプリングして収録したメロトロンで演奏されている。なおサンプリングされた楽曲は以下の通り。すべりだい 歌舞伎町の女王 リモートコントローラー 本能 アイデンティティ 喪@ CェNコ瑠ヲュWァ なお逆再生でサンプリングされた楽曲は以下の通り。 積木遊び 本能 歌舞伎町の女王 參、迷彩(參分肆拾肆秒) 先行シングル「茎 (STEM) 〜大名遊ビ編〜」にカップリング曲として収録されている「迷彩〜戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱〜」のアレンジの異なるアルバム・バージョン。 アレンジはジャズとロカビリーが混在したようなものになっている。なおこの曲と「意識」のギターを弾いているのは後の東京事変の2代目ギタリストの浮雲。 プロモーションビデオにはミュージシャンの浮雲、斎藤ネコ、渡辺等、アヒト・イナザワ、イベンターの佃篤英、女優の故横町慶子、EMIのディレクター山口一樹が出演している。 2007年2月21日発売の斎藤ネコとの共同作品である4枚目のアルバム『平成風俗』にも斎藤ネコのアレンジにより収録されている。 2019年11月13日発売のベストアルバム『ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜』にも収録されている。 肆、おだいじに(參分壱秒) 椎名のピアノと井上雨迩のギターによる曲。製作時には最初、ドラムスとベースなどが入っていたが、椎名曰く「おかしいアレンジ」になってしまったのでピアノとギターでの編成に変更。 伍、やつつけ仕事(伍分捌秒) 2000年のツアー「下剋上エクスタシー」で初披露され、3枚組シングル集「絶頂集」に収録された「やっつけ仕事」のアルバムバージョン。タイトルは「やっつけ仕事」から「やつつけ仕事」と変更された。 この曲の編曲は森俊之が担当しており、椎名曰く映画「ラヂオの時間」風とのこと。冒頭の外国人アナウンサーの取材風のやり取りの音声部分は、ライブ音源で製作した「やっつけ仕事」のミュージック・ビデオ(ミュージック・ビデオ集「性的ヒーリング〜其ノ参〜」収録)の冒頭部分である。また同じく冒頭部分で流れる掃除機の吸引音は兄である椎名純平プレゼントの東芝製の掃除機による音。 「宗教」同様、このバージョンが椎名により披露されたことは無いが、「椎名林檎 (生)林檎博'08 〜10周年記念祭〜」ではインストとして披露された。 この曲はケラリーノ・サンドロヴィッチ率いるバンド「ケラ&ザ・シンセサイザーズ」のカバーアルバム『隣の女』でカバーされている。 陸、茎(參分伍拾秒) 先行シングル「茎(STEM)〜大名遊ビ編〜」の表題曲のアレンジ違いで歌詞が日本語のアルバムバージョン。本作の中心となる曲として、アルバムでも真ん中に据えられている。またアナログ盤には歌詞が英語の「茎(ステム)」を収録(茎 (STEM)参照)。 この曲は当初「性」というタイトルで製作されており、2000年のころにはすでに完成していた。2001年のアメリカ同時多発テロ事件で一時期精神的に不安に陥り、そのときの心情などを交えた現在の歌詞に書き変えて収録された。なおタイトルの意味は「陰茎」であるが性的な意味ではなく、種族存続などのことを意味する。 漆、とりこし苦労(貳分參拾陸秒) 「やつつけ仕事」との対の曲で、タイトルは「-ぐろう」と読む。この曲は民族楽器がふんだんに使用されていたが、編集作業で必要のない音をだいぶ削ったとのこと。この曲にも浮雲が「口リヅム」というボイスパーカッションで参加している。 捌、おこのみで(伍分肆拾伍秒) 「おだいじに」との対の曲。この曲では椎名の曲では珍しく電子ドラムが使用されている。またピアノにも工夫し、「プリペアド・ピアノ」を使用している。アウトロが次の曲「意識」のイントロと繋がっている。また間奏の車内放送と思しきアナウンスは太田有美によるもの。 オリジナル・ラヴが「“踊る太陽”ツアー」(2003年6月29日 - 7月21日)にてカバーした。 玖、意識(貳分肆拾伍秒) 「迷彩」との対の曲で先行シングル「茎(STEM)〜大名遊ビ編〜」収録の「意識〜戦後最大級ノ暴風圏内歌唱〜」のアレンジの異なるアルバムバージョン。 この曲のアレンジに関して、椎名は井上雨迩と相当議論をしたとのこと。椎名は「エレキギターを入れたアレンジにしたい」と提言したが、井上雨迩が「ギターを入れると今までの「椎名林檎」のアレンジと一緒だからピアノ1本の演奏にしよう」と反対したという。最終的には椎名の要望通りギターが入ったアレンジとなった。 2007年2月21日発売の斎藤ネコとの共同作品である4枚目のアルバム『平成風俗』にも斎藤ネコのアレンジにより収録されている。 拾、ポルターガイスト(參分肆拾壱秒) 「ドツペルゲンガー」との対の曲。1番はキーボードの演奏で2番からオーケストラによる演奏。会議中にスタッフとの雑談であるスタッフが「ワルツ聴くとついCDを買いたくなる」と発言したことから、全体的にワルツ調のアレンジが施されている。イントロの電車と踏切の音は小田急線のものであり、歌詞も「小田急線の途中というストーリー」であることが当時のインタビューで語られている。また、踏切の音の収録の行きと帰りで、「ドツペルゲンガー」で用いられているバスの音も録られたという。 この曲も「平成風俗」にて斎藤ネコのアレンジにより収録され、そちらは全編ストリングスによる演奏となっている。 拾壱、葬列(伍分拾貳秒) この曲は椎名が16歳のときにはできあがっており、1作目のアルバム「無罪モラトリアム」に収録しようか迷った際にプロデューサーの亀田誠治に相談したところ、「迷うならいい機会まで取っておきなさい」と助言され、本作まで取っておいたという。なお歌詞に関しては深い意味はないとのこと。 長らくソロのライブでは披露されなかったが、2006年に行われた東京事変のコンサート「東京事変 DOMESTIC! Virgin LINE」で演奏された後、2014年には「(生)林檎博'14 ―年女の逆襲―」でソロでもライブ初披露となった。 拾貳、映日紅の花(肆分參拾貳秒) 本作のアナログ盤にボーナス・トラック「伍周年大感謝メモリヤル単曲」として収録された楽曲。「迷彩」「とりこし苦労」「意識」の制作にも参加している浮雲が椎名のために書き下ろした曲。これまでにも、椎名の作品において共作曲は発表されたことはあったが、椎名以外の人物が単独で作曲をした楽曲が発表されたのは2003年時点では本楽曲のみだった。
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各曲解説
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「娯楽 (バラエティ)」の記事における「各曲解説」の解説
ランプ(Ramp)サビでシャッフルリズムに変わる構成である。歌詞は、ここから先に進んで行くバンドのことを歌っている。 曲に関しては、明るいが童謡のようなものではない能天気な曲を意識している。 ミラーボール(Mirror-ball)浮雲が元々ペトロールズとして発表していた楽曲で、厳密にはカバーとなる。「COUNTDOWN JAPAN 06/07」で披露することになったため、ドラムはファンキーなアレンジになっている。 2006年に開催されたライブツアー「東京事変 “DOMESTIC!” Just can't help it.」で既に新曲として披露されていた楽曲で、今回が初のCD化となる。なおツアーのライブ映像集『Just can't help it.』には本作よりもキーを下げたバージョンが収録されているが、これはツアー中に椎名が喉の調子を悪くし、途中でキーを下げたためである。また本作ではその際に披露されていたバージョンにあった2番サビ後の間奏が省略され、歌詞表記も一部異なっている。 歌詞はクレイジーな女子についての歌。 コーラスの高音パートを浮雲が、低音パートを伊澤が担当している。 金魚の箱(Box of goldfish)映画『魍魎の匣』(原田眞人監督・2007年12月22日公開)エンディングテーマ。 歌詞については、伊澤が椎名が歌うことを考えて言葉を組み立て、その上で本人もわからなくなるくらい色々な伏線を張っている。 元々の仮タイトルは「80's」でそれっぽい曲を意識している。椎名が不在だったので、歌なしの状態で先に楽器隊だけでレコーディングした。 椎名は「前作のアレンジに近いし、自分のソロにも近い世界だ」と語っている。 私生活(Backstage)伊澤曰く「(アルバムを1曲目から聴いていると)ずっと走って来てパーキングにたどり着いたようなホッとできる曲」、浮雲曰く「シンプルに響く良品」。 歌詞は前作収録の「透明人間」の続編的な内容だが、椎名は一番悩んだという。ひねくれた他のメンバーの曲と違って亀田の曲がまっすぐなためかえって曲への対応が難しく、何パターンも書いて歌入れもギリギリまで待ってもらった。歌詞の視点は男女どちらでもなく、“社会に出ている自分が振り返る私生活”ということを考えて書いている。 OSCA(O.S.C.A.)4枚目のシングル表題曲。 「私生活」からふたたび元の歌詞世界に戻る曲で、椎名曰く「亀田さんの曲の後に来ると、私はかえって安心するかな」。 黒猫道(My way)伊澤が2006年の夏に作った曲。自分のバンドで歌おうと思ったがしっくり来ず、お蔵入りになっていたものを椎名なら歌えるのではと提出してきた。意図的に速い曲を作ろうと思って書いたもので、プレイで曲を引っ張っていくイメージ。 伊澤がつけた元の歌詞は非常にシリアスな内容だったが、椎名は「曲はすごく楽しい曲なので自分の子供が口ずさんでくれたらいいな」と思って別の歌詞をつけた。 コーラスの高音パートを浮雲が、低音パートを伊澤が担当している。 復讐(Vengeance)浮雲曰く「この曲は日本人がやらないロック」。 椎名が歌詞のアイデアをメンバーに聞いたところ“お母さんみたいな感じ”という答えが返ってきてすごく困ったが、自分の中の“お母さん”像をイメージしながら書いた。 本作で唯一鍵盤パートがない楽曲で、伊澤はギターを担当している(右チャンネルが伊澤、左が浮雲)。冒頭のエフェクトがかかったギターは伊澤が演奏している。 某都民 (The citizens)浮雲と伊澤がコーラスではなく、椎名とともにボーカルを担当した楽曲。語手:浮雲、男唄:伊澤、女唄:椎名という役割分担がなされている。 仮タイトルは「トリプル・ボーカル」。浮雲が「東京事変にはボーカリストが3人いるので、1曲の中でボーカリストが変わっていくのは面白いんじゃないか」と思って3人でリード・ボーカルをとることを前提に作った。 曲の最後では前作収録の「歌舞伎」のワンフレーズが引用されている。 SSAW(ss/aw)椎名と伊澤のデュエット。タイトルはそれぞれ英語で四季を表す“Spring・Summer・Autumn・Winter”の頭文字だが、春夏秋冬とはつけたくなかったのでこうなった。 すでにアルバムのレコーディング・リハーサルが始まっていた中でできた曲。もともとはデュエット曲ではなかったが、椎名に曲を紹介するために伊澤が歌っていたところ椎名の提案で二人で歌うことになった。 歌詞に関しては、男女が向き合って歌うような内容ではなく、老若男女がいるという情景で、その老若男女が毎年楽しみにしている何かがある風景を書いている。 月極姫(Princesse mensuelle)タイトルは「つきぎめひめ」と読む。 東京事変のために作ったものではなかったが、浮雲には珍しく女の子っぽいイメージの曲だったので、歌詞はもともと椎名に書いてもらいたいと思っていた。性別に関係ない歌詞の多い今作の中では例外的に女性らしい内容になっている。 曲後半にあるクラビネットのソロは、「ドアーズの「ハートに火をつけて」のイントロを完全に真似た」と伊澤が「キーボード・マガジン」で明かしている。 浮雲はコーラスをフランス語で歌っている。コーラス・パートについては、作っている時に浮雲の頭の中ではハモリが鳴っていたので、そういうアレンジにしている。 酒と下戸(Sake & nondrinker)伊澤が感性に任せて4、5分で作った曲で、椎名曰く「構成のなされ方が美しく非常にバロック的な曲」。 もともと伊澤の男の子目線の歌詞があって本人が歌っていたが、椎名が伊澤の世界観を引き継いで新しい歌詞を付けた。 キラーチューン(Killer-tune)5枚目のシングル表題曲。仮タイトルは「スウィング」で、歌詞と正式タイトルは椎名が付けた。 伊澤が東京事変用に書き下ろした曲で、メンバー全員で楽しくアレンジしたこともあってバンドの明るい部分が出ている楽曲。 メトロ(Metro)最初にレコーディングされた。 浮雲曰く「するっとできた曲」で、間奏を付け足した程度でメンバーもアレンジ等で全くこねくり回していない。歌詞も浮雲には珍しくストレートな内容。
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各曲解説
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正しい街18歳のときに制作された曲。デビュー直前、福岡で交際していた当時の恋人へ上京するための別れを告げた際のやりとりと心情を綴った曲。歌詞にも福岡にある「百道浜」、「室見川」が登場する。椎名はこの曲を必ずアルバムの1曲目に収録すると決めていたという。 このアルバムの幕開けとなるイントロのドラムは、椎名がデモでMTRへ打ち込んだドラムの通りにスタジオ・ミュージシャンの河村智康に叩いてもらっている。デビュー10周年記念ライブではその再現にこだわり、再び河村に叩いてもらった。 歌舞伎町の女王2枚目のシングル表題曲。サントリー 「ザ・カクテルバー ミモザ クラッカー篇」CMソング。 18歳のときに制作された曲。上京後、渋谷のレコードショップでアルバイトしていたころにSMクラブのスカウトマンにしつこく話を持ちかけられたことから着想を得て書かれた東京都新宿区歌舞伎町を舞台にした楽曲である。 この曲のドラムは椎名本人が演奏している。 丸の内サディスティック2枚目のシングル『歌舞伎町の女王』収録のカップリング曲「実録 -新宿にて- 丸の内サディスティック〜歌舞伎町の女王」で、一部ではあるが既に発表されていた楽曲。なお「丸ノ内サディスティック」と表記されることもある。「丸の内」とは、当時の営団地下鉄(現在の東京メトロ)丸ノ内線のことであり、主要駅が歌詞に登場する。 この楽曲はデビュー前、椎名がイギリスにホームステイしていた際にミュージックシーケンサーの打ち込みで作られたもので、仮歌詞の段階ではすべて英語であったが、発表するにあたって語感のいい日本語に変えている。歌詞には椎名が尊敬する浅井健一の愛称「ベンジー」が登場するほか、彼の所属していたバンド・BLANKEY JET CITYの楽曲「ピンクの若いブタ」より「ピザ屋の彼女(=ピザ屋の女性店員)」という詞を引用しているとのこと。 2009年発表の4作目のアルバム『三文ゴシップ』には、歌詞の大部分を英語に改めた別アレンジの「丸の内サディスティック(EXPO Ver.)」が収録されている。 ソロ名義のコンサートでの定番曲。またのちに結成したバンド東京事変のコンサートでも頻繁に披露されていたため、そのライブベストアルバム『東京コレクション』にも収録されている。 幸福論(悦楽編)サントリー「ザ・カクテルバー シェーカー篇」CMソング。 デビューシングル表題曲「幸福論」のアルバムバージョン。シングルバージョンとは大きくアレンジが異なり、ヴォコーダーを利用した独特のアレンジとなっている。コンサートでもこのバージョンを披露することが多く、その際は拡声器を使用して歌唱している。なお、シングルバージョンは長らくアルバム作品としてまとめられていなかったが、デビュー10周年企画の第3弾として2008年11月25日に発売された『MoRA』の『無罪モラトリアム』にボーナス・トラックとして収録された。 茜さす 帰路照らされど・・・サントリー「ザ・カクテルバー オレンジ絞り篇」CMソング。 16歳のころに制作された曲。歌詞に登場する「アイルランドの少女」とは、アイルランドのロックバンド、クランベリーズのドロレス・オリオーダンのこと。 シドと白昼夢19歳になる前に制作された曲。 本作ではプログラミングとバンドサウンドによるアレンジとなっている。また、本作の他に2001年に発売された7枚目のシングル『真夜中は純潔』のカップリング曲として、服部隆之編曲によるアレンジで収録されている。 積木遊び椎名曰く「箸休め的なお遊び曲」。この曲で使用されている椎名の演奏による「なんちゃって御琴」とはシンセサイザーで琴の音色を使用したもの(ちなみに椎名は3枚目のアルバムでは本物の琴を弾いている)。ミュージック・ビデオも制作され、『性的ヒーリング〜其ノ壱〜』におまけ映像として収録されている。また、この曲には決められた振り付けがあり、椎名本人がミュージック・ビデオやコンサートでも披露している。この振り付けは、本作のバンドスコアに掲載されている。 ここでキスして。3枚目のシングル表題曲。読売テレビ・日本テレビ系『ダウンタウンDX』エンディングテーマ。当時自身最高の30万枚以上を売り上げた。またこの曲でテレビ朝日系ミュージックステーションに初登場を果たした。 後に堂本剛など様々なミュージシャンがカバーし、椎名の代表曲ともいえる楽曲となった。 同じ夜アコースティック・ギターとヴァイオリンというシンプルな編成の曲。 3枚組シングル集『絶頂集』には、この曲のライブ音源が「Jェチ~ッじo™ウ」として収録されている。 警告サントリー「ザ・カクテルバー スパークリングキャンペーン篇」CMソング。 昔交際していた彼氏への不満を綴った曲。シングルが売れて椎名の知名度が上がったとき、その当時の彼氏が電話してきて何を思ったか「俺が悪かった」と今更ながら謝ってきたので憤慨したと、そのことから製作に至っている。 モルヒネ19歳のときに制作された曲。
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各曲解説
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「パッション (アルバム)」の記事における「各曲解説」の解説
収録曲はほぼインストゥルメンタル。曲のいくつかは各地の伝統的な曲を大胆にアレンジしたものである。冒頭の「The Feeling Begins」は映画でもオープニングで用いられ、世界最古のキリスト教国であるアルメニアの曲「The Wind Subside」がこの地域における伝統的木管楽器のドゥドゥクで演奏され、シンセサイザーによるドラムなどがそれに重ねられている。「Lazarus Raised」でもドゥドゥクによるクルドの伝統的な曲の演奏が冒頭に使われ、「Before Night Falls」では同じくクルドの民謡が尺八に似たナーイの音色で聞かれる。 「Zaar」はエジプトのミュージシャンによる悪霊を追い払うための伝統音楽をもととしており、ベスト・アルバム『シェイキング・ザ・トゥリー』にも再録された。一方、「Sandstorm」では後半に現地録音のモロッコのパーカッションと唄い声が使われている。 「A Different Drum」では、西アフリカのドラムの響きにセネガルのユッスー・ンドゥールとガブリエルの対照的な声が重ねられ、「Passion」では、さらにパキスタンのヌスラット・ファテ・アリ・ハーンの声が聴かれる。 ほぼ全編にわたりインドの L. シャンカール (L. Shankar) による独特のダブル・ヴァイオリンの演奏が取り入れられ、特に「Open」はシャンカールとガブリエルによる即興演奏をもととしている。また、「Stigmata」はイランのマームッド・タブリジーザデーによるkementché (レベックに似た弦楽器)とガブリエルによる即興に基づいている。
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