頼りになる味方
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「アンパンマンの登場人物一覧」の記事における「頼りになる味方」の解説
アンパンマンと同様にお腹を空かせた人や困っている人を助けたり、みんなを喜ばせている。悪者を懲らしめることもあり、ばいきんまんとも互角に渡り合う実力者が多い。彼らに憧れを抱く者も多く、中には弟子入りを志願する者もいる(これらに該当するキャラクターについてもこちらで詳述する)。テレビアニメ版・映画版ともに通常のゲストキャラクターよりも特に出番が多く、オープニングやエンディングでも目立って登場することが多い。 おむすびまん 声 - 京田尚子 / 歌 - 柳志乃 性別 - 男 / 初登場回 - TV第4話B「アンパンマンとおむすびまん」 渡世人の格好をしていて いろいろな国を旅している、力強い正義の味方。困っている人がいると放っておけない性格。 顔はコシヒカリやササニシキといった高級米で握られた三角形のお結びで、鼻は梅干しでできている。おむすびの具は梅干しで、悪者をやっつける時には梅干しなどを使う。持ち歌『ルンルンおむすび仁義』にもあるように、自分の顔を食べさせ飢えに苦しむ人たちを助ける設定だが、テレビアニメ版では食べられることを拒んでおり、代わりに普通のおむすびを持ち歩いている。ジャムおじさんに顔を取り替えてもらったこともある。一人称は「あっし」で語尾に「ござんす」をつけて話す。作中では未登場だが、妹がいる。三度笠を被って流浪の旅をしており、たまにパン工場に立ち寄る。アンパンマンやバタコさんは彼のことを「さん」付けで呼んでいたことがある。その実力はアンパンマンと同等であり、ロールパンナにも「強い」と思われるほど。疑うことを知らないアンパンマンワールドの住人 の中では数少ない「ばいきんまんの変装」を見抜くことが出来る人物の1人である(変装に気付いた際はわざと無理難題を吹っかけたり通常とは味の違う食べ物を与えたりしてボロを出させ、自ら正体を明かさせる作戦を用いる)。絵本版では当初は独立した作品『おむすびまん』シリーズの主人公として登場し、その後に『アンパンマン』シリーズに加入したという経歴がある。武器は杖にしている六尺棒で仕込み刀にもなっている。三度笠を回転させて勢いをつけることでそれに乗り、空を飛ぶこともできる(こむすびまんもこの技を会得している)。怒ると顔が熱くなり湯気が出る。顔の周りの海苔が汚れると力が出なくなるが、新しい海苔を巻いたり梅干しを食べたりすれば再び力が湧く。戦う相手が女の子の場合でも本領を発揮できない(本人曰く、「弱い者や女の子を虐めるのは男のクズ」)。 テレビアニメ版初期はバタコさんに一目惚れをし、お土産やプレゼントを渡そうと訪れるもばいきんまんに邪魔をされることがあったが、それでもしっかり気持ちは届いている。現在はこの想いがどうなっているかは不明。アンパンマン同様お芝居は苦手である が、自身に弟子入りしようとするおせんべまんを帰らせるために弱虫を上手に演じたことがある。やなせは、アンパンマンを考えたことでパンの消費量が増えたことから、米を作る農家に配慮して、おむすびまんを考えたと語っている。 映画第2作同時上映「おむすびまん」は旅先で悪事を懲らしめたりする旅先で悪事を懲らしめたりするスピンオフ作品であり、アンパンマンやばいきんまんなどテレビアニメのレギュラーキャラクターが全く登場せず、悪役はたぬきおにである。 こむすびまん 声 - 林原めぐみ、松岡洋子(映画・ドキンちゃんのドキドキカレンダー) 性別 - 男 / 初登場回 - 映画第2作同時上映「おむすびまん」、TV第122話A「アンパンマンとこむすびまん」(TVデビュー) おむすびまんが旅先のひとくち村で出会った男の子。おむすびまんを師匠と慕い、弟子入りする。ビー玉攻撃が武器。顔は丸顔で、鼻は梅干し。一人称は「オイラ」で、語尾に「ござんしゅ」をつけて舌足らずなしゃべり方をする。おむすびまんのように湯気を出すこともできるが、かなり力まないと出すことができない。やなせは、おむすびまんがかなり大人っぽいキャラクターになっていることや、「旅人は一種のやくざ者」ということで、おむすびまんの持つ雰囲気を中和するためにこむすびまんを考えたと語っている。登場当初は未熟でばいきんまん相手に全く歯が立たないことも多かったが、今は実力的に成長しておむすびまんと別れて1人で行動するようになってからは見事な戦い振りを披露するようになっている。しっかり者でコキンちゃんのようなわがままな子には厳しい態度を取る。 はみがきまん 声 - 塩沢兼人(TV第3話A - 第499話A)→阪口大助(第582話B - ) 性別 - 男 / 初登場回 - TV第3話A「アンパンマンとはみがきまん」 体がピンク色の歯磨き粉用のチューブになっている歯医者。手に持っている大きな真っ白歯ブラシで痛い虫歯を治してくれる。「グッドはみがきモーニング!」と挨拶する。アニメ初期では「さん」付けで呼ばれたことがある。虫歯だけでなく何でも綺麗に磨いてくれる。虫歯にならないように歯磨きの指導もしている。アンコラとは仲のいい友達で口腔ケアをしている。チューブの中の歯磨き粉が無くなると力が出なくなる。宿敵にムシバキンマンがいて、彼による虫歯ははみがきまんの歯磨きでないと治せない。歯磨き粉を飛ばしてメッセージを送ったり、アンパンマンの危機を伝えたりすることができる。歯ブラシをプロペラのように回して空を飛んだり風を起こしたりすることもできる。2013年(平成25年)まで虫歯予防デーの時期(5月最終週 - 6月第1週)に合わせて登場することが多かった。同年にムシバキンマンの担当声優である内海賢二が死去して以降しばらくアニメには登場していなかったが、TV第1405話B「はみがきまんとコアンコラ」(2018年〈平成30年〉5月11日放送)より2代目として龍田直樹が担当したことで、5年ぶりにムシバキンマンと再共演を果たした。 はみがきこちゃん 声 - 美波わかな→和多田美咲(2020年以降) 性別 - 女 / 初登場回 TV第1464話A「アンパンマンとはみがきこちゃん」 はみがきまんに憧れる女の子。明るくて元気のいい性格。はみがきまん同様、歯磨き粉のチューブの体で外見ははみがきまんに似ているが、彼より小柄で頭の上にリボンを乗せている。手に持った歯ブラシで空も飛べる。色もはみがきまんより薄い。歯磨きの腕はいいが精神面ではまだ幼く、眠くなると歯磨きを忘れて寝てしまう。それでも、目が覚めれば張り切って歯磨きを始めるなど歯磨きに対する熱意は本物である。歯磨きとお菓子が大好き。 ひのたまこぞう 声 - 田中真弓、梅沢廉(映画・ふわふわフワリーと雲の国) 性別 - 男 / 初登場回 - TV第5話A「アンパンマンとひのたまこぞう」 火山から誕生した火の玉の男の子。口から火を吹いたり触れた物に熱を負わせたりする。小僧というだけあってやんちゃで元気な性格をしている。水に弱く、小さくなって消えてしまう。氷の女王やなだれおにの攻撃にも弱い。完全に消える前に火の中(パン工場のかまどなど)に入れると復活できる。空を飛ぶことができるが、アンパンマンやしょくぱんまん、カレーパンマンに元気な状態でも送ってもらうこともある。その際には鍋が使用された。初登場時はばいきんまんの口車に乗って、山火事を起こしたことがある。その火事を雨雲の雨で消したアンパンマンを敵視していたが、彼に命を助けてもらったことで仲間になる。その恩返しとして初めてアンパンマンを助けたエピソードは、TV第5話B「アンパンマンとらーめんてんし」で、雪山で氷漬けになったアンパンマンを助け、吹雪の苦手なアンパンマンを元気づけた。ゆきおおかみ、雪鬼、こおり鬼からアンパンマン達を救った。その後もテレビアニメ版初期では、らーめんてんしやみるくぼうやと同様に、氷の国で危機に陥ったアンパンマン達を助けるために多く登場していた。映画第1作、第2作と共にジャムおじさんの知らせでアンパンマンを助けるなど活躍していた。はなびまんとも仲が良く、夏祭りを盛り上げるため協力することもある。 みるくぼうや 声 - あきやまるな、冨永みーな(代役) 性別 - 男 / 初登場回 - TV第6話B「アンパンマンとみるくぼうや」 体は小さいがとても強い哺乳瓶の男の子。サカサマ島の中心にあるミルク島に住んでいる。一人称は「ボクちゃん」で、語尾には「でちゅ」とつける。あかちゃんまんやベビードーナツの赤ちゃんなどを助ける。遊ぶことが大好きだが、幼稚な遊び(いないいないばあ、たかいたかい)を嫌う。お腹が空いた赤ちゃんに体の中のミルクを飲ませてくれる。怒りの熱で中のミルクを熱くさせ、それを悪者にかけて攻撃する。空を飛ぶこともできる。パトロールをするために飛んで行くアンパンマンの姿を見て、彼を尊敬するようになった。 ミルクが大好きなあかちゃんまんとは大の仲良し。 やかんまん 声 - カシワクラツトム→坂本千夏 性別 - 男 / 初登場回 - TV第18話B「アンパンマンとやかんまん」 黄色いやかんの男性。負けず嫌いだが気は優しい。昔の頃は形が古くなり人気が無くなってきたが、現在はカバオくん達の学校で働くことになった。その経緯から彼が登場する話には大抵学校がよく登場する。ポットちゃんのことが好き。 おそうじトリオ おそうじ島に住む綺麗好きの3人組。チームワークの良さでどんな汚れでも綺麗に掃除をしてくれる。 おそうじまん 声 - 佐々木望→三ツ矢雄二→中原茂、北村弘一(映画・ぼくらはヒーロー)、山寺宏一(代役) 性別 - 男 / 初登場回 - TV第21話B「アンパンマンとおそうじまん」 背中に背負った掃除機でゴミや汚れを吸い取る綺麗好きの男性。掃除機状の口とモップ状の髪が特徴。テレビアニメ版初期の頃は、ばいきんまん達に町などを汚される話で、アンパンマン達の助っ人で登場することが多かった。頑固な汚れを見るとプロテクターを身に着けたスーパーおそうじまんになる。 タワシくん 声 - 小林優子→冨永みーな、木村陽子(映画・ふわふわフワリーと雲の国) 性別 - 男 / 初登場回 - TV第168話B「アンパンマンとタワシくん」 .mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}束子(たわし)の男の子でとても綺麗好き。洗剤と2本の柄付き束子で何でもピカピカに磨く。よく「ワタシはタワシのワタシです〜」と歌う。登場して間もない頃は少しでも汚れていれば人物もピカピカに磨く対象だった。おそうじトリオを結成する前の頃はおそうじまんとよく喧嘩していた。 バケツくん 声 - 松本保典→山口健→吉田小南美→千葉千恵巳、高橋美佳子(映画・ふわふわフワリーと雲の国) 性別 - 男 / 初登場回 - TV第180話B「アンパンマンとバケツくん」 バケツの男の子。おそうじ島を雑巾で綺麗に磨いて、おそうじまん達の留守を守っている。時折、バケツマンと呼ばれている。 あかちゃんまん 声 - 千原江理子→天野由梨→千原江理子 性別 - 男 / 初登場回 - TV第27話B「アンパンマンとあかちゃんまん」 赤ちゃんのヒーローで、赤いベビー服とベビー帽子に、赤いマントを纏っている。普段はただの赤ちゃんだが、ミルクを飲むとばいきんまんの巨大なメカや大きな金槌も素手で受け止めるほどの怪力になる。かつてはコウノトリと共に困っている人を助ける旅をしていた。しかし、コウノトリとはぐれてしまい、ばいきんまんやアンパンマン、ドキンちゃんたちと出会う。話の終盤では、あかちゃんまんを捜していたコウノトリが迎えに来た。飛び立つ時には「あかちゃんまん!」と言い、「バブベイビー」とコミュニケーションを取ることもあった。語尾に「でちゅ」を付けるなど赤ちゃん言葉で話す。しっかり者だが、傍を飛んでいたチョウに気を取られるなど赤ちゃんらしく精神的に幼い所もある。眠くなったりお腹が空いたりすると泣いてしまう。そのように基本的思考は赤ちゃんなだけに、予測不能な行動をすることも多い。ばいきんまんは、関わるとろくなことにならないという理由であかちゃんまんを苦手としている。ただし、容赦なく真剣にやっつけようとする場面もある。 ミルクが大好きで、みるくぼうやとは大の仲良し。1989年(昭和64年/平成元年)頃はドキンちゃんとも仲が良かった。 得意技は「あかちゃんパンチ」で、アンパンマンと「ダブルパンチ」を披露することもある。何に対しても怖がることが少なく、アンパンマンでさえ悲鳴をあげた遊園地も笑顔で楽しんでいたことがある が、大声で怒鳴られた時など例外もある。お腹が空くと元の弱い赤ちゃんに戻り泣き出すか眠ってしまう。 元々はやなせの考えた独立したヒーローで、「赤ちゃんにはどんな人でも優しくなり、言うことを聞くことから一番強い」ということで活躍していたが、アンパンマンより「ヒットしなかった」ため、いつの間にかアンパンマンワールドに組み込まれ、そこで人気者となった。母親(声 - 島本須美)がいる設定だが、映画『あかちゃんまんの大冒険』でナレーションとして登場したのみで、テレビアニメ版で姿を見せたことは一度もない。 ハンバーガーキッド 声 - 三ツ矢雄二 性別 - 男 / 初登場回 - TV第30話B「アンパンマンとハンバーガーキッド」 顔がハンバーガーのカウボーイで正義の味方。愛馬のピクルスに乗って旅をしている。投げ縄で敵を捕える。お腹を空かせた者には顔ではなく一個のハンバーガーを作って与える。口の中のハンバーグが無くなると力が無くなる。ハンバーガーはいわばパンであるため、顔の交換が可能。テレビアニメ版初期には、ジャムおじさんに顔を交換してもらうシーンがあった。滅多に使わないが、二丁拳銃で悪者を退治することもある。ハーモニカやギターによる演奏も得意。テーマパークのウエスタンランドでショーを披露する時もある(ピクルスのほかにもう一頭の馬を連れて来た)。なお、初登場時の一人称は「俺」でしばらくしてから「私」になり、それ以降は「俺」「私」を使い分けていたが、現在は「私」に統一している。 ピクルス 声 - 山寺宏一 性別 - 男 / 初登場回 - TV第30話B「アンパンマンとハンバーガーキッド」 ハンバーガーキッドの愛馬。やきそばパンマンと共演した際に彼の愛馬のホワイトソースと恋仲になっていたため、性別はオスのようである。アンパンマンのマントをつけて、空を飛んだこともある。TV第86話「おかしな自動車レース」では、アンパンマン達やばいきんまんの車と互角以上のスピード勝負を繰り広げていた。人参が好物で臭いをかいだり、絵を見ただけでも我を忘れ駆け寄ってしまう。 鉄火のマキちゃん(てっかのマキちゃん) 声 - 榊原良子→勝生真沙子、島本須美(映画・ドキンちゃんのドキドキカレンダー、ゆうれい船をやっつけろ!!) 性別 - 女 / 初登場回 - TV第46話A「アンパンマンと鉄火のマキちゃん」 鉄火巻の女の子で正義の味方。頭の上に付いている2本の鉄火巻とくノ一のような格好が特徴。短気で男勝りだが困っている人を助けずにはいられない鉄火肌の性格。大きな巻き簾を使った棒術で攻撃する。ワサビを摂取することで元気が百倍になる。生まれ故郷はおすしの国で、弟にかっぱ巻きくんがいる。じっとしていることやちゃわんむしまろの風流が苦手で眠っていたり、さらに我慢できなくなった時は猛烈に走り回る。さらに機械も苦手な様子。ロールパンナとはライバル同士で互角に戦うことができる。男の子の泣き虫は嫌い。鉄火のコマキちゃんは妹分で、おむすびまんとこむすびまんの関係に近い。かつてはパンや蕎麦を好まず勧められても拒んでいたが、お腹を空かせている子を助ける心は同じだという理由で、アンパンマンやかつぶしまん達とも仲がいい。てんどんまんやカツドンマンに尊敬されていた。やなせは本人の好物が鉄火巻きであるため、男勝りで気風のいい鉄火のマキちゃんには思い入れがあると語っている。初期頃は出番も多かったが、コマキちゃんが登場して以来、彼女との共演を除いて出番が減少した。 鉄火のコマキちゃん(てっかのコマキちゃん) 声 - 沖佳苗 性別 - 女 / 初登場回 - TV第994話A「アンパンマンと鉄火のコマキちゃん」 鉄火のマキちゃんに憧れて、鉄火巻作りを修行中の女の子。マキちゃんと異なりおすしの国の住民ではない。頭の上に鉄火巻が1本あり、瞳はマグロのような赤。元気はいいが少々おっちょこちょいで酢を入れすぎるなど大雑把なために、マキちゃんのような鉄火巻がまだうまく作れない。本人は見た目ではなく味で勝負と言うが、多くの人々には見た目からして食べるのを拒まれてしまうことが多く、ばいきんまんには「ご飯は酢が多すぎてべちゃべちゃ、マグロが入っていない部分も多い」と酷評されている。料理の腕が最初は悪いキャラクターもジャムおじさんや他のキャラクターに手ほどきを受けて上手になるが、コマキちゃんの場合はそれでも未だに改善が見られていない。負けず嫌いの自信家で、他のゲストキャラクターと料理の味で啀み合うことが多い。マキちゃんと同じく持っている大きな巻き簾を装備している。 アリンコキッド 声 - 山口健→山口キヨヒロ(健没後) 性別 - 男 / 初登場回 - TV第53話B「アンパンマンとアリンコキッド」 バッタに乗って旅をしている、とても小さなアリのガンマン。一人称は「おれ」または「おいら」。武器はアリンコ銃という2丁の拳銃でそれぞれ、何でも小さくするアリンコ酸の液体の入った赤い拳銃、元の大きさに戻すモドースアルカリの液体の入った青い拳銃(青い方は赤い拳銃で小さくしたものを元に戻す効果があり、通常の状態から巨大化させることはほとんどない。また一度だけはみがきまんやムシバキンマンを巨大化させたこともある)を持っている。ばいきんまんによく拳銃を奪われる。巨大メカや巨大キャラをアンパンチで飛ばすことのできるアンパンマンだが、縮小時のアンパンマンのパンチでは、通常の大きさのばいきんまんには歯が立たなかった。初登場時は拳銃に加えてギターも武器にしており、正義の味方を目の敵にして悪の手助けをしていたが、アンパンマンとの決闘をきっかけに町を救ったことにより正義の味方に転身することに決めた。ハンバーガーキッドとは対立しており、決闘にまでなっている。TV第107話「アンパンマンとなかゆび姫」では、なかゆび姫とは最初は喧嘩ばかりしていたが最終的には友達になった。また、アンパンマン達と同じ大きさで描かれたこともあった。 バッタ 性別 - 不明 / 初登場回 - TV第53話B「アンパンマンとアリンコキッド」 アリンコキッドの相棒のバッタ。言葉は話さないが、アリンコキッドには意思疎通ができる。見かけ以上にジャンプ力が高い。 かつぶしまん 声 - 井上和彦、中村秀利(代役)、大塚芳忠(1990〜1994)、山寺宏一(映画・ゆうれい船をやっつけろ!!) 性別 - 男 / 初登場回 - TV第58話B「アンパンマンとかつぶしまん」 顔が“かつぶし(鰹節;かつおぶし)”の形をした侍で、鞍馬天狗に似た姿をしている。一人称は「拙者」 で、語尾に「ござる」を付けて話す。武器はかつぶしで出来た刀「かつぶし剣」で、「かつぶし剣三日月剣法」が攻撃技だが、初登場時は気合いで声の塊を飛ばしてばいきんまんを撃退したことがある。剣の道から退いて蕎麦屋専業になっていた時は蕎麦の器を円盤投げする形で武器にしていた時もあった。また、かつぶし剣の代わりに割り箸を使ってバイキンメカと互角に渡り合ったこともある。集中力は全キャラクターの中でもずば抜けて高いがややドジな性格。猫が大の苦手で、やまねこ大王やにんじゃのニャンジャ、ねこ絵のを見ただけでも逃げ出していたが、一部の猫の耳を持つ住民を恐れていない。機械のねこだとわかれば怖がるのをやめていたが、いまでは猫型のメカでも驚く。また、猫と認識できなくなれば勇敢に立ち向かう。女の子の涙にも弱い。また、雷も苦手だったが、かみなりピカタンとの修行で克服した。初期の頃はばいきんまんのことを「ばんざいまん」、ドキンちゃん「ぞうきんちゃん」と呼んでいたが、現在は普通に呼んでいる。 一時期はばいきんまんにかつぶし剣を折られたことで剣の道から退いて、ピョン吉におもちゃの剣をもらい元気をつけて蕎麦屋を営んでいたこともあったが、アンパンマンを助けるために剣の道に戻った。現在はお腹の空いた人がいる時に必要であれば蕎麦屋になって蕎麦を作る。ただし、蕎麦屋の姿では力が出ないらしい。笑い声は「か〜かっかっかつおぶし」。本人曰く「かつぶしまんになる前は『鰹』だったでござる」。初めて出会った時から鉄火のマキちゃんのことが大好きであり、「かつぶしまんと鉄火のマキちゃん」というサブタイトルが同名で2話ある。「かつぶし侍」と呼ばれることもある。声優は井上和彦が務めているが1990年代前半は大塚芳忠が代演していた。 にんじゃのニャンジャ 声 - 頓宮恭子→高乃麗、田中真弓(映画・ばいきんまんの逆襲)、坂本千夏(映画・ドキンちゃんのドキドキカレンダー)、柳沢三千代(映画・こむすびまんとお祭りロボット - みんな集まれ! アンパンマンワールド)、山田栄子(映画・ゆうれい船をやっつけろ!!) 性別 - 男 / 初登場回 - TV第72話B「アンパンマンとニンジャのニャンジャ」 猫の忍者で正義の味方。忍術の修行のために世界中を旅している。一人称は「オイラ」で、語尾に「ニャ」を付けて話す。手裏剣など様々な忍術が使えるが、中でも木の葉隠れの術が得意。猫であるがゆえにマタタビの匂いや炬燵に弱い。師匠にネコジャラシがいる。俊足の持ち主の一人で、TシャツくんやSLマン、ホットドッグにラクダット達と対等に走れるほど。 ニガウリマン 声 - 大塚明夫・山寺宏一(代役) 性別 - 男 / 初登場回 - TV第491話A「アンパンマンとニガウリマン」 白いギターを抱えて旅をしている、顔がニガウリの流れ者で正義の味方。語尾に「ウリ」を付ける。少々キザな性格で、自分のことをニヒルだと言っているが小心者で怖がりな所がある。ギターの弦やギターから発射するニガウリやニガウリジュースで悪者を退治する。戦いが終わるたびに何かとニガウリをプレゼントしたがる。また、片足を乗せるための岩や切り株などを直接持ってくる。ばいきんまんとも互角に戦う。なお、ギターにはニガウリ以外に果物を詰めたこともあり、この場合、ジュースはフルーツジュースになる。ジュースの代わりにコキンちゃんの涙をギターに貯めて青い涙ジュースを発射してばいきんまんを泣かせたこともある。ギターを「相棒」と呼ぶほど大事にしており、持っていないと落ち着きを無くしてしまう。アンパンマンと同様あがり症で演劇は苦手。 やきそばパンマン 声 - 小杉十郎太 性別 - 男 / 初登場回 - TV第505話A「アンパンマンとやきそばパンマン」 顔が焼きそばパンでできている正義の味方。一人称は「おいら」。ガンマンの格好をしているが、武器は銃ではなく2枚のへら。特技は、両側から相手の急所をシンバルを鳴らすように挟み込み、相手を一時的に麻痺状態に陥らせる「ヘラヘラチョップ」や、へらをブーメランのように投げて攻撃したりロープなどを切ったりする「ヘラヘラブーメラン」がある。当初は「やきそばキック」というキック技も使用していた。愛馬のホワイトソースに乗って旅をしている。お腹を空かせた者には顔ではなく一個の焼きそばパンを作って与える。元気が無くなった時は頭の焼きそばを交換すれば回復する。縄跳びや社交ダンスが苦手。やきそばかすちゃんという生き別れの妹がいたが後に再会して現在もたまに会っている。キャラクターソング『やきそばパンマン流れ旅』は人気が高く、作者であるやなせも気に入っている曲である。 ホワイトソース 性別 - 女 / 初登場回 - 映画第11作同時上映「やきそばパンマンとバイキン西部劇 - アンパンマンとたのしい仲間たち(Bパート)」、TV第542話A「やきそばパンマン流れ旅」(TVデビュー) やきそばパンマンの愛馬。愛称は「ソース」で、現在ではこちらの名前で呼ばれることがほとんどである。ハンバーガーキッドの愛馬のピクルスと恋仲になっていたため、性別はメスのようである。 やきそばかすちゃん 声 - 岩男潤子 性別 - 女 / 初登場回 - TV第508話A「アンパンマンとやきそばかすちゃん」 やきそばパンマンの妹で名前の通りそばかすがついている。幼い頃、竜巻に遠くへ飛ばされて生き別れになったが後に兄と再会した。兄思いで、兄の交換用の焼きそばを作る役目を持っている。また、悪人でもあるばいきんまんにも焼きそばを作ってあげる優しい女の子。へらの形をしたペンダントを首から下げており、中には兄妹の写真が入っている。ほとんど戦闘には参加せずばいきんまんに人質にされる話が多い。メロンパンナと仲がいいが、自分たちの兄と姉の良さで喧嘩したことがある。 ナガネギマン / ネギーおじさん 声 - 大塚明夫 性別 - 男 / 初登場回 - TV第513話A「アンパンマンとかいけつナガネギマン」 正義の味方の剣士で実力は非常に高い。その正体はネギーおじさんという行商人であり、普段は畑で育てたネギを売っているが、誰かがばいきんまんに襲われているなどいざという時には籠に隠したヒーローの服装・マント・帽子・黒い仮面マスクを着けて、レイピアを腰に差して「怪傑ナガネギマン」に変身する。普段は及び腰で非常に臆病だが、ナガネギマンに変身するとそれまでとは打って変わって勇敢で頼もしくなる。Nの文字を刻印する西洋剣術が得意技。仮面マスクはネギーおじさんしか使用は出来ない。他人に正体を知られることを極度に嫌っているため、自身がばいきんまんに襲われているなどの状況下にあると、変身しようにも出来ずにピンチに陥ることも少なくない。ばいきんまんが倒された後にはネギーおじさんに戻って陰から一部始終を見ていたかのようにナガネギマンを絶賛するのが定番である。この時に周りがナガネギマンを褒めると思わず照れてしまい、危うく正体がばれそうになることが多い。 現在、ナガネギマンの正体を知っているのはアンパンマン、ばいきんまん、ジャムおじさん、バタコさん、めいけんチーズ、ドキンちゃん、ホラーマン、メロンパンナ、やきそばパンマン、あかちゃんまんのみで、他の人は気づいていない模様。ドリアン王女に気に入られているが彼女のことは苦手。ネギーおじさんの時は一人称が「オラ」で語尾には「ダベ」をつけて東北弁訛りでしゃべるが、ナガネギマンの時は言動がクールになり、一人称は「私」で語尾には「ネギ」とつける(キャラクターソングでは「俺」と言っている)。 ナガネギマンはやなせのお気に入りのキャラクターでもあり、イベントでやなせ自らがナガネギマンに扮してばいきんまんと戦ったことがある。 コネギくん 声 - 藤村歩、佐久間レイ(代役)、川澄綾子(代役) 性別 - 男 / 初登場回 - TV第1178話A「アンパンマンとコネギくん」 頭が小ねぎの男の子。普段は小ねぎ畑で自分が育てたネギを籠に入れて配っている。ばいきんまんと戦っていたナガネギマンを見て憧れを抱き、弟子入りしようと決めた。ナガネギマンを模したマスクとマントを持っており、たびたび「コネギマン」に扮してばいきんまんに立ち向かおうとする。他のキャラクターと同様、ナガネギマンの正体がネギーおじさんであることはまだ知らない。頭からネギを飛ばして攻撃することができる。 しらたき姫(しらたきひめ) 声 - 折笠富美子→夏樹リオ→高橋美佳子→折笠富美子→高橋美佳子→折笠富美子、島本須美(代役) 性別 - 女 / 初登場回 - TV第547話A「アンパンマンとしらたき姫」 スキヤキの里にあるすきやき城の姫で、すき焼き作りの名人。髪がしらたきになっている。おいしいすき焼きを食べてもらうために春菊さんと一緒に旅をしている。普段はお淑やかだが戦うと強く、ばいきんまんの変装を見破ってみせることもある。髪に挿している菜箸が武器で得意技は「しらたき二刀流」。ばいきんまんとも互角に渡り合う。一緒に登場する男性ゲストキャラクターのほとんどが彼女を初めて見た時に顔を赤らめており、どんぶりまんトリオに至っては弟子入りまで志願していた。 春菊さん(しゅんぎくさん) 声 - 津久井教生→鈴木琢磨→津久井教生、鈴木千尋(代役) 性別 - 男 / 初登場回 - TV第547話A「アンパンマンとしらたき姫」 髪が春菊になっている、しらたき姫の付き人。しっかり者ですきやき号の運転手もしている。しらたき姫が料理をする時は鼓を打ってリズムを取り、武器の薙刀でしらたき姫を悪者から守る。優しくお淑やかなしらたき姫とは反対に厳しい性格で、言い争いをする焼きどうふくん、しいたけくん、フーちゃんの3人を叱ることもある。 ダテマキマン 声 - 内田直哉 性別 - 男 / 初登場回 - TV第674話B「アンパンマンとダテマキマン」 白浪物のような格好をした伊達巻の男性。伊達巻のおいしさを知ってもらうために旅をしている。人気者を目指している。口調はべらんめえ調。負けず嫌いで目立ちたがり屋だが女性には優しい。そのため、彼の作った伊達巻は必ず女性が先に食べることになっている。涙もろい一面もある。番傘とすりこぎが武器でばいきんまんとも互角に渡り合う。初登場時はアンパンマンが人気者だということを知って勝負を仕掛けていたが、共にばいきんまんと戦ったことで和解した。だいこんやくしゃのことは快く思っていないが、芝居の息は合っていた。
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