夜都賀波岐とは? わかりやすく解説

夜都賀波岐(やつかはぎ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 04:43 UTC 版)

神咒神威神楽」の記事における「夜都賀波岐(やつかはぎ)」の解説

穢土君臨する八柱大天魔。300年前東征軍壊滅させた化外首魁たちであり、誰もが言語絶する規格外実力を持つ。穢土外界全てに対して極大憎悪憤怒抱いており、穢土を守るべく竜胆たちの前に立ちふさがる天魔夜刀てんま・やと) - 声:先割れスプーン (PC), 鳥海浩輔 (PS VITA) 大天魔・夜都賀波岐主柱にして、穢土全域自身太極異界染め上げた張本人化外総軍そのものであり、彼を倒さない限り他の七不滅とされる穢土外界に対しては最も激し憎悪抱いている。 その神咒は藤井正確に言えば藤井とロートス・ライヒハートが水銀影響超えて高次元融合した存在旧世界において第五天であり自身恋人でもある黄昏女神の属神・永遠の刹那として彼女を守護していたが、波旬襲撃によって水銀黄金黄昏女神の三殺され、彼だけが最も厄介だ判断されたことで座の外に弾き出された。そして黄昏女神死によって波旬掌握された座の完成を防ぐために咄嗟に自らの太極展開し穢土天狗道から切り離し数千年に渡りその法則完成防いできた。 しかし夜刀このままでは自分先に力尽きる理解しており、その前に新たな覇道見出し波旬打倒しうる可能性探し求めたが、天狗道住人全て波旬操り人形であり、その魂は自己愛求道しか持たず神格に至るほどの器もなかった。 数千年に渡る法則せめぎ合いによって夜刀の力は見る影もなく消耗しきり、常世太極波旬への憎悪によって残り少ない力を無理やり絞り出しているような状態だったが、龍明見出した覇道、久雅竜胆唯一波旬打倒しうる可能性持った存在坂上覇吐との邂逅によって時が来た事を理解した夜刀常世発動し無間衆合地獄によって全盛期の力を取り戻し、覇吐に最後の戦い挑む。 この戦いにおいて覇吐が可能性示せないようならば自らが座を握ることやむなし考えていたが、覇吐と竜胆示してみせた可能性勝利を確信した夜刀は自らの全てを以て彼らに訓示残し消滅した等級太極無間大紅蓮地獄壊れないことを突き詰め絶対不変世界であり、この太極下にある限り夜刀も他の七決し滅びことはないとされる。その随神相穢土全域覆い尽くすほどの桁外れ巨大さで、夜都賀波岐の中でもさらに規格外存在。 その能力は「時間停止」。この太極において夜刀認めないものは決し活動許されない多くの者、そして夜刀自身にとっても名の示す通り地獄であるが、その根源である渇望は「大事なものを守りたい」というもの。圧倒的な戦力差がある波旬とのせめぎ合い数千年にも渡り続けていられたのは、その渇望防衛特化しているため。 元ネタ夜刀神から。 天魔悪路(てんま・あくろ) - 声:石川ゆうすけ (PC), 寺島拓篤 (PS VITA) 大天魔・夜都賀波岐一柱行動共にする母禮とは兄妹であると同時に恋人同士であり、その想いは強い。 その神咒は櫻井戒。 夜都賀波岐の中でも特に強く夜刀憎悪影響受けており、仲間対す物腰以前変わらず穏やかだが、外界に対しては凄まじい憎悪抱いている。 不破之関における初戦では母禮と共に現れ、その圧倒的な力で東征軍壊滅させた。 無間蝦夷での最終決戦では宗次郎激突し当初天狗道から脱却することもできないただの木偶として相手をすることすら汚らわしい宗次郎見下していたが、波旬畸形曼荼羅影響太極至った宗次郎互角戦い強いられるその戦い最中直前宿儺との会話自滅因子影響受けていたことで夜刀太極影響から抜け、かつての己の渇望思い出し天狗道からの脱却兆し見せた宗次郎を救うために波旬との連結絶った。そして波旬打倒彼に託し母禮と共に消滅した等級太極無間叫喚地獄。 その能力は「悪路の気から、呼気視線に至るまで、ありとあらゆる触れた物を腐らせる」というもの。彼と同等神性有しない限り、彼への攻撃全て腐らされて無力化し、その視界入っただけで命を落とすことになる。 随神相巨大な鬼のような武者。 元となった渇望は「自分一人全ての穢れ受け止める」。愛しい者に降りかかる全ての困難を自分引き受け、彼女達守りたいという救済祈り。この大切なものを守るという在り方故に夜刀との同調強まっており、当初はその繋がり強固さによって夜刀憎悪影響強く受け、自らの渇望忘れていた。だが、彼自身夜刀含めた仲間達信頼しているが故にそのことをあまり気にせず外敵排除するという自身役目徹していた。 元ネタ坂上田村麻呂伝説登場する悪路王から。 天魔母禮(てんま・もれい) - 声:かわしまりの (PC), 瑞沢渓 (PS VITA) 大天魔・夜都賀波岐一柱。 兄とは異なり根っから激情家。 行動共にする悪路とは兄妹であると同時に恋人同士であり、その想いは強い。 等級太極無間焦熱地獄その実体は人知を超えた規模の炎と化身であり、巨大隕石容易く消滅させるなど、夜都賀波岐屈指の火力を誇る。随神相四つ手の女武者。 その神咒は櫻井とベアトリス・ヴァルトルート・フォン・キルヒアイゼンの融合体で、表面人格ベースとなっている。 元々夜刀前身である想い寄せており、それ故に彼を苦しめ原因となっている波旬とその細胞達を強く憎悪しており、常世・奴奈比売と並んで穢土最右翼となっている。 不破之関における初戦では悪路と共に現れ、その圧倒的な力で東征軍壊滅させた。 無間蝦夷での最終決戦では紫織と激突し自分目の敵にする女に対し何の興味もないという風情だったが、波旬畸形曼荼羅影響太極至った紫織と互角戦い強いられる。そして悪路同じく、紫織に天狗道からの脱却兆し見出し波旬との連結絶ち波旬打倒託して悪路とともに消滅した元ネタ坂上田村麻呂伝説登場する磐具公母礼から。 天魔紅葉(てんま・もみじ) - 声:彩世ゆう (PC), 羽吹梨里 (PS VITA) 大天魔・夜都賀波岐一柱。 夜都賀波岐の中では数少ない理知的な性格持ち主で、際立った好戦性はない人物鬼無里呼ばれる小国収めており、住人からは敬われている。一方で御門に対しては深い因縁を持つらしい。 その神咒はリザ・ブレンナー。 旧世界においては夜刀敵対する存在であり、その関わりもそう深いものではないが、自らの娘である常世願いを守るため、穢土守護している。その願い先のないものであることも理解しているが、娘の幸福な時間を守ることは彼女にとって世界よりも重要な事柄であるため、親友であった龍明とは袂を分かつことになった。 そして東外流で龍明激突し、彼女が西側人間である龍水を娘と呼んでいることに激昂し、「黄金への忠誠忘れ去ってしまったのか」と落胆するが、龍明発動させた大焼炙によって彼女が何一つ変わっていなかったことを知る。そして彼女か現状維持しようとしていることを夜刀の愛に甘えていると一喝され、自らの心中吐露したことで常世動揺招いてしまい、その隙をついて竜胆発動させた天魔覆滅一矢から常世庇い致命傷を負う。自らの消滅悟った彼女は常世諭して夜刀元に戻らせ、龍明と娘自慢出来たならきっと楽しかっただろうと苦笑しながら消滅した等級太極無間等活地獄発現軍勢変生覇道型。 その能力は「死者思いのままに操る」というもの。更に死体全てに彼女の神性宿り、彼女と同等防御力有するうになるそれ故に、彼女と同等の力を有する至らない限り死体一体にすら歯が立たないことになる。彼女の能力圏内で命を落とせば即座にその影響下に置かれる。この能力によって鬼無里成立させている。 随神相は糸をもって死者を操る巨大な鬼女元ネタ長野県に伝わる鬼女紅葉から。 天魔・奴奈比売(てんま・ぬまひめ) - 声:木村あやか (PC), いのくちゆか (PS VITA) 大天魔・夜都賀波岐一柱存在自体不確かさ千変万化能力のために神出鬼没女性比較理知的な性格ではあるが、狂人であることは変わらず予測不可能危険性を持つ。 その神咒はアンナ・シュヴェーゲリン。 旧世界においては夜刀敵対する存在だったが、もともと夜刀前身は彼女の思い人転生とでも呼ぶべき存在であり、彼女自身以前忘れていたその思い思い出しているため、夜刀深く愛し彼のために戦っている。夜刀自身旧世界において幸福を甘受する彼女の姿から認識改めており、今ではかけがえのない仲間だと思っている。 夜刀守られ彼に守るべき刹那として愛されている現状は彼女にとって幸福の絶頂であり、その為それを破壊しようとする者を決し許さない。 そして東外流で無間蝦夷踏み入ろうとする東征軍襲撃し、彼らを追い詰めるが、天魔覆滅によって弱体化し封印解かれた丁禮と爾子の前に敗れ最期まで夜刀勝利を信じながら消滅した等級太極無間黒縄地獄発現軍勢変生覇道型。 西側流れ込む歪み元凶でもあるその能力は「自身の影に触れたものの強制停止」。かつての創造と同じ能力であるが、夜刀太極影響下に置かれたことでその圧力は山を粉砕する程に跳ね上がっている。更にこの影に捕らえられた者の脳裏には禍々しい女の声が響き精神をも破壊していく。 元となった渇望は「自分よりも先に行くものの足を止めたい」。一見ろくでもないものに見えるが、これは「思い人自分置いて先に行ってしまう」という嘆き転化したものでもあり、受け取るものによってその印象大きく変わる。この複雑な渇望からくる理によって西の歪み多様性増しており、彼女はその歪み全て再現することが可能となっている。 元ネタ『古事記』などに登場する奴奈川姫から。 天魔常世(てんま・とこよ) - 声:雛見風香 (PC), 生天目仁美 (PS VITA) 大天魔・夜都賀波岐一柱穢土維持のため動けない夜刀に代わって全軍指揮を担う実質的な化外側の統率者夜刀に対しては深い愛情抱いているが、彼女流義理立てとして常に一歩引いて接している。 その神咒は氷室玲愛とイザーク融合体人格ベースは玲愛となっており、イザークとしての面が出ることはほとんどない夜刀と共にあることは彼女にとってこの上ない喜びであり、それが夜刀望みではないと解っていながら穢土存続願っている。 無間蝦夷最終決戦では直接戦場に出ることはなく、仲間達東征軍波旬打倒希望見出し散っていく中、自らも夜刀勝利一助となるため自らの太極発動させ、消滅した等級太極無間衆合地獄一つ目機能夜刀太極維持するための動力源であり、長きに渡る波旬とのせめぎ合い消耗しきった夜刀補助をしている。 そして二つ目天魔八柱の魂を捧げ夜刀新生させること。元となった渇望は「夜刀高みへと導きたい」。かつてのものとは異な常世自身渇望から成る太極であり、夜刀全盛期の力を取り戻させることができる。夜都賀波岐にとっての切り札であると同時に最終手段でもあり、発動させたが最後波旬との最終決戦が始まることになる。そしてなにより夜刀仲間犠牲にすることを好まないため、常世はこの太極封じていた。 元ネタはかつて民間宗教崇拝されていた芋虫のような神・常世神から。 天魔宿儺(てんま・すくな) - 声:ルネッサンス山田 (PC), 前田剛 (PS VITA) 大天魔・夜都賀波岐一柱他者振り回すことに悦楽覚え自由奔放な性格持ち主大獄とは違った意味で変わった立ち位置にある存在。 その神咒は前作登場した遊佐司狼本城恵梨依の融合体随神相においても男女2つの顔を持つ。 遊佐司狼は元々“座”の影響生まれた自滅因子であり、彼の存在とでも言うべき存在である。その為夜刀との結びつきが最も深く、他の天魔夜刀憎悪影響受けている中、彼の真意理解している。時折裏切りのような行動見せるが、それも全て夜刀真意沿った行動であり、他の天魔達も彼が夜刀裏切ることなど有り得ない理解している。 無間蝦夷での最終決戦では刑士郎と激突しヴィルヘルム目覚めさせるべく挑発繰り返すが、刑士郎が“解脱”を果たしたことで太極無効化自分波旬打倒切り札生み出したことに満足し勝利を確信し消滅した等級太極無間身洋受苦処地獄。 その能力は「歪み殺し」。あらゆる異能自壊させ、強い歪みを持つ者ほど急激に弱体化していく。更に自身何の影響受けず神格としての力を振るうことができる。その影響天魔能力さえも無効化する程であり、夜刀超える異能なければこの太極超えることはできない。 元となった渇望は「真面目に生きていない人間認めない」。自らが神の玩具として生み出され存在であるが故の人間への羨望である。大欲界天狗道においては全ての者が波旬法則影響下にあり、宿儺定義する人間の定義からは外れた存在となっている。彼が認め人間とは神など関係なく、自らの力だけで立つ存在のことであり、故に天狗道住人では彼に勝つことはできない。しかしこれによってこの太極人間目の前にした時、急激に弱体化するという弱点抱えてしまっている。だが宿儺にとってはそういった存在誕生することは望むところであり、刑士郎が“解脱”したことは彼にとっても本望であった元ネタ『日本書紀』などに登場する両面宿儺から。 天魔大獄(てんま・おおたけ) - 声:左高蹴 (PC), 安元洋貴 (PS VITA) 大天魔・夜都賀波岐一柱。 虎のような鬼面甲冑を身に纏い素顔始めとする多く謎の人物見た目反して性格理知的夜刀を除く他の夜都賀波岐とは一線を画する実力を持つ実質的なナンバー2であり、宿儺とはまた違った立ち位置にある存在。 その神咒はゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン(ミハエル・ヴィットマン)。 旧世界においては夜刀敵対する存在であると同時に彼の魂の片割れでもあった。そのため現在でも夜刀強く結びついており、宿儺同様に彼の真意理解している。 無間蝦夷最終決戦では夜行激突し問答無用夜行一撃食らわせ、それによって自らの太極得た夜行互角戦い繰り広げるが、自らの真の能力解放して夜行死滅させる。これによって波旬から直接力を分け与えられ夜行はその正体気付き大獄夜行波旬打倒命じて消滅した等級太極無間黒肚処地獄。 かつての創造同じく触れたものを問答無用終わらせる終焉鉄拳。それに加えて、兜の下にある素顔見たものを強制的に死滅させる旧世界において大獄夜刀前に敗れ、その首を断たれることで死を迎えた故にこれは彼にとって自らの渇望象徴であり、自らが望む究極の死そのもの。それを見たものは問答無用の死を迎える。下手をすれば穢土消し飛ばしてしまいかねないほどの威力があり、彼が身に纏う甲冑はその能力封じるための拘束具役目持っている。 元となった渇望は「唯一無二終焉迎えたい」。彼の渇望旧世界において既に果たされており、夜都賀波岐の一柱として存在していることは自らの渇望矛盾している。彼が己を曲げて夜刀協力するのは、彼にとって至上終わりであった聖戦を汚す結末もたらす波旬への憎悪のため。そして未だ夜刀戦い続けているのなら、自分だけが安穏としてるわけにはいかないという友情のためである。 元ネタ坂上田村麻呂伝説登場する鬼・大獄丸から。 海坊主 穢土に向かう途中淡海にて多く化外と共に東征軍行く手阻んだ天魔引き連れた化外達もさることながらその身の巨大さ常軌を逸しており、海上という事もあって東征軍大い苦しめた最終的に化外達は竜胆の策により壊滅し海坊主自身夜行が堕とした巨大隕石によって消滅した作中にてその正体言及されていないがその独白龍明発言ライター発言などから前作登場したヴァレリア・トリファだと思われる

※この「夜都賀波岐(やつかはぎ)」の解説は、「神咒神威神楽」の解説の一部です。
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