役割分担
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:52 UTC 版)
舁き山より前を走り沿道の人々に舁き山が通ることを知らせる者は“前さばき”と呼ばれる。舁き山の安全な運行のため進路を空けさせるのが目的で、走りながら「前きれ」と掛け声をかける。 続く舁き手の集団は“前走り”あるいは“先走り”と呼ばれる。主に幼く身長が舁き棒に届かない少年たちや、その世話役である老齢の年長者で構成され、山笠の番号や流れ名が書かれた“招き板”と“招き旗”を持って走る。招き板は専ら少年たちが持ち、招き旗は年長者が持つのが習わしである。 舁き山の人形を飾る台に上がって舁き手の指揮を執る“台上がり”は表(前側)に3名、見送り(後ろ側)に3名の計6名である。台上がりは名誉とされると同時に流れ全体の責任を負う。表中央に上がる者を“表棒さばき”、見送り中央に上がる者を“見送り棒さばき”と呼び、流れ全体の中心人物として働くこととなる。 舁き山には6本の舁き棒が取り付けられるが、前後の端に6名ずつの計12名の“棒鼻”、台の前後に6名ずつ計12名の“台下”、台の両脇に2名または4名の“胡瓜舁(きゅうりがき)”、計26名または28名の舁き手が配置される。彼らとは別に、舁き棒を後端から押し舁き山を推進させる“後押し”がいる。後押しに人数の規定はなく、後押しの背後に更なる後押しが幾重にも付いて舁き山を押す。 舁き山の周囲には常に舁き手の交代要員が並走し、台上がりの指示に従い舁き山の勢いを削ぐことなく舁き手を随時交代する。外側より内側の舁き手ほど交代が難しく熟練を要する。舁き手は素早い交代と転倒時の支えのため、舁き棒を直接持つのではなく、自分専用の“舁き縄”を舁き棒に掛けて肩に固定する。 また舁き棒の両端の前後左右の四隅に取り付けた“鼻縄”と呼ばれる縄を持つ4名の舁き手を“鼻取り”と呼ぶ。鼻取りは舁き山の進行方向を決定・調整する舵取り役である。 舁き山の後には“後走り”と呼ばれる舁き手の集団が続くが、その中に水桶を担ぐ“水担い(みずいない)”がいる。この水は台上がりが飲むためのもの。 沿道のあちこちに水が用意されており、柄杓や桶を用いて、舁き山が通り過ぎる直前に舁き山や舁き手の前方から掛けられる。この水は“勢い水(きおいみず)”と呼ばれ、舁き山や舁き手を清める意味と共に、舁き手の冷却や乾燥による舁き山の崩壊を防ぐなどの役割がある。勢い水を掛けるのは主に、先走りの中の“水係”や沿道の住民である。
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役割分担
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 13:57 UTC 版)
三人全員が宝塚退団後もずっと第一線で活躍する現役女優であることから、歌・芝居は三者三様に芸達者であり客席の反応を敏感に捉えながらステージを自在に転がすことができる。男役2人、女役1人という構成であることから、各人のソロ歌はもちろん、男役同士の掛け合いや男女の掛け合いから昭和宝塚歌劇のゴールデン・トライアングル(女を取り合う男2人…など)まで、幅広い演目を歌い演じることができる。 笑いに関しては、最上級生である未央がボケを担当し、下級生の二人が半ば呆れながらツッコミを入れるスタイルが基本である。しかし、下級生のどちらかがボケ(故意でないボケも含む)て、未央がツッコみ、残る下級生がなだめることも多い。変幻自在の「妖怪」らしいスタイルである。
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