東征軍とは? わかりやすく解説

東征軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 04:43 UTC 版)

神咒神威神楽」の記事における「東征軍」の解説

坂上 覇吐(さかがみ はばき) - 声:堀川忍 (PC), 宮下栄治 (PS VITA) 神世創生篇及び物語全体通して主人公無頼かつ自由奔放に生きる傾奇者筋金入りの馬鹿かつ女性に目がないスケベでもあるが、その明る言動仲間たちまとめていく。 坂上家は元々久雅家の遠縁にあたる名門士族だったが、過去東征の際に高濃度汚染受けたため現在は没落しており、覇吐自身母親言い伝えに従ってひっそりと生活していた。先祖汚染されたためか、刑士郎を上回るほどの"歪み"を持つが、特技でもある隠身によって隠している。 御前試合の際に竜胆啖呵聞いたことで彼女に一目惚れし自分の物にするため東征軍へと参加した等級は陽の伍・陰の漆。武器である背中大剣は多段変形する特殊な物で、蛇腹剣大鋏変形が可能。 異能は『桃花黄泉帰り』。受けた歪みによる攻撃を数割増しで、対象変更して跳ね返すカウンター技。受けたダメージを千とするなら、千五百生命力生み出すために彼が歪みで死ぬことはまず無いと言える。しかし、ダメージ無効にするわけではないため、正しくは『死なないではなく死ねない』であり、常に発狂の危険をはらんだ能力である。 その正体波旬畸形嚢腫。その触覚たる存在である。波旬肉体にへばりついた存在であるため共に座に在り擬似的神の力有している。本来は歪みと呼ぶべきものは有していないが、その出生故に大欲界天狗道においては異物であるため、陰気持っている波旬はその唯我渇望故に彼の存在許せず、畸形嚢腫は常に「見つかれば殺される」という恐怖怯えていた。そのため彼は「生きたい」という根源的な生存本能渇望として抱いており、黄泉帰り正体はその渇望から来る蘇生能力であり、歪み返しは単に座の力を利用して旧世界の理を力尽く跳ね返しているに過ぎない。ただしこの力を使うということは本体である畸形嚢腫から干渉を受けるということでもあり、波旬に見つかる危険性高め諸刃の剣でもある。 元々は夜刀限界が近づいたことで大欲界天狗道完成感じ取った畸形嚢腫がそれを防ぐために生み出した触覚だったが、畸形嚢腫臆病さによって覇吐は自分役目から逃げ、本来果たすべき役割全て忘却していた。そして畸形嚢腫もう一つ渇望から生まれた竜胆との出会いによって本来の目論見とは逆に東征参加してしまうことになってしまった。 結果的に東征為されてしまい、天狗道完成招いてしまったが、夜刀との戦いと自らの光である竜胆との出会いによって波旬への恐怖乗り越えた覇吐は仲間達と共に波旬との決戦行い本体である畸形嚢腫との融合果たし波旬討ち滅ぼした。 久雅 竜胆(こが りんどう) - 声:波奈束風景 (PC), 中島沙樹 (PS VITA) 神世創生篇のヒロイン士族頂点に立つ名門久雅家の若当主で、東征軍の総大将勝気凛とした性格持ち主で、その激しい気性から久雅の鬼姫揶揄されるほど。 誰も彼もが己のことしか考慮しない大欲界天狗道世界の中で、唯一五徳信条からなる人として真っ当な精神を持つが、他の人々からは異端みなされ狂人扱いされている。龍明曰く覇道素質を持つ唯一の人間後見人龍明とは幼いころからの顔なじみであり、龍水とは幼なじみ等級は陽の肆。剣術弓術秀でており、一軍の将としての才能を持つ。 歪みによる汚染受けていないため、特に異能はもって居なかったが、東征中に黄金遺産である『聖約運命の神』から黄金覇道感じ取ったことで『天魔覆滅』という異能手に入れる。 これは、天狗道世界存在ではない天魔達の真の名を、天狗道住人竜胆が呼ぶことにより、彼らを弱体化するというもの。本来旧世界言語は意味を理解することも発音することもできないが、竜胆はそれを可能にする。夜都賀波岐天魔達は旧世界波旬敗北した身であるため、天狗道人間に自らの神咒を呼ばれることで普段夜刀軍勢変性によって守られている「敗者の型」を浮き彫りにさせてしまい、下手をすれば消滅してしまいかねないほどの力の減衰余儀なくされる。 だが、自由に発動できるわけではなく切っ掛けが必要。また、本人も口にしている内容理解しているわけではない。 その正体波旬畸形嚢腫。その自滅因子たる存在である。畸形嚢腫は「生きたい」という渇望別に外界への憧れ持っていた。しかしまともな肉体持っていない彼にとって外に出ることは死を意味する畸形嚢腫触覚である覇吐を生み出したのと同時にその背反する渇望によって生まれた自滅因子、それが竜胆である。彼女が覇道素養を持つのは畸形嚢腫外界への憧れから生まれた存在であるため。 東征においては不破之関での初戦において一度死亡したが、覇吐が畸形嚢腫干渉によって復活したことで彼女も再生し、覇吐の力の根源である畸形曼荼羅を東征軍の面々中継する役割担った自滅因子である竜胆行動畸形嚢腫ひいては覇吐を破滅させる結果繋がってしまっており、彼女が自らの覇道によって成した東征結果的に穢土消滅させて大欲界天狗道完成させて畸形嚢腫存在浮き彫りにさせてしまうことになってしまう。東征成され瞬間そのこと無意識的直感した竜胆は自ら死を選んだが、自滅因子本体消滅するまで決して死ぬことが出来ない為、ほどなく復活してしまった。 そして死ぬことが出来ないのなら覇吐が見つかる前に波旬倒そう単独波旬元に向かおうとするが、それもまた覇吐がそれを追ってきたことで畸形嚢腫波旬近付け結果になってしまう。追いついてきた覇吐を拒絶し尚も一人戦おうとする竜胆だったが、覇吐から「お前を失えばもう俺は生きていけない。一人で戦うのは波旬同じだ」と言葉かけられたことで自分過ち気付き、彼を信じて共に戦うことを決めた竜胆は自らの覇道見出し自滅因子ではない新たなる覇道神として新生曙光曼荼羅主として仲間達と共に波旬との最終決戦に臨む。 波旬との戦い勝利した後、覇吐と共に新たなる覇道流出させ、国産み成し遂げた凶月 刑士郎 (きょうげつ けいしろう) - 声:杉崎和哉 (PC), 谷山紀章 (PS VITA) 楽土血染花篇の主人公。 "禍憑き"という異能力を持つ凶月一族の若当主凶月という立場境遇からか、極めて好戦的かつ排他的な性格持ち主だが、義妹咲耶には頭が上がらない。 口には出さないが、咲耶とは相思相愛の関係にあり、彼女に返し風が吹くことを怖れ自身の"禍憑き"を封印している。しかし、それ抜きにしても高い戦闘能力を持つ。 東征切り札として東征参加させられる咲耶守り一族のために武勲をあげるべく東征へと参加する等級は陽の伍・陰の陸。 異能禍憑きこと『禍津日神禁厭』。他者に不幸を押し付けることにより、自身への不幸を拒絶する運気操作。あくまで運を操作するだけなので、何が起こるかは本人にもわからないまた、この異能発動し場合同じ異能持った人間近しい人間のだれかに、異能によって発生したものと同等の不幸が発生するという『返し風』が発生するという欠点がある。 その神咒はヴィルヘルム・エーレンブルグ。ヴィルヘルム夜刀太極拾い上げられることはなかったが、天狗道無間大紅蓮地獄影響不完全になっている影響僅かに残っていた輪廻転生の理の影響凶月刑士郎として転生果たした当初は刑士郎の精神多少影響与えつつもヴィルヘルムは表に出てこなかったが、奴奈比売によって『闇の賜物』を与えられ影響ヴィルヘルム覚醒し、『天魔血染花』の能力目覚める。 その能力はかつての創造求道型として発現させたものであり、触れたものの力を吸収する効果がある。更に禍憑きと組み合わさることで運気吸収さえも可能としており、修羅曼荼羅影響でその力が上昇していることもあり、天魔伍する程の能力となっている。しかしその代償としてこの力を使うには咲耶の命を必要とする。この能力を使うということは凶月刑士郎がヴィルヘルム・エーレンブルグに立ち戻るということであり、同時に闇の賜物同化していたヘルガ・エーレンブルグ、すなわち凶月咲耶を自らの内に吸収するということでもある。そして咲耶の命を吸い尽くした時完全にヴィルヘルム目覚め第九天魔として新生する。 そして無間蝦夷での最終決戦にて旧世界からの因縁の相手である天魔宿儺激突し、その太極前に太刀打ちすらできず、ヴィルヘルム咲耶吸い殺すことで完全に力を取り戻そうとするが、刑士郎はそれを全力拒否し遂に全ての法則からの“解脱”に成功するその際、刑士郎はヴィルヘルムを「壊せかどうかしか秤を持たない純白空っぽ下種野郎」と断じて決別し全ての異能捨ててでも愛する女と信じ仲間達と共に生きること選択した。 これは“座”の世界法則から脱却しただの人間になることを意味している。神格に至ることで法則から独立するではなく、人の身として神の支配から脱するという極めて異例存在あり、かつてこれを成し遂げた者は宇宙にただ一人として存在しない凶月 咲耶きょうげつ さくや) - 声:有栖川みや美 (PC), 高田初美 (PS VITA) 楽土血染花篇のヒロイン凶月一族の姫にして、刑士郎の義妹義兄とは違って穏やかで心優しい性格可憐な少女だが、見た目反して強く思ったことをはっきりと口に出す見た目とは裏腹に純度異能有する最強の"禍憑き"であり、御門からの厳重な監視封印施されている。巨大な髪飾りはその封印一種であり、封印を解くとどうなるかは誰にもわからない。 刑士郎に対しては深い愛情抱いており、彼の力になるべく東征へと参加する等級は陽の壱・陰の拾。神号禍津瀬織津比売 異能は刑士郎と同じく禍憑きこと『禍津日神禁厭』。だが彼女の"禍憑き"は特殊であり、何時発動するかの制御できない上、従来なら凶月一族誰かに吹く返し風が誰に吹くかわからないため、さながら歩く爆弾揶揄されている。 その神咒はヘルガ・エーレンブルグ。ヴィルヘルム同じく輪廻転生の理の残滓影響転生果たした当初はほとんど影響はなかったものの、不破之関での初戦において自らの禍憑きを解き放った結果、丁禮と爾子の封印解いてしまい、自分起こした災い禍々しさに心神喪失の状態に陥ってしまい、奴奈比売が刑士郎に打ち込んだ「闇の賜物」と同調したことでヘルガ人格現れてしまう。 以降、かつてと同じく刑士郎の裡に戻りその礎になる事を望むようになり、刑士郎と宿儺決戦では自分吸い殺すよう請うが、刑士郎はそれを拒絶し、“解脱”を果たしヴィルヘルム消滅してしまう。 その後完成した大欲界天狗道影響受けた軍勢襲撃を受け、刑士郎を傷付けた者への怒りによってヘルガと完全に同調し禍憑きを発動させようとするが、他ならぬ刑士郎によって止められ自身の内に刑士郎の子宿っていることを知った咲耶は刑士郎に続いて解脱”を果たす。 複数法則混在することで誕生した、本来生まれるはずのなかった刑士郎と咲耶大欲界天狗道においてはイレギュラー的な存在であり、彼らが天狗道の理を否定したことはその法則決定的な亀裂を生み、波旬を破るきっかけとなった壬生 宗次郎 (みぶ そうじろう) - 声:佐山森 (PC), 松元恵 (PS VITA) 威烈繚乱篇の主人公女性のように線が細い美少年で、穏やかで丁寧な物腰特徴的な剣士流派石上神道流。 だが外見物腰反して、根は強者斬ることにしか興味抱けない狂人であり、彼と斬り合った者は例外なく命を落とすという剣鬼一方で女性に対して一切免疫がなく、特にあっけらかんとした紫織に対して苦手意識持っている主筋である冷泉推薦によって御前試合出場し日ノ本最強剣士となるべく東征軍にも引き続いて参加した等級は陽の陸・陰の肆。 夢は「天下最強剣士」。即ち、自分以外の者を全て斬り殺して自らの最強証明すること。自分自身絶対性を証明するという自己愛、そして全てを殺すという波旬のそれに通じ滅尽滅相渇望を持つ典型的な天狗道人間である。 しかし、不破之関での初戦悪路手も足も出せずに惨敗し、自らの剣を「木偶の剣」と評されたことに屈辱覚え、彼を宿敵として狙い無間蝦夷にて決戦行いその戦いにて、畸形曼荼羅から流入した波旬の力によって太極に至る。 だがこれは波旬同調した結果として得た不完全な太極であり、その力を振るい続ければ波旬赤子として滅尽滅相走狗となる。しかし宗次郎悪路との戦い経て他者斬り合う楽しみ」を見出しだからこそ自分以外がいなくなるのはつまらないという天狗道人間にはありえない思考持った。そしてそこに天狗道からの脱却兆し見た悪路によって波旬との連結断たれ神格から人の身に戻ることとなったその後、紫織を始めとする仲間達を斬りたくないという以前では有り得なかった思考持った宗次郎思い悩み波旬打倒のために特異点を開く役割担い、紫織と戦う段になって自分戦えば彼女を殺してしまうと戦い躊躇していた。 しかし、「自分はそう簡単に殺される女ではない」という紫織の言葉を受け、自分内心で紫織を侮っていたことを自覚した宗次郎は、彼女を捉える相応しい刃となるため、遂に自ら太極至った。 『太極経津主神布都御魂剣』。発現求道型。元となった渇望は「ただ一振りの刃でありたい」。 その能力は「あらゆるものを斬る」こと。太極至った彼は切断概念そのものであり、触れたものを有形無形問わずに斬り飛ばす。悪路との戦いで至ったものは抜き身の刃の如き剣呑なものであったが、紫織と互いに高め合うことを目的として至った真の太極他者存在の肯定が「鞘」となって滅尽滅相概念から決別している。 波旬との決戦では、波旬の座への道を開くために特異点を斬り開いた。本来であれば万象を斬り裂くこの太極をもってしても求道神の力では特異点穴を開けることはできないが、紫織との戦いによって自らを究極まで高めたことでそれを可能にした。 玖錠 紫織 (くじょう しおり) - 声:柚木かなめ (PC), 河原木志穂 (PS VITA) 威烈繚乱篇のヒロイン代々皇帝守護の任にあたってきた武術集団・玖錠家の長子オキツグという名前の年の離れた弟がいる。 明朗快活あっけらかんとした性格で、人当たり良い姉御肌人物女性として羞恥心欠けている部分があるが、平時では慎み深くもある掴み所のない人物。 玖錠降神流の優れた使い手であり、自身異能の力を併用することで、女性のみでありながら刑士郎や宗次郎引けを取らない戦闘力発揮する。ただし、紫織自身は自らの技を邪道みなしており、そのために玖錠降神流を継ぐつもりはない。 等級は陽の漆・陰の参。 異能は『陀羅尼摩利支』。並行世界自分可能性具現化することにより、一度複数行動を行うことが可能。また、無傷可能性具現化することにより、致命一撃回避したりと汎用性が高いまた、可能性として具現化されるのはどれも彼女自身なため、それを一人殺されても、消耗はするものの死ぬことはない。 万能見えるものの、そもそも可能性存在しない絶対に攻撃当たらない絶対に攻撃がよけられないなど)場合どうすることもできないという欠点もある。 東征参加した理由は「花嫁修業」のため。彼女は元々、他者から定義付けられることを極端に嫌うという奇癖があり、彼女の掴みどころのなさは他人から自分定義される度にそれと反す性格技能身に付けていったためのもの。しかしその結果自分自身にも玖錠紫織という人間どういう人間なのかがわからなくなってしまい、最高の自分でも敵わない最高の男に自分定義してもらいたいという考え持った一見天狗道人間らしからぬ思考見えるが、結局のところこの考え相手装飾品見立てる思考自分を映す鏡になることを相手強要するという彼女が自分自身向けられることを最も嫌う考え同種のものでしかない。 この考え故に東征では「女」在り方定義する母禮敵視し畸形曼荼羅から流入してきた波旬の力によって至った太極で彼女と互角に戦うものの、母禮の手によって波旬との連結断たれ神格から人の身に戻った。 そして東征経てこれまで見てきた人間の中で最も綺麗だ感じた宗次郎好意抱き、彼を極限まで高めてあげたいという利他想い、そして極限まで高められたその美しい刃ならきっと最高の自分映し出してくれるという利己想い互いに高め合うという境地達した紫織は、遂に自ら太極至った。 『太極紅楼蜃夢・摩利支天』。発現求道型。元となった渇望は「常に最高の自分ありたい」。 その能力は「自らの可能性無限に拡大する」。可能性そのもの変じた女に最早可能性殺害による反動などは一切なく、彼女への攻撃は「当たらなかった」可能性一つでもある限り決し当たらず逆に彼女の攻撃相手に「当たった可能性一つでもある限り絶対に避けることができない。仮に攻撃当てられたとしても無限に拡大する可能性全てを殺すことは至難の業となる。 宗次郎との戦いでは、無限に可能性拡大する紫織に対し宗次郎は彼女を捉えるために極限まで己を高め、彼を更なる高みへと導くために紫織もまた己の可能性高めていく。際限なく続く高め合いは彼らの力を引き上げさせ、特異点を斬り裂いた摩多羅 夜行 (まだら やこう) - 声:春野風 (PC), 羽多野渉 (PS VITA) 咒皇百鬼夜行篇の主人公史上最高と言われる呪力有する稀代陰陽師外見能力非の打ちどころがないが、愉快犯的な言動や捻じ曲がった性格、そして歪んだ美意識のために、覇吐や爾子たちからは変態扱いされている。龍水とは許嫁の関係。 龍明をして「夜行の術は夜行だけの物」と言わしめるほど、既存陰陽術とはかけ離れた術式用いその実力は仲間たち比べて遥かに高い。 御前試合での竜胆啖呵と覇吐の戦いぶり見て東征軍に加わることを決める。 等級太極無形神号夜摩閻羅天。 御門 龍水 (みかど りゅうすい) - 声:美月 (PC), 小林桂子 (PS VITA) 咒皇百鬼夜行篇のヒロイン龍明養女であり、御門家の跡取り娘。 活発だの強い性格少女であり、子供扱いされることを嫌う。許嫁夜行に対して一途な恋心を抱いており、彼に認めてもらうべく陰陽術傾倒しているが、かえってそれが本人適性歪める結果となっている。 他の東征軍主力比べれば未熟ではあるが、年齢考慮すれば非常に優秀な部類に入る。 竜胆とは幼なじみであり、夜行とは違った意味で憧れ抱いている。 御前試合には御門一門代表として、また夜行認めてもらいたい一心からも参加しそのまま東征軍にも参加する等級は陽の肆・陰の壱。 異能は『先見未来視』。文字通り未来を読む予知能力であり、さらに歪みであるためか、無数の未来から望む未来を無理やり引きずり出すともできるという。ただし、彼女の汚染等級極めて低いため、精々達人攻撃一度しのぐくらいのことしかできない御門 龍明 (みかど りゅうめい) - 声:谷口ケイ (PC), 矢口アサミ (PS VITA) 神州術師束ねる御門家の現当主。 厳格物静かな妙齢女性凶月にしか伝わっていない「魂」概念知っていたり、化外知っているのような口ぶりをしたりとその言動には謎が多い。 その実力は立場相応しく本物であり、夜行咲耶除けば東征軍最強と言われるほど。 厳しくも情の深い人物であり、特に娘である龍水に対して芽生えた感情を、かつての友の生き様思い出しながら楽しんでいる。また、下戸であり酔うと自分の師性格について愚痴をこぼし始める今は亡き竜胆の父とは旧知の仲であり、その縁もあって竜胆後見人務めている。 等級は陽の拾。 その神咒はエレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ。 旧世界において主である黄金敗れ波旬によって座が奪い取られた際、夜刀展開した太極によって消滅免れた。その為、彼女自身夜都賀波岐同一存在であるが、他の天魔異なり彼女は未だ黄金への忠誠捨てず修羅曼荼羅影響下にあるため、夜刀との関わりが薄い。それによって夜刀表層意識影響受けていない彼女は、彼が何を目的として太極維持しているかを理解しており、このままの状態が続いていずれは波旬潰されることも解っていた。 三百年前、彼女は夜都賀波岐裏切って西へ渡り時の権力者唆して東征を行わせた。無論失敗することは解っていたが、彼女の真の目的旧世界の理を西へ流れさせることで、異な法則影響によって新たな覇道資質を持つ者を生み出すことだった。旧世界人間である彼女にとって、西側おぞましい化物溢れを飲むことすらできず、呼吸さえもままならない地獄のような場所だったが、ただ黄金への忠義のため、波旬打倒し勝利を掴むために彼女はそれに耐え続けた。 そして現代天狗道において唯一覇道素養見せ竜胆見出し、彼女を波旬居座る座まで導くため、再度東征画策し実行移した不二において黄金遺産手に入れた竜胆言葉から主の遺志知った彼女は新し世の若者たちに後を託すことを決め紅葉との決戦において大焼炙を発動。その身を崩れさせながらも紅葉平手打ち食らわせ現状甘んじる女達一喝し、東征軍の面々訓示残して尽きた真の等級修羅曼荼羅・大焼炙。全て焼き尽くす獄炎の理であり、その火力母禮の炎を遥かに上回る。ただし、黄金支配する宇宙属するこの力を使うということは、自らがそこに属することを喧伝するのと同じことであり、使用すれば消滅免れない。それでも尚この力を捨てなかった理由唯一つ。主への愛と忠誠のためである。 丁禮 (ていれい) - 声:日椰たぬき (PC), 環有希 (PS VITA) 夜行式神物静かかつ非好戦的な性格持ち主だが、変態じみた主と口うるさい爾子に振り回される苦労人。なぜか凶月兄妹とは相性悪く互いに反目し合っている。 式神としては最高位霊格持ち夜行にしか使役できないとされるほどの実力者とされているが、本気を出すと醜いという彼の勝手な理由童子の姿に固定されている。 爾子とは二人で一つ存在であり、戦闘時には爾子に跨って戦場駆け抜ける等級は陽の伍。 その正体前作登場したウォルフガング・シュライバーの男性面の転生体。魂を夜行によって拾われ彼の式神とされた。物語開始時点では、前世記憶失っている。 前作では遂に死の間際まで認められなかった己の真の渇望抱き締めて欲しい」を自覚する至っており、かつての狂気乗り越えている。咲耶にかつての己が狂気落ち元凶ともなった母の面影見ており、そのために苦手意識を抱く。 奴奈比売との決戦において、新たな仲間達道を切り開くべく爾子と共に命と引き換えに彼女を撃破する咲耶に対して想い吐露し、彼女が前世宿業乗り越えることを願いながら消滅した真の等級修羅曼荼羅豺狼速さ極限の理であり、敵より必ず速度面で上回りつつ、絶対に触れさせないという無限加速の技で、絶対的な暴威具現する存在として狂乱の相を纏っている。しかし、大元である修羅曼荼羅がとうに消滅しているため、回避能力失われている。 爾子 (にこ) - 声:師らん (PC), 高梁碧 (PS VITA) 夜行式神。 丁禮とは対照的に行儀はいいがおしゃべりかつ慇懃無礼な毒舌家で、「~ですの」という語尾特徴。なぜか凶月兄妹とは相性悪く互いに反目し合っている。 丁禮同様に式神として最高位霊格を持つ霊獣らしいが、同じく本気を出すと醜いという夜行理由から、牛ほどの巨体を持つ仔犬の姿に固定されている。性別は雌であり、人型にも変身できるらしいがなかなか見せことはない。 丁禮とは二人で一つ存在であり、戦闘時には丁禮を乗せて戦場駆け抜ける等級は陰の伍。 その正体前作登場したウォルフガング・シュライバーの女性面の転生体。魂を夜行によって拾われ彼の式神とされた。 中院冷泉なかのいん れいぜん) - 声:島崎比呂 (PC), 成瀬誠 (PS VITA) 久雅家と並ぶ武門名門中院家の若当主武家束ねる五大竜胆紋の次席ではあるが、勢力実質武家最大である。 飄々とした優男振舞いながらも、その実冷酷かつ狡猾好戦的な野心家竜胆に度々求婚しているが、にべもなく断られている。 戦闘力常人の域出ない天魔前にしてもその態度崩さず、同じ女性焦がれる覇吐に対して快なりとその美意識褒め剛毅さを持つ。 様々な意味で大欲界天狗道世界体現する人物。しかし同時に天狗道を「誰もが盲いた暗闇世界」と内心では唾棄竜胆を「光」と称し真実愛情抱いていた。 しかし皮肉にもそれに飲み込まれないよう確固とした己を持とうとした自己愛結果的に波旬との同調強めてしまい、唯我曼荼羅射干へと変貌してしまう。そして波旬怨敵である覇吐を殺そうとするが、波旬が覇吐の存在感知したことで冷泉自身波動流し込み、それに耐えられなくなった肉体崩壊して消滅した宿儺との邂逅によって自滅因子影響受けていたこともあって最後に天狗道影響抜け天狗道走狗としてではなく中院冷泉」としてこの世去った六条 (ろくじょう あかむし) - 声:三川春人 武家束ねる五大竜胆紋の名門六条家当主直轄領地は、現在の中国地方といわれている。 前作登場したロート・シュピーネの転生体であるとされるが、戦闘力常人の域出ない思われる

※この「東征軍」の解説は、「神咒神威神楽」の解説の一部です。
「東征軍」を含む「神咒神威神楽」の記事については、「神咒神威神楽」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「東征軍」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「東征軍」の関連用語

東征軍のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



東征軍のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの神咒神威神楽 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS