舁き手とは? わかりやすく解説

舁き手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:52 UTC 版)

博多祇園山笠」の記事における「舁き手」の解説

少年時子供組属し中学生になれば若者組若手組称する町内多数ある)に属する。若者のうち赤手となったものが山笠役員となる。赤手拭も更に歳を重ね取締となる。 山笠参加する舁き手たちのスタイル法被締め込みという姿で貫かれ足元地下足袋脚絆である。江戸時代までは締め込み一丁であった1898年明治31年)に裸体同然スタイル問題だとして県議会山笠廃止する案が出されたとき、博多反対派玄洋社進藤喜平太から紹介され古島一雄助力法被着用することで山笠廃止撤回させそれ以来現在まで法被締め込みスタイル続いている。締め込み材質大人薄め帆布(79A、119号程度)やモスリン子供フランネル重ねた洋服地(シーチング等)、色は千代東・西大黒流では白、生成以外は禁止だが中洲恵比須土居流では黒・紺が多く子供用は白が多いが黒や赤が使われる場合がある。締め込み以外の褌(六尺越中、等)の着用認められていない。さらしの腹巻きをする場合があるが、必ず締め込みとは別々になる法被白地に流(千代、東、中洲)や町(大黒恵比須土居、西)の名を意匠化したデザインであり、町内によっては当番法被似た久留米絣法被もある。 山笠を舁いていな平時には当番法被(長法被久留米絣)を着用する。この時は締め込みではなく膝下までのステテコ姿となる。この当番法被ステテコ姿は6月1日から山笠終了まで背広同等正装とされ、結婚式など公式の場でもドレスコードとして着用許されている。当番法被模様は各居住地域ごとに規定されている。当番法被ステテコ姿の時は清潔を保ちだらしない姿を戒められるものとされている。山舁き姿の時当番法被着用するときは、法被の上当番法被羽織ることになる。 この他、舁き手は階級を表す手拭てのごい)、役割を表す襷(ねじねじ)を装着、舁き縄を携帯使わない時は締め込み挟んでおく)、台上がりは指揮棒てっぽう)を持つ。鍵、財布携帯電話、等は必要に応じて信玄袋入れておく。言わば当番法被=タキシード法被=ユニフォームてのごい=階級章、ねじねじ=腕章てっぽう=指揮棒該当する。これらの衣服物品は流、又は町内毎に決められており流、又は町内ロゴ入った当番法被法被てのごい厳重に管理されており一般に市販されることは有り得ずインターネットオークション等外部の者に譲渡することは認められていない一般の人には「博多」のロゴ、又は木瓜紋入った当番法被法被、ねじねじ、てっぽうロゴ以外は上記と全く同じ)が土産物として販売されている他、締め込み、舁き縄、等は舁き手と同じものが一般に発売されている。但し、成人はこれらを着用して祭りへの参加出来ない。 長法被 法被締め込み

※この「舁き手」の解説は、「博多祇園山笠」の解説の一部です。
「舁き手」を含む「博多祇園山笠」の記事については、「博多祇園山笠」の概要を参照ください。

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