死んだ世界戦線
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「Angel Beats!」の記事における「死んだ世界戦線」の解説
仲村ゆりを筆頭とする組織。略称「SSS(クラススリーエス)」または単に「戦線」と呼称する。生前の記憶を持った人間達により構成され、主要人物や下記に紹介する人物、後述するGirls Dead Monsterのメンバー以外にも数十名のメンバーがいる。教員棟最上階にある占領した校長室を「対天使作戦本部」と称し、天使(かなで)を倒すために様々なオペレーション(作戦)を展開する。Track ZEROおよびHeaven's Doorでの結成時からアニメ本編までの時間は不明だが、結成時は銃一つ作ることや学内イベントやクラス編成などへの介入に苦労していたのに対し、アニメ本編では多種多様な銃器やライブ機材、地下トラップやギルドの規模、イベントやテストでのクラス編成への介入を容易に行っていることなどから、結成から長い期間過ぎていることがわかる。ゆり曰く、弱点はメンバーたちが「アホ」な事である。 組織名は彼らの気分により過去に何度か改名されたが、最終的には「死んだ世界戦線」に戻されている。ゆりのこだわりは末尾が必ず「〜戦線」となることである。戦線メンバーは、一般生徒とは異なる戦線独自の制服(男子はブレザー・女子はセーラー服)を着用し、左肩には「SSS」を図式化し「rebels against the god(直訳で「神に対する反逆者」)」と刺繍したワッペンをつけている。前日譚である『Angel Beats! -Track ZERO-』および『Angel Beats! Heaven's Door』の初期では、NPCと同じ制服で、男子は詰襟・女子はブレザーを着用していたが、その後、衣替えにかこつけて「神の用意した服を着るのは癪」として、戦線独自の制服を作成、直後に大々的に決意表明を行った。 メンバーの加入順としては、ゆりと日向が創設メンバーであり、続いて大山、チャー、野田、椎名の順に加入する(『Angel Beats! -Track ZERO-』より)。『Angel Beats! Heaven's Door』ではそれ以降も描かれており、遊佐、藤巻、岩沢・ひさ子、TK、高松、松下、入江、関根の順で加入している。最終的に本編第1話で音無が加入し、その後敵対していたが音無に説得された直井が加入するという流れになっている。 終盤で「影」の脅威から回避するために音無が説得したことにより、皆がそれぞれの満足を得て「消滅」する決意を固め天使(かなで)と共闘する。 日向 秀樹(ひなた ひでき) 声 - 木村良平 戦線創始者の一人で最古参。戦線のムードメーカーかつ本編の準主人公的な立ち回りを務める。ゆりの愛称である「ゆりっぺ」は彼が命名した(母親と同名で名前で呼ぶことを嫌がったため)。新参者の音無にも好意的で親友のように親身になってくれるが、逆に音無から同性愛者ではないかと疑いの目を向けられることもある。球技大会の勧誘の際、本人は人望があると自信を持って発言したものの、あてにしていた人物達にはことごとく他のチームに引き抜かれるか断られており、逆に人望の無さが露呈した。またユイとは下らないことで喧嘩ばかりしており、「ケンカするほど仲がいい」ともとれる「凸凹コンビ」で、彼女とのいさかいが結果的に彼の「消滅」を遅らせていた。 ヘタレさが目立つ人物であるが、ゆりの戦線結成の動機を作ったり、音無の考えに背中を押し協力したり、ユイの未練を消して彼女を「消滅」させたりと、常に仲間を第一に考えている一面を持つ。最終話で「卒業式」をした後、音無とかなでに気を遣い、彼らに軽く挨拶して音無を「親友」と呼び一足先に「消滅」した。 前日譚である『Angel Beats!-Track ZERO-』、『Angel Beats! Heaven's Door』の主人公。初対面でゆりに屋上から突き落とされ、その後何度も屋上ダイブを強要された。NPCの命名をした。現在のところ、椎名を2度殺している戦線メンバーは日向のみである(そのうち1回は天使と野田とチャーが共闘している)。 使用武器はRPK-74、S&W M645、M14 DMR。 野球大会では2番・セカンド。 特典ドラマCD、キャラクターコメンタリーでも基本的にキャラ崩壊が見られずツッコミに周ることが多い。 DVD/BD特典のキャラクターコメンタリーでは、第1、2、4、5、6、8、9、10、13話、および『SPECIAL EPISODE』に出演。 【生前】 野球部に所属しており、守備位置は二塁。自身のミスによって敗戦したため茫然自失になっていた際、部活の先輩から薬物を薦められていたような描写があった。その後、トラックとの衝突(交通事故)によって死亡し、この世界に来た。 高松(たかまつ) 声 - 水島大宙 戦線の参謀役。一見するとメガネを持ち上げる仕草が似合う知的キャラだが、ゆり曰く「本当はバカ」 で、その実態は制服の下に隠されたボディービルダーのような肉体美が自慢の筋肉キャラ。そのため、参謀とは名ばかりで、仕事はただ上がってきた報告を読み上げるだけである。密かに筋トレを欠かさず、何かにつけて服を脱ぎたがる。竹山とのメガネキャラかぶりを危惧しているが、頭脳労働では竹山のほうが有能である。スペアメガネをいくつも所持しており、よくそれらの手入れをしている。 後に「影」に飲まれてしまいNPC化してしまったが、その後正気に戻り、最終話で「消滅」した。 前日譚『Angel Beats! Heaven's Door』において、友人である光村の願いを叶えてもらうために自ら戦線に接触した。本人は「死が不可思議なものでその謎が解ければかまわない」として神への復讐心を持っていた訳ではなかったが、光村が「消滅」した後、戦線に加入した。その後、死後の世界に来たばかりの松下に接触し、新たな「運命の友」として一緒に乱取りや道場破りを行った。 使用武器はデザートイーグル.50AE、SR-25、SIG SG552。 DVD/BD特典のキャラクターコメンタリーでは、第5話に出演。 野田(のだ) 声 - 髙木俊 チャーに次いで仲間になった戦線最古参の最後の一人。新参者である音無を認めておらず、なにかと因縁をつけては食って掛かる。ゆりに心酔しており、彼女のことを悪くいう者には容赦しない。第11話のラストで、ゆりの写真を大事に持って微笑んでいたことからも、その心酔ぶりはかなりの物。 竹山の円周率暗唱により悶絶するほどのアホ。身体能力は戦線メンバーの中でも上位といえるが、自分やギルドの仕掛けた罠に引っ掛かるなど、自滅することが多く、日向には「バカ」と断言されてしまっている。また、かなでを奪還するオペレーションでは、自滅はしなかったものの真っ先に天使の分身に瞬殺されている。最終話で「消滅」した。 使用武器はハルバードで、銃(スチェッキン・マシンピストル)も所持してはいるが、あまり好んでいない。このハルバードはギルドに改装される前のダンジョンで入手した物である。 戦線加入前は死後の世界をゲームだと思っており、地下ダンジョンのラスボスと化していた椎名を倒そうとしていたが敵わずにいたところで、ダンジョン探索に来たゆり一行と遭遇し、ゆりに一目惚れして戦線に加入した。 野球大会では4番・キャッチャー。片手でバットを振って軽々とホームランを打ってしまう驚異的なパワーの持ち主である。 DVD/BD特典のキャラクターコメンタリーでは、第2、10話、および『SPECIAL EPISODE』に出演。 【設定】 初期設定の武器は棍だったが、音無の首に刃を当てる演出をするためハルバードに変更された。 椎名(しいな) 声 - 斎藤楓子 「あさはかなり…」が口癖のクールな少女で、戦線立ち上げ直後に加入した6人目のメンバー。一部ではあるが「椎名っち」と気さくに呼ぶ者もいる。戦闘時は、忍者のような動きを見せ、その戦闘力は天使(かなで)にも匹敵する、戦線最強の戦闘要員。煙玉なども標準装備している。彼女のみ上着を半袖にしスカートにスリットを入れるなどSSSの制服を独自に改造しており、首には長い襟巻きをしている。弱点はかわいい物子犬のぬいぐるみは彼女の手作りである。最終話で「消滅」した。 前日譚『Angel Beats! Heaven's Door』では、初めは自らに名前はなく、あるのは暗号名のC7だけだと本人は語っていた。それを聞いたゆりが後にC7(しーなな)からとって椎名と名づけた。第3話の天使エリア侵入作戦の際、天使のパソコンの名簿の中に「椎名枝里」という名前があったが、それが彼女の本名であるのかどうかは不明。また、かなり昔の時代に人を殺すために生きていた人間であり、当初は死後の世界の違和感に混乱し地下へ逃げ込み、体感で3000日間訪れる人を斬り殺し続けていた。その結果、地下ダンジョンのラスボスと呼ばれるようになり、ダンジョンを訪れたゆりや日向ともほぼ一方的な激しい戦闘を繰り広げた。しかし、地上に誘き出されたところで争いに天使(かなで)が介入し、ゆりの奇策による日向の攻撃に敗れ、ゆりから「人を殺すこと」以外の生きる目的を与えられ戦線に加入した。仲間や友達というものに無縁だったようで、オペレーションキャンプファイヤーの際はオペレーションも忘れて楽しみ、早々に「消滅」しかけた。 使用武器は短刀。 野球大会では3番・ショート。 DVD/BD特典のキャラクターコメンタリーでは、第7話に出演。 遊佐(ゆさ) 声 - 牧野由依 冷静なオペレーターで神出鬼没。作戦時にはゆりの指示をインカムからトランシーバーでメンバーへ通達、あるいはメンバーの状況をゆりへ報告している。無表情で淡々としているが、淡々としたままでゆりに対して毒舌を吐いている。また、ガルデモの演奏に身体を揺らしてリズムを取っていたこともあった。最終話で「消滅」した。 前日譚『Angel Beats! Heaven's Door』にて当初髪を結っておらず、男に激しい恨みを抱いていたことが判明。その憎悪から男を鋏で刺殺する通り魔を起こしていたが、翌日には殺したはずの男が平然と生きていたことで男への憎悪と殺せない矛盾、さらには自分が死ぬことも忘れることも狂うこともできず正気で男を殺し続ける苦しみに苛まれることとなった。そして「死ぬ人間」を求め息を潜めていたが、風変わりな戦線メンバーなら殺せるのではと活動を再開し、野田や大山を餌食にした。 最終的に日向の作戦で捕縛され、ゆりからの勧誘については「敵は男だけ」と断るが、天使の存在を教えられると今の自分を終わらせるために接触、天使(かなで)の介入により性格が変化し「もう誰にも危害を加えない」と宣言した上で戦線に加入する。 この変化について「過去の自分を深い水底に沈めた」と語り、実際に元の遊佐が鎖に縛られ水中に没しているような描写も描かれているが、詳細は不明。変化後の遊佐は、突然現れたかのように登場しメンバーに驚かれたり、新制服を作った際にすぐ着替えず、そのことを日向に問われた時「それで決定でしたら明日にはその格好で現れます」と返すなど、普通の人間でなくなっているかのような描写が多い。 この変化を行った天使(かなで)は自室で遊佐の前でANGEL PLAYERを使用しているが、ANGEL PLAYERの存在をゆり達に報告しておらず、第3話までANGEL PLAYERの存在をSSSは知らなかった。 ガルデモの近くに描かれることが多かったことや上記のシーンの影響からか、『Angel Beats! The4コマ 僕らの戦線行進曲♪』ではガルデモの熱狂的ファンになっている。 DVD/BD特典のキャラクターコメンタリーでは、第8、9話に出演。 藤巻(ふじまき) 声 - 増田裕生 ガラの悪い少年で、メンバーと同年代だが「やさぐれあんちゃん」といった立ち位置。お手本のような噛ませ犬で、麻雀が好きなのか、ひさ子らと卓を囲むことも多いが、その度に「卓上の噛ませ犬」と化す。カナヅチ。当初は音無のことを軟弱者として馬鹿にしていた。最終話で「消滅」した。 麻枝准は本作の中で自身の1番のお気に入りキャラクターであると語っている。 前日譚『Angel Beats! Heaven's Door』にて生前ヤクザであったことが分かった。キャンプファイヤーの際、日向が持っていた銃に反応したところをチャーに見つかり、その経歴も併せて銃に詳しいと思われてギルドへ連行されるが、木刀しか作れず実働部隊へ移された。実際のところヤクザだったのは一日だけだったらしい。 使用武器はPPSh-41短機関銃と長ドスで、同じように近接武器を扱う野田や椎名と違い、銃も普通に使用する。 DVD/BD特典のキャラクターコメンタリーでは、第8、10話、および『SPECIAL EPISODE』に出演。 『SPECIAL EPISODE』のキャラクターコメンタリーに置いて、第1話放送当時から野田とキャラが被っていて、どっちがどっちか覚えられないという視聴者の声が多かったことが大山によって暴露されている(武器として藤巻は長ドス、野田はハルバートを常に持ち歩いており、両者ともに噛ませ犬的ポジションのキャラクターであることが要因と思われる)。 TK(ティーケー) 声:Michael Rivas 長身に赤いバンダナ姿(帽子を目深にかぶるような位置にバンダナを巻いていて目元は影で処理されているため目は見えない)で、首から手錠をぶら下げている。陽気に意味不明な英語を話す男だが、実際は英語は苦手である。時には英語と日本語が混ざった言葉を話すこともある。「TK」は自称であり、本名はおろか生前のことも謎である。趣味はストリートダンスで、よく廊下などでも踊っており、暇な時に松下にダンスを教えたりもする。ダンスをやっている影響か身体能力はかなり高く、戦闘では意外と活躍する。最終話で「消滅」した。 前日譚『Angel Beats! Heaven's Door』にてサヴァン症候群ではないかと考えられたが、結局その片鱗は一切見受けられなかった。戦線独自の制服に変わり、大々的に戦線を公表してから最初に加入したメンバーだが、表明とは関係なく日向と大山が見つけて連れてきた。まともにコミュニケーションが取れずゆりすら振り回され、決意表明後初の仲間がこのような奇人であることにゆりから呆れられていた。「TK」という名前は、本人が名前を全く名乗ろうとせず、また結局ただの変人だったため、野田に「とにかくキてる」奴だからと名付けられ、それを本人が気にいったため定着したもの。また、大山に対しては「Yamachang!」とあだ名で呼ぶシーンもあった。 彼の話す台詞はほとんどがTM NETWORKに影響を受けたものであり、主にTM NETWORKの曲名または歌詞の一部ばかりを喋っている。そのため、第12話で同話タイトルでもある「Knockin' on heaven's door.」を喋ったときには『それ、ボブ・ディランだぜ』と日向に突っ込まれていた。「TK」という名前も小室哲哉のイニシャルから取られたと考えられるが、これは麻枝准がTM NETWORKに強く影響を受けたことによる。 使用武器はFN ブローニング・ハイパワー、LAR グリズリー、PP-19 Bizon。 DVD/BD特典のキャラクターコメンタリーでは、第6、10話、および『SPECIAL EPISODE』に出演。 キャラクターコメンタリーでは普通に日本語を喋り、普段の彼の心情なども聞くことができるが、そのせいで自らキャラ崩壊を起こしており、そのことに日向はずっとツッコミを入れ続けていた。 松下 護騨(まつした ごだん) 声 - 徳本英一郎 がっちりとした体格で柔道が得意。細目で眼球が描写されることは少ない。柔道五段のため、「松下五段」と呼ばれているが武器は銃である。鍛錬のためか下駄を履いており、授業に出ない際は校庭の木を利用してトレーニングに励んでいる。暇な時には戦線メンバーに柔道を教えている。食堂の肉うどんが好物で、肉うどんの食券を譲る約束をすれば大抵のことは引き受けてくれる。終盤で山篭りで修行をしていたら、メンバーが驚愕するほどのダイエットに成功していた。最終話で「消滅」した。 前日譚『Angel Beats! Heaven's Door』にて、死後の世界に来てすぐ目が見えることに歓喜し、一般生徒を手当たり次第に投げていたところを高松に注目される。その後一緒に道場破りをしていたところ、戦線の活動に参加しない高松に文句を言いに来たゆりと遭遇し、戦線に加入した。 使用武器はラインメタルMG3、FFV AT4、H&K P7。 上記にあるように、高校生が柔道五段を取ることはできず、それでもなぜ「五段」と呼ばれているかについては、DVD/BD第6巻のキャラクターコメンタリー(11話)で、下の名前が、難しい方の「まもる」という字(護衛の護)に飛驒高山の驒(騨の旧字体)で「護驒(ごだん)」という名前であったためだと本人が語っている。そのため、戦線メンバーは彼の柔道が五段と勘違いし、最初は本人も五段ではないと否定していたが、だんだん面倒になりそのまま放置するようになったとのこと。本人はその説明の後、「こんな名前、実際じゃあり得ない。ゲーム化などした際、製作スタッフは困らないのか?」と自虐的に危惧していたものの、『Angel Beats! Heaven's Door』にて正式にこの名前が登場した。 DVD/BD特典のキャラクターコメンタリーでは、第11話、及び『SPECIAL EPISODE』に出演。11話は異例の彼のみの出演となった。 【生前】 小学3年の頃の病気の影響で失明。盲学校に通い柔道は障害者スポーツで行っていた。失明後しばらく不登校であったが盲学校に通うまでは従姉である陽菜子が彼の下に来ていた。陽菜子は生まれたときから目が見えない状態であったが非常に明るい性格で太陽のようだったと本人は語っていた。失明後外に出させたり盲学校の柔道を勧めたりしたのも彼女であった。高等部二年の全国大会の決勝直前に当時福祉関係の仕事に携わっていた陽菜子は護騨を励まし職場に戻る。これを機に優勝候補相手に勝利するも、翌日彼女が職場に出勤した際悪天候の中で暴走車に轢かれて亡くなったため優勝の報告をすることが出来なかった。これに関して彼は「陽菜子さんを奪った、世界が憎いと思った」と語っている。 大山(おおやま) 声 - 小林由美子 特徴が無いことが特徴の少年。わかりきったことをいちいち解説してくれる。純情な性格で本気の恋しかしないと語っており、ゆりによって強制的に天使(かなで)に告白させられ振られた際には号泣していた。ポテトチップスが大好物。最終話で「消滅」した。 前日譚『Angel Beats!-Track ZERO-』及び『Angel Beats! Heaven's Door』では学生寮の日向のルームメイトとして登場する。あまりに個性がないため当初は日向からNPCと思われていた。戦線では日向に次ぐ最古参の一人。当初は日向がゆりから受けた所業を聞かされた影響で、ゆりへ異常な恐怖心を抱いており加入を断り逃亡したが、日向とゆりが仲違いをした際、日向を勇気づけ二人を仲直りさせたことをきっかけに加入した。生前は不明だが、「心の整理はつきそうにない」「生きるのは辛いことばかりだった」「日向のような一人で悩みを解決してくれる友達がいたらよかった」等と語っている。 使用武器はSIG SAUER P226、M24 SWS。 DVD/BD特典のキャラクターコメンタリーでは、第1、2、4、5、6、7話、及び『SPECIAL EPISODE』に出演。 キャラクターコメンタリーでは常に乳首が立っていることをバラされ、さらにゆりに引き出される形で新ジャンルに目覚めてしまった。また、DVD/BD第6巻特典ドラマCDではある意味一番キャラが壊れている。 竹山(たけやま) 声 - 市来光弘 伊達眼鏡が特徴の少年。天才ハッカー。ゆりからハンドルネーム「竹山君」と紹介されたが、本人は受け答えの際に「僕のことはクライストとお呼びください」と付け加えている。しかし、最初からスルーされ続けた挙句、途中で台詞を被せられるようになっていく。第9話でかなでに対する中間テスト妨害工作がばれて反省文を書かされた際に、名前を竹山 クライストと書いていたが、それが本名であるのかどうかは不明。「クライスト オブ ザ フロント ダイヤリー」というブログを作成している。 「天使エリア侵入作戦」にて、天使が使用しているパソコンのパスワードを解析し、ガードスキルに関する謎を明らかにした。最終話で「消滅」した。 DVD/BD特典のキャラクターコメンタリーの出演は戦線主要メンバーの中では唯一なし。第4、6巻の特典ドラマCDには出演している。 直井 文人(なおい あやと) 声 - 緒方恵美 生徒会副会長。常に学生帽を身につけた中性的な容姿の少年。一般生徒と同じ制服であることから周りからはNPCと思われていたが、音無達と同じく死んだ人間。表向きは優等生として生徒会の運営を任されながら、裏で一般生徒に暴力を振るうなどの悪事を働くことによって自己の存在を保っていた。彼がかなでを天使と勘違いしたのは戦線結成初期に校内でさりげない会話で日向に「生徒会長は何者ですか?」と問い日向が「彼女は人間じゃなく天使だから」と答えたため(この時、日向は直井がNPCだと思っていたため、NPCなら次の日にはそういう会話は忘れると思い、そう答えてしまった)。 傲慢な性格で、自分たちがいる世界を「不幸な人生を送った人間から神を決める世界」と捉えており、自身が神になろうと画策。死んだ世界戦線の作戦によりかなでが解任され生徒会長代理となったと同時に本性を表し、身につけた催眠術で生徒会を掌握し、戦線を殲滅。しかし、生前は誰からも存在を認められなかった自分を音無が認めてくれたため戦意を喪失。同時に音無に心を開いたことで戦線に入隊し、彼の舎弟と化した(音無自身は彼に対して無関心や冷めた感覚でみており、日向や戦線メンバーとのような会話もなく直井自身が勝手に音無についていっているような状況である)。後にかなでが生徒会長に復帰すると、再び生徒会副会長に戻った。 入隊後も一般生徒と同じ制服を着用し、催眠術を乱用したりメンバーを無能と罵倒したりと身勝手な行動が目立ち、相変わらず自分のことを「神」と呼んでいるが、音無に対しては異常なまでにえこひいきを見せ、以前の冷徹な性質からやや茶目っ気のあるキャラクターに変化する。 「卒業式」の後、音無に会えたおかげで自分は変われた、と彼に泣きながら感謝し「消滅」した。 使用武器はH&K USP。 DVD/BD特典のキャラクターコメンタリーでは、第8話に出演。 BUMP OF CHICKENの直井由文が名前のモデルになったとされている。 【生前】 陶芸の名士である父(声 - 中田譲治)の下に生まれるが、才能豊かな双子の兄・健人が跡取り候補となったため、誰からも期待されない毎日を送っていた。しかし木登りの際に枝が折れ二人そろって落下、運悪く石の上に落ちた健人が死亡したことで健人と入れ替わり、父の下で周りに受け入れられるチャンスをつかむべく壮絶な修行を積むが、師である父が病に倒れたことで再びチャンスを失う。そのため、「自分の存在を誰かに認められること」が彼の行動原理になっていた。なお、死因は不明。
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