日本の原子爆弾開発 海外の主張

日本の原子爆弾開発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/27 15:05 UTC 版)

海外の主張

中国政府の公式ウエブサイトによると、中国は、日本は1939年から1940年の間に日本で核兵器を製造したと主張している。また、ロシア政府系通信社スプートニクは、日本が1945年8月12日に北朝鮮咸興沖で核弾頭のサンプルを爆破させたと主張している。北朝鮮の労働新聞も、日本が咸興興南沖水域で核爆発実験を実施したことについて触れている。

中国政府

中華人民共和国国土資源部中国地質調査局公式サイトの『ずたずたになった山河、ちりぢりにされた金――歴史資料から見た地質分野における日中戦争』と題されたページに、2015年9月6日付けで、「1939年から1940年、日本は中国の遼寧省鞍山市海城地区でウラン鉱を発見し、その後日本で核兵器を製造して実験を進め、ウラン鉱の盗掘と東京への空輸を始めた。」ということを掲載している。[40]

ロシア政府系通信社スプートニク

ロシア政府系通信社スプートニクは、2013年6月13日付けで、『ソ連が米国を日本の核攻撃から救った』と題して、1945年8月12日、日本軍は小型の船艇に核弾頭を載せ、咸興(ハムフン)沖で爆破すると直径1kmの火球が天空に燃え、巨大なキノコ雲が上ったということを報じている。[41]

北朝鮮の労働新聞

朝鮮民主主義人民共和国の指導政党である朝鮮労働党中央委員会機関紙労働新聞」は、2018年2月9日付の『U.S. Is Chief Culprit of Nuclear Proliferation』(米国は核兵器拡散の主犯)の題する記事に、「日本は、敗戦直前まで咸興興南沖水域で核爆発実験を実施して捨てばちの努力をした、将来核犯罪を犯す予備軍である。」ということを記している[42]


  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 『昭和史の天皇 4 日本の原爆』読売新聞社 1968年 pp.78 - 229
  2. ^ ネプツニウム-237(237Np)”. 原子力資料情報室. 2018年2月12日閲覧。
  3. ^ 仁科芳雄博士生誕120周年記念講演会 日本現代物理学の父 仁科芳雄博士の輝かしき業績―ウラン-237と対称核分裂の発見―表1関連事項年表(p.40)”. 仁科記念財団(2010年12月). 2018年2月12日閲覧。
  4. ^ NISHINA Memorial Foundation 2008 - Induced β-Activity of Uranium by Fast Neutrons(p.15)”. 仁科記念財団. 2018年2月12日閲覧。
  5. ^ Fission Chain Reaction_Trends of Fission Products_Symmetric Fission Products”. The Chemistry LibreTexts library(Jan 1, 2016). 2018年2月12日閲覧。
  6. ^ Y. NISHINA , T. YASAKI , H. EZOE , K. KIMURA & M. IKAWA(1940)"Fission Products of Uranium produced by Fast Neutrons".United Kingdo.Nature Research.2016年8月24日閲覧)
  7. ^ 「歴史秘話 サイクロトロンと原爆研究 (前篇) 」理研ニュース No. 297 March(2006)
  8. ^ a b c d 鈴木辰三郎「スクープ!五十年めの証言『原子爆弾の開発を命ず』」、『宝石』第23巻第1号、光文社、1995年、 86 - 101頁。
  9. ^ a b c d e f g h i j k l 橋本悦雄 『ペグマタイトの記憶』 福島県石川町立歴史民俗資料館、2013年
  10. ^ 第2話 被爆国・日本にもあった「幻の原爆開発計画」 - テレビ朝日 開局50周年記念特別番組 「原爆 63年目の真実」
  11. ^ a b 山崎正勝 「第二次世界大戦時の日本の原爆開発」日本物理学会誌 第56巻 8号 2001年 pp.584 - 590
  12. ^ 斎藤彰. “原始爆弾”. 終戦前後2年間の新聞切り抜き帳. 2011年4月13日閲覧。
  13. ^ a b c 「敗戦とともに葬られた2号研究の顛末 その(1)」 『Researcher 研究と開発』 No. 14 1970年11月号 pp.8 - 16
  14. ^ a b 「歴史秘話 サイクロトロンと原爆研究 (後篇) 」理研ニュース No. 298 April(2006)
  15. ^ 日野川静枝 『サイクロトロンから原爆へ』 績文堂、2009年、267 - 293頁。ISBN 978-4-88116-070-1
  16. ^ a b 常石敬一 「理研におけるウラン分離の試み」 『物理学会誌』 第45巻 11号 1990年 pp.820 - 825
  17. ^ 戦争体験 少年も国のため死のうと覚悟した時代 - 原爆製造へウラン掘り、DON-NET「けんせつ」、2007年8月20日
  18. ^ “原爆開発は被爆国日本でも 葬られた極秘の開発計画”. 朝日新聞. (2010年9月3日). http://astand.asahi.com/webshinsho/asahi/asahishimbun/product/2010091000041.html 
  19. ^ 神田大介 (2012年8月15日). “「日本の原爆」語り継ぐ ウラン採掘の体験者から学生へ”. 朝日新聞(夕刊): p. 11. オリジナル2013年4月25日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20130425014413/http://www.asahi.com/edu/news/TKY201208150318.html 
  20. ^ 武田徹 (2011年6月8日). “フクシマ、秘められた原爆開発 戦争末期にウラン選鉱場”. 朝日新聞. http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201106080281.html 
  21. ^ a b c d 理研八十八年史より - 二つの「計画」理化学研究所
  22. ^ 福島県石川町歴史民俗資料館企画『放射化学の泰斗 飯盛里安博士』2017年 福島県石川町教育委員会発行
  23. ^ 安斎育郎編『GHQトップ・シークレット文書集成 第4期(1998年)』6. pp.171 - 183 柏書房[22]
  24. ^ a b c d #海軍反省会五29-30頁『海軍の核兵器研究』
  25. ^ #海軍反省会五31頁
  26. ^ a b #高松宮日記7巻275頁『二月十三日(日)夜雨、晴、暖(略)一七一五大倉邸(「ウラン」ノ話等)』
  27. ^ #海軍反省会五32頁
  28. ^ #海軍反省会五34-36頁『広島上空八時十五分―被爆地調査(1)』
  29. ^ #海軍反省会五38-40頁『「新型爆弾」の正体を巡る議論』
  30. ^ #海軍反省会五33-34頁
  31. ^ 「旧理研研究者が「日記」 長男が保管、「仁科書簡集」収録へ」(毎日新聞東京夕刊、2007年1月5日付)
  32. ^ 読売新聞2005年8月15日の記事より。
  33. ^ a b c d 荒勝文策氏:日誌に「原子核研究、芽つまれた」 サイクロトロン、GHQが破壊 - 毎日新聞2015年6月29日
  34. ^ 詳細が2008年の日経ネット関西の連載記事「湯川秀樹の遺伝子」に紹介された。
    湯川秀樹の遺伝子(1)加速器、秘められた過去(2008年1月21日)
    湯川秀樹の遺伝子(2)実験屋魂、加速器部品守る(2008年1月28日)。
  35. ^ 福井崇時「日米の原爆製造計画の概要 (PDF) 」 、『原子核研究』第52巻第1号、『原子核研究』編集委員会、2007年
  36. ^ 常石敬一「原爆、七三一、そしてオウム」『AERA』1995年8月10日号 (No.36) 増刊「原爆と日本人」、P58~59。なお本稿で常石は湯川秀樹が戦後に米軍から原爆開発の実態について尋問を受けたと記している。
  37. ^ 終戦の詔勅(玉音放送)口語訳
  38. ^ 「核時代を生きた科学者 西脇安」展 開催報告 | 東工大ニュース | 東京工業大学
  39. ^ “日本の核保有、外務省幹部が69年に言及か 西独と懇談”. 朝日新聞. (2010年11月30日). オリジナル2010年12月1日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101201045851/http://www.asahi.com/politics/update/1129/TKY201011290497.html 
  40. ^ [1]
  41. ^ スプートニク
  42. ^ U.S. Is Chief Culprit of Nuclear Proliferation”. The Rodong Sinmun(Feb. 9, 2018). 2018年2月12日閲覧。


「日本の原子爆弾開発」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

全て

ビジネス

業界用語

コンピュータ

電車

自動車・バイク

工学

建築・不動産

学問

文化

生活

ヘルスケア

趣味

スポーツ

生物

食品

人名

方言

辞書・百科事典

すべての辞書の索引

「日本の原子爆弾開発」の関連用語

日本の原子爆弾開発のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング



日本の原子爆弾開発のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの日本の原子爆弾開発 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2018 Weblio RSS