熱拡散法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:43 UTC 版)
ウラン235とウラン238のわずかな質量差を利用した同位体分離法である。真空筒内に注入した六フッ化ウランのガスを加熱することでガスが上下に対流し、筒の上側に軽いウラン235、下側に重いウラン238が集まる仕組み。日本の原子爆弾開発である「ニ号研究」で試されたが、当時の劣悪な実験環境による技術的問題から実用化できなかった。
※この「熱拡散法」の解説は、「ウラン濃縮」の解説の一部です。
「熱拡散法」を含む「ウラン濃縮」の記事については、「ウラン濃縮」の概要を参照ください。
- 熱拡散法のページへのリンク